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次世代の飲食サービス 「バーチャルレストラン」~現在のリソースを有効活用して売上アップ~

開店ポータル編集部
2022/06/01


今飲食業界注目のバーチャルレストランをご存じでしょうか?飲食店のセカンドビジネスとも言える次世代のサービスです。

コロナ禍でUberEatsや出前館と言ったフードデリバリーが根付きましたが、そのフードデリバリーのその先のサービスです。

ゴーストレストランとバーチャルレストラン



同じように次世代のサービスとして注目を浴びたのが、ゴーストレストランです。

ゴーストレストランとは客席を持たず、デリバリーのみで展開する飲食店です。

WEB上では別の店舗に見えても、実際は同じキッチンで調理されているという業態を「ゴーストレストラン」と呼びます。


一方、バーチャルレストランは、既存の飲食店を運営しながら、ゴーストレストランも運営するというサービスです。

飲食店の中にはメニュー自体はフードデリバリーが合わないお店も数多くあります。

しかし、フードデリバリーでプラスの売上を産み出したいという飲食店のオーナーの方たちもいるでしょう。

そのような方には、バーチャルレストランがおすすめです。

おすすめの理由


バーチャルレストランのテガルさの一つは、現状の飲食店だけでなく、その他の業態でも現状のリソースをうまく活用するだけで始められるという点です。

バーチャルレストランを導入するためだけに、従業員を追加で雇うという必要がありません。

設備についても同様で、人気のブランドの一つであるワッフルなどは、ワッフルを焼くためのワッフルマシーンの準備はありますが、基本はコンロや電子レンジ、ミキサーなど通常飲食店には常備されている設備で出来ます。

通常新店舗をオープンするとなると、人件費と設備投資だけで相当な金額がかかります。

内装など含めると1000万円を超えるケースもあるでしょう。そのような費用をかけずに開業できるという強みがあります。

必要なのは飲食店営業許可証

テガルさの二つ目は必要な資格は飲食店の営業許可証のみということです。

そのため、例えばネットカフェやナイトクラブ、カラオケボックス・雀荘など現状のお客様に飲食を提供しているお店であれば、飲食店の営業許可証は取得していると思います。

そのような業態のお店でも開業可能ということです。更に飲食店の営業許可は取得するのがとても簡単です。

なので、飲食店の営業許可がなくてバーチャルレストランを開業したいという場合でも簡単に始めることができます。

ちなみに、店舗自体はネット上で開業するので、注文した方は実店舗の実態に関しては知るすべもありません。

なので、実店舗のブランディングには全く影響ありません。高級路線の割烹料亭でも、個室では若者が熱唱しているカラオケボックスだとしても

ほぼ何の影響も受けず、お店のキッチンと従業員を活用して出来たメニューをフードデリバリーの配達員に渡すだけでセカンドビジネスとして展開できます。

メニューと原価率

テガルさの三つめは調理の手間と原価率です。

もし、新規開業するとなると通常はその前にどこかのお店で数年修業し料理人としての腕を磨き、食材の目利きも鍛えなければなりません。
そして、毎朝市場に出向き食材を仕入れ、仕込みをしてお客様が来るのを待つ。

食材とメニューによっては原価率が40%、場合によっては60%というものもあるでしょう。しかし、バーチャルレストランは平均の原価率は25%です。
大規模なセントラルキッチンで作っているからそれが実現できます。大量に仕入れて大量に作るからできるノウハウです。

そして、そのセントラルキッチンで出来上がったメニューは実店舗ので調理が非常に簡単で、何年間の修行というものは必要ありません。
マニュアルにそってコンロや、レンジ・ミキサーで調理するだけです。その調理時間も30秒から3分で出来てしまう簡単さです。

そして、セントラルキッチンで仕込まれたそのメニューは非常においしいという評判です。筆者も幾つか食べましたが、どれもおいしく今のセントラルキッチンの可能性を改めて感じました。

店舗は原価の低い食材を仕入れその食材は各店舗の冷凍庫や冷蔵庫でネットのオーダーが入るのを待つ。オーダーが入れば、コンロやレンジ・ミキサーで短時間で調理され、各ブランドの容器に盛り付けされ配達され、注文してくださった方のテーブルでおいしく食べてもらえる。このような世界観を生み出しているのがバーチャルレストランです。

成功のノウハウ

既に2,000店舗以上のブランドがネット上で展開されているバーチャルレストランですが、加盟してくれたパートナーの飲食店さんの成功のために色々と体制を整えています。

まずは、ブランド現在30以上のブランドが用意されています。このブランドを加盟店は好きに選ぶことが出来ます。そして、このブランドは年々増加しております。

通常のFCは1つしか加盟できず色々な縛りがあるなか、ここも加盟店にやさしい体制と言えます。

そして、フードデリバリーの申請や運営など加盟店の負担になることを代行してくれます。ここを躊躇して、実行できていない店舗も多いと聞きますので、ここでも大きなメリットはあると思います。

また、飲食店のオーナーの方は忙しくじっくりPCを開いて何かをする時間をとるというのは難しいと聞きます。なので、食材の発注や研修なども全てスマホでできるように整えています。

そして、一番のポイントは月1回の個別面談です。今までの成功のノウハウを毎月1回その店舗にあわせた内容でおこなってもらえます。

通常のフランチャイズは加盟してマニュアル渡したら、「後は自分たちで努力してね」というところが多く存在します。しかし、バーチャルレストランは違います。前述のとおり、既に展開している2,000店舗以上の成功のパターンがあります。もちろん最初は失敗もありました。その失敗を乗り越えて出来た必勝のノウハウです。

これを月一回の定期面談で加盟店さんにお伝えし、成功へと導いてくれます。万が一、選んだブランドがその地域では受け入れられなかったとしたらその時は別のブランドを選べばいいのです。国は事業者に対してセーフティーネットを用意してくれています。

その点、バーチャルレストランは最初から加盟店が成功しやすいようにセーフティーネットを用意してくれていると言えます。

まとめ


バーチャルレストランはテガルに始めやすく非常にリスクが少ないサービスです。
現状の実店舗の従業員と設備を使い、食材の原価率く利益を生み出しやすいプラットフォームとして確立されています。

加盟店の手間は出来る限り省き、成功のノウハウを丁寧にサポートしてくれます。
開店ポータル編集部
2022/06/01