【沖縄・名護】『FLAP COFFEE and BAKE SHOP』自家焙煎でしか味わえない新鮮な豆の味わいと香りに感動 …！

　高品質の生豆を店内で自家焙煎している本格的なコーヒーショップが名護市にあります。それが今回紹介する『FLAP COFFEE and BAKE SHOP』です。
　焙煎したての豆ならではの鮮明な風味と豊かな味わいが感じられる同店のコーヒーは、一度飲んだら心を奪われてしまうほどの魅力！温かいカフェラテを注文すれば、目の前で芸術的なラテアートが出来上がっていく様子を観ることができるのも楽しみの一つ。開店以来、たくさんの地域の方に親しまれている同店の人気の秘訣を取材しました。

名護で親しまれるコーヒー専門店

　那覇空港から沖縄自動車道を経由し、車で１時間ほど進んだ場所にある名護市は、豊かな原風景が残された地域である反面、オリオンビールの工場やパイナップルパークなど沖縄有数の観光スポットにも恵まれています。そんな名護市で2017年８月にオープンしたのが、『FLAP COFFEE and BAKE SHOP』です。
　こちらは、もともと東京のコーヒーショップで働いていた酒井オーナーが開いたお店です。何度も旅行で訪れているうちに沖縄の豊かな環境や雰囲気への愛着が強まり移住を決意。近隣にコーヒーの専門店がなかった名護市に着目し、同店をオープンさせました。

　酒井オーナーは、生豆の焙煎から抽出、ラテアート、エスプレッソによるアレンジコーヒーづくり等、コーヒーに関する幅広い知識とスキルを併せ持つ、まさに“コーヒーのプロ”。専門店ならではのおいしい一杯を提供してくれるとお客さまからも厚い信頼が寄せられています。

“羽休め”にぴったりな空間

　店名の『FLAP』は、英語で“羽ばたく”という意味です。あたたかい泡状のミルクをエスプレッソの入ったカップに注ぎながら絵を描くラテアートでよく見られる“羽”の模様が由来になっているそうです。さらに、お店を訪れる方がほっと一息ついて“羽休め”できる場所にしたいとの願いも込められています。

　この店名の通り、普段の休憩にぴったりな同店。カジュアルな雰囲気でありながらお洒落で居心地のいい空間は、ちょっとした非日常感を満喫できます。入店したらまずカウンターでオーダー、精算してから商品を受け取り好みの席を利用する、アメリカではよく見られるスタイルのコーヒーショップです。自分の頼んだ商品が出来上がる様子をじっくり見られる楽しさがありますよね。
　もちろん、ラテアートも同様です。特にミルクの注ぎ方だけで模様を描いていくフリーボアと呼ばれる技術は、目を見張るものがありますよ。

こだわりが詰まった自家焙煎コーヒー

　やはり一押しはコーヒーです。同店では、世界各国のさまざまな山地から生豆を仕入れ、店内の焙煎機で自家焙煎しています。産地は、その時によりさまざまですが常時８種類ものコーヒーがメニューに並びます。
　酒井オーナーの豆選びの基準は、知名度より“味の質”です。一度自分で味を確認しておいしいと感じたものだけを厳選しています。開店１周年の記念には、日本で初めて最高品質の証“スペシャリティコーヒー”の認定を受けた、国頭村安田の徳田さんご夫妻の豆を仕入れ、店内で提供したそうです。まだ市場に向けては商品化されていない、この希少な県産コーヒーが、ひょっとしたら今後も店頭で飲めるかもしれませんね。

　「生豆の品質・焙煎・抽出のどれかひとつでも疎かになると、おいしいコーヒーにはならないんです。自分は“甘み”のあるコーヒーがおいしいと思っているので、豆の持つ甘みを最大限に引き出せるような焙煎を心がけています。」と酒井オーナーは話します。

多様なニーズに応えてくれる

　ドリンク以外のメニューも充実しています。朝８時〜10時半までの朝食メニューもあり、旅行客や通勤前に立ち寄る方に好評だといいます。また、ランチタイムには、ビーフシチューやタコライス、日替わりで具材が変わるサンドイッチなどを用意。シフォンケーキやブラウニーといったスイーツもおすすめです。
　このほか、テイクアウトや自家焙煎豆の販売もしています。おいしいコーヒーがご自宅や出先でもいただけますよ。

　今後の目標は、より地元に根付いたお店にすることだとか。ローカルエリアへの出店も計画しているそうです。「新鮮でおいしいコーヒーを飲みに来てください！」と笑顔で迎えてくれる酒井オーナーとスタッフの皆さんに会いに、ぜひ『FLAP COFFEE and BAKE SHOP』へ足を運んでみてはいかがでしょうか。