内装・インテリア 一覧

  • 【取り扱い注意】実は危険な観葉植物~子どもやペット同伴可の飲食店オーナーへ~
     葉っぱや花の色や形を楽しむ観葉植物。インテリアの一部として多くの飲食店にも置かれています。観葉植物を置くことで、緑色やマイナスイオンでお客様にヒーリング効果を与えたり、酸素の生成や湿度の調整を行ったりと環境を整えてくれます。また、植物によっては有害物質を吸収する効果があり、空気清浄機の役割を果たしてくれるものも。  ところが、このようにメリットだらけに思える観葉植物のなかにも、毒を含み人体に悪影響を及ぼすものもあります。知らずに置いてしまいお客様に害を与えてしまうなんてことのないよう、本記事では扱いに気を付けたい5つの観葉植物をお伝えしていきます。 取り扱いには注意が必要な観葉植物があるって知ってた?  居心地の良いお店を演出するために、多くのお店に置かれている観葉植物。どこのホームセンターにでも売っていて、比較的手に入れやすい身近なものです。しかしそのなかには、大人が触れるだけで皮膚に疾患をもたらすものや、小さな子どもや小動物が口にすると死にいたってしまうほどの有毒性を含むものがあることをご存じでしょうか。知らず知らずのうちに、お店のインテリアとして置いてしまうことのないよう気を付けましょう。     1. ディフェンバキア  緑の葉っぱに白の模様が特徴的な“ディフェンバキア”は、人気の観葉植物で見かけることも多いでしょう。サトイモ科に分類され、シュウ酸カルシウムを含みます。英語ではダムケーンやダムプラントと呼ばれています。日本語になおすと“口をきけない植物”。口の粘膜に触れるだけで、痛みやしびれを引きおこします。これらの症状は、子どもやペットにあらわれることが多いため、お子さま連れが多く訪れるお店や、ペット同伴可のお店に置くのは避けましょう。 2. ポインセチア  “ポインセチア”は鮮やかな赤と緑の葉っぱの色合いが人気で、クリスマスシーズンにぴったりな観葉植物です。華やかな見た目ですが、全体にフォルボールという毒を含んでいます。万が一体内に取り込んでしまうと嘔吐や下痢などの体調不良に見舞われてしまうことも。このほか、茎から出る樹液には、触ると炎症してしまう恐れもあります。  ポインセチアが触れた水を、同伴したペットが飲んでしまうだけでも、からだに毒がまわってしまい致命的な症状を引き起こしてしまう場合も。手入れをする際には手袋を装着し、作業が終わったらよく洗い流すようにしましょう。   3. ミルクブッシュ  まるでサンゴのような見た目の”ミルクブッシュ”。枝の見える部分は茎で、折ると白い樹液が出てきます。それがミルクに似ていることからミルクブッシュと名付けられたようです。そして、この樹液に毒が含まれており、触るとかぶれや炎症を起こすことがあります。それほど強い毒ではありませんが、作業をする際は念のため手袋をしてとりかかりましょう。また、ペットが舐めてしまうと致命的な症状を引き起こすこともあります。充分に気を付けましょう。 4. ヤツデ  別名テングノウチワと言われる”ヤツデ”は、手のひらのような見た目をしています。この特徴的な葉や、根には少量ですが毒をもちます。体内に取り込んでしまうと嘔吐や腹痛などを引き起こすので、小さなお子さまやペットが誤って口に入れないよう注意が必要です。  また、毒とは別に薬となる成分も含んでいるため、治療に使われることもあります。使い方次第ではとても役に立つ植物です。 5. アロエ  近年ペット同伴OKの飲食店や、ドッグカフェ、猫カフェなどが増えています。そういった店舗が注意しておかなければならないのが”アロエ”。薬や化粧品、食用と、人間にとっては万能な役割を持つ身近な植物です。しかし、アロエの一種であるアロエベラに含まれる成分のサポニンは、犬や猫などの動物にとって毒となる場合があります。食べてしまうと下痢や嘔吐の症状を引き起こしてしまいます。このような植物はアロエ以外にも多くあるため、該当店舗は設置する観葉植物に十分な配慮が必要です。  これらの植物は、観賞用に置いておく分には害はありません。ただし、樹液や葉には注意が必要なので、茎や葉が折れていないかなどのチェックをこまめに行いましょう。また、植物自体に毒が無い場合でも、プラスチックの鉢植えを使用することで、揮発性有機化合物(VOC)を発生する可能性があるという研究結果も出ています。人体に有害なものだとはまだ断定されていませんが、注意しておくに越したことはありません。 対策を整えてこだわりの内装づくりを  取り上げたもの以外にも、有毒の観葉植物はまだまだあります。ちょっとしたからだの不調で済むものから死に至るものまでさまざまです。特にファミリー層向けや小さなお子さまを連れての来店が多い店舗の場合は、お子さまが誤って触ったり口にいれたりしないよう、これらの植物の設置を避けるか、手の届かない場所に置くなどの工夫をしましょう。  
    開店ポータル編集部
    2018/08/12
  • 【売上に直結する販促ツール】メニューブックの作成時に気を付けたい4つのポイント
     飲食店で席についたらまず見るのがメニューブック。そのお店にはどのような料理があり、どれくらいの価格で提供しているのかを一目で確認できる、飲食店に欠かせない重要なものです。しかし、“何の料理があるのかさえわかればいいんでしょ?”と、なんとなく適当に作っているお店も多いのではないでしょうか。しかし、料理を提供する飲食店にとってメニューブックは、大切な販売促進ツールです。その出来次第では、店舗の売り上げを左右させることがあることをしっかりと把握して、メニューブック作りに活かしましょう。  これからメニューブックを作成する、既存のメニューブックを見直したい、少しでも売り上げをアップさせたい。そんな経営者の方々にお伝えしたい、メニューブック作成時に気を付けたい4つのポイントをご説明します。是非参考にしてみてください。 ポイント①【料理のネーミングを一工夫しよう】  同じ料理でも、ネーミングによってお客様が受ける印象は大きく異なります。ただ料理名を並べるのではなく、特徴や具材などを少し具体的に表現するだけで食欲をそそるものになるのです。  例えば、“オムライス”の場合。ただ、オムライスと書くだけでは、そのオムライスにはどのようなソースがかかっていて、たまごはどのような状態のものなのか、イメージがつきにくいとおもいませんか?そこで、“とろとろ卵とデミグラスソースたっぷりの特製オムライス”のように、すこし凝ったネーミングにしてみるとどうでしょう。どのようなオムライスなのかがわかりやすくなるだけでなく、おいしそうに聞こえますよね。  このほか、“〇時間煮込んだ●●”や“〇〇産●●”など表現方法はさまざまです。難しければ“激辛!●●”や“酸味の効いた●●”など簡単に味を書くだけでも、お客様はその料理をイメージしやすくなるので、注文に繋げることができます。お店ならではのこだわりがアピールできるネーミングを考えてみましょう。  ただし、やり過ぎは禁物です。表現を工夫しすぎて、かえってわかりにくい名前にならないよう注意してください。  また、名前だけではどのような料理か伝わりにくいものもあります。メニュー名の下に、簡単な説明を加えてあげると良いでしょう。おいしい食べ方や順序があればそれも書いておくと喜ばれますよ。 ポイント②【写真を貼って、視覚から“食べたい!”を誘おう】  料理名や説明の文章だけでは、どのような料理かを完全に把握することができません。“注文してみたらイメージと違った…”とがっかりされないために、メニューブックに写真を貼りましょう。しかしそこでこだわらなければいけないのが、写真のクオリティです。本当は味がおいしかったとしても、写りが悪ければお客様は注文したいと思いません。それほど料理の見た目は重要なのです。どのような食材がつかわれているのかがわかるサイズで、角度や色合いを調整し、撮影しましょう。しかし実物とのギャップが出過ぎる写真は、クレームになりかねないので注意が必要です。   ポイント③【サイドメニューを並べて、複数注文を促そう】  お客様からの注文数をできるだけ増やすために、メインメニューのページにサイドメニューも載せておきましょう。例えばハンバーグのページなら、ライスやパン、スープ、サラダ、おすすめのトッピングなどを載せておくことで、セットで注文してもらえる確率がぐんと上がります。お客様にとっては注文がしやすく、お店としては複数注文がとれるので売り上げに繋げることができます。  また、人の目線は左上からアルファベットの”Z”の順に移動すると言われています。この特徴を活かして、おすすめの順にメニューの配置を決めると良いですよ。 ポイント④【複数言語に対応したメニューブックを作成しよう】  日本には年間多くの外国人旅行客が訪れます。もちろん全員が全員、日本語を理解できるわけではありません。言葉の壁によって、お客様の希望に応えられなかったり、販売機会を逃してしまうのはとてももったいないことですよね。そうならないために、日本語だけでなく複数の言語に対応したメニューブックを用意しておくと良いでしょう。日本ならではのおもてなしの精神をもって、海外からのお客様にも喜んでもらえる環境づくりをおこないましょう。   お客様目線を大切に  メニューブックはお店によって、紙だったり電子端末だったり、その形や大きさもさまざまで、それぞれのお店が工夫を凝らしたオリジナリティ溢れるものを作っています。  しかし、実際に使うのは、お客様だということを忘れてはいけません。飲食店にとってメニューブックは、大切な販売促進ツールです。デザインにこだわるあまり、読み難いフォントにしてしまったり、加工しすぎた写真を並べすぎてはいませんか?  今回説明した4つのポイントをもとに、お客様にとって使いやすく読みやすいメニューブックを作成しましょう。  
    開店ポータル編集部
    2018/06/25
  • 【そのこだわりは本当に必要?】こだわりの内装がコストでしかなかった4つの事例と解決策
     店の雰囲気を左右し、集客や売上に直結する内装デザイン。特に飲食業界では、ただ料理を提供するだけでなく、その店オリジナルの「体験」を通して来店客に楽しんでもらう店が増えています。もちろん、内装デザインは「体験」の演出にかかせないものです。  しかし、コンセプトが伝わりにくい内装は逆効果。本記事では、内装デザインを考える上で陥りがちな「間違った内装へのこだわり」とそうならないための解決策をみていきましょう。 事例1:内装にこだわりすぎて、店の運転資金がなくなる  店舗を開業する際、必要なのは内装費用だけではありません。物件の賃貸契約料や設備や美品などの設備投資にも資金が必要です。また、開店した後、人件費や集客のための広告費用なども必要になります。内装に費用をかけすぎてしまうと、運転資金の確保が難しくなり、結果廃業に追い込まれてしまうことも。  店の運転資金まで内装費用につぎ込んでしまっては本末転倒なのですが、こうしたケースは珍しくありません。内装業者は、基本的にこだわった店作りを提案します。予算を上回る見積もりを提案してくる業者もいます。結果、本来のイメージとは、違う内装になる場合や、予算以上に資金がかかってしまう場合があるのです。 解決策:内装は複数の業者に相談する   内装に不必要な費用をかけないためにも、見積もりは複数の業者に依頼しましょう。店舗の内装といっても、美容室、雑貨店、飲食店など業種によって工事の内容は異なります。営業する業種の店舗内装の実績があるかどうかにも注目しましょう。業者には、営業の目的や店舗のイメージを的確に伝えます。設計図を見て、希望に沿った提案をしてくれているかを念入りに確認します。いくらおしゃれで洗練されていても、店のイメージに合わない内装や予算に合わない内装は必要ありません。運転資金が確保できるように見積もりには余裕を持たせましょう。 事例2:内装を重視して、実際に必要なものが買えない  内装業者との打ち合わせで、希望やアイデアのすり合わせを行ううちに、業者の営業トークに乗せられて、内装の予算が膨らんでしまう場合があります。そうなると、予算を下げようとしても、なかなか予算が下がりません。  結果、開店までに時間がかかります。飲食店の場合、内装費用が膨らみすぎて、電気、水道、ガス、換気システムといった本当に必要な設備工事に費用が回せないという事態も起こります。 解決策:優先順位を考える  店の営業に絶対に欠かせないものが何かを考えた時、内装は装飾の部分であることがはっきりします。予算は、設備工事など最低限必要なものから優先順位をつけて確保しましょう。内装には余った資金を充てます。例えば、飲食店の内装工事であれば、キッチンを後回しにして、内装デザインを考えるのではなく、厨房関連の資金をはじめに確保し、残った予算で内装デザインを考えるのが正解です。   事例3:内装へのこだわりはあるが、居心地が悪い  テーブルや椅子などの家具は、店の雰囲気に合わせて選びます。しかし、デザインばかりに気を取られると、座り心地が悪い椅子を買ってしまい、後悔するかもしれません。また、人の流れや空気の流れを無視したデザインは、来店客に不快感を与えます。  例えば、トイレの水が流れる音が聞こえる場所や従業員の出入りが頻繁にある場所などに席を配置すると、その席にすわった来店客は落ち着きません。さらに、エアコンの設置場所によっては、直接エアコンの風があたるなどして寒い席ができてしまうケースや厨房までエアコンの風が届かず、厨房内が暑いなどの問題が出ることもあります。 解決策:設計の段階で、実際の人の流れと空気の流れを想定する  内装をおしゃれにすることに気を取られがちですが、まずは、人の流れや空気の流れを考え、実際に人がいる状況を想像しましょう。テーブルや椅子は、見た目のデザイン性だけでなく、座り心地や高さなども考えて選びます。一見、おしゃれで洗練されているものの、居心地の悪い空間にならないように気をつけましょう。 事例4:こだわりの内装がコンセプトにあっていない  豪華な内装であるにもかかわらず、提供される商品が安価すぎると、違和感があります。また逆に、カジュアルな雰囲気であるにもかかわらず値段が高いなど、内装と提供される商品の価格がマッチしていないと、アンバランスな印象を与えてしまします。内装がおしゃれすぎて、地域の客層に合わなかったり、商品単価と店の雰囲気がかけ離れていたりすると、コンセプトがぼやけてしまい、集客も見込めません。 解決策:店のコンセプトに合わせて内装を考える  商品の価格帯や店のコンセプトに合わせた内装にする必要があります。内装業者には、店のコンセプトや商品の価格帯を伝えて、ミスマッチを防ぎましょう。来客が想定される客層に合わせたコンセプトやそれに見合う価格設定から、店の内装がずれないように注意が必要です。 集客に繋がる内装を  集客に繋がる店の内装ですが、”間違ったこだわり”によって逆に客足が遠のくこともあります。こだわりによって、資金がなくなり、営業が難しくなっては意味がありません。内装にこだわることは大切ですが、予算の優先順位を考えて、運転資金も確保していきましょう。また、デザインに目を奪われてばかりで肝心のコンセプトが曖昧になっていないか、動線を無視していないか、打ち合わせの段階で見直すことが大切です。  
    開店ポータル編集部
    2018/06/12
  • 【お店を大きくイメージチェンジ!】~費用をおさえながらリニューアルする7つの方法~
     飲食店がリニューアルをおこなうのは、どのようなときでしょうか。“集客アップのためにコンセプトを変えたい”、“お店が古くなってきたから、きれいにしたい”、“〇周年を記念して再スタートしたい”など、その動機はさまざまです。とはいえ、什器やインテリアを入れ替えたり、業者に依頼して内装を作り変えるには、それなりの費用がかかるもの。お金の確保が難しいために、リニューアルをあきらめているお店も多いのではないでしょうか。ですが、大がかりに手を加えるだけがリニューアルではありません。今回ご紹介する7つの方法を使えば、費用をおさえながらお店を変身させることができます。 1.外観の雰囲気を変える  お店がリニューアルしたことに気付きやすいのは、やはり外観を見たときです。お客様をお迎えする入口の飾りつけを大きく変えたり、看板やドアを塗りなおしてみましょう。新しい色に塗りなおせば、傷や汚れが目立たなくなるほか、それだけで大きくイメージチェンジができます。入口が殺風景に感じる場合は、鉢植えを置いたり、手作りのメニューボードを置くなどして、親しみやすさを演出しましょう。お客様が一目見たときに、“あれ?変わった?”と新鮮に感じられるのが理想です。 2.クリンネスを徹底する  お客様の中には、お店選びにおいて“清潔感”を重視する方がいます。そのため、徹底的なクリンネスをおこない、お店をきれいにすることも、立派なリニューアルになります。外観だけ新しくなっても、お店の中に入ったときに汚ければ、お客様はとたんにがっかりしてしまいます。お客様の視点で店内を歩いてみると、床やカーペットのゴミ、壁紙の汚れ、ガラス窓のくもりなどが目に入ってきます。それら一つひとつを磨き上げ、オープン当初の清潔さを取り戻しましょう。 3.照明を見直す  お店のコンセプトに合った照明を選べているかを見直し、そぐわない場合は取り換えてみましょう。お客様にゆっくりとくつろいでもらうのが目的なら、白っぽく明るい照明よりも、白熱電球などのあたたかみのある照明が適しています。さらに、間接照明をプラスすれば、より柔らかな灯りを取り入れることができます。また、蛍光灯のカバーに積もったホコリをふき取ったり新しいものに取り換えるだけでも、店内の明るさや雰囲気は大きく変わります。 4.壁紙を貼り替える  インテリアの入れ替えなどよりも費用をおさえておこなえるのが、壁紙の貼り替えです。今まで無地の壁紙を貼っていた場合は、デッドスペースや壁の下半分などにポイントを絞り、柄入りの壁紙に貼り替えてみましょう。柄入りの壁紙には、汚れを目立ちにくくし、明るい印象を与える効果があります。ただし、色づかいが奇抜すぎたり、柄の主張が激しい場合、落ち着いた雰囲気のお店では悪目立ちしてしまいます。必ず、お店のコンセプトに合った色柄の壁紙を選びましょう。 5.模様替えをする  テーブルや椅子が据え付けでなければ、思い切って客席のレイアウトを変えてみましょう。客席の並べ方やテーブルの向きを変えただけでも、店内の雰囲気は大きく変わります。ここで意識すべき点は、お客様の動線を長くして、入店からお帰りまでスムーズに動きやすくすること。一方で従業員の動線は短くし、お客様の動きを遮らず、速やかにオーダー取りや料理のサーブができるようにします。レジを入口に向かって横向きにするなど、入店を迷っているお客様に入りやすい印象を与えることも大切です。 6.コンセプトやメニューを練り直す  売上からお店の現状を把握し、コンセプトやショルダーネームを見直しましょう。ショルダーネームとは、『あつあつ鉄板ハンバーグのお店  たなか』のように、お店の肩書きのようなもの。例えばこのお店で“ハンバーグよりも、コロッケの方が人気だ”という傾向があれば、『あげたてコロッケとハンバーグのお店  たなか』に変えてみます。  また、不採算メニューを見直し、メニュー数を絞るのも効果的です。食材のロスや仕入れにかかるコストを削減でき、その分、他のメニューに力を入れることができます。 7.食器やグラスを変える  オープン当初は、やはり初期投資をおさえたいもの。そのため、デザインにはあまりこだわらず、安さを重視して食器を揃えたという方も多いのではないでしょうか。食器を“料理を演出するツール”と考え、ワンランク上のものにリニューアルしてみましょう。ただし、あまり高価な食器は使わないこと。割ってしまった時の損害が大きいからです。  以下のサイトでは、業務用食器の大量注文ができるショップを紹介しています。低価格ながら、質が良くデザインも豊富な食器が揃っているので、チェックしてみてくださいね。 OMISE Lab HP:https://monstar.ch/omiselab/business/largeorder/ 目的を明確にして、できる範囲のリニューアルを!  リニューアルというと、どうしても大がかりなものをイメージしがちです。集客を目的にお金をかけてリニューアルをしても、必ず売上がアップするとは限りません。そういったリスクも、頭に入れておく必要があります。  まずは、集客アップを目指したいのか、経年劣化のケアをしたいのか、リニューアルの目的をはっきりさせましょう。すると、手を加えられる範囲やお金をかけられる範囲が掴めてきます。そのうえで、本記事で取り上げたような小さなリニューアルを検討してみてください。費用をおさえながらお店を変身させることもひとつの方法です。  
    開店ポータル編集部
    2018/06/01
  • お客様目線取り入れた“居心地の良い、通いたくなるカフェ”とは?
     これからカフェを開業しようという方は、カフェのどのようなところに魅力を感じたのでしょうか。そこに、カフェ経営のポイントがあります。カフェ最大の魅力と言えば、居心地が良く、ゆったりした時間が過ごせることではないでしょうか。本記事では、居心地の良い“通いたくなるカフェ”の作り方についてまとめました。お客様目線を取り入れることで、通いたくなるカフェの姿が見えてきます。 1. 立地選びを大切に  繁華街の中心など、喧騒が響き渡る場所では落ち着いた時間を過ごすことはできそうにありません。立地選びは非常に大切なことです。お客様が忙しなく入れ替わるようなお店では、長居をしていると居心地が悪くなり「帰ったほうがいいのかな。」と、お客様に気を遣わせてしまいます。中心街でも一本小路に入った場所や、空中店舗など、喧騒から少し離れられる物件を狙いましょう。 2. 過ごしやすい環境づくりをおこなう  居心地の良さは、長時間いても疲れない点にあります。つまり、椅子の座り心地が良いことも居心地の良さを感じてもうための大切な要素となるのです。くつろげるソファー席を充実させるのも良いでしょう。ソファー席は、グループでの利用や、小さなお子様連れの方が好んで利用します。ゆっくりと過ごしたいと思ってもらえるような椅子を設置することがポイントです。  さらに、カフェには本を読んだり、PCで作業をするお客様も多く来店されます。テーブルと椅子の組み合わせを考えて、高さの調整も行いましょう。空調も暑すぎず寒すぎない適温を意識し、ゆったりとくつろげる環境をつくりましょう。 3. 快適な席数とパーソナルスペースを大切にする  席数が多くぎゅうぎゅう詰めで、ほかのお客様との距離が近いお店には、なんだか居づらいものです。人はそれぞれ“パーソナルスペース”を持っています。多くのお客様のためにと、距離を詰めて席数を増やしても、パーソナルスペースが広い人は一席空けて座るため、席が埋まらないことも。席と席の間隔やテーブルの配置に気を付けて、空間にゆとりを持たせましょう。 4. 種類豊富な、クオリティの高いドリンクを提供する  カフェの売り上げは、ドリンクの売り上げがほとんどです。そのため、コーヒー、紅茶、ジュース、アルコールなどのドリンクにはこだわりたいところ。コーヒーが苦手な人や紅茶が苦手な人など、お客様の好みも千差万別です。ドリンクの種類にはバリエーションを持たせましょう。  ここで大切なのが、ドリンクの値段は少し高めに設定するというとです。お客様にゆったりと過ごしてもらうことは、回転率を下げることにも繋がります。そのため、ドリンクの値段を少し高めに設定して、クオリティを上げましょう。あまりにも高すぎる場合は敬遠されてしまうので、注意してください。お替りサービスや、スタンプカードなどを取り入れるなどの工夫をしましょう。 5. 自由に利用できるWi-Fiやコンセントを設置する  最近はノマドワーカーや、スマホユーザーがカフェを利用することが増えています。そういった人たちがカフェを選ぶポイントは、Wi-Fiやコンセントが利用できることです。Wi-Fiやコンセントを求めて、カフェ検索をするお客様はとても多いです。これからカフェを開業するならば、コンセントの利用ができる席を設けたり、Wi-Fiが使える環境を整えるということも頭に入れておきましょう。 “居心地の良い愛されるカフェ”を目指して  お客様がカフェを選ぶポイントは、さまざまです。カフェ最大の魅力と言えば、居心地が良く、ゆったりした時間が過ごせること。居心地が良いカフェは、価格設定や設備、席の距離感、メニューやスタッフの人柄など総合的に作られるものです。雰囲気の良いカフェは、知り合いにすすめたくなるし、BGMひとつでお気に入りのカフェになるなんてことも。  客観的に見て過ごしやすいか、お客様目線で考えられているかなど多角的な目線から、居心地の良い“通いたくなるカフェ”を作りましょう。  
    開店ポータル編集部
    2018/04/13
  • 【店舗デザインの基礎知識】“内装建材”の種類とは?
      これから飲食店を開業しようというオーナーが、店舗デザインを考える際に悩むポイントのひとつ“内装建材”。  内装建材とは、平たく言えば、壁や床などのことです。内装建材によって、店全体の雰囲気や見栄えも大きく変わるので、賢い選択をしたいものです。また、材質によって、手入れのしやすさ、持ちの良さ、さらには空調のコストなども変わってきます。  それでは、内装建材にはどのようなものがあるか、メリットやデメリットもあわせて見ていきましょう。 1.“クロス(壁紙)”  最も一般的な内装建材と言えば“クロス”です。いわゆる壁紙のことです。上から貼るだけで、表面を化粧することができ、比較的安く、施工しやすいことが特徴です。一口にクロスと言っても、さまざまな種類があるので、お店の雰囲気づくりのアイテムのひとつと捉えて、慎重に選びましょう。  飲食店にとってはありがたい、汚れ防止加工や抗菌・防カビ加工、耐水性のある特殊加工など機能性に優れたメリットが多いのもクロスの特徴です。居抜き物件などで壁があまり加工できない場合や、オープンまでの期間があまりない場合は、施工期間も短く済むクロスで風合いを変えるとよいでしょう。 ●ビニールクロス  素材に塩化ビニール樹脂などを用いたシートに、紙などを裏打ちしたものです。比較的安価で、施工しやすいのが大きな特徴です。手入れもしやすく、消臭や抗菌など、機能的に優れた材質のものもあります。デザインが豊富で手入れもしやすいとあって、飲食店にとっては強い味方になりそうですね。  また、ビニールクロスは、原材料のビニールが外気温の影響を受けやすいため、壁が夏は熱く冬は冷たくなってしまい、空調が効きにくいデメリットがあります。 ●紙クロス  パルプを原料にした壁紙で、プリント加工やエンボス加工が施されているものです。コウゾなどを原料とした和紙や、エコなパルプとして注目を集めているケナフを使用した紙クロスなどもあります。特徴は、優しい風合いが出せるということ。和紙のクロスは、和の雰囲気を大切にしたい飲食店にはもってこいです。年月が経つと味が出るのも魅力のひとつです。  ビニールクロスと比べると、施工に手間と時間がかかり、値段も上がります。また膨張や収縮によって、目地が目立つこともあるので注意しましょう。 ●織物クロス  織物クロスは、布でできた壁紙です。温かみのある内装に仕上がるものの、価格は高めです。ホコリがつきやすいので、お手入れはこまめにしましょう。清潔感が第一の飲食店には扱いにくい壁紙かもしれません。ただし、高級感や重厚感ある空間を作り出せるのも、織物クロスならでは。全体ではなく、個室の雰囲気づくりなどに取り入れるなどの工夫をしてみてはいかがでしょうか。 ●コルク風クロス  粉末状の木材や、薄く切ったコルクを貼り合わせたクロスです。掲示板など、壁の一部のアクセントに用いられることが多いです。経年劣化でコルクの粉末が散らばることがあるので、お手入れはやや難しいです。木のぬくもりが気軽に演出できるという点では、プラスになるでしょう。 ●聚楽(じゅらく)壁紙、珪藻土(けいそうど)壁紙  塗り壁風の壁紙です。古い日本家屋の風合いや、ナチュラルな内装に仕上がります。塗り壁と比べて、職人の技量に左右されることなく、施工期間も短縮できるため費用を抑えられます。ただし、ホコリなどの汚れが付くと取れにくいというデメリットがあります。   2. “塗り壁”  塗り壁は、土などを壁に塗ってつくりあげる内装建材です。漆喰壁、珪藻土壁、聚楽壁などが代表的です。高温多湿な日本の気候に合っていて、調湿性、断熱性、防火性、防音性に優れています。 ●漆喰壁  石灰石を熱してできた消石灰に、石灰石の粉末や水、糊を混ぜ合わせたものです。あえて凹凸をつけて塗ることによって味のあるテクスチャを創り出すことができます。耐久性、調湿性、断熱性、防火性に優れています。漆喰は外気温の影響をほとんど受けないので、季節に左右されることなく空調の効きが良く、コストを抑えられるというのも大きなメリットです。ただし、固さがあるため、地震などでひび割れをしやすいのがデメリットと言えるでしょう。 ●珪藻土壁  珪藻土壁は、珪藻という藻の仲間が長い年月をかけて堆積した土に、凝固剤を混ぜたものです。メリットとして、調湿性が高いことが挙げられます。珪藻土には目に見えない無数の小さな穴が開いており、湿気を吸収したり放出したりしてくれます。そのため、“呼吸する壁”とも呼ばれています。デメリットとしては、カビが生えやすく、耐久性に優れていない点が挙げられます。 ●土壁・砂壁・聚楽など  日本古来より壁材として使われてきた内装建材です。古い日本家屋は土壁や砂壁が一般的でした。中でも聚楽(じゅらく)壁は伝統的な土壁で、京都の西陣で産出される本聚楽土を使用したものを言います。料亭や割烹などの飲食店で使用すると、高級感あふれる和の雰囲気を出すことができますね。日本の風土に合っていて年月が経つにつれ味のある壁に変化していきます。 3. “木質系壁材”  内装に用いられる木質系壁材は、大きく分けて無垢材と複合壁材の2種類があります。無垢材は、切り出した自然な状態の木材のことですが、その分、価格も高くなります。そこで、コストを抑えるために使用されるのが、複合壁材となるわけです。複合壁材は、合板に木材の薄い板を貼りあわせたもの(天然木化粧合板)や、樹脂や紙などのシートに木目などのデザインを印刷して、基材に貼ったもの(化粧シート)などがあります。無垢材よりは低価格で、木の温もりを演出することができます。  断熱性が高く見栄えも良いのが特徴ですが、水に濡れたり手入れを怠ったりするとカビが生えやすく劣化が早いのが難点です。 4. “タイル”  さまざまな色と形で、好みのデザインを演出できるのが魅力のタイル張りの壁。耐久性が高く、耐火性もあるタイルは、キッチンやトイレまわりに取り入れられることが多いです。タイルをアクセントにして、ポップで個性的な内装を作れるのも魅力です。デメリットとしては、カビが生えた時の手入れが大変な点が挙げられます。また地震などの影響で、ひび割れや剥落の可能性がある点は覚悟しておかなければならないでしょう。   5.“コンクリート”  スタイリッシュな雰囲気が人気のコンクリート。コンクリートは防火性に優れ、火災保険料が安くなるのも魅力です。広々とした雰囲気のある世界観が作れる一方で、デメリットもあります。まずは吸水性が無く、カビが生えやすい点です。これは、飲食店にとって見過ごせないポイントではないでしょうか。また、夏は暑く冬は寒いので、空調のコストが高くなるのも懸念材料といえるでしょう。コンクリートを取り入れる際は、こまめな手入れが必要となります。 雰囲気づくりと機能性の両立を  自宅の内装とは違い、飲食店では“雰囲気づくりと機能性の両立”に重きを置きましょう。雰囲気づくりを優先して高級な内装建材を使用しても、気候や風土に合わず、補修工事が必要となる場合もあります。また、機能性だけを重視して内装建材を選択しても、お店のコンセプトに合っていなければ、お客様の心を掴むのは困難です。  お店のコンセプトやに沿った、機能性ある内装建材を選び、お客様にとって居心地の良い空間を作り上げていきましょう。  
    開店ポータル編集部
    2018/04/12
  • 飲食店開業の基礎知識 業態別ターゲットを呼び込む店づくり
     自分のお店を持つという夢が今まさに叶おうとしているとき、どんな店舗にしようか、デザインはどうするか、看板は…次から次へと想像が膨らみますよね。  そんな時考えたいのは、“ターゲットのお客様を呼び込むための店づくり”です。自分が思い描く理想の店舗も大切ですが、それ以上にお客様にとっての理想の店舗を形にすることが、繁盛店への近道です。  今回は、お客様を呼び込むための店づくりについて業態別におさえていきましょう。 <基礎編> 1.コンセプトはしっかりと! 世界観を大切に  大前提として、“何のお店か”がよくわからないお店に、人は入ろうとしません。ファサード(外観)が顧客を呼び込むための最初の入り口です。何のお店かが分かりやすい外観で、お客様を迎え入れましょう。  そして、お店に足を踏み入れてくれたお客様が「この店、良いなあ。」と判断するのは、内装が決め手になります。コンセプトがはっきりしていて統一性があり、世界観が分かりやすく訴えかけてくる店舗に、人は惹きつけられるのです。まずは“何のお店か”、“どんな世界観を持っているのか”、コンセプトを固めることから始めましょう。 2.内装建材の メリットとデメリットを押さえておこう  お洒落なカフェと言えば、コンクリート打ちっぱなしの武骨な内装…そんな安直な考えだけで、内装建材を決めていませんか?雰囲気やインパクトだけにこだわりすぎると掃除がしにくく不衛生になったり、壊れやすかったりと、維持が難しくなることも。確かにコンクリートは耐火性に優れていて、都会に佇む廃墟のような隠れ家的雰囲気を演出してくれます。しかし、空調代が割高になり、カビが生えやすく劣化しやすいなどのデメリットもあるのです。コンクリートのほかにも、建材には、木材、クロス、土、タイルなどさまざまな種類があります。それぞれのメリット、デメリットを押さえて、お店に合ったものを選びましょう。 ​​​​​ <業態編> Case1. カフェ  近年さまざまなコンセプトのカフェが続々とオープンしていますが、お客様が通い続けるカフェというのはほんの一握りです。まず、“お客様の年齢層はどのあたりか”“どのような状況で利用されるのか”“誰と食事を楽しむのか”、ターゲットを明確にしていきましょう。コンセプトと世界観が明確なカフェであれば、細部にまでこだわった雰囲気づくりが必要です。クラシカル系のカフェであれば、重厚感のある色調の家具と、暗めの壁紙。ナチュラル系のカフェであれば、白く明るい色を基調とし、グリーンを効果的に配置しましょう。  “カフェとしてのニーズ”を考えると、すぐに席を立たなければならないような店づくりは客足を遠ざけてしまいます。長居をしても居心地の良いカフェというのは、椅子の高さ、テーブルの高さ、客席同士の距離感などの細かな設計が重要です。小さなお子様も来られるカフェなら、家具の耐久性についても考えたいところですね。   Case2. レストラン/ダイナー  レストランは、カフェよりワンランク価格帯の高い食事をするところ。ここでもコンセプトと世界観づくりは、お客様の食欲に直接的にかかわってきます。  たとえば、外国食レストランや和食レストランならば、その国らしい世界観が表現できているか、見直してみましょう。そのお店ならではの付加価値を見出せなければ、お客様はわざわざ足を運んではくれません。  美味しい料理を提供することは大前提ですが、「南米の料理をレストランで食べた。」など、“体験”に価値が見出せるお店づくりも大切なのです。   Case3. バー/バル/居酒屋  バーやバル、居酒屋は大人の社交場です。そこで大事なのは、“非日常感を提供する”ということ。ワクワクするようなこだわりの店づくりで他店との差別化を図るのも良いですね。  また、お酒を楽しむお客様が集まる場所は、お客様同士の距離感、マスターとの距離感、椅子やテーブル、カウンターのサイズ感が最も難しいところです。スペースを開けすぎると孤独感がありますし、近すぎればトラブルの元となりかねません。日常を忘れられる特別感のある空間をつくりながらも、距離感などの細やかな気配りを設計時から取り入れていきましょう。   Case4. ショップ  ショップは、売りたいものがお客様の目に入らなければ絶対に売れません。「買いたい気持ちが無くても様子を見たい。」というお客様の購買意欲を刺激する店舗づくりをすることがポイントです。お客様は、“目につきやすい物”しか見ようとしません。そのため、立体的な配置をしたり、視覚に訴えかけるディスプレイにしたり、什器の配置を工夫したりすることが重要になります。高級品を扱う場合はスペースを開ける。薄利多売の場合は物量で訴えかける。いずれにせよ、お客様の購買意欲を刺激することが重要になります。  またショップは商品の補充、お客様の欲しい商品を探すなど、店員がお店を移動することも多い場所です。店員の動線とお客様の動線がぶつからないよう、島の配置をよく見直してみましょう。島の配置次第でお客様の探しやすさ、買いやすさも変わってきますよ。   お客様に寄り添った店づくり  どの業態にも言えることは、お客様ありきの店づくりが必要だということ。そのために、まずはお店のコンセプトを明確にしたうえで、お客様にとっての最適な空間、照明、デザインかどうかを考えていきましょう。  この“物が売れない時代”に物を売るためには、お店のファンになってもらうことが先決です。居心地のいい雰囲気や、また来たいと思ってもらえるような店づくりがカギとなります。  
    開店ポータル編集部
    2018/04/10
  • 飲食店における“オープンキッチン”のメリットとデメリット
     “オープンキッチン”は、その名の通り開放されたキッチンのことを言います。客席と同じフロアに調理場が存在することで、内装の一部としての演出効果や、お客様に調理中のライブ感を楽しんでいただくこともできる優れもの。魅力満載のオープンキッチンですが、あなたが目指すお店のコンセプトに沿ったものかどうかを見極めることが重要です。本記事では、オープンキッチンのメリット・デメリットについて見ていきましょう。 オープンキッチンとは?  お客様から、調理中の様子が見えるようになっている調理場のことを“オープンキッチン”と言います。基本、壁などの仕切りがなく、お客様の席と同じ空間に設置されています。  ひと昔前までは、お客様からは見えない独立した調理場の“クローズドキッチン”が主流でしたが、徐々に“オープンキッチン”が人気を集めるようになってきています。日本では、カウンター越しに料理を提供するタイプのラーメン店や寿司店など、馴染みのあるスタイルとも言えますね。 “オープンキッチン”のメリット  ■視覚・聴覚・嗅覚でお客様の食欲を刺激できる  オープンキッチンは、お客様に料理が出来上がっていく“ライブ感”を味わっていただくことができます。調理中の香りや音は食欲を刺激し、料理ができあがるまでの時間も楽しんでいただけるでしょう。中華料理や、鉄板焼きなどの豪快な調理スタイルのお店にはおすすめです。 ■すべてが見える安心感をお客様に与えられる  調理場の様子や調理器具、料理人の手元も丸見えなので、衛生面に気をつけているかなどのチェックもでき、お客様には安心感が生まれます。また料理人自身も、キッチン周りの整理整頓を常に心掛けることができるでしょう。 ■料理人のモチベーションアップ  調理場からお客様の様子が見渡せるのもメリットです。その日のお客様の入りや、料理を食べた時の反応も確認でき、料理人のモチベーションアップに繫がります。さらにお客様との距離も近く、気軽にコミュニケーションが取れる環境を作ることで、こだわりの料理についてなどの会話も盛り上がります。 ■オペレーションの簡素化  少人数経営のお店であれば、このメリットは大きいかもしれません。お客様の様子が見えるので、料理を提供するタイミングも図りやすく、カウンター越しに料理を提供するスタイルであれば、オペレーション人数も少なく済ませることができます。 “オープンキッチン”のデメリット ■デザイン性を考慮しなければならない  調理場のデザインや調理器具の配置など、お客様に丸見えとなるオープンキッチンは、デザイン性も考慮するとなると料理人の使いやすいように設計できないというデメリットがあります。常に清潔感を維持するために、調理器具の配置や内装にも気をつけなければなりません。また収納スペースも少なくなりがちなので、設計の際にデザイナーとよく相談しましょう。 ■内装が傷みやすい  調理中の香りには、油煙が含まれているもの。この油煙が店内に充満することで、床が滑りやすくなったり内装が汚れたりと、内装が傷みやすい傾向にあります。定期的にリノベーションする必要性があります。 ■料理人のマルチタスクが必要になる  フロアの様子が見渡せる一方で、常にお客様に見られているという緊張感は、料理人にとってのストレスも大きくなります。“お客様と会話をしながら、店内を見渡し、調理にも集中する”というマルチタスクが要求されます。多人数で沢山の料理を捌くようなレストランには、デメリットが大きいかもしれません。 ■店内演出の制限  調理中は、安全面を考慮してある程度の明かりを確保しなくてはなりません。そのため、客席の照明を落とすなどの演出に制限が生まれます。 オープンキッチン自体が高い演出効果を  傾向として、少人数経営でアットホームな飲食店にとっては“オープンキッチン”のメリットは大きいと言えるでしょう。店内の演出に制限は出るものの、オープンキッチン自体が高い演出効果を発揮します。  お客様にとってはもちろん、料理人にとってのメリット・デメリットもしっかり押さえて、自分が目指す飲食店のコンセプトに沿ったキッチンのデザインを選びましょう。  
    開店ポータル編集部
    2018/04/06
  • 飲食店における“クローズドキッチン”のメリットとデメリット
    壁や扉で仕切られて、お客様からは見えない場所にある、まさに閉鎖された調理場が“クローズドキッチン”です。「調理に集中したい。」「料理人は裏方。」という考えの料理人にとって、“クローズドキッチン”は根強い人気があります。料理人にとってのメリットは多そうですが、お客様にとってはどうなのか。キッチンデザインを決める際には、双方の観点から最善のデザインを考えていきたいところです。本記事では、クローズドキッチンのメリット・デメリットを見ていきましょう。 クローズドキッチンとは?  お客様から見えないようになっている調理場のことを“クローズドキッチン”と言います。客席とは壁や扉などで区切られ、独立しているのが基本です。 “クローズドキッチン”のメリット ■客席の演出の幅が広がる  クローズドキッチンの場合、調理場と客席が分かれているので、店内のムード作りへの影響がありません。調理をする際には、安全面からもある程度の明かりが必要になりますが、クローズドキッチンであれば、客席の照明を落としてムードのある店内を演出できます。お客様には、落ち着いた空間で料理や会話を楽しんでいただくことができます。 ■内装が傷みにくい  調理中に発生する煙や油などが客席に流れ出ることもないので内装も傷みにくいです。また、お客様は自分の目の前に出てくる料理の香りだけを楽しむことができます。 ■料理人は調理に集中することができる  調理場の中の喧騒もお客様には届きません。そのため、多人数で沢山の料理を捌くようなレストランでは、クローズドキッチンをおすすめします。他にも、お客様の目を気にせず、料理を作ることだけに集中できる点もメリットといえます。 ■調理優先のデザインにできる  お客様の目に触れることはないので、料理人の仕事のしやすさを優先してデザインを考えることができます。収納の確保もしやすいうえ、見た目を気にせず調理器具を配置することができます。料理人の動線を意識した環境を作るならば、メリットは大きいでしょう。 ■教育の場として適している  お客様の目が届かない分、新人の教育を行いやすい環境です。飲食業界は現場での実践を重視します。教育中の調理人が調理している姿を見せてしまうと、お客様に不安感を与えてしまう場合も。その点でもクローズドキッチンは教育の場として適していると言えるでしょう。 “クローズドキッチン”のデメリット ■お客様は調理場の様子が分からない  お客様からは、どのような状況下で自分の料理が作られているのかが全く分からないので、衛生面などが気になる方にとってはマイナス要因となってしまいます。 ■料理人は客席の様子が分からない  料理人にとっても、お客様の反応が見られないというのは大きなデメリットです。お客様の喜ぶ顔を見られることは料理人にとっても活力になります。そういう点ではクローズドキッチンは逆にストレスになる場合もあります。 ■オペレーションの難しさ  ホールスタッフは、常に料理の進捗具合を気にして、出来立てを素早く運ぶために気を張っていなければなりません。また、厨房と客席に距離があるため、料理が冷めやすいことも挙げられます。 ■閉鎖された環境による気のゆるみが生まれやすい  お客様の視線を意識しないことで、調理場の整理整頓を怠ったり、衛生面への注意力が落ちてしまったりと、ちょっとした気のゆるみが生まれやすい環境とも言えます。料理人同士や、オーナーの心掛けが重要になってきます。 調理に集中できるクローズドキッチン  多人数で大量の料理を捌くお店であれば“クローズドキッチン”がおすすめです。調理場にエンターテイメント性は求めずに、調理に集中できる環境を作ることは、味で勝負することにも繋がります。  まずは、あなたの目指す飲食店の姿を明確にすることが重要です。コンセプトに沿って、仕事のしやすさやお客様にとってのメリット・デメリットをよく考えたうえで、キッチンのデザインを決めていきましょう。  
    開店ポータル編集部
    2018/04/06