IT・ネット環境

プロバイダ(ISP)って何?回線の選び方は?光コラボがお得な理由とは

開店ポータル編集部
2020/06/18
 インターネットを利用するときには、回線事業者とプロバイダとの契約が必要になります。通常、どちらか一方と契約しただけでは、インターネットは使えません。
 
 いざインターネット回線を引こうと動きはじめても「回線事業者とプロバイダが何なのかわからない」とつまずく方もいるでしょう。本記事で、「回線事業者」と「プロバイダ」とはいったい何なのか、それぞれについて見ていきましょう。

「回線事業者」・「プロバイダ」って何が違うの?

回線事業者

 回線事業者とは、プロバイダと利用者を繋ぐ線(回線)を提供している会社のこと。
 インターネット回線には種類があり、速さが特長の光回線や電話回線をつかったADSL回線、ケーブルテレビ事業者が提供するCATV回線などさまざまです。
 また、インターネット回線には2つの形態があります。有線式の「固定回線」とポケットWiFiでお馴染みの「モバイル回線」です。自宅や店舗、オフィスで使うなら固定回線を、出先で使うのならモバイル回線を選ぶとよいでしょう。

プロバイダ

 プロバイダとは「インターネットサービスプロバイダ」の略。英語表記では「Internet Service Provider」となり、ISPと表記されることが多いです。プロバイダ(ISP)は、簡単にいうと「インターネット接続業者」といったところで、回線事業者とは異なります。
 インターネット回線を開設したいと思ったら、回線業者とあわせてプロバイダ(ISP)との契約も必要になるという点を押さえておきましょう。


 たとえば、回線事業者が提供する光回線を契約したとします。それをつかってPCなどでインターネットを利用する場合には、あらたにプロバイダ(ISP)と契約をして、光回線をインターネットに接続してもらわなければなりません。つまり、プロバイダ(ISP)との契約が完了していなければ、インターネットにはつながらないのです。

 したがって、インターネット環境を整えたいときには、回線事業者とプロバイダ(ISP)それぞれと契約し、それぞれに月額利用料金を支払う必要があります。

【まとめ】
回線事業者の役割:プロバイダ(ISP)と利用者を繋ぐ線(回線)を提供
プロバイダ(ISP)の役割:インターネット接続に必要なサービスを提供

 それぞれの役割を理解したら、あとはそれぞれ業者を選ぶだけ。選び方を見ていきましょう。

 開店ポータルBizでは、お店や用途にあったプロバイダ(ISP)と回線事業者を比較・検討し、ご提案いたします。「契約プランは何がいいの?」「月額ネット利用料が高い…」「できるだけ安く抑えるにはどうしたらいい?」といったご相談も承っております。ご相談に費用はいただいておりませんので、お気軽にお問い合わせください。

回線事業者の選び方

 プロバイダ(ISP)を選ぶ前に、回線を決める必要があります。インターネット回線を引くさいの流れとしては、「回線を決めてからプロバイダ(ISP)を決める」。これが一般的です。

①初期工事費用
②月額利用料金
③回線速度
④セット割の有無
⑤サービスの有無


①初期工事費用

 回線を引く場合、基本的には開通工事が必要になります。キャンペーンで工事費用を無料にしている事業者もあります。安くおさえたい場合は、初期工事費用がかからない事業者を探すのも一つの方法です。

②月額利用料金

 月額料金はできるだけ安くおさえたいものです。契約プランによって利用料金はかわります。

③回線速度

 回線速度は回線事業者を選ぶ上でもっとも大切なポイント。光回線を利用したもの、電話回線を利用したもの、ケーブルテレビ回線を利用したものなどさまざまありますが、おすすめは光回線を利用したものです。光回線は速さがウリの回線なので、サクサクとネットを楽しみたい方は光回線を選ぶとよいでしょう。

④セット割の有無

 たとえばドコモであれば「ドコモ光」のように、インターネットとスマートフォンをセットで契約することができます。各キャリアでセット割が登場しているので、いま使っているスマホを軸に回線事業者を選ぶのも一つの方法です。

⑤サービスの有無

 たとえばNTT西日本なら、BGM配信サービスやコミック配信サービスといったサービスを用意しています。BGMやコミック配信サービスを別で契約している美容室や飲食店の場合は、サービスの有無を決め手に回線事業者選びをしてもよいですね。

プロバイダ(ISP)の選び方

 回線を決めたら、次にすべきはプロバイダ(ISP)選びです。プロバイダ(ISP)を選ぶさいに押さえておきたいポイントがいくつかあります。

①月額の利用料金
②サービス内容
③サポート体制
④回線速度の速度・安定性
⑤固定回線かモバイル回線か


①月額の利用料金

 価格競争も落ち着き、どのプロバイダ(ISP)も月額利用料金に大きな差はありません。比較材料にしたいのは、無料期間やキャンペーンの有無。月額の利用料金に大きな差はなくても、これらの有無によって、年単位で見たさいに支払い金額に差がでてきます。

②サービス内容

 プロバイダ(ISP)によって、提供サービス内容に違いがあります。ウイルスメール対策や「ひかりテレビ」といった会員向けコンテンツの用意など、プロバイダによって内容はさまざま。サービス内容を主軸にプロバイダ(ISP)を決める利用者も多いです。

③サポート体制

 プロバイダ(ISP)には、初期設定のときやインターネット接続に不具合が起きたときために、電話サポート窓口を設けていたり、出張サポートサービスを提供しているところがあります。インターネットが遅い、または繋がらないといったトラブル時に、きちんと対応してもらえるプロバイダ(ISP)を選ぶとよいでしょう。

④回線速度の速度・安定性

 プロバイダ(ISP)によって速度や安定性に差がうまれる場合があります。ただし、この点については回線事業者選びも重要です。気になるプロバイダ(ISP)と回線事業者が提示する速度をそれぞれ比較・検討することで安定したネット環境を手に入れることができます。

⑤固定回線かモバイル回線か

 固定回線とモバイル回線では、以下のような違いがあります。
 ▽月額料金相場▽
 固定回線………3,500~7,000円
 モバイル回線…3,500~5,000円
 ▽速度▽
 固定回線………ほどんどの回線は高速で安定
 モバイル回線…時間帯や場所によって質が変わる
 ▽速度制限▽
 固定回線………なし
 モバイル回線…3日で10GBなど制限があるものが多い
 ▽使える場所▽
 固定回線………家(オフィス)の中だけ
 モバイル回線…どこでも可能
 ▽設置工事▽
 固定回線………必要(建物によっては不要)
 モバイル回線…不要

おすすめは光回線とプロバイダ(ISP)が一体化した「光コラボレーション」

 「光コラボレーション」は、光回線とプロバイダ(ISP)がセットになっている場合がほとんどです。先述のように、インターネットを利用する場合には、回線とプロバイダ(ISP)の契約が必要です。別々に契約するとなると、支払い窓口が複数になるだけでなく、トラブルのさいにどこに確認すればよいのかわからず、途方にくれてしまうケースも。

 この点、光コラボレーションの場合は現在主流となっている光回線とプロバイダ(ISP)を一体化。そのため、プロバイダ(ISP)利用料金と回線利用料金を一括して支払えるだけでなく、トラブルがあったさいもひとつの事業者に確認すればOKです。

 さらに光コラボレーションは、料金や特典・キャンペーンなどの面でもお得になるケースがほどんど。理由としては、価格競争が起きていることが大きく、お得な特典・キャンペーンを打っている事業者が多いためです。

【関連記事】飲食店開業時のインターネット回線・電話回線の必要性と選び方

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 これまで、回線事業者やプロバイダ、光コラボレーションについてお伝えしてきました。納得のいくインターネット回線選びはできそうでしょうか? とはいえ、自力で複数あるサービスを比較・検討するのは骨が折れますよね。

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開店ポータル編集部
2020/06/18