経営支援
新型コロナウイルスの感染を防ぐ為に、飲食店がやるべき5つの対策
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2019年末から2020年1月頭にかけて、中国・武漢で新型コロナウイルスによる肺炎の集団感染が起きました。その後、中国だけでなく、日本を含むアジア各地、アメリカやヨーロッパなどでも感染者が出たことが報告されています。
新型コロナウイルスの流行は、飲食店のオーナーにとっても深刻な問題です。最新の注意をはらいながら、感染防止を意識した衛生管理をおこなわなければなりません。
本記事では、お客さまやスタッフの安全を守るために、飲食店が取り組むべき新型コロナウイルス対策についてお伝えします。
新型コロナウイルスの流行は、飲食店のオーナーにとっても深刻な問題です。最新の注意をはらいながら、感染防止を意識した衛生管理をおこなわなければなりません。
本記事では、お客さまやスタッフの安全を守るために、飲食店が取り組むべき新型コロナウイルス対策についてお伝えします。
新型コロナウイルスとは?
「コロナウイルス」とは、鼻水、くしゃみなどの上気道症状や発熱を引き起こすウイルスのことで、人に感染するものは6種類あります。
その6種類には、2002~2003年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)と、2012年に韓国などで感染者が出た中東呼吸器症候群(MERS)のふたつのウイルスが含まれています。
厚生労働省のガイドラインによると、従来のコロナウイルスは、食品を媒介としてもたらされるものとされていました。
しかし、現在流行しているのは、今までに確認されたものとは別の新しいコロナウイルス。感染経路ははっきり分かっておらず、確実な治療方法やワクチンに関しても、研究途中という状態です。
感染経路が未確定とはいえ、ノロウイルスなどと同様に、接客による人的接触や、食品を媒介として伝播している可能性は高いでしょう。食品を扱う事業者として、飲食店のオーナーは、感染対策に身を入れて取り組まなければなりません。
今すぐはじめられる、5つのコロナウイルス対策
感染症を引き起こすウイルスは、基本的にアルコールとウィルバス(次亜塩素酸)で消毒できます。飲食店として基本的な衛生管理ができていれば、店内での感染を心配しすぎる必要はないでしょう。
それより心配なのが、出勤時、買い出しや配達から戻ったときなど、外のウイルスを持ち込む可能性の高いタイミングです。ウイルスは目、鼻、のどなどの粘膜から体内に入ります。ウイルスの付着したドアノブなどを触った手で、目をこすったり鼻を触ったりしないよう気をつけましょう。
日常的におこなえる感染対策としては、次のものがあります。
飲食店で働くほとんどの方は、ふだんから手を洗う習慣が身についているでしょう。ですがいま一度、こまめに手洗いをする意識を持ちましょう。ウイルスはいつどこで手指に付着し、食材やお皿、グラスなどにうつってしまうかわかりません。
出勤時、キッチンに入る前、トイレのあと、お札や小銭を触ったあとなど、手が汚れているであろうタイミングにはきちんと手を洗いましょう。いつ手を洗うのかを決めてルール化し、スタッフ全員で守るようにしてください。
「マスクを着けて接客するのは失礼」とする声もありますが、ウイルスの脅威を前に、そんなことは言っていられません。体裁をつくろうことと感染を防ぐこと、どちらが大切かは言うまでもないでしょう。
マスクは、咳やくしゃみによるウイルスの飛散を防ぐだけでなく、空気中のウイルスを吸い込まないための対策にもなります。感染してから症状が出るまでに、潜伏期間がある感染症も存在します。くしゃみや咳によって、知らず知らずのうちにウイルスをまき散らしているかもしれません。ふだんからマスク着用を徹底することで、ほかのスタッフへ、そしてお客さまへの感染を防ぐことができます。
包丁やまな板、ボウルなどの調理器具は、しっかり洗浄したあとにアルコール消毒液を吹きかけてください。20秒ほどで乾くよう、濡らしすぎないようにします。
触る頻度の多い玄関の取っ手やトイレのドアノブはもちろん、お客さまが触れるテーブル、オーダー端末、メニューブック、呼び出しベルなども徹底して消毒しましょう。
消毒に使えるものとしては、ウィルバス(次亜塩素酸)もあります。こちらはおもにノロウイルス対策に用いられるもので、成分は家庭用漂白剤と同じです。金属を腐食させる性質がないため、シンクやボウル、バットなどを傷めません。ウィルバスは、アルコール消毒液より乾きが遅いため、開店前と閉店後に吹きかけるのがおすすめです。営業中に使う場合は、吹きかけて30秒ほどしてからキッチンペーパーで拭き取りましょう。
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スタッフが手洗いや消毒を徹底するのはもちろんのこと、お客さまにも手指の消毒に協力してもらいましょう。ハンバーガーやサンドイッチなど、手づかみで食べるメニューを扱うお店であればなおさらです。パンや量り売りのお惣菜など、包装されていない食品を売場に出しているお店も注意が必要です。
ビルの中にあるお店なら、不特定多数が触れるエレベーターのボタンなどを触ることで、お客さまがウイルスを持ち込んでしまう可能性もあります。店頭にアルコール消毒液を設置し、利用をうながしてください。
2012年に流行したMERSウイルスへの対策として、野菜の洗浄、肉類などの十分な加熱がすすめられました。また、2002年に流行したSARSウイルスに関しては、98℃以上で15分以上加熱することで滅菌できるとされました。
新型コロナウイルスの滅菌方法については、確実なものが見つかっていません。しかしノロウイルスなどと同じように、食材の加熱・洗浄が効果的である可能性は高いです。肉や生食用以外の魚は十分に加熱し、野菜や果物も泥が残らないようしっかり洗いましょう。
新型コロナウイルスは、従来のコロナウイルスからどう変異したウイルスなのかが明らかでないため、感染経路や治療方法など多くの情報が未確定です。対策を徹底したうえでも、万が一スタッフのなかから感染者が出てしまったら、どうすればいいのでしょうか。
ひとつ言えるのは、オーナー独自の判断で出勤させるのはNGだということ。感染者を増やさないためにも、決して出勤させてはなりません。
スタッフに病気の疑いがあるとき、出勤しない・させない環境をふだんから整えておきましょう。これは新型コロナウイルスに限らず、インフルエンザなどほかの病気にも言えることです。
必要な人数を確保できないときは、無理をしてお店を開ける必要はありません。ランチもしくはディナー営業のみにする、営業時間を短縮するなどの工夫をしましょう。確保できる人数でお店をまわせるよう、営業時間を調整することが大切です。
インフルエンザと同様に、「治った」と本人が感じても、体内にまだウイルスを保持している可能性があります。出勤を控えるべき期間、そして完治してから出勤できるまでの期間などについては、医療機関や保健所の指示を仰ぐべきです。
新型コロナウイルスは先日2月13日、日本国内で初の死者を出しました。感染者が出れば、お店の存続が危うくなるだけでなく、大切なスタッフやお客さまの命を脅かす結果になりかねません。
感染経路も、いつ収束するのかもわからない未知のウイルスだからこそ、手洗い・消毒といった最低限の対策を心がけ、感染リスクを減らしておくことが大切です。
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それより心配なのが、出勤時、買い出しや配達から戻ったときなど、外のウイルスを持ち込む可能性の高いタイミングです。ウイルスは目、鼻、のどなどの粘膜から体内に入ります。ウイルスの付着したドアノブなどを触った手で、目をこすったり鼻を触ったりしないよう気をつけましょう。
日常的におこなえる感染対策としては、次のものがあります。
①こまめな手洗い
出勤時、キッチンに入る前、トイレのあと、お札や小銭を触ったあとなど、手が汚れているであろうタイミングにはきちんと手を洗いましょう。いつ手を洗うのかを決めてルール化し、スタッフ全員で守るようにしてください。
②マスクの着用
マスクは、咳やくしゃみによるウイルスの飛散を防ぐだけでなく、空気中のウイルスを吸い込まないための対策にもなります。感染してから症状が出るまでに、潜伏期間がある感染症も存在します。くしゃみや咳によって、知らず知らずのうちにウイルスをまき散らしているかもしれません。ふだんからマスク着用を徹底することで、ほかのスタッフへ、そしてお客さまへの感染を防ぐことができます。
③アルコール消毒の徹底
触る頻度の多い玄関の取っ手やトイレのドアノブはもちろん、お客さまが触れるテーブル、オーダー端末、メニューブック、呼び出しベルなども徹底して消毒しましょう。
消毒に使えるものとしては、ウィルバス(次亜塩素酸)もあります。こちらはおもにノロウイルス対策に用いられるもので、成分は家庭用漂白剤と同じです。金属を腐食させる性質がないため、シンクやボウル、バットなどを傷めません。ウィルバスは、アルコール消毒液より乾きが遅いため、開店前と閉店後に吹きかけるのがおすすめです。営業中に使う場合は、吹きかけて30秒ほどしてからキッチンペーパーで拭き取りましょう。
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④アルコール消毒液を入口に配置する
ビルの中にあるお店なら、不特定多数が触れるエレベーターのボタンなどを触ることで、お客さまがウイルスを持ち込んでしまう可能性もあります。店頭にアルコール消毒液を設置し、利用をうながしてください。
⑤食材の徹底した洗浄・加熱
新型コロナウイルスの滅菌方法については、確実なものが見つかっていません。しかしノロウイルスなどと同じように、食材の加熱・洗浄が効果的である可能性は高いです。肉や生食用以外の魚は十分に加熱し、野菜や果物も泥が残らないようしっかり洗いましょう。
感染者が出たら、決して出勤させないこと
新型コロナウイルスは、従来のコロナウイルスからどう変異したウイルスなのかが明らかでないため、感染経路や治療方法など多くの情報が未確定です。対策を徹底したうえでも、万が一スタッフのなかから感染者が出てしまったら、どうすればいいのでしょうか。
ひとつ言えるのは、オーナー独自の判断で出勤させるのはNGだということ。感染者を増やさないためにも、決して出勤させてはなりません。
スタッフに病気の疑いがあるとき、出勤しない・させない環境をふだんから整えておきましょう。これは新型コロナウイルスに限らず、インフルエンザなどほかの病気にも言えることです。
必要な人数を確保できないときは、無理をしてお店を開ける必要はありません。ランチもしくはディナー営業のみにする、営業時間を短縮するなどの工夫をしましょう。確保できる人数でお店をまわせるよう、営業時間を調整することが大切です。
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万が一、スタッフのなかから感染者を出した場合は、すみやかに医療機関を受診させましょう。インフルエンザと同様に、「治った」と本人が感じても、体内にまだウイルスを保持している可能性があります。出勤を控えるべき期間、そして完治してから出勤できるまでの期間などについては、医療機関や保健所の指示を仰ぐべきです。
新型コロナウイルスは先日2月13日、日本国内で初の死者を出しました。感染者が出れば、お店の存続が危うくなるだけでなく、大切なスタッフやお客さまの命を脅かす結果になりかねません。
感染経路も、いつ収束するのかもわからない未知のウイルスだからこそ、手洗い・消毒といった最低限の対策を心がけ、感染リスクを減らしておくことが大切です。
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