物件探し

飲食店舗は狭小物件が人気急上昇!店舗物件探しのポイント

開店ポータル編集部
2021/05/27
この記事の目次 [表示する]


飲食店の物件探しは売上にも影響する部分にあるため重要です。立地条件やターゲット層を集客できるかを考慮したいところでしょう。

 

新型コロナウィルスの影響で、実店舗を持たないスタイルやテイクアウト専門店のような狭小物件が人気を集めています。

 

本記事では、今注目されている「狭小物件」についてご紹介します。これから店舗物件を探す方はぜひ参考にして下さい。

 

狭小物件とは

狭小(きょうしょう)物件とは、狭くて小さい物件を表しています。

 

一般的に、およそ15坪(50㎡)以下の土地に建つ住宅を指すことが多く、地価が高い都心部で多く見られます。

 

飲食店における狭小物件というと、3坪(10㎡)~10坪といった大きさの店舗を指していることが多いようです。

 

狭小物件の需要が高まっている理由

狭くても強い店の増加

狭小物件の店舗は数年前から飲食業界を賑わせており、狭小店舗でありながらも高い売上げを誇る店舗が増加しています。

 

例えば、3.7坪で月商350万円を売り上げる『アガリコ 餃子楼』は、出店場所は飲み屋街や繁華街の裏通りを選んで出店しています。
 

現在はコロナ禍で、顧客の密集自体は難しいものの、狭小店舗でも売上げを上げることが証明されたケースといえるでしょう。

 

テイクアウトやデリバリー需要の拡大

新型コロナの影響による度重なる外出自粛や時短要請で、イートイン以外のテイクアウトやデリバリー需要が急増しています。

 

イートインから、テイクアウトやデリバリーの専門店に変更する場合は、最小限の調理場等のスペースのみで運営が可能です。

 

今まで借りていた店舗物件を、厨房のみ間借りして営業を続けるといったケースも増えているのです。

 

ゴーストレストランの増加

メニューを専門化した形に業態転換する飲食店も増えているなど、コロナ禍で方向転換するケースが多くなっています。

 

たとえば実店舗を持たないゴーストレストランの出店です。作業の場所を共有で借りる場合などは、費用も大きく削減できるのが魅力です。

 

具体的には、調理に専念し、デリバリーに特化する形です調理スペースさえ確保できれば狭小物件であっても問題はないでしょう。


【ゴーストレストラン開業】自宅のキッチンをつかって営業は可能!?

狭小物件のメリット

コストを抑えられる

飲食店にとっては、開業資金や初期費用、賃料や光熱費、人件費などを抑えられるというのは大きなメリットです。

 

店舗面積が狭ければ、家賃やランニングコストを抑えることができるので、トータル的に大きなコスト削減につながります。

 

狭小物件で営業を行うことで、全体的にコストを抑えることができるため、1坪あたりの生産性向上にもつながります。

 

サービスの質を高められる

サービス面の質においても狭小店舗であれば絶対に必要なものが見えやすいので、余分なものを全てそぎ落とすことができます。

 

結果的に、自店のコンセプトや売りが明確化しやすく、サービスの質を高めることにつながるでしょう。
 

顧客とのコミュニケーションが高まる

店舗が狭いことで、スタッフと顧客との間の距離が縮まりやすくなり、コミュニケーションが生まれやすくなります。密にならない距離感であっても、狭小物件によって親しみやコミュニケーションが高まることで店のファンも付きやすくなるといえるでしょう。
 

【飲食店】テナント出店と路面店の違いとメリットデメリットの比較

【飲食店開業】優良な店舗物件を見つけるためのコツ


狭小物件でも集客を可能にするためのポイント

工夫次第で窮屈感を軽減

狭小物件で店舗経営を成功させるには、狭さを感じさせない工夫が不可欠です。

 

隠れ家風に演出したり、他店とは一風変わった雰囲気を醸し出すのもアイディア次第です。

 

セルフサービスやシステムの導入

狭小店舗ではスタッフの数も限られますし、オーナが1人で切り盛りするケースも多いでしょう。

 

セルフレジやキャッシュレス決済の導入などもコスト削減や業務効率化につながります。

【飲食店向け】コロナ禍でキャッシュレス化が加速!対応しない店舗の末路とは?



飲食店の物件探しに必要なポイント

情報収集

良い物件を見つけるためには、情報収集が大切です。

 

管理会社を尋ねたり、実際に狭小物件の飲食店でもチェックしましょう。

 

実際に飲食業界で働く人たちと意見交換できる場がある際は積極的に参加し、情報収集に努めましょう。

 

オンラインの活用

コロナ禍で不動産業界の内覧もオンラインサービスの導入が進んでいます。
 

複数の物件を短時間で見ることができるので、おおよその見当や物件の候補探しには有効的でしょう。

 

明確なコンセプト

 

狭小物件で店舗を開業する際、実店舗でもゴーストレストランでも全てに共通して言えるのが明確なコンセプトがあるかどうかです。

 

集客できるメニューや料金設定は大前提ですが、コンセプトにマッチする物件選びも重要です。


デメリットを強みに

 

狭小物件は、考え方次第では魅力や機能性がたくさん詰まっています。

 

これから飲食店の開業や業務転換を考えている場合はは、狭小物件を選択肢のひとつに検討してみてはいかがでしょうか。
 

開店ポータルBizでは、店舗物件探し、コスト削減、最適な集客方法についてのご相談を無料で承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください。

開店ポータルBizへ無料相談する

お困りごとはありませんか?お気軽にご相談ください。
*は必須項目です。
*
*
*
都道府県*
*

お問い合わせには、当社の「プライバシーポリシー」への同意が必要となります。

開店ポータル編集部
2021/05/27