経理・会計

飲食店にセミセルフレジを導入するメリット・デメリットを詳しく解説

開店ポータル編集部
2020/12/04
この記事の目次 [表示する]


ここ最近、コンビニやスーパーを中心にセルフレジを見かける機会が増えてきました。非接触や衛生面への配慮がこれまで以上に必要になった今、飲食店へセルフレジ(セミセルフレジ)の導入を検討する店舗も増えています。

本記事では、飲食店へセルフレジ(セミセルフレジ)を導入するメリット・デメリットについて詳しく解説します。

セルフレジってどんなレジ?

セルフレジとは、その名のとおりセルフれ会計を行うレジのことです。近年では、スーパーはもちろんコンビニや飲食店でも導入が進んでいます。
そんなセルフレジですが、大きく分けると「セミセルフレジ」と「フルセルフレジ」の2種類があります。それぞれ特徴を解説します。

フルセルフレジ

フルセルフレジは、お客様自身で商品のスキャンから精算までをすべて行うレジです。フルセルフレジば、スタッフの手間が軽減する反面、商品のスキャンに慣れていないお客様が使用した場合、会計を行う時間がかかることでレジに行列が発生していまったり、常駐しているスタッフが必要だったりなどデメリットも少なくありません。

セミセルフレジ

セミセルフレジは、スタッフが商品のバーコードの読み取り作業を行い、精算作業はお客様自身で精算機を使って行うチェックアウト式のレジとなります。セミセルフレジは、会計時間を短縮できるだけでなく、お客様のペースで精算ができ、スタッフ側も直接現金に触れる機会が減るので衛生面においても安心できるという特徴があります。

飲食店で非接触オーダーがコスト削減に!どんなシステムがあるの?


 

セルフレジ(セミセルフレジ)のメリット・デメリット


次に、セルフレジ(セミセルフレジ)のメリット・デメリットについてそれぞれみていきましょう。
 

セルフレジ(セミセルフレジ)のメリット

 

メリット①業務効率化を図ることができる

セルフレジ(セミセルフレジ)は、フルセルフレジと異なり、スタッフが商品のバーコードを読み取り、その後の支払いについてはお客様で行うようになります。そのため、会計時間の短縮ができ業務効率化を図ることができます。またセルフレジ(セミセルフレジ)は、一般的なレジと違い、釣銭の補充作業なども少なくなるため、スタッフの業務負担も減らすことが可能となります。
メリット②衛生面において安心
最近では、新型コロナウイルス感染防止対策として直接現金に触れることに抵抗を感じる人が増えてきています。セルフレジ(セミセルフレジ)は、お客様とスタッフとの現金のやり取りがなくなるため、双方にとって衛生面で安心できる点も大きな魅力といえるでしょう。

 

メリット③会計ミスを軽減できる

セルフレジ(セミセルフレジ)は、自動釣銭機となっているため、お釣りを渡す際に発生しがちな過不足金が生じる会計ミスも減らすことができます。またお客様と従業員との間での金銭の受け渡しがなくなることで、内部で起きるスタッフの不正防止対策につながる点もメリットといえるでしょう。
 

メリット④回転率アップにつながる

店舗へセルフレジ(セミセルフレジ)を導入することで、回転率アップも図ることが可能です。従来のレジでは、現金の受け渡しに時間がかかるためピーク時などは、レジ待ちが発生してしまうことが多いでしょう。しかしセルフレジ(セミセルフレジ)は、精算をお客様で行うため、会計時間が短縮され、回転率アップを図ることが可能となります。これにより、レジ待ちも解消され、スムーズに会計できることで顧客満足度の向上も見込めます。
 

セルフレジ(セミセルフレジ)のデメリット

 

デメリット①精算が現金以外の場合、対応が難しい

セルフレジ(セミセルフレジ)によっては、電子マネーやクレジットカードなどの支払い手段に対応していない場合も少なくありません。とはいえ、最近では、これらのキャッシュレス決済に対応したセルフレジ(セミセルフレジ)も続々と登場しはじめています。そのため、すべてのセミセルフレジがさまざまな決済方法に対応する日もきっと遠くはないといえるでしょう。
 

デメリット②導入直後は、常駐スタッフが必要

店舗へセルフレジ(セミセルフレジ)を導入した場合、導入直後は利用者がレジの使い方を把握しないため、操作方法を説明するための常駐スタッフが必要となります。そのため、導入当初は人材の確保も十分にする必要があるといえます。

ここまでは、セルフレジ(セミセルフレジ)の特徴やメリット・デメリットについてご紹介しました。次章では、飲酒店へ導入する場合のセルフレジの種類についてみていきましょう。

飲食店の店舗運営を効率化!セルフオーダーシステム「e-menu」とは

飲食店に導入するセルフレジの種類って?


飲食店におけるセルフレジには、業態やオペレーション方法によって適したセルフレジの種類があります。ここでは、おもに2種類のセルフレジをご紹介します。

前払い形式のセルフレジ

よく牛丼チェーン店やラーメン屋さんなどで導入されている前払いタイプのセルフレジ。一般的に券売機と言われることも多いセルフレジの一種になります。
ピザ屋やテイクアウト用の弁当などを販売している場合、前払いセルフレジを導入することでスタッフは調理に集中することができます。それに加え、精算時にいちいち手を洗ったり消毒することがなく、商品の受け渡しのみだけで済むため、衛生的においても効率のよいオペレーションが実現します。

後払い形式のセルフレジ

後払い形式のセルフレジは、店内で飲食をしたあと最後お客様自身で支払機うぃ使用して精算するタイプのセルフレジです。セルフレジに読み込み可能なQRコードやバーコードなどを事前にお渡しすることで、そのあとはお客様のタイミングで精算を行ってくれる方法もあります。お客様は、何度もスタッフを呼んだり、釣銭待ちやクレジットカードのサイン記入などの時間のロスがなくなるため、ストレスなく過ごすことができます。

▼関連記事
【飲食店向け】モバイルオーダーシステムおすすめ3選

飲食店にセルフレジを導入するメリット・デメリット


つづいては、飲食店へセルフレジを導入するメリット・デメリットをみていきましょう。

飲食店にセルフレジを導入するメリット

 

メリット①業務工数が削減される

お客様自身で精算機を使ってセルフで支払いを行うため、その分の業務工数が削減され、ほかの業務に時間を費やすことが可能となります。そのため、人手不足や人件費の削減につながります。
 

メリット②店員待ちのストレスから解放される

お客様は、自分自身のタイミングで会計できるので、ランチタイムなどのピーク時に起こりがちな店員待ちによるストレスから解放されます。

 

メリット③会計ミス・不正防止につながる

飲食店にセルフレジを導入することで、スタッフが現金を触る機会がなくなるため、現金の受け渡しによる会計ミスや内部不正の心配などがなくなります。

飲食店にセルフレジを導入するデメリット

 

デメリット①サービスの質が下がったと感じるお客様もいる

セルフレジを導入することで、お客様にセルフで会計業務をお願いすることになるため、「サービスが悪い」などネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。この不安要素に関しては、配膳の際にていねいに料理の説明をしたり、笑顔で対応・挨拶するなどで十分好印象を与えることはできます。お客様の満足度を上げられるよう店舗に合った対策を考えるようにしましょう。

飲食店向けのPOSレジって?種類や選び方のポイント、導入メリットを解説

まとめ

今回は、飲食店へセルフレジ(セミセルフレジ)を導入するメリット・デメリットについて詳しく解説しました。現在、飲食業を中心にサービス業や接客業などは深刻な人手不足が課題となる中、さらに新型コロナウイルスの蔓延により、苦しい状況が続いています。セルフレジ(セミセルフレジ)は、店舗の業務効率化を図ることができる上、非接触型のオペレーションを確立することが可能となります。ぜひこの機会に業務効率の改善と生産性向上を目指して、セルフレジの導入を検討してみてはいかがでしょうか。









 

開店ポータルBizへ無料相談する

お困りごとはありませんか?お気軽にご相談ください。
*は必須項目です。
*
*
*
都道府県*
*

お問い合わせには、当社の「プライバシーポリシー」への同意が必要となります。

開店ポータル編集部
2020/12/04