【集客方法16選一覧】飲食店や店舗で意識すべきコツやアイデア出しのポイントを解説
「店舗や飲食店でも使える集客方法を知りたい」
「コロナ禍でも使える効果的な集客方法を知りたい」
集客方法のなかには、WEBやSNSなどのオンラインのものから看板やポスティングなどのオフラインのものまで、さまざまな種類があるため、どのような集客対策を行っていくべきか迷ってしまうシーンも少なくありません。
とくに昨今では、新型コロナウイルスの流行によって社会全体がオンライン化している傾向にあるため、旧態依然の集客方法のままでは、今後の生き残り競争に不安が残ってしまいます。
今回は、飲食店や店舗で使える効果的な集客方法をオンラインとオフラインのそれぞれから紹介することに加えて、成功させるためのコツやポイントなども詳しく解説していきます。
集客とは?
集客とは、商品やサービスを提供するビジネスにおいて、顧客となるユーザーを集めることであり、大切なのは「いかにユーザーを惹きつけるか」ということです。
集客で呼び込んだターゲットが次に起こす行動は「購買」にあたるため、集客とは、購買行動が起こりやすい環境を作ることであるともいえます。
集客は売上を上げるための手段でしかない
店舗運営で一番重要なことは、売り上げを増やすことです。その売り上げを増やすためには集客が欠かせません。
しかし、ただ単に店舗に多くの人が集まり、単価の安い商品ばかり購入してくれても、売上げにはつながりません。
売上げをアップさせるためには、新規顧客を増やすだけではなく、リピート率を高めてリピータになってもらうことが大切です。
加えて、顧客あたりの客単価を増やすことも重要となってくるため、すべての商品の単価を一度見直し、価格設定を再考してみましょう。
集客の目的は顧客を集めることだけではない
集客の本質は、顧客を集め、リピーターを増やし、自社のブランディングを行うというトータルとしての要素が揃っている状態にあります。
いかに、ファンやリピーターになってもらい、店舗のブランドを確立させられるか、または新規顧客を惹きつけられるかが集客の最終的な目標です。
集客方法の種類
WEBやSNSなどのオンラインの集客方法
インターネットの普及により、Googleや各SNSなどに広告を載せることで、情報をより身近にスムーズに届けられる集客が可能です。
Web集客では、不特定多数向けに加え、ユーザーの趣味嗜好に合わせた広告表示やDMの発信など、ターゲット層を絞ったアプローチも可能です。
店舗やテレビなどのオフラインの集客方法
人通りの多い目立つ立地で実店舗を出店したり、テレビCMや折込チラシや雑誌等の紙媒体に広告を載せるなど、王道の集客方法です。
基本的にはターゲット層を絞らず、不特定多数に向けた宣伝なので、幅広い年齢層にアプローチすることができます。
オンライン(ネット)の新規集客方法一覧
オンライン(ネット)の新規集客方法一覧 |
検索エンジン(SEO/MEO)の対策 |
WEBページ(WEB広告)の活用 |
SNSサービス(SNS広告)の活用 |
ECサイト(ネットショッピング)への掲載 |
グルメサイトや口コミ評判サイトへの掲載 |
デリバリーアプリやテイクアウトアプリへの出店 |
メールマガジンやダイレクトメッセージの送信 |
インフルエンサーや有名人とのタイアップ企画 |
オンラインの集客方法1:検索エンジン(SEO/MEO)の対策
集客方法の検索エンジンとは、自社のWEBメディアを開設し、キーワードの検索で上位に表示されるようなSEOやMEOでの対策を行うことで、アクセスを増やす手法のことです。
GoogleやYahoo!、Bingなどからユーザーが気になるキーワードを検索することでアクセスを集めることができるため、ピンポイントなユーザーの目に留まることが期待できます。
オンラインの集客方法2:WEBページ(WEB広告)の活用
集客方法のWEBページ(WEB広告)とは、ランディングページなどの販売に特化したWEBページを開設し、WEB広告の出稿によって商品やサービスの注文数を増やす手法のことです。
WEBメディアのようなSEO対策は必要なく、広告の費用さえ支払うことができれば、すぐに広告枠に表示させられるため、即効性のある方法として早く結果を出したい場合にも有効です。
オンラインの集客方法3:SNSサービス(SNS広告)の活用
集客方法のSNSサービス(SNS広告)とは、企業や店舗が独自のSNSアカウントを取得し、SNSのコンテンツ発信から自社の商品やサービスの宣伝を行う手法のことです。
LINEやInstagram、TwitterやFacebookなどは情報伝達のスピードが速く、顧客との距離も近いため、検索エンジンやWEBサイトよりも双方向なコミュニケーションが可能です。
オンラインの集客方法4:ECサイト(ネットショッピング)への掲載
集客方法のECサイト(ネットショッピング)とは、インターネットショッピングを運営しているサイトへ企業や店舗の商品を掲載することで、新規顧客の獲得を狙う手法のことです。
楽天やAmazon、ヤフーショッピングなどのECサイトに店舗の商品を掲載することで、遠方の地域からでも注文を集めることができるため、店舗を知ってもらえるきっかけになります。
オンラインの集客方法5:グルメサイトや口コミ評判サイトへの掲載
集客方法のグルメサイトや口コミ評判サイトとは、各種予約サイトや口コミサイトへ店舗の情報を掲載することで、新規顧客の獲得やリピーターの増加などを狙う手法のことです。
食べログやぐるなび、ホットペッパーグルメをはじめとする各種グルメサイトへ店舗の掲載を行うことで、サイトを利用しているユーザーへピンポイントな訴求を行うことができます。
オンラインの集客方法6:デリバリーアプリやテイクアウトアプリへの出店
集客方法のデリバリーアプリやテイクアウトアプリとは、各種テイクアウトやデリバリーを主体とするサービスへ店舗を出店することで、新規顧客の獲得を狙う手法のことです。
UberEatsや出前館、フードパンダなどのデリバリーアプリへ店舗を出店することで、コロナ禍における在宅での昼食需要や来店が難しいエリアの顧客をキャッチすることができます。
オンラインの集客方法7:メールマガジンやダイレクトメッセージの送信
集客方法のメールマガジンやダイレクトメッセージとは、ユーザーが登録してくれたメールアドレスを活用して、メールからの新規顧客の獲得を狙う手法のことです。
特定の顧客やユーザーに向けてダイレクトメールを定期的に配信することによってアプローチを行うことができるため、リピーター獲得などの効果も同時に期待することができます。
オンラインの集客方法8:インフルエンサーや有名人とのタイアップ企画
集客方法のインフルエンサーや有名人とは、特定のジャンルにおいて強い発言力や拡散力をもつインフルエンサーや有名人を起用することで、知名度による新規顧客の獲得を狙う手法のことです。
テレビCMや雑誌、新聞広告などのマスメディアと同等レベルの宣伝効果が期待されるため、有名インフルエンサーとのタイアップが実現できれば、短期的な売上アップや認知度の向上を見込むことができます。
オフライン(リアル)の新規集客方法一覧
オフライン(リアル)の新規集客方法一覧 |
立て看板や中吊り広告の設置 |
折込チラシやポスティングの投函 |
地域イベントや展示会の開催 |
無料セミナーや講習会の開催 |
テレアポや訪問販売などの営業活動 |
新聞やテレビCMなどのメディア広告 |
該当配布の実施 |
既存顧客の紹介 |
オフラインの集客方法1:立て看板や中吊り広告の設置
オフラインの集客方法として、まず真っ先に思い浮かぶものとしては、立て看板や電車の中吊り広告をはじめとする、物理的に設置するタイプの広告が挙げられます。
ターゲットの通勤や通学のエリアに設置することにより、日常的に目にする機会が多くなるため、接点の増加や認知度の向上などから新規顧客の獲得を狙うことができます。
オフラインの集客方法2:折込チラシやポスティングの投函
集客方法の折込チラシやポスティングとは、企業や店舗の情報が記載されたチラシやパンフレットなどを、ターゲットになりそうな住宅のポストに投函する手法のことです。
ポスティングによる広告は反応率が高く、ユーザーの目にも留まりやすいため、適切なエリアに配布することができれば、店舗を知ってもらえるきっかけ作りにもなります。
オフラインの集客方法3:地域イベントや展示会の開催
集客方法の地域イベントや展示会とは、ターゲットが興味のあるイベントや講習会を開催し、イベントのなかで商品やサービスを販売する手法のことです。
ターゲットはあくまでもイベントや展示会の参加自体が目的であるため、参加までの心理的なハードルを下げやすく、参加者が集まりやすいという特徴があります。
オフラインの集客方法4:無料セミナーや講習会の開催
集客方法の無料セミナーや講習会とは、特定ジャンルの知識やノウハウを公開するための無料セミナーを開催し、講習会の後に商品の宣伝を行う手法のことです。
参加者の多くは、そのジャンルに興味関心のあるユーザーが集まっているため、学習のサポートになる商品やサービスを紹介することで高い成約率を期待することができます。
オフラインの集客方法5:テレアポや訪問販売などの営業活動
集客方法のテレアポや訪問販売とは、電話での営業や訪問での販売活動を行うことによって、商品やサービスをPRしていく手法のことです。
インターネットの知識に疎い高齢者のなかには、電話や対面による安心感や信頼関係を構築することができるため、ターゲットによる使い分けが重要になります。
オフラインの集客方法6:新聞やテレビCMなどのメディア広告
集客方法の新聞やテレビなどの広告は、集客を見込むことができる他社メディアの広告枠へ、企業や店舗の広告を出稿する手法のことです。
広告を掲載するための費用は発生するものの、テレビや新聞などは多くの人の目に触れるマスメディアであるため、出稿の規模によっては大きな広告効果が期待できます。
オフラインの集客方法7:街頭配布の実施
集客方法の該当配布の実施とは、商品のサンプルや街頭で配るティッシュなどに店舗の宣伝を掲載することで、新規顧客を獲得する手法のことです。
アルバイトの調達やサンプルの設計など、ある程度のコストが発生する一方で、受け取ってくれる確率が高いため、認知度の向上や接触数の増加に効果を発揮します。
オフラインの集客方法8:既存顧客の紹介
集客方法の既存顧客の紹介とは、すでに関係のある顧客から別の顧客を紹介してもらうことで、新規の顧客を開拓していく手法のことです。
広告費や宣伝費をかけずに、信頼関係で繋がったユーザーコミュニティから顧客を自動的に増やしていくことができるため、理想的な集客手段の一つといえます。
コロナ禍ではオンラインの集客方法が重要
コロナ禍の昨今では、ユーザーの在宅時間が長くなったことで、あらゆるもののオンライン化が進み、インターネットやSNSの利用頻度も高くなっています。
店舗や企業の集客方法としても、来店や対面が前提という価値観から、インターネットを介したオンラインでの集客に力を入れる企業が増えています。
- オウンドメディアやランディングページの開設
- コーポレートサイトやブログサイトの開設
- SNSやメールマガジンでのコミュニケーション など
オンラインの集客方法では、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを配信することで、ユーザーの関心を高め、自社やブランドを認知してもらうことができます。
また、短期的な集客に留まらず、中長期的に見込み客を獲得することができるため、コンテンツを蓄積していくことで高い集客効果が発揮されていきます。
集客方法を考えるときの基本的な考え方
中長期的なスパンでPDCAを繰り返す
多くの人は、お店に行くまでに評判や口コミを調べたり、他店と比較したりなど、行動に移すまでには時間をかけるものです。
お店の認知度の向上や評判の拡散は時間をかけて構築していくものなので、長いスパンで考えていく忍耐力も、時には必要になるでしょう。
まずは知ってもらうことを重視する
どんなに良いサービスや商品を持っていても、店舗自体が知られていないと何の意味もありません。
まずは露出を増やし、認知度を上げて信頼や安心を認知してもらうためにお客様へのアプローチを試みることが大切です。
開発とマーケティングの両方を意識する
店舗運営において、集客に直結する商品の開発は大切です。しかし、マーケティングや営業活動も同時に進めなければ、集客にはつながりません。
商品やサービスを開発したら、「誰がターゲットなのか」「そのお客様はどこにいるのか」というマーケティングも必要なのです。
勝手に売れる仕組みづくりを行う
現在は、ブログやSNSなどで見込み客を集め、発信する情報でお客様の信頼を獲得し、メルマガで商品やサービスの必要性を教育するという流れが浸透しています。
自社の集客における基本的なフォーマットを確立させて、スタッフの誰もに応用でき、自動で集客ができるような仕組みを構築することが重要です。
商品やサービスの価格設定は入念に行う
利益を出すためには、商品やサービスの価格設定が重要です。集客に成功しても、価格設定に問題があると利益になりません。
単に低価格にすれば良いというわけではなく、自社の商品が持つ価値通りの適正価格を定めた上で、集客を行っていくことが重要です。
コロナ禍や情勢への対応能力も重要になる
社会情勢や流行は、時代とともに変化します。現在の求められるニーズや需要への柔軟な対応力も持ち合わせていくことが大切です。
とくに飲食店ではコロナ禍で、デリバリーやテイクアウトなど業態が多様化しています。ニーズを踏まえ、戦略を練っていくことが重要です。
集客方法を考えるときのアイデア出しのコツ
集客のカギは顧客像を明確にすること
集客を増やすには、顧客像を明確にすることが重要です。見極めることで、価格設定やキャッチコピーもはまりやすくなるでしょう。
性別、年齢、居住地域、家族構成、職業、趣味など、顧客を細かくデータ化し明確にすることで商品のコンセプトを確立させることがきます。
顧客に適した集客方法を検討する
顧客像が明確になったら、どのような場所や店舗に足を運ぶのか、どんなサイトや雑誌を好むのかなど、その顧客の行動を分析しましょう。
リサーチをして分析することで、どんな集客方法が適しているのかも必然的にピックアップしやすくなります。
顧客との接点を作る
顧客との接点を作ることは、「タッチポイント」ともよばれ、店舗や企業が顧客と直接関わる点(場所)のことを指します。
現代では、接点となる媒体が増えていますので、どんな人がどんな媒体に触れているのか分析することで集客につなげていくことができます。
認知してもらう機会を増やす
新規顧客の集客では、商品やサービスを知ってもらうことが重要です。そのうえでアプローチ方法を探っていきましょう。
また、口コミも重要な集客ツールとなります。口コミの拡散も見込んだ、根気強い施策が結果につながっていくでしょう。
ユーザーの時間や情報量を意識する
現代では、誰でも好きな時に好きなだけ情報を得られるようになってはいますが、得られる情報量には限りがあります。
ユーザーの持つ時間も有限ですので、発信する広告や宣伝が好意的で有意義な情報であることが求められるでしょう。
BtoB、BtoCのどちらも基本は同じ
マーケティング用語に「BtoB」「BtoC」という言葉があります。BtoBは事業者向け、BtoCは個人の消費者向けという意味になりす。
厳密には両者の購買プロセスや施策は違うのですが、基本は同じと考えて良いでしょう。
- 店舗を知ってもらうこと
- 信頼してもらえるようになる
- お金を落としてくれる
- 価格に見合った価値のある商品やサービスを提供すること
- 繰り返し購入や来店など継続的に利用してもらうこと
集客は、人と人の関係性であることを念頭において、より良い関係性の構築を目指しましょう。
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今回は、飲食店や店舗で使える効果的な集客方法をオンラインとオフラインのそれぞれから紹介することに加えて、成功させるためのコツやポイントなども詳しく解説していきました。
飲食店や店舗においては、どんなに料理やサービスの品質が高くても、来店してくれる顧客がいなければ経営は立ち行かなくなってしまうため、サービスの追求と同時に集客方法の模索も重要になってきます。
とはいえ、いざWEBの集客やSNSの運用をはじめようとしても、何から手をつけていいのかわからない、人材や時間がない、知識がないなどの理由で躊躇してしまうことも多いでしょう。
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