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沖縄

【沖縄・名護】素材の旨みを引き出す製法 『守良屋』でいただく自家製平打ちちぢれ麺と素材の旨味溶け出すスープのハーモニー

 数ある沖縄の郷土料理の中でも人気なのが、沖縄そばやソーキそば。濃厚な三枚肉がトッピングされた沖縄そばと、骨付きのソーキ(スペアリブ)が乗ったソーキそばは、沖縄旅行で必ず食べるという人がいるほどです。

 そんな沖縄名物をこだわりの自家製麺で提供してくれるのが、今回紹介する『守良屋(スローヤー)』です。店主の湯井さんが作るスープに化学調味料を一切使わず、食材のおいしさを引き出す製法で、地元民も観光客も虜にしています。

沖縄らしい民家は、なんと自作!

 2019年2月9日にオープンした『守良屋』ですが、建てるのにはなんと3年もの月日を費やしたそうです。それは、全て手作りだからなのだとか。湯井さん、オーナーの比嘉さん、そして土地を所有している比嘉さんの母の3名で、一から手作りしたのです。

 年月をかけて建てられた建物は、沖縄の民家らしい木造の平屋建て。温もりある建物の周りには、木々やハイビスカスが生い茂って緑があふれています。大きな窓からは、店内にたっぷり日差しが入り込んで明るく照らします。座敷もあるので、子ども連れのお客さまでも気兼ねなく過ごせると好評です。

こだわりの手打ち麺を堪能!

 湯井さんが最もこだわっているのが、食材本来のおいしさを引き出すこと。そのため、麺は小麦の風味を存分に出すために手打ちにこだわっています。ほどよくスープを持ち上げてくれる平打ちのちぢれ麺は、湯井さんの自信作です。麺にはかつお節が練りこまれており、一層風味豊かな味わいを広げてくれます。

 コシの強い麺は伸びにくいということで、年配のお客さまにも喜ばれているのだとか。
 「食べるのがゆっくりな年配の方から、麺が伸びないから最後まで食感も風味も楽しめるという声をいただきました。手打ち麺には、時間が経ってもおいしく食べていただけるというメリットもあるんです。」

化学調味料未使用のスープ

 素材本来の味を引き立てるこだわりは、もちろんスープにも反映されています。あっさりとしたカツオ出汁をベースに、豚の骨を5~6時間煮込んだ豚骨スープを配合しており、食材の旨みがたっぷり溶け出しています。

 化学調味料に頼らず素材の味で勝負しているスープは、塩分控えめで身体に優しい味。病気で塩分を控えなければいけない方でも、安心して食べることができますね。実際、医療関係のお客さまが毎週来てくださるほどなのだとか。身体を気づかったおいしいものを食べられるのはうれしいですよね。

一番人気メニューは?

 『守良屋』の看板メニューは守良屋そば(750円)。三枚肉とソーキどちらもトッピングされており、一杯で二度おいしい贅沢なそばです。
 三枚肉は柔らかく炊かれ、薄味になるよう味付けをしているので素材の旨みがダイレクトに感じられます。ソーキもホロホロになるほど煮込まれており、骨から肉がスルリと取れるほど。豚の脂の旨みが凝縮していて、あっさりめのスープとの相性はバツグンです。

 もちろん、定番の沖縄そば(650円)、ソーキそば(750円)も展開しているので、お好みに合わせて選んでくださいね。

『守良屋』の今後は…

 最後に、湯井さんに今後の目標をお聞きしました。
 「まだオープンしたばかりなのですが、今後はもっとメニューを増やしていきたいです。現在は守良屋そば、沖縄そば、ソーキそば、ジューシーのみですが、ランチタイムは定食を、夜は居酒屋のようにお酒が飲める空間を提供したりしたいですね。」

 手打ち麺だけでなく、今後は湯井さん自慢の定食やおつまみも食べられるかもしれない『守良屋』。今後が楽しみですね!まずは、自家製平打ちちぢれ麺と、素材の旨みたっぷりのスープのハーモニーを楽しんでくださいね。

店舗名 守良屋(スローヤー)
住所 沖縄県名護市許田380
電話番号 0980-43-9734
アクセス 沖縄県路線バス 許田バス停留所から徒歩4分
営業時間 11:00~16:00
定休日 木曜
ホームページ https://tabelog.com/okinawa/A4702/A470201/47024017/
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