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10月1日からGotoEATキャンペーン開始!参加の条件や売り上げV字回復に活かす方法

開店ポータル編集部
2020/10/01
この記事の目次 [表示する]
GotoEATキャンペーンは新型コロナウイルスの感染拡大によって落ち込んだ経済状況の回復を図るために政府が行った支援策で、飲食店を対象に本日10月1日から開始されました。

Gotoキャンペーンの実施に際しては様々な意見があっただけに、飲食店はGotoEATに参加して本当にメリットが得られるのか、売り上げアップにどう活用したらよいのか戸惑っている方もいらっしゃるでしょう。
本記事では、10月1日から始まったGotoEATキャンペーンの概要と、飲食店側のメリット、そして、GotoEATを利用して売り上げV字回復を狙う方法について解説してまいります。
 

GotoEATキャンペーンの概要


GotoEATはキャンペーン期間中にインターネットのグルメサイト等を経由して飲食店を予約し利用した人に対してその飲食店で利用できる食事券やポイントが付与されるといった内容です。

Gotoトラベルは、予約時に宿泊等の合計金額から最大35%引きという形での割引方法でしたが、GotoEATに関しては、グルメサイトにポイントが付与されたり、GotoEATキャンペーンに登録している飲食店で利用できるプレミアムお食事券がオトクに購入できたりするということで、直接的な『割引』というわけではありません。

なお、お食事券に関しては国が販売額の25%を上乗せして発行されるお食事券で、例えるならば1万円で、1万2500円の食事券を購入できるということです。お客側はこのお食事券を購入することで、登録した店舗でお食事券を利用した食事をすることができるようになります。

飲食店の参加条件

GotoEATの参加可能事業者は、食堂、レストラン、専門料理店、そば・うどん店、すし店、酒場、ビアホール、喫茶店、バーなどで、基本的にグルメサイトに登録していて、新型コロナウイルスの感染防止対策を行っていれば参加することができます。
8月25日時点でGotoEATキャンペーンの対象予約サイトとして認定されたのは下記の事業者です。

また、新型コロナウイルス対策としては、『換気』『声量』『3密』の回避を行いながら、キャンペーン参加を機会にガイドラインを見直しより徹底した対策が求められます。
国が指定しているガイドラインの他にも、各自治体や都道府県ごとにGotoEAT参加飲食店に向けた新型コロナウイルス感染防止のための独自の条件が定められている場合もありますので、参加前に該当する都道府県の定めるところを確認しておくようにしましょう。


飲食店が注意すべき点


GotoEATに参加、応募するにあたっては、店内飲食をメインとしない、デリバリ―専門店やテイクアウト専門店、キッチンカーなどの移動販売などのサービス提供をメインとする店舗はGotoEATキャンペーンの対象外となりますので注意が必要です。
また、上記以外の飲食店であっても接待や遊興などを伴う場合は特定遊興飲食店営業、接待飲食営業に該当するため、除外されます。
キャバクラ、ショーパブ、ホストクラブ、スナック、料亭(接待を伴うもの)も同様です。

また、必ず予約サイトに登録しておかないとGotoEATキャンペーンに参加できないという点も忘れてはなりません。予約サイトは無料で登録や掲載ができるものもありますので、GotoEATに参加する前に、必ず予約サイトへの登録を済ませておくようにしましょう。

なお、GotoEATキャンペーンの参加方法や具体的な条件については下記の公式サイトでも確認することができます。

農林水産省公式ページ
 

次項からは、GotoEATを利用することで飲食店側にはどういったメリットがあるのか、売り上げのV字回復は見込めるのか??という点について順に解説していきます。

GotoEATは飲食店にどんなメリットがある?


GotoEAT消費者にとっては、普段よりオトクにお食事が楽しめる、普段より高級な飲食店に行くことができるなどのメリットがありますが、店舗側にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

外食需要増加による売り上げ増が期待できる

1つは、外食需要増加によって売り上げアップが期待できるという点です。9月にぐるなび会員を対象に実施した『GotoEATキャンペーンの利用意向についての調査』によりますと、回答したユーザーのうち8割以上が『GotoEATキャンペーンを利用したい』と回答しています。

長い自粛期間で飲食店の利用を制限されていたこともあり、需要が爆発するといったことも考えられるでしょう。ちなみに、筆者がGototravelを利用して普段では利用できないような高級旅館を予約しようとしたところ、すでに11月の分が満室となっておりました。Gotoキャンペーンの実施に関しては紆余曲折あったものの、結局は高い需要があるということが分かり、売り上げ増加に大いに期待できると言えます。

新規顧客の獲得が期待できる

GotoEATでは、普段利用したことのなかった飲食店に初めて足を運ぶ人や、県外からの来客が増えることが予想されます。
そうすると、飲食店側としては新規顧客の獲得が期待できるわけです。
新規顧客に気に入ってもらうことができれば、リピート顧客を増やすきっかけにもできるでしょう。

安全をアピールすることができる

GotoEATキャンペーンに参加する飲食店のすべては、条件として新型コロナウイルスの感染防止対策を徹底的に行うこととされています。要は、安全と認定されなかった飲食店については、今回のGotoEATに参加できないというわけです。

そのため、お客に大いに安全性をアピールすることができ、ひいては良い口コミを拡散させることにつなげられるかもしれません。

店内飲食の需要を回復させることができる

テーブルチェックの調べによりますと、コロナ禍でテイクアウトを導入した飲食店は約40%、そのうち70%以上が今後もテイクアウトを継続するとしています。

とはいえ、イートインがメインの飲食店の主な収益源は店内飲食です。テイクアウトも行いつつ、GotoEATをきっかけに店内飲食の需要を回復させることができれば、今後は二刀流で売り上げアップにつなげることが期待できます。

飲食店がGotoEATで売り上げV字回復に活かす方法は?

GotoEATキャンペーンの終了時期は未定ですが、今のところ、予約サイトに付与されたポイントの利用期限が2021年3月末までであるとされています。

そのため、10月1日から2021年3月末までの利用者が一番多く、その後は新しくキャンペーンが追加されない限り利用者が落ち着いてくると予想されるでしょう。ということは飲食店がGotoEATをきっかけに売り上げのV字回復を図るためには、まさに2021年3月ごろまでに、リピート顧客を増やす必要があるというわけです。

もはや、これが実現できなければ、GotoEATに参加をしても一度きりの売り上げアップで、その後の売り上げはもとに戻ってしまう可能性もあるかもしれません。

リピート顧客を増やすためには、料理のおいしさや、店内の清潔さなどはもちろんのこと、待ち時間は多くないか、テイクアウトは実施しているか、その他サービスが充実しているかなどが重要です。お客の待ち時間を少なくするためには業務効率化が必要ですし、お金をかけずに集客するなら良い口コミの拡散も欠かせません。

また、GotoEATで来店した際にテイクアウトをしていれば、お土産として買って帰ってくれる可能性もありますし、客単価を挙げることも売り上げアップにつなげることができます。

つまり、GotoEATキャンペーンを飲食店のV字回復に活かすためにはキャンペーン中に増えた新規顧客に、リピート顧客になってもらい、その後もリピートしてもらったり、新しい顧客を連れてきてもらったりする、そのサイクルを作ることが大切であるということです。

まとめ

GotoEATキャンペーンは10月1日から始まり、参加した店舗については新規顧客を獲得することができたり、店内飲食の需要を回復することができたりと様々なメリットを感じることになるのではないでしょうか。

コロナ禍ということで、GotoEATに参加するには、もちろん入念な感染防止対策が必要でした。ガイドラインに沿った対策と合わせ、各自治体が定める対策法などに基づいて準備を行うのは大変な部分もあるかもしれませんが、店内飲食の安全性をアピールするきっかけにもなりますし、良い口コミの拡散も期待できます。

キャンペーン期間中に集めた新規顧客に、是非リピート顧客になってもらえるよう、GotoEATを利用して売り上げのV字回復を狙っていきましょう!

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