飲食店のリピート利用を増やすコツ!施策を実践して売り上げアップにつなげよう
テイクアウトやデリバリーを始められた方は多いのではないでしょうか。しかし、これらのサービスにおいて、多くの注文を得るためにはリピート顧客やファンとなってくれるお客様を増やさなければなりません。
とはいえ、なかなかイートインのお客を集客できない現状のなかで、どのようにすればリピート利用が増えるか分からないという方も多いでしょう。そこで本記事では、飲食店のリピート利用を増やすコツと、それぞれの施策を実践する方法をご紹介してまいります。
飲食店におけるリピート利用の重要性
1回きりの来店でも、それをしてくれるお客が複数いれば集客に成功していると考えられる方も多いでしょう。では、そもそも、なぜリピート利用を増やすことが重要であると言われているのでしょうか。まずはその疑問から紐解いていきます。
顧客の種類
まず、顧客の種類としては、
①見込み顧客
②潜在層の顧客
③新規顧客
④リピート顧客
⑤固定顧客
⑥優良顧客
の6つの種類に分けられます。それぞれ解説すると
①見込み顧客は、商品やサービス、店舗自体に興味は持ってくれているが、来店に繋がっていない顧客
②潜在層の顧客は自店舗を知らない顧客
③新規顧客は、見込み顧客が実際に来店してくれた場合の顧客(1回目の来店)
④リピート顧客は、1回目の来店から数か月以内にもう一度来店してくれた場合の顧客
⑤固定顧客は、定期的に来店してくれる顧客
⑥優良顧客は定期的に来店してくれて、かつ、新規顧客等を連れてきてくれる顧客
のような具合です。
リピート利用は何故重要?
上記の種類の顧客の中でも、新規顧客を増やすよりも、④の顧客を⑤に、⑤の顧客を⑥に育てていくイメージの集客方法のほうが、売上的にもお店のブランディング的にもコスパよく集客が行えるのです。
というのも、飲食店の売り上げアップをするためには、新顧客の数、リピート顧客の数、客単価をそれぞれ向上させなければなりません。とはいえ、新規顧客を増やすには、広告を増やしたり、露出を増やしたり、多大なる集客のコストがかかってきます。
その点、リピート顧客を増やしたり、リピート顧客のランクアップを目指す集客方法を行っておけば、リピート顧客がいずれ新規顧客を連れてきてくれるなど、低コストに効率の良い集客が行えるようになるのです。
おのずと、店舗自体の口コミも良くなるため、相乗効果も期待できるでしょう。
リピート利用を増やすための策
では、リピート顧客をふやすにはどのような対策を取れば良いのでしょうか。
SNSでの情報配信
1つはSNSでの情報配信です。1度来店した飲食店のことを、『また行きたい』と思い返してもらうためには、そのきっかけがなければ『思い出してもらう』ことができません。
実際、1度訪れた飲食店でも機会があれば、、、となってしばらく行っていない、もしくは1度行ったっきりとなっている場合も多いのではないでしょうか。
思い出さない限り、そして思い出してもらえるきっかけがない限り、2回目、3回目の来店にはつながらないのです。
その点、1度目の来店時にSNSフォロー特典などを行っておき、定期的に顧客の目に触れる情報を発信しておくことで、『思い出してもらう』きっかけ作りをすることができます。特に、新型コロナウイルスの影響で、イートインを縮小しテイクアウトやデリバリーに注力している店舗は、ネット上での情報発信が重要です。
公式LINEアカウントを利用する
また、SNSでの発信と類似する部分ではありますが、公式LINEアカウントを利用することも、リピート顧客の獲得につなげることができます。
尤も、公式LINEアカウントは友達に登録してくれているユーザーをターゲットとして情報配信をするため、『一度来店してくれた人』にむけた特別広告になります。インスタグラムやTwitterなどのフォロワーは、見込み顧客やそもそも土地が離れていていつ来店するかも分からない人、ただ料理の写真が見たい人などもいらっしゃるかもしれませんが、公式LINEではすでに来店したことのあるユーザー向けに発信ができます。
ターゲットが明確なので、再来店時に利用できるクーポンなどを配信すると良いでしょう。
お客を覚える
リピート率をあげるには、お客を覚えることも重要です。飲食店に限らず、美容室などでも2回目の来店で、『いつもありがとうございます』などと声をかけられると嬉しくなりませんか?
とはいえ、1度来店したお客様をすべて頭で覚えておくことは困難でしょう。中には、POSレジの機能やfreeWi-Fi、防犯カメラ等で、来店顧客の属性を把握できるものもありますので、活用するとよいです。
リピーター特典を充実させる
更に、リピーター特典を充実させることも重要です。その特典を利用した方は、『リピート顧客なのだ』と認識することにも繋がりますし、なにより特典があることで、『また行こう』という気にさせることができます。
次回来店時に利用できるクーポン等を発行
1回目の来店時に、次回来店時に利用できるクーポンを発行することも、効果的といえるでしょう。なにより、1回目の来店時では、如何に興味を持ってもらい、如何にまた来たいと思ってもらえるかが重要です。
そういった意味では、新規顧客への対応等もリピート獲得に重要なポイントともいえます。
飽きさせないメニュー構成
そして、飽きさせないメニュー構成も大切です。日替わり、週替わりのメニューはもちろん、メインメニューをいくつか用意しておき、悩んでもらうことで、『次に来た時にはこれを食べよう』などと思ってもらうことができます。
リピート顧客獲得に最適なツール
そんな、リピート顧客の獲得に最適なツールとして、下記のようなツールがあげられます。
インスタグラム
まずはインスタグラムをはじめとしたSNSです。SNSの中でも特に、インスタグラムは料理の写真をアップすることができたり、DMなどで予約を受けることができたり、ショッピング機能があったりすることから、飲食店の集客に最適なSNSであるとも言われています。
インスタグラムのフォロワーを増やすコツ、自動運転ツールについては、下記の記事に詳しく解説しておりますので、ご覧ください。
自社ホームページ
また、自社ホームページを充実させることもリピート顧客の獲得につなげられます。どんなにおいしいお店でも、ネット上に掲載されている情報がすくなかったり、Google等で検索しても出てこなかったりすると、ブランディングとして欠けているとみなされ、初回来店につながらないことはもちろん、その後の情報拡散や2回目の来店を促すことができない可能性があります。
自社ホームページへ掲載する情報や、グーグルマイビジネスへの登録、紐づけは抜かりなく行っておきましょう。
公式LINEアカウント
そして、前項でも少し解説しましたが公式LINEアカウントを運営することも重要です。特に、先述にも申し上げた通り、公式LINEアカウントは1度来店したお客に向けた発信ができるので、ターゲットが分かりやすい事、ターゲットを絞れることがメリットでもあります。
クーポンやオトクな情報、新メニューの情報配信など、定期的に行っておくことで、再来店を促すことができるでしょう。
予約等もLINEをおこなったり、デリバリーやテイクアウトの受付もLINEで行うことができれば、新しい注文窓口として活用することもできるようになります。
まとめ
本記事では、飲食店のリピート利用を増やすコツと、そのために最適なツールをご紹介してまいりました。新型コロナウイルスの感染拡大の影響下で、なかなかイートイン事業が思うように展開できない中、テイクアウトやデリバリ―などを始められる店舗様も多いでしょう。
そういったサービスを認識してもらい、かつ何度も利用してもらうためには、常々情報発信をしておかなければなりませんし、何度も利用してもらえるようなサービスも充実させておかなければなりません。
飲食店に多様性が求められている現在、今回ご紹介したような施策は、もはや今後行っていかなければリピート顧客はもとより新規顧客の獲得も難しい時代へとなっていく可能性もあるでしょう。
とはいえ、どこから手をつけてよいかわからない、何をすればよいかわからないという方はぜひ一度開店ポータルBizへお問い合わせください。