開業手続き

飲食店開業への道!必要な“7つのステップ”

開店ポータル編集部
2018/04/02
 飲食業界で働く人にとって、自分のお店を持つことは誰しもが抱く目標のひとつ。しかし、そのためにはどうすればいいのか。実際に動き出すと、漠然としたイメージではなく、より具体的なコンセプトや事業計画が必要になります。それは、繁盛店経営のための第一歩でもあります。今回は、開業までに必要なポイントを分かりやすく7つのステップにまとめました。この記事で大まかな開業までの道筋を把握して、着実に目標達成に向かって歩いていきましょう。

①OPEN

Step1. 自己資金を貯める

②自己資金
 飲食店開業には、一般的に約1,000万円の開業資金が必要と言われています(面積から試算する場合は1坪約100万円)。この額を考えると、自分の貯金のみで開業するのは難しいところ。そこで必要なのは金融機関からの融資です。金融機関は開業資金だけでなく、開業後も長くお世話になることができる心強い味方です。まずは、金融機関に融資をお願いする際の説得材料となる“自己資金”を用意しましょう。その額はというと、開業資金に必要な額の1/3以上を用意するのが相場と言われています。1,500万円の開業資金が必要であれば、用意する自己資金は500万円以上というわけです。
 自己資金が多ければ多いほど、開業後の経営は楽になります。自己資金を貯める期間も、飲食店での下積みを経験したり、経営に関わる会社で働いたりと、開業に有利なスキルを磨きながら過ごしましょう。

Step2.コンセプトを作る

 開業資金を貯めながら進めていきたいのが、“コンセプト作り”です。このコンセプトは、後述の“事業計画書”を作成する際にも重要になるので、具体的に綿密なコンセプトを立てる必要があります。業種・業態、出店エリア、ターゲット、セールスポイント、客単価、店舗規模、家賃、営業時間、定休日、従業員数、メニューなど具体的なモデルを細かく計画しましょう。

Step3.物件探し

③自己資金
 コンセプトが固まったら、“物件探し”です。自己資金を貯めながらの物件探しは時間がかかるものです。候補がいくつか見つかったら、近隣の土地柄、最寄りの交通機関からの利便性、通行量、ターゲット層の人数などを研究しましょう。店全体の規模が業務形態に適しているか、提供する料理やサービスと合っているか、コンセプトに掲げた店舗運営が可能かどうかをよく吟味することが重要です。

Step4.事業計画書の作成

④創業計画書  ここからは金融機関や役所に提出する書類を、沢山作ることになります。まずは、“事業計画書”の作成です。事業計画書とは、①創業計画書、②事業概況、③売上高・人件費予測、④損益計算書、⑤資金繰表、の5つの書類をさします。この書類は金融機関ごとにフォーマットはさまざまですが、内容はほぼ同じです。開業の動機、どんな商品やサービスを扱うか、経験の有無、資金調達の内訳、売上高予測・事業の見通しなどを細かく記載することになります。コンセプト作りをする際にまとめておくと、よりスムーズに作成できるでしょう。
日本政策金融公庫 HP:https://www.jfc.go.jp/n/service/dl_kokumin.html

Step5.物件申し込み

  ここまでくると、かなり具体的な営業モデルが見えてきます。いよいよ物件を申し込み、工事に入りましょう。施工会社によっては、ここまでのステップをトータルでプロデュースしてくれるところもあるので、プロの手を借りながら進めるのもひとつです。いよいよこれで夢が現実味を帯びてきましたね。

Step6.融資の申し込み

⑤融資 原則として、融資の申し込みは物件契約後にするのが通例です。金融機関に事業計画書を持ち込み、融資の相談をしましょう。融資は大きく分けて2つあります。銀行など民間の金融機関によるものと、政府系の金融機関によるもの。未経験からのスタートの場合、銀行などの融資は受けづらいのが現実です。その場合、政府系の金融機関の方が積極的に支援してくれるので、環境に合わせて融資先を選定しましょう。書類の不備があると作り直しになるので、開業の半年前までには申し込みを済ませることをおすすめします。この段階で、利用できる助成金や補助金が見つかるのであれば、申請しておくのも良いですね。

Step7.営業準備

 店舗が完成するまでに、メニューや営業形態に抜かりが無いよう、入念に準備を進めましょう。店舗が完成したらプレオープンをするなどし、修正すべき点が無いかどうかを確認する期間があると望ましいです。この段階で広告を打ったり、SNSで発信したりしておくと、オープン日の集客も期待できますよ。

開業がスタートライン

 開業のために最低限必要なのは、開業資金の1/3以上の自己資金、コンセプト作り、事業計画書、開業資金、物件、綿密な経営モデルの計算であることがわかりました。ここで厳しい現実も見ておきましょう。新規開業した飲食店の半分が、2年以内に閉店するというデータもあります。やっと手にした自分のお店を手放さないためにも、事前の計画は時間と費用に余裕をもって立てるべきでしょう。
 長い準備期間を乗り越えて、辿り着くことができる飲食店開業。そこがスタートラインです。是非、あなただけの素敵なお店を繁盛させていってくださいね。


 

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開店ポータル編集部
2018/04/02