【沖縄・糸満】屋内で釣りができる！？『カフェde釣り』で天候を気にせずゆったり釣りデビュー♪

　今回ご紹介するお店は、なんと、釣りができるカフェ！釣り堀を想像される方が多いと思いますが、ちょっと違うんです。
　沖縄県糸満市にある『カフェde釣り』は、その名の通り、「カフェのなかで釣りができるお店」です！

　2017年12月23日に『カフェde釣り』をオープンしたのは「海釣りや渓流釣りをはじめる前に、まずは当店で釣りデビューをしてみてくださいね！」と話す店主の松岡さん。休日ともなれば、家族連れや子どもたちで満席となる同店の魅力をお聞きしてきました。

安全に釣りができる環境を

　実は松岡さんご自身、釣りの経験はほとんどなかったのだとか。では、なぜ釣り堀カフェを開店しようと思ったのでしょうか。

「当時、幼稚園生だった甥に“釣りに連れて行ってほしい”と言われたんです。いままで釣りをしたことがなかったのですが、甥を喜ばせたかったので、甥を連れていく前にまずはひとりで下見を兼ねて海釣りに行ってみました。そうしたら、すごく難しくて全然釣れないし、日差しが強くて暑いし、トイレも遠くにしかない…という海釣りの過酷な実態が分かったんです。これでは甥を連れてこられないと思ったのですが、同時に、同じような経験のあるご家族やママも多いのではないかと気付きました。安全で、日差しやトイレなども心配せずに、ゆったりと家族で釣りが楽しめる場所のニーズはあるのではないかと思い、釣り堀カフェを思いついたんです。」

お出かけのワクワク感も味わってほしい

　『カフェde釣り』があるのは、糸満市の市街地からも離れた、海に近い場所です。

　「あえて、那覇や糸満の市街地を外した場所にしたんですよ。なぜなら、家族でわざわざ来てくれるような場所にしたかったから。お出かけは、車に乗って移動している時間もワクワクしますよね。だから、休日に家族みんなで車に乗って“楽しみだね”なんて話しながら来てほしいですね。」と松岡さん。

　また、現在はこちらの店舗のみですが、今後は市街地や繁華街などに “時間が余ったから、ついでに釣りして行こう”と気軽に寄れる店舗を作りたいそうです。

釣った魚は食べられる！

　40分1竿で1,000円というシステムの『カフェde釣り』。なんと、そのセット料金の中には調理費も入っているんです。釣った魚を、10匹まで唐揚げにしてくれるので、その場で食べることができます。食育にも繋がりますね。

　同店で使用しているのは、内地から仕入れているホンモロコという淡水魚。7～8センチのサイズで、最大12センチ程度なので、子どもや女性でも怖がらずに釣ることができるのだとか。

　「生き物だからこその面白さが、時間帯や曜日、店内の様子などによって、よく釣れるときとあまり釣れないときがあること。朝一番は魚たちもお腹が減っているので餌によく食いつきますし、土日はお客さまが多いので魚たちも緊張状態になって活発に動かないんです。釣れない時は、もちろんスタッフがアドバイスさせていただきますのでご安心ください。」

もちろん食事もおいしい！

　ドリンクバーは200円なので、コーヒーやジュースを飲みながら釣りができるのも嬉しいポイントです。

　また、ドリンクバーがセットになった1,000円のワンプレート定食もご用意しています。肉や魚などのメインが2種類と、副菜数種類がワンプレートになっていて、ご飯とスープが付いています。飲食店を経営していた経験もあり料理好きな松岡さんが作っているだけあって、おしゃれな盛り付けとおいしい味付けに、リピーターさんも多いのだとか！釣りはせずに、料理を食べるだけのご利用もOKです。

家族みんなで釣りに行こう！

　屋内で暑さや寒さを気にせずに釣りを楽しめる『カフェde釣り』。沖縄県全域からのお客さまのほか、最近では観光旅行できた海外のお客さまも増えてきたのだとか。これからは、観光スポットとしても人気に火がつきそうですね！

　最後に松岡さんからひとことをいただきました。

　「当店をきっかけに釣り好きになっていただきたいです。特にお子さんの釣りデビューにはおすすめですよ。しかしながら、生き物ですので100%釣れるわけではありません。私たちスタッフは、お客さまに少しでも釣っていただけるようアドバイスなどさせていただきますので、一緒に釣りを楽しみましょう！」

　次の休日は、家族揃ってドライブがてら、屋内釣り堀『カフェde釣り』に訪れてみてはいかがでしょうか。