集客方法・HP制作

飲食店のリピーター集客 簡単な工夫で常連を増やそう

開店ポータル編集部
2018/08/07
 新規顧客の獲得とあわせて、安定した集客を得るためにはリピーターを確保することが大切です。しかし飲食店において、初めて来たお客さまがリピーターとなり、再来する確率は多くみても40%ほど。つまり、半分以上の方は一度きりの来店で終わってしまうのです。

 星の数ほどある飲食店の中からせっかく選んで来てもらえたからには、お店を気に入ってもらいたいですよね。ですが、ただじっとお客さまを待っているだけではいけません。お店側は、お客さまがもう一度足を運びたくなるような施策を打ち出すなどの努力が必要です。

 では、その施策にはどのようなものがあるのでしょうか。手軽にはじめられるものを3つご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。

不満がないのにリピートをしない理由とは?


 お店のサービスや料理の味に不満があった場合、ほとんどのお客さまはその日を境に二度とそのお店の入口をまたぐことはありません。しかし、特に不満がないにも関わらず再来店に繋がらない場合もあります。それはなぜでしょうか。

 主な理由は「リピートするほどの理由が無い」、「お店の存在を忘れてしまっている」この二つです。際立った特徴がなく、不味くはないけれど絶品でもない、といった場合は可もなく不可もない状態で終わってしまいます。インパクトが無いので記憶にも残らないのです。まずは、この点を解消して、再来店率アップを狙いましょう。
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ちょっとした工夫をして再来店に繋げよう

■レベル1.★☆☆
初級:クーポンやポイントカードを発行する

 まずはリピートしたくなる理由とお店の存在を思い出すきっかけをつくりましょう。

 リピートしたくなる理由づくりでは、「再びお店にくることで得をする」と思わせることがポイントになります。おすすめは、 50ポイント貯めると500円オフ!や1ヶ月以内のご来店で1ドリンクサービスなどのクーポンやポイントカードの発行です。期間を定めることで期間内の再来店が期待できます。注意点としては、ポイントカードは個人情報等の記入をする必要のないものを。お客さまが手間だと感じることはできるだけ避けましょう。

★クーポンに関する記事はこちら★
飲食店の割引き券&無料券発行の注意点とその法律!正しく活用して集客に繋げよう
 

■レベル2.★★☆
中級:DMやメールマガジンを配信する

 お店の存在を思い出してもらうためには、DMやメールマガジンの配信も有効です。ここで気にしなければならないのが、「わざわざ面倒な登録作業を、また来るかわからない店のために進んで行うお客さまは少ない」という点です。

 お店から情報を送るためにはメールマガジンへの登録や、DMの送り先住所を記入してもらわなければなりません。まずはメールマガジンの登録で一品プレゼントなどその場で使えるサービスをつけて、お客さまが進んで登録したくなる環境をつくりましょう。

 定期的にDM会員限定キャンペーンやメールマガジン限定クーポンなど、お得感のあるサービスを配信することで再来意欲を掻き立てることができます。

■レベル3.★★★
上級:顧客情報を集めて分析、ニーズに寄り添う

 上記でとりあげたツールを利用して、お客さま情報の分析をおこないましょう。アンケート調査の実施も方法のひとつ。メールマガジンやクーポンの配信にあわせて、アンケートを実施し、お店の利用用途や同行者を調べることでさまざまなプランの設計やお店づくりに役立てることができます。

 DMの送り先住所と一緒に年齢や性別も一緒に記入してもらえば、どのようなお客さまの利用が多いのか集計をとることも可能です。一人ひとりのお客さまに声をかけることは難しくとも、情報を集めて分析することで、ニーズに寄り添ったサービスの提供ができます。

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 どのようなサービスがあればもう一度足を運びたくなるのか、実際にリピートしているお店の魅力はどこにあるのかなど、お客さまの立場になって考えることが大切です。

 一度来てくれたということは、メニューなり立地なり価格なり、なにかしらに魅力を感じてもらえたのでしょう。100名のうち、60名は一度限りのお客さま。そのことを意識し、一期一会を大切にした接客をこころがけるだけでも、再来率をあげることができるかもしれません。

 施策はさまざまありますが、リピーターの獲得にお悩みの方は、今回取り上げたコストのかからない簡単なものから、取り組んでみてください。
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開店ポータル編集部
2018/08/07