コスト削減

店舗の内外装工事費を上手に抑える方法とは?

開店ポータル編集部
2018/04/09
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 新規開店時は、物件、設備、人材、販売促進、内外装工事など、実に多くの費用がかかります。余裕のある経営をスタートさせるためには、できるだけ開店準備にかかる費用を抑えることがポイントです。

 本記事では、工夫次第で大幅に抑えることができる内外装の工事費用を、上手に削減する方法をご紹介します。

居抜き物件を借りる

 居抜き物件での飲食店開業には、多くのメリットがあります。そのひとつに、内外装費のコストダウンが挙げられます。前店舗の内装、外装、空調、水回りの設備などをそのまま使用できる場合もあるため、大掛かりな内装工事をせずに済むのです。前店舗が同じ業態だった場合、店内の雰囲気も活かしながら、調理器具や設備もそのまま使用することができます。それらの設備に関しては、無償で譲り受けられる場合もあれば、前店舗から買い取るケースもあります。

2.空中階、または地下階の物件を狙う

 物件を探す際は、人目に付きやすいことから、“路面店”に重きを置きがちです。しかし、路面店は外装工事に多額の費用がかかるため、初期費用を抑えたい方にはデメリットとなってしまいます。少し視点を変えて、“空中階“または“地下階”の店舗に目を向けてみましょう。外装は看板のみに集中できる分、内装にお金を回すことができます。家賃も路面店と比べると安いことが多いので、初期費用はもちろん、維持費を抑えることもできます。空中階ならば、看板だけではなく窓にも工夫を施すことができ、地下階ならばこだわりの置き看板を建物の入口に設置することで、お客様の目にも留まりやすくなります。

3.自宅の一部を改装する


 さらにコストを抑えたい方は、自宅の一部を店舗に改装するのも手です。持ち家なら家賃もかかりませんし、地域密着の隠れ家風のお店を開くことができます。キッチンや空調など、アイデアと間取り次第では工事費ゼロも不可能ではありません。
 一般の住宅ということで、繁華街に比べると集客の点で工夫と努力が必要にはなりますが、初期費用を大幅に抑えることができ、オープン後も自分のペースで営業をしていけるのは大変魅力的ですよね。

4.DIYに挑戦する

 
 近年、新規開店時のコストカット術でよく耳にするのが、“DIY”。材料はホームセンターで安く手に入れることができるので、自らの手で新店舗を作り上げる方も増えています。そうすることで、施工業者に頼らずとも思い描く理想の店舗デザインを追求でき、こだわりの店づくりを実現することができます。一見、世界観のある素敵なお店でも、安価な材料を使って上手に演出しているということがよくあります。壁はレンガに見えて“レンガ風”の壁紙、木造に見せかけた板張り、大理石のようなタイルなど、アイデア次第でコストはカットできるものです。何より“自分たちで作り上げた”という達成感と、店舗への愛着が湧くのもDIYならではですね。
 

5.複数の施工会社に見積もりを取る


 まったくの素人が誰でもDIYで素敵な店舗を作れるわけではありません。“専門家を頼るのが一番安心”という方は、最低でも3社以上の施工会社に見積もりを頼み、見比べてみましょう。「一式○○万円」と、あいまいな表記だった場合は細かい内訳を聞くことも忘れずに。あとから追加料金が発生することもあります。
 施工会社を選ぶ際は、デザインから施工までを一貫して請け負ってくれる会社が望ましいです。デザイン会社と施工会社を分けて発注すると、工事が割高になったり、施工期間が長くなったりするケースもあるようです。慎重に見比べて、相性の良い施工会社を見つけましょう。


工夫と努力で、上手に内外装の工事費用をカットをしよう

 工夫と努力次第で、内外装費はぐっと抑えることができます。初めての自分のお店であれば初期費用を削減して、運転資金を余分に用意しておきたいものです。
 無理のない範囲でできることはないか、どうすればコストを抑えながら理想に近づけられるかを考えて、素敵なお店を作り上げてください。

 

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開店ポータル編集部
2018/04/09