【沖縄・宜野湾】塩ラーメンブーム到来！『麺処たかね』は塩にこだわった清湯スープが決め手の塩ラーメン専門店

※2024年11月現在こちらの店舗は閉業しています。

沖縄国際大学のほど近くに、塩ラーメン専門のラーメン店があります。『麺処たかね』です。店主の嘉数（かかず）さんは有名チェーン店で10年修業したラーメン職人。しかし、塩ラーメンの奥深さにハマって以来、この一杯の塩ラーメンを作り上げるのには並々ならぬ努力があったようです。
「豚骨ラーメンブームの後には塩ラーメンブームが来る！」と自信たっぷりに話す嘉数さんに、同店のこだわりと魅力をうかがってきました。

豚骨を極めた職人の、新たなステージ

嘉数さんは沖縄県内に8店舗展開する大手ラーメン店で10年ほど修業を積んだ職人です。ラーメンが大好きな嘉数さんは、研究のために食べ歩きをしていたところ、ある日感激するほどおいしい塩ラーメンに出会い、衝撃を受けたのだそう。働いていたお店が豚骨ラーメンの専門店だったこともあり、塩ラーメンでの挑戦を決意した嘉数さんは『麺処たかね』をオープン。あっさりとしながらも決して薄味ではなくしっかりと出汁の味わいが楽しめるとあって、学生を中心にサラリーマンや家族連れなど幅広い層から支持されています。

鶏と魚介のダブルスープを表現したロゴ

実はこの店舗、宜野湾市民図書館そばの塩ラーメン専門店『TAKANE』の2号店にあたります。
この『TAKANE』という名前は、元のオーナーの名前が“高嶺（たかみね）”さんという名前だったこと、そして「憧れの場所で高嶺の花になりたい」という願いを込めて、看板に掲げたものなのだとか。『TAKANE』は昼間はラーメン店、夜はバーという二枚看板のラーメンバーでしたが、現在は塩ラーメンの専門店として昼夜通して営業中です。

そして嘉数さんがオープンした『麺処たかね』は『TAKANE』の味を受け継ぐ塩ラーメン専門店。そのため、ロゴマークも『TAKANE』を踏襲した桜のマークが使用されています。『麺処たかね』オリジナルなのは、その両サイドに鶏と魚が描かれているところです。これは、出汁に鶏ガラと魚介のスープを使用していることから用いられたものなのだとか。

何百回と試行錯誤した塩ラーメン

塩ラーメンはラーメンのバリエーションの中でもオーソドックスな味ですが、実はこのあっさりとした味を表現するのは、すべてのラーメンの中で最も難しいと言われています。嘉数さんも塩ラーメンを“商品”として売り出すまでには何十回何百回と試作を作り、試行錯誤したのだそう。

実は嘉数さん、10年あまりの長い修業時代には、一度も塩ラーメンを作ったことがなかったのだとか。そのため、スープづくりは一から独学で研究したものなのだそうです。しかし、せっかく納得のいく味が生まれても、宜野湾市ではあまり認知されず、最初の方は苦戦を強いられることもしばしば。でも、そこで諦める嘉数さんではありません。味を探求し研究を重ね、現在では県内で上位に入るほどの塩ラーメン専門店へと上り詰めたのです。アンケートの結果も軒並み好評。

「現在は豚骨ラーメンブームですが、次は塩ラーメンのブームが来ますよ！」と、嘉数さんは確かな手ごたえを感じているようです。

底まで透き通る清湯スープ

『麺処たかね』の塩ラーメンは、どんぶりの底まで透き通る清湯（ちんたん）スープが要です。鶏ガラと魚介を、じっくり時間をかけて煮込み、抽出したスープは塩のうま味を十二分に引き出してくれます。
使用している塩は沖縄の海からとれた天然塩。一口に塩といってもさまざまな種類があり、実に豊富な個性を持っているのだそうです。今後はこの塩を使い分けて、新しい味わいの塩ラーメンにも挑戦したいのだと教えてくれました。

850円で食べられるたかねセットが注目株！

この塩ラーメンは普通に注文するよりも、“たかねセット”で注文したほうが断然お得です。
こちらのセットメニューは、四種類のラーメンから一種類を選び、それにお好きなご飯もの、さらに餃子三個がついてくるもの。こんなにたくさんついてくるのに、お値段はたったの850円だというから驚きです。食べ盛りの学生やお疲れのサラリーマンから熱い支持を受けていて、8割のお客さまが必ずオーダーするほどの人気なのだとか。こちらは『麺処たかね』だけの限定セットなので、ぜひ注文してみてくださいね。

塩ラーメンのイメージを覆す、究極の塩ラーメン

今後は店舗展開をして、ゆくゆくは那覇などの大都会に挑戦し、ネームバリューを高めていきたいと考えているようです。
「こだわりの塩ラーメンなので、どなたでも入りやすい店を目指しています。塩ラーメンのイメージを覆せるように頑張っているので、ぜひ一度来てください！」と嘉数さんから熱いメッセージをいただきました。

ぜひ『麺処たかね』で、塩ラーメンの魅力に触れてみてくださいね。