集客方法・HP制作

飲食店集客の鍵は女性が握っている?!来店率を高める3つのポイント

開店ポータル編集部
2018/06/26
 飲食店が順調に営業を続けていくために欠かせない“集客”ですが、そこで特に重要となるのが女性客の存在です。近年、日本の消費財の80%は女性によって決定されているといわれています。
 そのほかにも女性はお気に入りのお店の情報を積極的に広めたり、評判や口コミを参考にお店選びをしたりと、情報の共有や交換を活発におこなう傾向があります。つまり女性客に気に入られる店づくりをおこなうことは集客につながるということ。
 では、女性に気に入られるためにはどのような工夫をしたら良いのでしょうか。女性客の来店率を高めるための3つのポイントを見ていきましょう。


1.清潔感を保って居心地の良い空間に

 女性に好かれるお店となるためには、まず第一に、居心地の良い空間である必要があります。そのためには、こまめな清掃で清掃感を保つことが大切です。特にテーブルや椅子、床はお客様が触れる箇所でもあるので、ベトベトしていたり汚れがついていないか念入りに確認してください。見落としがちな窓や照明もお客様の目に入るところなので忘れてはいけません。

 そして一番気をつけたい場所がトイレです。トイレは、女性にとって本来の目的以外にも、メイク直しの場として利用しています。いくら食事スペースが清潔でも、トイレが汚ければお店の評価はマイナスになってしまいます。女性客のハートを掴みたければ、トイレこそ清潔にしておきましょう。

2.“プラスアルファ”の細やかな気遣いを

 女性にとって、プラスアルファの細やかな気遣いがみられるお店は、とても印象が良く“また来たいな”“誰かに教えたいな”と思うお店でもあります。もちろん、店員さんの笑顔が素敵だったり、接客が丁寧であることもポイントですが、かゆいところに手がとどく“あったら嬉しいサービス”が用意されていると、お店に対して好意と親しみをもつものです。ここでは、そんな女性のハートをつかむために、簡単に取り入れられるサービスの例を4つ挙げてみましょう。

①ひざ掛けで冷え対策

 女性は体質的に冷えやすく、冷え性の方も多いです。冬や冷房を効かせる夏には、ひざ掛けを準備しておきましょう。お客様に一言声をかけてあげるとより丁寧です。また、声をかけた時には不要でも、後々になって必要になる場合もあるので、あらかじめ全席に置いておくか、棚を用意して自由に利用できるスタイルにするのも良いでしょう。

②トイレに充実のアメニティ

 トイレにアメニティが揃っていると印象はぐんとアップします。コットンや綿棒、あぶらとり紙などメイク直しに役立つものは特に喜ばれます。また、食事後のケア用にマウスウォッシュを置いておくのもおすすめです。臭いの心配がなくなり、より食事を楽しんでもらえますよ。

③バッグ入れの設置

 男性は荷物が少なく、ポケットにお財布と携帯電話をいれて身軽に行動する方も多いですが、女性の場合は、全員といっていいほど必ずバッグを持っています。置き場に困らないよう、椅子の下や横に荷物入れを用意しておきましょう。あわせて、上から布をかぶせて汚れを防止してあげるとさらに印象が良くなります。

④靴の脱ぎ履き用に椅子を用意

 座敷席があるお店や靴を脱いであがるお店であれば、下駄箱やたたきの近くに椅子を用意しておきましょう。サンダルやブーツなど靴によっては脱ぎ履きがしにくかったり、スカートを履いていてかがむのに抵抗がある方もいます。椅子があれば、そのようなお客様にも安心してもらえますよね。


 一つひとつはちょっとしたサービスですが、それらに配慮をすることで、女性客からの印象はぐっとアップします。どれも手軽に始められるものばかりです。少しずつ取り入れて女性のニーズを満たしていきましょう。

3.“フォトジェニック”な店内とメニューを

 情報共有が活発な女性の集客において、SNSは強い味方。特に、Instagramを利用して人気となったお店は多くあります。それにならい、思わず写真を撮りたくなる“フォトジェニック”な内装やメニューづくりをしてみましょう。
 看板やインテリア、メニューブック、コースター、食器、小物など、お店にあるもの全てがフォトジェニックの対象となります。お店のコンセプトをしっかりと決め、それにあわせて統一感のある内装にしましょう。話題となったお店は、大人の雰囲気漂うシンプルなものやカラフルでかわいらしいもの、まるで外国にいるかのような異国情緒あふれるものなどが多いようです。店内の写真を撮ることが目的でその場所を訪れるケースもあるので、あわせて店内にフォトスポットを作ってみるのもおすすめですよ。
 メニューもフォトジェニックなものを選びましょう。通常使われる食材とは異なるものを使って色合いを変えてみたり、特大サイズを作る、盛り付け方を工夫するなど方法はさまざまです。一からメニュー開発をしなくても、既存の料理を一工夫するだけでフォトジェニックに仕上げられます。

大切なのは、女性の立場になって考えること

 ターゲットとしている女性客が少ないなどの悩みをもつお店には、女性からのニーズを満たせていない原因がなにかしらあるはずです。自分のお店には“どのようなサービスが必要か”“何が足りないのか”を、女性客の立場になって考えてみてください。とはいえ、男性からの目線では気が付かないこともたくさんあるでしょう。そんなときには、女性のスタッフや知り合いの意見を聞いてみてください。集客につながる、新たなカギが見つかるかもしれません。

 
開店ポータル編集部
2018/06/26