飲食店のホームページデザイン10選!無料でおしゃれなサイトを作成できるソフトはどれ?
「飲食店のホームページの参考はある?」
飲食店のホームページ作成は、ウェブ集客やブランディングを行うために重要です。
しかし、どんな項目やデザインが必要かわからず、ホームページ作成の経験がない方にとっては手が出しにくい分野と言えます。
そこで本記事では、飲食店のホームページ作成に必要な項目やデザイン、参考サイトについて解説していきます。
飲食店におけるホームページの必要性
お客様に信頼されやすい
飲食店専用のホームページを作成することで、飲食店が直接更新をする信頼のあるページだとお客様に認識されやすくなります。
ぐるなびや食べログなどのグルメサイトだけだと、ターゲットに伝えたいことが視認性の悪いところに表示されてしまう可能性もあります。最新の情報を正確にユーザーに届けるためにも、ホームページは作るべきです。
店舗のイメージをユーザーに伝えやすい
飲食店のホームページを作成することで、店舗のコンセプトやこだわりをお客様に伝えやすくなります。
グルメサイトではフォーマットが決まっているので、差別化を図るのが難しいものの、飲食店のホームページであれば、写真やフォントで店舗のイメージをユーザーによりわかりやすく届けることが可能です。
スタッフ募集に役立つ
飲食店のホームページを作成することで、サイト上でスタッフ募集を行うことができます。
チラシや求人サイトへの掲載には費用がかかりますが、自サイトで求人募集をすれば掲載料は一切かからずコストを気にする必要がありません。
SNSとホームページ双方の流入アップ
飲食店のホームページに、インスタグラムやツイッターのリンクを掲載することで、SNSへの流入を期待することができます。
また、SNSにホームページのリンクを貼り付ければ、SNSだけでは補完できない情報をホームページに載せることで、SNSとホームページ双方のアクセスアップが可能です。
MEOによる集客効果
飲食店のホームページ作成は、Googleマップを使った集客方法として注目されるMEOにも効果があります。
例えば「東京+居酒屋」で検索したときに、店舗のホームページのリンクが貼ってあれば、ユーザーにコンセプトを簡単に伝えることができるので、競合との差別化につながります。
MEOとは
MEOとは「地域+ジャンル」でGoogle検索したときに、上部に表示されるマップと店舗情報のことです。
検索結果のファーストビューとして自店舗が表示されれば、それだけ店舗の認知度アップや集客アップにつながるので、飲食店の効率的な集客方法の1つとして取り入れられています。
飲食店のホームページデザインで重要なポイント
ターゲットを明確にする
飲食店のホームページを作成するときには、ターゲットを明確にするのが大切です。例えば、性別・年齢・どんな目的で訪れるかによって、ホームページのデザインは変わります。
ホームページのターゲットで迷ったときには事業計画をベースに考えると、店舗のコンセプトとあったホームページを作ることができます。
競合との差別化のためにコンテンツを充実させる
飲食店のホームページデザインを検討するときには、競合との差別化を図るためのコンテンツが必要です。
例えば、サイトトップに名物メニューを大きく表示させたり、スタッフの紹介をするなど、他社にはない魅力を伝えることでターゲットに「お店に行ってみたい」と思わせることができます。
参考にしたい飲食店のホームページデザイン事例
100本のスポーン(ファミリーレストラン)
東京を中心に展開する「100本のスプーン」は、白を基調としたシンプルながらもコンセプトが伝わるおしゃれなホームページです。
縦スクロール形式でメニューが大きく表示されるので、どんなメニューがあるのかすぐに把握することができます。
メンヤ ビビリ(ラーメン)
奈良県にある「メンヤ ビビリ」のホームページは、トップに表示されるラーメンのインパクトが特徴です。
店舗のこだわりが書かれた「うまさの秘訣」のページでは、スクロールに合わせてアニメーションが動くなど、細かいこだわりを感じさせます。
三茶呑場マルコ
東京にある「三茶呑場マルコ」は、トップページのメニューが次々と変わる演出がおしゃれなホームページです。
店舗紹介のすぐ下に予約リンクが用意されており、ユーザーの「行きたい!」をすぐに予約に移す設計となっています。
暖だん(居酒屋)
兵庫県にある「暖だん」は、トップのおでんの写真と落ち着きのある茶色のカラーが印象的なホームページです。
コンセプトや店舗情報はホームページで紹介しつつ、メニューは食べログへアクセスさせることで、ページ階層を減らしてホームページを作ることに成功しています。
SUNNY DAYS COFFEE(カフェ)
鹿児島にある「SUNNY DAYS COFFEE」は、可愛らしい色合いと手書きフォントがおしゃれなホームページです。
スクロールに合わせて淡い色合いの写真と手書きの文字が同時に表示される設計で、ついページの最後まで見たくなるこだわりの詰まったサイトとなっています。
JANAI COFFEE(カフェバー)
東京にある「JANAI COFFEE」は、トップページの謎を解くとガラリとページの印象が変わる謎解き型のホームページです。
謎が解けた方は、来店時にスタッフにホームページの画面を見せると、隠し扉の奥にあるバーに案内されるというというユニークな設計になっています。
あみけん(炭火焼きとり・フレンチ)
京都にある「あみけん」は、黒の背景と映画の字幕のような白フォントが特徴のホームページです。
視認性の高い黄色をアクセントカラーにすることで、注目するべきポイントがわかりやすい設計になっています。
かが万グループ(日本料理)
大阪を中心に展開する「かが万グループ」は、モノクロの背景とパキッとした海鮮の写真が目を引くホームページです。
ページを開くごとにアニメーションが入るので、シンプルながらも没入感のあるサイトとなっています。
お茶と酒 たすき(カフェバー)
京都にある「お茶と酒 たすき」は、トップに大きく表示されたかき氷が特徴のホームページです。
スクロールすると、美術品のような美しいかき氷の写真が大きく表示されるので、ユーザーにインパクトを与えやすく、来店欲求を高めることができます。
ドラマチックカリー ゴールデン中崎(カレー)
大阪にある「ドラマチックカリー ゴールデン中崎」は、スマホ表示に特化したホームページです。
スクロールをすると真ん中のカレーの写真だけ変わっていく仕組みとなっており、コストを削減しながらスマホレスポンシブに対応したトレンドデザインと言えます。
飲食店・レストランのホームページに載せるべきコンテンツ
コンセプト
飲食店のホームページには、必ずコンセプトを掲載しましょう。お店独自のこだわりは何かを伝えることで、ユーザーに「このお店に行きたい」と思わせることができます。
ちなみに、飲食店のホームページでは、コンセプトはホームページの1番最初に表示されるキービジュアルの直下に表示される傾向にあります。
料理・メニューの写真
飲食店のホームページでは、料理やメニューの写真が重要です。お客様は料理を食べるために来店するので、ユーザーに「美味しそう」「このお店に行きたい」と思わせる料理の写真を掲載しましょう。
写真はユーザーに視覚的に訴求ができる最重要ポイントになるので、プロに撮影を依頼してクオリティの高い写真を撮ってもらいましょう。
外観・内観写真
飲食店のホームページには、外観と内観が分かる写真を載せることで、お客様に店舗の利用シーンが伝わりやすくなります。
料理の写真だけでは、どんなお店なのかイメージが掴みにくいため、内観全体や席ごとの写真があるのがおすすめです。
予約フォーム
飲食店のホームページを作るときには予約フォームを設置しましょう。ホームページ予約ができれば、電話対応の手間がなくなり業務効率化につながります。
また、予約フォームの設置によって24時間WEB予約が取れるようになるので、営業時間外の予約を取り逃すこともありません。
営業日、営業時間、アクセス
飲食店のホームページには、営業日や営業時間、アクセスマップを盛り込むとユーザーにとって親切です。
新型コロナウイルスの影響によって、営業時間が変更になる可能性もあるので、定期的に営業日時は更新できるようにしましょう。
スタッフ紹介
飲食店のホームページには、料理を作っているスタッフの紹介ページがあると、ユーザーに安心感を与えられます。
自分が口に入れるものは誰が作っているのか知りたいというお客様もいるので、できるだけわかりやすい紹介文をつけるようにしましょう。
ニュース
飲食店のホームページには、新メニューの発表やメディアに掲載されたときに更新できるメニューページを作るのがおすすめです。SNSを更新したときに、自動的にニュースページが更新されるようにしておけば、SNSとホームページの両方を更新する手間がなくなり、業務効率化につながります。
付随するサービスの情報
飲食店のホームページを作成するときに、テイクアウトや通販の情報を掲載するのもおすすめです。
ユーザーに、来店しなくても店舗の味を楽しめると知ってもらえれば、イートイン以外の売上を立てることができます。
ホームページから集客につなげるためのポイント
Google マイビジネスに登録する
飲食店のホームページから集客を成功させるためには、Googleマイビジネスに登録してMEO対策をするのがおすすめです。
MEO検索で店舗が表示されたときに、自社ホームページがあれば、競合他社との違いをPRすることができます。
グルメサイトに情報を掲載する
飲食店のWEB集客を目指すには、食べログやぐるなびなどのグルメサイトへの登録も大切です。
とくに食べログは、月間利用者数が約1億人を超える日本最大級のグルメサイトなので、食べログに店舗情報としてホームページを掲載をするだけで、多くの人に店舗をアピールすることができます。
▶︎食べログの掲載料はいくら?無料で掲載する方法やプラン内容、効果的な集客方法を解説
SNSによる情報の拡散
飲食店のホームページ集客を成功させるにはSNSの利用も大切です。SNSには拡散機能があるので、より多くのターゲットに情報を拡散させることができます。
SNSはツールによって特徴やメリットが異なるので、それぞれのツールを使い分けながら流入を増やすようにしましょう。
Instagram(インスタグラム)
Instagramは飲食店の集客に相性がいいSNSです。写真や動画を大きく表示できるのが特徴で、ハッシュタグ検索や位置情報検索から飲食店探すことができます。
Instagramから飲食店を探した経験があるというユーザーは、全年齢で増加しているため、集客の新しい手段として取り入れる飲食店が増えています。
Twitter(ツイッター)
Twitterは、拡散力に優れたSNSです。リツイート機能があるので、拡散されれば全国のTwitterユーザーに投稿を見てもらうチャンスがあります。
また、年齢・性別・関心のあるジャンルからターゲットを絞った広告を展開できるのも魅力です。
Facebook
Facebookは、信憑性の高さが特徴のSNSです。実名登録が基本となっているので、店舗の公式情報を発信するスペースとして利用できます。
また、インスタグラムの位置情報を掲載するには、Facebookのビジネスアカウントの連携が必要になるため、まずはアカウントだけ作っておくのも手です。
LINE公式アカウント
ライン公式アカウントは、リピーター獲得に有効なSNSです。友達登録をしてくれたユーザーにクーポンやお知らせを一括送信できるので、お客様にダイレクトに告知できます。
また来店時には、LINEからメニューのオーダーができるので、スタッフの業務効率化につながります。
飲食店におすすめのホームぺージ作成方法
ホームぺージ制作会社に依頼する
メリット クオリティの高いサイトを作成可能 |
デメリット ホームページ作成費が発生する |
ホームページ作成を企業に依頼する場合、店舗のイメージに合ったクオリティの高いホームページを作成してくれます。
そのため、店舗のこだわりをしっかり伝えたいという方にオススメです。しかし、制作費用は15万円以上が相場になるので、費用を最低限にしたいという方にはオススメできません。
ラインドットデザイン
ラインドットデザインは、大阪にあるホームページ作成会社です。提案力とクリエイティブ力を強みとしており、クライアントの目的に合わせたホームページを作成してくれます。また、ホームページ作成だけでなく、動画制作やパンフレット制作など、ターゲットに情報を届けるための多角的な提案をしてくれるのが魅力です。
ASUKA PLANNING(アスカプランニング)
ASUKA PLANNING(アスカプランニング)は、東京都にあるホームページ作成会社です。調査分析に強く、クライアント企業の売り上げアップにつながるサイト提案をしてくれます。また、ホームページ作成完了後も、検証・改善を繰り返してくれるので、製作費以上の費用対効果を得ることが可能です。
株式会社CRIMZON(クリムゾン)
株式会社CRIMZON(クリムゾン)は、東京都にあるホームページ作成会社です。社員全員をフリーランスかつフルリモートにすることで、サイト制作の低価格化に成功しています。CRIMZONでは、ホームページ作成だけでなく、記事や動画といったコンテンツの制作もしてくれるので、ホームページの見た目だけでなく、中身のクオリティを上げたいという方におすすめです。
ホームぺージ作成ツールを利用する
メリット コストをかけずにホームページを作成可能 |
デメリット テンプレートからデザインを選ぶのでオリジナリティがない |
飲食店がホームページを作成するときには、ホームぺージ作成ツールを使えば、無料で自社サイトを開発することができます。
テンプレートの中からデザインを選ぶため、簡単にサイトを作りたいという方には向いていますが、似たり寄ったりのデザインになりやすいのでオリジナリティを出したい方には向きません。
ワードプレス
ワードプレスは、世界で最も使われているホームページ作成ソフトです。ワードプレスの魅力はテンプレート数の豊富さと、プラグインと呼ばれる拡張機能の多さにあります。例えば、SEO対策やサイト表示高速化など、大企業のホームページで使うようなツールも、プラグインで無料追加が可能です。
世界中のWebサイト全体で43.3%がワードプレスで制作されているため、ホームページ作成ソフトに迷ったらワードプレスを選んで問題ありません。
ジンドゥー
Jimdo(ジンドゥー)は、質問に答えるだけでAIが自動でホームページを作成してくれるサービスです。GoogleマップやYouTubeの動画埋め込み、SNSの投稿にも対応しているので、無料とは思えないほど本格的なホームページが作れます。
Wix
Wix(ウィックス)は日本語を含め、17言語に対応したホームページ作成ツールです。モバイルとパソコン表示の両方に対応しており、無料プランながらもSEO対策を簡単に行うことができます。業種や目的に応じて、800種類以上のテンプレートが用意されており、マウスをドラッグ&ドロップするだけでホームページを作ることが可能です。
飲食店・レストランの見本デザインを探せるホームページ
MUUUUU.ORG
MUUUUU.ORGは、おしゃれな縦長のホームページを中心にまとめているデザインサイトです。
飲食店向けのデザインは145件掲載されているので、縦長デザインでサイトを作りたいという方はチェックしてみてください。
SANKOU!
SANKOU!では、WebサイトやLP(ランディングページ)、コンテンツページなど、さまざまなサイトが一括で見ることが可能です。
モバイル・スマホファーストなデザインだけをまとめたページもあるので、スマホからの流入を見込みたい方や、SEO対策をしっかりしたい方にオススメです。
イケサイ
イケサイは、日本人デザイナーが作成したおしゃれなデザインを中心にまとめられたデザインサイトです。
制作会社情報が掲載されているので、気になる業者があれば問い合わせすることもできます。
よくある質問
飲食店の個人店ではホームページはいらないとききました
飲食店の個人店では、ホームページ作成の優先度は低めです。SNSやグルメサイトなど無料で使える集客ツールから利用を始めても問題ありません。
とはいえ、店舗独自のホームページを作成することで、お店の最新情報をすぐに掲載できたり、他社との差別化を図ることができます。
飲食店のホームページ作成にかかる相場はいくら?
飲食店のホームページ作成は、簡単なものであれば5万円〜10万円ほど、SEO対策やWEB集客を狙うのであれば15万円〜30万円が相場です。
ホームページは、サイトのページ階層が多く、テンプレート以外のデザインで作ろうとすると高くなるので、あらかじめ必要な機能を絞ってから業者に作成を依頼するようにしましょう。
飲食店のホームページを無料でおしゃれにつくる方法はある?
飲食店のホームページ作成を無料でおしゃれに作るには、テンプレートの種類が豊富なホームページ作成ソフトを使うのがおすすめです。
例えば「WordPress」では、1,800種類以上の無料テンプレートがあるので、デザイン知識のない方でも簡単におしゃれなサイトが作れます。
おすすめのホームページ作成ソフトは?
飲食店のホームページ作成におすすめなのは、WordPressです。テンプレートが多くドラッグ&ドロップでクオリティの高いサイトを無料で構築することができます。
また、何かわからないことがあっても、ワードプレスは利用者が最も多いソフトであるため、YouTubeや本を見ればノウハウがしっかり公開されています。
まとめ
飲食店のホームページを作成するときには、ターゲットを明確化し、必要なコンテンツは何かを事前に考えておくのが大切です。
なるだけコストをかけずにホームページを作りたいときには、ホームページ作成ツールを使うのがオススメです。テンプレートからデザインを選択するだけで、無料でおしゃれなサイトを作ることができます。
もし、ホームページ作成業者に依頼をするときには、どんなサイトにしたいのか参考サイトを伝えると、イメージとずれのないクオリティの高いホームページが作れるため、あらかじめ参考サイトをチェックしておきましょう。