物件探し
お店の未来を左右する立地判定の5つの基準とは?失敗しない開業エリアの選び方!
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ラーメン店がオープンしたと思えば、半年後には居酒屋になっていた。そしてまた半年後には、“テナント募集”の貼り紙が…。あなたの街にも、“どんなお店ができても、すぐにつぶれてしまう”場所はありませんか?
立地は、お店が繁盛するか、閉店に追い込まれるかを左右する鍵を握っています。どんなに美味しくて雰囲気のよいお店でも、立地が悪ければ売上にはつながりません。“ターゲット層があまり通らない場所だった”、“近くに競合店が多すぎた”。そのような失敗を避けるためには、しっかりと立地判定をおこなったうえで開業することが大切です。
立地は、お店が繁盛するか、閉店に追い込まれるかを左右する鍵を握っています。どんなに美味しくて雰囲気のよいお店でも、立地が悪ければ売上にはつながりません。“ターゲット層があまり通らない場所だった”、“近くに競合店が多すぎた”。そのような失敗を避けるためには、しっかりと立地判定をおこなったうえで開業することが大切です。
第一歩は、お客様とエリアを知ること
開業してから“場所選びに失敗した”と思っても、コストや手間を考えると簡単に移転はできません。確実にターゲットに認知され、足を運んでもらうには、どのように開業エリアを決めればよいのでしょうか。これから挙げる5つの基準を参考にしてみてください。
若い女性、一人暮らしの学生、家族連れと、お店によってターゲットはさまざま。開業エリアを決める際は、その街にターゲット層がどれくらいいるかを知ることが大切です。役所に出向いたり、人口統計サイトで検索すると、次のようなデータが得られます。
男女別、かつ5歳きざみの年齢別に人口を調べたものです。対象エリアに多いのが20~24歳、次いで25~29歳だとすると、ターゲットは20代の若者となります。単身世帯が多いと考えられるため、テイクアウトの弁当店や、安くてボリュームのある食堂が成功しやすいでしょう。
転入・転出人口は月別に統計されており、人口が増える時期と減る時期がわかります。オープンを転入の多い時期に合わせたり、キャンペーンや新メニューを打ち出すことで、新規のお客様を多く獲得できます。
人口を世帯数で割ったものです。この数字が1.7など中途半端である場合、単身世帯だけでなく、夫婦や若いカップルも多いことが予想されます。そのため、気軽に入れるレストランやカフェなどが成功しやすいでしょう。
上記のほか、駅の一日の利用客数、ひと世帯あたりの所得平均など、さまざまな統計がおこなわれています。参考にできそうなデータを選んで、立地判定に役立てましょう。
1.人口統計データ
①男女別年齢人口
②転入・転出人口
③ひと世帯あたりの人口
上記のほか、駅の一日の利用客数、ひと世帯あたりの所得平均など、さまざまな統計がおこなわれています。参考にできそうなデータを選んで、立地判定に役立てましょう。
2.店前の交通量・通行量
お店の前を通る車や人の量も、売上に影響します。全国にはさまざまな種類の道路があるため、“反対車線から渡ってくる車はカウントするか”、“何時間くらい交通量をはかればよいか”といったマニュアルはありません。計測のしかたは、個人の判断にゆだねられます。営業日や営業時間に合わせてお店の前に立ち、ターゲットになりそうな車や人がどれくらい通るかを調べてみましょう。
車での来店を見込んでいる場合は、店前の交通量を調べておきましょう。家族連れなら大きめの自家用車、サラリーマンやOLなら営業車というように、ターゲットとなる車種を決めてからカウントしましょう。
歩行者や自転車の通行量も重要です。駅や主要施設の近くでは、大きなイベントのある日や電車の発着時間の計測は避けましょう。普段の通行量をつかみにくいためです。また、悪天候の日は極端に通行量が減ることもあります。
①交通量(車)
②通行量(歩行者や自転車)
3.周辺マーケットの状況
お客様がどのようなお店を求めているのかという“マーケット”を知ることも重要です。そのエリアで人気のお店に食べに行き、客層や価格帯を調べましょう。平日はサラリーマン、休日はカップルや学生がメインである場合、幅広い世代がくつろげるお店への需要が高いといえます。
マーケットは、そこにいる人たちや街の雰囲気によって変わります。オフィス街や大学の近くであれば、お客様は商談や勉強ができる場所を求めているかもしれません。カフェを開業する場合、コンセントやWiFiを設置すればさらなる集客が期待できるでしょう。
マーケットは、そこにいる人たちや街の雰囲気によって変わります。オフィス街や大学の近くであれば、お客様は商談や勉強ができる場所を求めているかもしれません。カフェを開業する場合、コンセントやWiFiを設置すればさらなる集客が期待できるでしょう。
4.心理的な導線
大きな施設へ向かうときに、多くの人が無意識に利用する道を“導線”といいます。住宅街とショッピングモールの間、駅とオフィス街の間といった導線上にお店があれば、お客様に認知されやすくなります。
日本政策金融公庫が2013年におこなった調査によると、お客様が飲食店を知るきっかけは、次のとおりです。
1位“前を通りかかって”(38.8%)
2位“身近な人からの口コミ”(31.6%)
3位“看板や表示を見て”(21.5%)
1位と3位を合わせると、6割以上の人が導線上でお店を認知していることがわかります。
しかし、駅前の大通りなどの主要導線沿いは賃料が高いため、その周辺を選ぶケースも多いでしょう。その場合は、路地の入口に案内板を置くなど、集客のための努力が欠かせません。
日本政策金融公庫が2013年におこなった調査によると、お客様が飲食店を知るきっかけは、次のとおりです。
1位“前を通りかかって”(38.8%)
2位“身近な人からの口コミ”(31.6%)
3位“看板や表示を見て”(21.5%)
1位と3位を合わせると、6割以上の人が導線上でお店を認知していることがわかります。
しかし、駅前の大通りなどの主要導線沿いは賃料が高いため、その周辺を選ぶケースも多いでしょう。その場合は、路地の入口に案内板を置くなど、集客のための努力が欠かせません。
5.競合店
開業エリアを選ぶ際には、近隣の競合店の調査を忘れてはなりません。グルメサイトの評価が高いお店や、近くを散策していて見つけたお店に、実際に食べに行ってみましょう。競合店の魅力的な部分がわかれば、それを上回るための対策を練ることができます。ただし、競合店を意識しすぎて、自分のお店のコンセプトを見失ってはなりません。
ここで注意したいのが、同じ業態のお店だけが競合店ではないということ。居酒屋のライバルは、居酒屋だけではありません。“今日は落ち着いたお店で飲みたい”と考えたとき、価格帯が同じであれば、お客様の選択肢にはワインバーやおでん店なども入ります。業態だけでなく、来店の目的に注目して競合店対策をおこないましょう。
ここで注意したいのが、同じ業態のお店だけが競合店ではないということ。居酒屋のライバルは、居酒屋だけではありません。“今日は落ち着いたお店で飲みたい”と考えたとき、価格帯が同じであれば、お客様の選択肢にはワインバーやおでん店なども入ります。業態だけでなく、来店の目的に注目して競合店対策をおこないましょう。
立地判定をしっかりとおこない、後悔のない開業を!
おいしい料理や行き届いたサービス、他店で味わえない空間は、お客様が来てはじめて意味をもつもの。だからこそ、ターゲットに認知され、足を運んでもらえる立地を選ばなければなりません。
お店を成功させるためには、ターゲットとなるお客様がそのエリアにいること、お客様のニーズとお店のコンセプトがマッチすること、競合店を知ったうえで対策がとれることが重要です。本記事で取り上げた5つの基準で立地判定をおこない、後悔のないエリア選びをおこないましょう。
お店を成功させるためには、ターゲットとなるお客様がそのエリアにいること、お客様のニーズとお店のコンセプトがマッチすること、競合店を知ったうえで対策がとれることが重要です。本記事で取り上げた5つの基準で立地判定をおこない、後悔のないエリア選びをおこないましょう。
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