集客方法・HP制作

飲食店の割引き券&無料券発行の注意点!正しく活用して集客UPに繋げよう

開店ポータル編集部
2019/05/15
 無料券や割引券発行の狙いは集客です。知らない店でもお得に利用できる券があれば、他の店と差別化され、来店のきっかけになります。
 来店客にとってこれらの券はとても魅力的です。A店かB店か迷ったとき、人は「A店は飲み物が1杯無料だから、この店に決めよう」と思うもの。もちろん、店側としての狙いは、「無料もしくは格安でサービスを提供すること」ではありません。無料にすることにより、新規顧客やリピーターを獲得し、そのほかの飲食によって売上を上げることが、最終的な目標ですよね。そのため、無料券や割引券によって利益が出ないのであれば、発券を見直す必要があります。

「無料券・割引券」の発券について

 お客様が少ないからといって、とりあえず、無料券や割引券を大量に発券しても、残念ながら集客には繋がりません。無料券や割引券があることで、来店のきっかけにはなりますが、それらの券があることが当たり前になると、「無料券や割引券が出たら行こう」「普段は高いから行かない」など逆効果になる場合も。
 無料券や割引券は、あくまでも来店のきっかけづくりにすぎません。リピーターになってもらうには工夫が必要です。
 また、無料券・割引券については、「景品類の提供」とみなされるかどうかによって、景品規制の対象となるかどうかが決まります。無料券、割引券に関するルールを理解した上で発券しましょう。

無料券・割引券に関する法律について

 景品の提供による競争がエスカレートすれば、サービスを向上させるための努力をしなくなり、消費者にとって不利益を招きます。こうした悪循環を防ぐために「景品表示法」によって、景品類の最高額や総額が規制されています。
 規制により、提供できる景品の限度額が定められているものは、以下の3つになります。
①一般懸賞…くじによる景品の提供
②共同懸賞…商店街などで複数の業者が参加して行う懸賞
③総付景品…懸賞によらずに提供される「景品」のこと
 景品表示法がしめす「景品」とは、おまけや粗品だけでのことではありません。集客のために、サービスに付帯して提供されるもので、物品や金銭などは「景品」として扱われます。
 
 飲食店において、来店客に対してもれなく提供する金品は、「総付景品」に当たり、景品規制の対象になります。
 総付景品の限度額は以下の通りです。
取引価格 景品類の最高額
1,000円未満     200円
1,000円以上    取引価格の10分の2

規制の対象とならないもの

 基本的に、集客のために、サービスに付帯して提供される物品や金銭などは、「景品」として扱われます。ただし、例外もあります。飲食店舗限定で使用できる割引券は、値引きとして扱われるため、景品規制の対象になりません。

 たとえば、1000円のランチコースにおいて300円のスープをサービスしたい場合、景品の規制でスープの無料券はつけられません。
 
ただ、景品規制の対象にはならない、30%割引券の発行であれば、1000円のランチコースで、300円割引きが可能になります。
 厳密にはスープサービスではありませんが、金額は同じです。規制に反することがないように、割引券や無料券を活用しましょう。

景品表示法に違反した場合

 300円のスープ無料券も、300円割引券も金額は同じです。それでも、1000円のランチに付帯する場合、スープ無料券として提供すると違反とみなされることも。
 違反行為とみなされた場合、措置命令や課徴金の納付(不当な表示によって得た利益の3%の支払いが必要)などが命じられます。景品表示法に違反しないように注意が必要です。

景品表示法に違反しないために

 2018年12月現在、割引券によって、合計金額から割引きするサービスに関しては、限度額は定められていません。利益や他店と価格のバランスを考える必要はありますが、割引券によって景品表示法に違反することはありません。
 1品サービスなどの無料券を発行する場合は、「何円以上ご利用の場合に限ります。」と明記すれば、違反を防ぐだけでなく、注文の追加に繋がります。

売上がアップする割引券・無料券とは

 効果的な割引券や無料券の作り方や配布の仕方にはいくつかコツがあります。
 コツは他にもありますが最低限抑えておきたいポイントは以下の3つです。
①割引券や無料券には有効期限をつける
②来店回数に応じた割引券にする
③時間や日時を特定した限定割引券にする


 来店のきっかけになる割引券や無料券ですが、いつも割引券や無料券があるというイメージがつくと、「いつでも割引きになるから、今行かなくてもよい」と判断されてしまい、来店に結びつかなくなります。また、新規特典のクーポンばかりを発券していると、新規はお得でも、リピーターには、お得感がないと思われかねません。

 ですから、新規にもリピーターにもお得だと思われるような割引券や無料券を効果的に発券する必要があります。
 割引券や無料券には、有効期限を設定し、「いつでもよい」と思わせないような工夫をしましょう。来店回数に応じた割引きとすることで、リピーターになることのお得感を与えるのもいいですね。
 誕生日や女子会など特別な日限定割引券は、特別な印象を与えます。ほかにも、アイドルタイム限定の割引券によって、集客したい時間帯に来店を促しましょう。

【サンプル】
・20時以降来店で500円割引き
・2回目の来店でドリンク1杯無料
・女子会限定「食後のアイス」無料

割引き券&無料券を上手に活用しよう

 割引券や無料券は、来店のきっかけになり、工夫しだいでリピーターの確保に繋がります。
 単なる無料提供ではなく、利益が上がるように配布の仕方を工夫し、割引きや無料になる条件を考えていきましょう。

 
開店ポータル編集部
2019/05/15