内装・インテリア

費用をおさえながらリニューアルオープン!心機一転再出発する方法

開店ポータル編集部
2018/06/01
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 飲食店がリニューアルをおこなうのは、どのようなときでしょうか。“集客アップのためにコンセプトを変えたい”、“お店が古くなってきたから、きれいにしたい”、“〇周年を記念して再スタートしたい”など、その動機はさまざまです。とはいえ、什器やインテリアを入れ替えたり、業者に依頼して内装を作り変えるには、それなりの費用がかかるもの。お金の確保が難しいために、リニューアルをあきらめているお店も多いのではないでしょうか。ですが、大がかりに手を加えるだけがリニューアルではありません。今回ご紹介する7つの方法を使えば、費用をおさえながらお店を変身させることができます。

1.外観の雰囲気を変える

 お店がリニューアルしたことに気付きやすいのは、やはり外観を見たときです。お客様をお迎えする入口の飾りつけを大きく変えたり、看板やドアを塗りなおしてみましょう。新しい色に塗りなおせば、傷や汚れが目立たなくなるほか、それだけで大きくイメージチェンジができます。入口が殺風景に感じる場合は、鉢植えを置いたり、手作りのメニューボードを置くなどして、親しみやすさを演出しましょう。お客様が一目見たときに、“あれ?変わった?”と新鮮に感じられるのが理想です。

2.クリンネスを徹底する

 お客様の中には、お店選びにおいて“清潔感”を重視する方がいます。そのため、徹底的なクリンネスをおこない、お店をきれいにすることも、立派なリニューアルになります。外観だけ新しくなっても、お店の中に入ったときに汚ければ、お客様はとたんにがっかりしてしまいます。お客様の視点で店内を歩いてみると、床やカーペットのゴミ、壁紙の汚れ、ガラス窓のくもりなどが目に入ってきます。それら一つひとつを磨き上げ、オープン当初の清潔さを取り戻しましょう。

3.照明を見直す

 お店のコンセプトに合った照明を選べているかを見直し、そぐわない場合は取り換えてみましょう。お客様にゆっくりとくつろいでもらうのが目的なら、白っぽく明るい照明よりも、白熱電球などのあたたかみのある照明が適しています。さらに、間接照明をプラスすれば、より柔らかな灯りを取り入れることができます。また、蛍光灯のカバーに積もったホコリをふき取ったり新しいものに取り換えるだけでも、店内の明るさや雰囲気は大きく変わります。

4.壁紙を貼り替える

 インテリアの入れ替えなどよりも費用をおさえておこなえるのが、壁紙の貼り替えです。今まで無地の壁紙を貼っていた場合は、デッドスペースや壁の下半分などにポイントを絞り、柄入りの壁紙に貼り替えてみましょう。柄入りの壁紙には、汚れを目立ちにくくし、明るい印象を与える効果があります。ただし、色づかいが奇抜すぎたり、柄の主張が激しい場合、落ち着いた雰囲気のお店では悪目立ちしてしまいます。必ず、お店のコンセプトに合った色柄の壁紙を選びましょう。

5.模様替えをする

 テーブルや椅子が据え付けでなければ、思い切って客席のレイアウトを変えてみましょう。客席の並べ方やテーブルの向きを変えただけでも、店内の雰囲気は大きく変わります。ここで意識すべき点は、お客様の動線を長くして、入店からお帰りまでスムーズに動きやすくすること。一方で従業員の動線は短くし、お客様の動きを遮らず、速やかにオーダー取りや料理のサーブができるようにします。レジを入口に向かって横向きにするなど、入店を迷っているお客様に入りやすい印象を与えることも大切です。

6.コンセプトやメニューを練り直す

 売上からお店の現状を把握し、コンセプトやショルダーネームを見直しましょう。ショルダーネームとは、『あつあつ鉄板ハンバーグのお店  たなか』のように、お店の肩書きのようなもの。例えばこのお店で“ハンバーグよりも、コロッケの方が人気だ”という傾向があれば、『あげたてコロッケとハンバーグのお店  たなか』に変えてみます。
 また、不採算メニューを見直し、メニュー数を絞るのも効果的です。食材のロスや仕入れにかかるコストを削減でき、その分、他のメニューに力を入れることができます。

7.食器やグラスを変える

 オープン当初は、やはり初期投資をおさえたいもの。そのため、デザインにはあまりこだわらず、安さを重視して食器を揃えたという方も多いのではないでしょうか。食器を“料理を演出するツール”と考え、ワンランク上のものにリニューアルしてみましょう。ただし、あまり高価な食器は使わないこと。割ってしまった時の損害が大きいからです。
 以下のサイトでは、業務用食器の大量注文ができるショップを紹介しています。低価格ながら、質が良くデザインも豊富な食器が揃っているので、チェックしてみてくださいね。
OMISE Lab HP:https://monstar.ch/omiselab/business/largeorder/

目的を明確にして、できる範囲のリニューアルを!

 リニューアルというと、どうしても大がかりなものをイメージしがちです。集客を目的にお金をかけてリニューアルをしても、必ず売上がアップするとは限りません。そういったリスクも、頭に入れておく必要があります。
 まずは、集客アップを目指したいのか、経年劣化のケアをしたいのか、リニューアルの目的をはっきりさせましょう。すると、手を加えられる範囲やお金をかけられる範囲が掴めてきます。そのうえで、本記事で取り上げたような小さなリニューアルを検討してみてください。費用をおさえながらお店を変身させることもひとつの方法です。

 

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開店ポータル編集部
2018/06/01