新着記事一覧

  • 飲食店 廃棄すべき?不良在庫を出さない管理法と上手な処分方法
     飲食店に限らず、お店というのは在庫があるからこそモノを売ることができます。しかし、その在庫が経済的に悪影響を及ぼす「邪魔モノ」になることがあるのをご存知でしょうか。それが不良在庫です。  本記事では在庫管理や不良在庫の処分方法についてみていきます。 そこにあるだけで大打撃の「不良在庫」  不良在庫とは、そこにあるだけで他の在庫や経営に悪影響を及ぼす在庫のことです。  単に余っている在庫(デッドストック)とは違い、ほかのものにも悪影響になる在庫のことを言います。たとえば腐ったミカンや腐ったリンゴ。これを放置すると、他のミカンやリンゴまで腐ってしまいます。  また、賞味期限切れの食品は食中毒を招く恐れがあるので、早めに処分してしまいたいところです。冷蔵庫や食材置き場を圧迫するだけで、まったくお金にならない邪魔モノが不良在庫なのです。  ところが、こんな邪魔モノでも、会計上は資産として計上されてしまいます。これは経営を続けるうえで頭の痛い問題です。 不良在庫を抱えない方法は?  分かっていても出てしまうのが、不良在庫です。そして、経営悪化の一因となってしまう厄介モノ。まずは処分にいたる前に、防止策を考えていきましょう。 ■食材の発注量の管理  そもそも在庫を抱えないように、少なめに発注しようと考えてしまいそうですが、そう単純な問題ではありません。客足が伸びて在庫が切れてしまった場合、その日はそれ以上営業ができません。余分に食材があれば収入に繋げられた可能性もそこで途絶えてしまいます。  結果、余剰食材を廃棄するよりも収益が下がることもあり得るのです。あまりたくさん食材を抱えると不良在庫が増えてしまいますが、少なすぎても収益になりません。食材の発注は少し多めにする必要があります。 ■食材は「先入れ先出し」が基本  不良在庫を出さないためには、鮮度管理が重要です。基本は、購入日の古い物から先に使うという、先入れ先出しを心掛けましょう。食材をしまうさいには、これを頭に入れ整理整頓をし、鮮度管理を怠らないようにします。その際に、期限がある食材には日付を記入することも忘れないでください。   ■在庫を減らす意識を持つ  不良在庫は、自店にとって有益でないことをしっかり認識しましょう。そのうえで、常に在庫を減らすことを考えなければなりません。在庫を減らすことを考えるだけでも、改善への一歩です。何をすれば在庫を減らせるか、工夫と努力次第で不良在庫は減るものです。  不良在庫が現在どのくらい経済を圧迫しているか把握するために、定期的に在庫管理をしましょう。賞味期限のあるものは日付をチェックし、生ものは傷んでいないかよく確認する必要があります。  賞味期限の近いもの、傷みはじめてきたものは最初に売り切る努力が必要です。かしこく消費して、不良在庫を抱えないよう工夫しましょう。 不良在庫の上手な処分方法とは? ■とにかく「売り切る」  まずは、とにかく売り切ることを考えましょう。  賞味期限が短いものに関しては、本日のおすすめ料理などでお客さまの目に触れる機会を多く作ったり、サービスメニューとして安く提供するなどの工夫が必要です。お客さまの反応も見ることができ、今後の発注量の参考にもなります。 ■サービスとして提供する  食材とは違い、お酒などの高価なものはなかなか売り切ることができない場合もあります。そんなときはお店からお客さまへのサービス品として活用してみるのも一つの方法です。  期限切れになる前に、常連のお客さまへ日頃の感謝の気持ちを込めてプレゼントにしたり、初めて来店されたお客さまへ「初来店記念」としてサービスでお出しするなどしてもよいでしょう。不良在庫を出さないうえ、今後のお客さまとの関係も良好になり、結果的に、売上アップに繋げられるかもしれません。 ■スタッフ内で有効活用する  お客さまに提供するのが難しくなった食材は、廃棄する前にスタッフの訓練に活用することもできます。まだ調理に自信がないパート・アルバイトや、新人スタッフにその食材を使用して練習させるなどして有効活用しましょう。 ★仕入れコストにお悩みの方はこちら★ 仕入れコストに悩む飲食店経営者がコストカットのためにすべき3つのこと  それでも余ってしまった不良在庫は廃棄するしかありません。廃棄するときは証明書を必ず保管しましょう。それをもとに会計上で、棚卸資産評価損(※)を計上しましょう。これを行わないと利益を操作したと判断されてしまう場合があります。常に在庫をチェックし、損失をなるべく出さない工夫をすることが大切です。 ★会計業務を外部に依頼することで得られるメリットについてはこちら★ 飲食店の資金調達・会計業務に悩んでいませんか? ※棚卸資産評価損  在庫になっている材料などの棚卸資産について、帳簿上の仕入れ値に比べ実際の価額である時価が下落している場合、棚卸資産評価損を計上して、帳簿上の価額を時価まで下げることができる。 「資金繰りや節税について相談したい!」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう<< 店舗経営の悩みは、開店ポータルBizに無料相談しよう  飲食店にとって不良在庫は、悩みの種です。客足に左右され大量に余剰食材が出る場合もあれば、食材が足りず収益減になることもあります。  廃棄することも計算に入れて食材を発注しましょう。廃棄がでた場合には、会計に計上することも忘れてはいけません。なるべく廃棄のコストをかけないように、在庫管理は定期的におこないましょう。不良在庫をなるべく出さないように、徹底した食材管理をしていきたいですね。 ★店頭販売がすべてじゃない!デリバリーをはじめよう★ UberEatsへの出店で赤字脱却!売上・集客力向上の仕組みと注意点【ご相談無料】  開店ポータルBizでは、インフラ周りのコスト削減のほか、地域やお店にあった集客方法・HPやSNS運用についてのご相談を無料で承っております。「売上をUPさせたいけれど、そのために何をすればよいのかがわからない」といった方もご安心ください、あなたのお店にあったサービスをご提案いたします。お気軽に下記フォームよりお問い合わせください。
    開店ポータル編集部
    2020/03/23
  • 味、こだわり、店の魅力を伝える為に飲食店が書くべきブログネタとは?
     飲食店を経営するうえで、ブログはとても大切な集客ツールです。「お店のブログは持っているけど、最近ネタ切れ気味…」という方や、「宣伝のためにブログを始めたけど、何を書けばいいんだろう?」とお悩みの方も多いはず。  今回は、そんな飲食店を経営する皆さんに、ネタに困ったら取り入れてほしい記事のヒントをお伝えします。 写真付きで料理やお店の道順を紹介するブログネタ ①料理を写真で紹介!  看板メニューや人気メニュー、思い入れが強いメニューを写真付きで紹介しましょう。おいしそうに撮れる自信がない場合は、料理撮影に特化したカメラアプリを使用したり、プロに写真をお願いすると良いでしょう。メニューブックでは語り切れない、開発までのエピソード、素材や調理法のこだわり、味や食感などの魅力を伝えましょう。写真と文章を駆使し、お客さまに食べてみたいと思っていただくことがブログから来店に繋げるコツです。 ②写真付きでわかりやすく道案内を  あなたも出かける時、「〇〇駅から徒歩〇分」という情報だけでは何となく不安になりませんか? ぜひ、最寄り駅やバス停からお店までの道のりを、写真を使って解説してみて下さい。電車の場合は駅のどの改札から出るのか、車の場合は駐車場の案内もあると親切です。お客さまは記事を参考に、迷わずお店にたどり着けるので、アプリで何度も地図を確認するストレスが減ります。 「人」で親しみを生み出すブログネタ ①人のいる空間を見せる  来店目的とお店の雰囲気のマッチングは、お客さまになってもらう為に不可欠な要素となります。グルメサイトなどに載る空っぽの店内からは、そのお店の本当の雰囲気は伝わりません。  お店が最も賑わう時間を狙い、お客さまに許可を得てから店内の様子を撮りましょう。楽しそうに過ごすお客さまやスタッフの様子を紹介することで、ブログを見た人に「活気のあるお店だな」、「行ってみたいな」と感じていただけるでしょう。 ②オーナーや店長、スタッフとしての自分をオープンにする  街の定食屋さんのように、マスターの人柄がにじみ出た飲食店には、親しみやすさがありますよね。ぜひ、お店のブログに自己紹介や休日の出来事を投稿し、あなたという人を知ってもらいましょう。食材と真剣に向き合う姿。そして、仕事のことはひとまず忘れて、好きなことを思い切り楽しむ姿。生き生き輝くオーナーや従業員の姿をオープンにすることは、お客さまに好感を持ってもらえるきっかけとなります。 ★飲食店の副業?!★ 売上確保 店舗の空きスペースを活用 ecbo cloak(エクボクローク)の魅力!【相談無料】 お店の舞台裏に迫るブログネタ ①キッチンの様子を載せる  大きなブロック肉や魚をさばくところなど、普段は見られないキッチンの様子を迫力たっぷりに伝えましょう。市場から届いたばかりの魚や調理風景を見せることで、仕入れのこだわりや、これからどのような料理になるのか、どれだけ新鮮なのか解説にも説得力が増します。  ライブ感あふれるキッチンの様子を見れば、お客さまの食欲を誘うことができるかもしれません。 ②お店のストーリーを届ける   「航空便が遅れてチーズが届かない!ピザが作れなくて大ピンチ!」というイタリアンレストランの小話のように、お店の日常をブログで届けましょう。話題は、クスッと笑ってしまうハプニングから、お客さまとの心温まるやり取りまで様々。お客さまとの心の距離が縮まり、より身近に感じてもらえます。もっとカジュアルに使ってほしいのに、敷居が高いと思われてしまっている…そんなお店に特におすすめのブログネタです。 ③レシピを公開する  お店のレシピを公開しましょう。「家で作れるようになったら、お店にわざわざ来てくれなくなるのでは?」といった心配は無用。なぜなら、お店の雰囲気も含めて味わいたいから、手間をかけずにプロの味を楽しみたいからと、お客さまの来店目的はさまざまだからです。  お店で出しているメニューでなくとも、スタッフのまかないのように“手軽に作れるけど、しっかりお店の味!”なレシピを公開するのも良いですね。  来店のきっかけを作るブログネタ ①限定メニューを作る  季節の食材を使った期間限定メニューや、数量限定メニューを作り、ブログで宣伝しましょう。  「これを逃したら、来年まで食べられない」、「次はいつ食べられるか分からない!」そんなプレミア感をアピールすることで、新規のお客さまの心を掴むことができます。限定メニューを目当てに訪れた方には、ぜひ定番メニューも味見してもらいましょう。もし定番メニューも気に入ってもらえたら、きっと再来店に繋がります。 ②イベントで新しい風を入れる  メニューも然りイベントも然り、誰でも、新しいものには興味を惹かれますよね。たとえば、居酒屋なら「あこがれの生牡蠣100円祭り」や「春野菜のおばんざいフェア」など、心をくすぐるイベントを開いてみましょう。  ブログで大々的に開催のお知らせをすれば、「いつか行こう」と考えていたお客さまが、「今日行こう!」と決断してくれるかもしれません。 「Web集客の効果的な方法を教えてほしい!」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう<<  店舗運営の悩みは、開店ポータルBizに無料相談しよう  出来れば毎日更新したいお店のブログ。なかなか更新が追い付かないこともあるでしょう。最新の記事が何か月も前のものだと、「このお店、まだ営業しているのかな?」とお客さまも不安になってしまいます。お客さまをワクワクさせるような楽しい記事を、定期的に投稿していきましょう。  オープンまでのお話、スタッフ、内装、料理…お店の魅力を掘り下げていけば、書きたいことがまだまだたくさん出てくるはず。ここに紹介した以外のネタも発見しながら、お店のブログをさらに盛り上げていってくださいね。 ★販路を広げるのは意外と簡単!★ UberEatsへの出店で赤字脱却!売上・集客力向上の仕組みと注意点【ご相談無料】  開店ポータルBizでは、インフラ周りのコスト削減のほか、地域やお店にあった集客方法・HPやSNS運用についてのご相談を無料で承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください! 
    開店ポータル編集部
    2020/03/21
  • 飲食店経営 決済方法の種類・キャッシュレス決済を充実させるメリットについて考えよう
     飲食店は現金商売といわれ、支払いは現金のみというのが一般的でした。しかし現代では、クレジットカードや電子マネー、QRコードと、お店・お客さま双方の利便性を考えたさまざまな決済方法が登場しています。  政府は「2025年までにキャッシュレス比率を40%にする」という目標を掲げ、飲食店や小売店のキャッシュレス化を推進しています。  本記事で、飲食店が導入できる決済方法にはどんなものがあるのか、そして、決済方法を充実させるとどんなメリットがあるのか、考えていきましょう。 決済方法の種類 ①現金  紙幣や硬貨のやりとりによって、お客さまから直接代金をいただく方法です。目に見えるかたちでの支払いであるため、お店にとっては安心です。しかし、お釣りを用意するための両替の手間がかかる、売上金の管理に困るといったデメリットもあります。   ②クレジットカード  クレジットカードに登録した銀行口座から、後日代金が引き落とされる「後払い」の決済方法です。  「決済端末の導入にお金がかかる」「決済手数料が高い」「すぐに入金されない」といった不安から、クレジットカード決済の導入に踏み切れないお店もあるでしょう。  しかし「キャッシュレス・消費者還元事業」がスタートした現在では、政府の補助金により、実質無料でカード決済端末を導入できます。また、『Square(スクエア)』という決済代行会社では手数料が3.25%と安いうえ、条件を満たせば最速で即日入金が可能です。 ★Squareに関する記事はこちら★ CMで話題!デザインも機能もスマートな決済端末「Square(スクエア)」について調べてみた     >>Squareの導入について無料相談する<<   ③デビットカード  デビットカードはクレジットカードと混同されやすいですが、決済をするとその場で口座から代金が引き落とされる「即時払い」の決済方法です。  海外では利用率が高いものの、日本ではクレジットカードほど普及していません。しかし「クレジットカード=借金」という感覚があるためか、クレジットカードではなくデビットカードを日常使いしている人も多いです。  代表的なデビットカードは、『J-Debit』。手持ちの各金融機関のキャッシュカードをそのままデビットカードにできるサービスで、申し込みや年会費の支払いなどは不要です。   ④電子マネー  電子マネーには、『Suica』や『PASMO』といった交通系電子マネーや、『nanaco』や『WAON』、『楽天Edy』といった一般的な電子マネーがあります。  電子マネーは、Suicaやnanacoのカード(または、各電子マネーの専用アプリ)に現金やクレジットカードでチャージ(入金)し、その範囲内で支払いをする「前払い型」の決済方法です。  手持ちのiPhoneにSuicaやクレジットカードを登録し、専用端末にかざして支払う『Apple Pay』も、電子マネーに類似したサービスです。 ⑤QRコード決済  QRコード決済は、現在もっとも推進されている決済方法です。『LINE Pay』『PayPay』などさまざまなQRコード決済サービスが生まれ、各社がしのぎを削っています。  QRコード決済には、現金を電子マネー化してアプリにチャージしておく「前払い型」の方法と、アプリに登録したクレジットカードから後日引き落とされる「後払い型」の方法があります。  最大の強みは、その手軽さ。お客さまにアプリで専用QRコードを読み取ってもらうか、お客さまが提示したQRコードやバーコードをお店側で読み取るだけで、会計は終了です。 ★PayPayに関する記事はこちら★ 加盟店・加盟希望店向け「PayPay」ガイド!導入費用・申し込みについてまとめてみた! ✨Point✨  複数のキャッシュレス決済サービスの導入を検討している場合、一つひとつのキャリアに申請・手続き・申し込みをするのは、とても面倒ですよね。開店ポータルBizは、複数のキャッシュレス決済サービスの販売代理店です!店舗オーナーさまにとってご面倒なお手続きを無料でサポートしています。キャッシュレス決済サービスの導入をご検討中の方、より手軽にはじめたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください   >>キャッシュレス決済サービスについて無料相談する<<   決済方法を充実させる5つのメリット  現金以外の決済方法(クレジットカード、デビットカード、電子マネー、QRコード決済など)は、総じて「キャッシュレス決済」と呼ばれます。  キャッシュレス決済サービスの導入によってさまざまな支払い方法が選べるようになることで、お店にはどのようなメリットがうまれるのでしょうか。 ①キャッシュレス払いを希望する層にアピールできる  現金以外の支払い方法を充実させることで、クレジットカードや電子マネー、スマートフォンなどで素早く会計を済ませたいお客さまにアピールできます。  飲み会やパーティーなどのシーンでは、会計金額が大きくなり、大人数で割り勘するのがかなり面倒。そんなとき、幹事がクレジットカードやQRコードでスマートに支払いを済ませれば、もたつきません。QRコード決済アプリには割り勘機能や送金機能がついているため、メンバーから後日会費を徴収するのも簡単です。  「キャッシュレス決済可」は、いまやお客さまにとって、お店選びの重要なポイントになっています。 ②売上金の管理に気を遣わない  現金払いのみのお店は、売上金の管理に非常に気を遣います。一日の終わりに帳簿上の金額とレジの金額が合わないと、「誰がレジを打ち間違えたの?」と犯人捜しがはじまり、スタッフ同士がギスギスした雰囲気に…なんてことも。  キャッシュレス決済の導入は、その悩みを解決してくれます。クレジットカード決済やQRコード決済での売上はお店の口座に自動入金されるため、店頭に現金を保管する必要がありません。「会計ミスでレジが合わない」というトラブルも、盗難のリスクもなくなります。 ③会計業務の効率化につながる  現金払いの場合、直接的なお金のやりとりが生じます。会計ミスがないよう、お札の種類を確認したり、お釣りを数えたり…と気を遣いますが、忙しいとミスが発生しがちです。  クレジットカードや電子マネー、QRコード決済などの場合、カードをスキャンするだけ、QRコードを読み取ってもらうだけで簡単に会計が終わります。会計時間が短いのでお客さまを待たせませんし、レジ業務に割く時間が減るので人件費のカットにもなります。一日の売上金を、毎日(毎週)銀行に持っていく手間がなくなるのもうれしいですね。 ④インバウンド集客に有利になる  海外では、日本よりキャッシュレス決済が普及しています。特に、韓国や中国でのキャッシュレス決済比率はそれぞれ96.4%、60.0%と、日本の19.8%という数字をはるかに上回ります。  日本政府観光局がおこなった2018年の調査によると、日本に訪れた外国人の約半数は中国・韓国からの観光客でした。飲食店はキャッシュレス決済を導入することで、インバウンド集客に有利になるといえるでしょう。日本人よりも日常的にクレジットカードやデビットカードを使う、訪日外国人に向けたサービスを提供できるからです。 ⑤お釣りを用意する必要がない  お店が混んでくると、忙しくてなかなか銀行に両替に行けません。小銭が不足し、お客さまに渡すおつりが足りない…そんなトラブルは避けたいもの。両替後の硬貨の枚数に応じて取られる手数料も、頭の痛い出費です。  現金以外の決済方法を充実させれば、おつりが必要ないので小銭が減らなくなり、銀行にに走る手間やムダな手数料をカットできるでしょう。 ✨Point✨  複数のキャッシュレス決済サービスの導入を検討している場合、一つひとつのキャリアに申請・手続き・申し込みをするのは、とても面倒ですよね。開店ポータルBizは、複数のキャッシュレス決済サービスの販売代理店です!店舗オーナーさまにとってご面倒なお手続きを無料でサポートしています。キャッシュレス決済サービスの導入をご検討中の方、より手軽にはじめたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください >>キャッシュレス決済サービスについて無料相談する<<   まずはQRコード決済の導入がおすすめ  決済方法を増やすメリットはたくさんありますが、クレジットカードも電子マネーも一度に導入するとなると、手間やコストがかかってしまいます。  キャッシュレス決済を導入するなら、QRコード決済からはじめるのがおすすめです。その理由を以下に挙げました。 初期費用がかからない  決済用のスマートフォンやタブレットがすでにお店にある場合、初期費用は基本的にかかりません。『Origami Pay』『楽天ペイ』など各社から送られてくるQRコードを設置し、手持ちの端末に専用アプリをダウンロードするだけでOKです。  決済端末を購入する場合も、数千~10,000円程度で済むため、大きな出費にはなりません。『Square』、『Airペイ』などでは、決済端末が無料となっています。 手数料が安い  どのお店も、原価率などを考慮してメニューの価格を決めているでしょう。会計のたびに高い決済手数料を取られていては、その意味がなくなってしまいます。  しかしQRコード決済の手数料は、ほとんどが3.24%程度と低く抑えられています。また、キャッシュレス・消費者還元事業がおこなわれる2020年6月末までは、国が決済手数料の1/3を負担してくれます。 入金サイクルが短い  キャッシュレス決済の導入で気がかりなのは、入金がいつなのかということ。手元に現金がないと、各種業者への代金やスタッフの給与を支払うことができません。  『Square』『楽天ペイ』といったQRコード決済サービスは、翌日入金に対応しています。各種支払いのために手元にお金を準備する必要があるため、資金繰りのズレがなくなるのはありがたいですね。 ★QRコード決済に関する記事はこちら★ 飲食店 最新決済方法「QRコード決済(スマホ決済)」って一体なに?   >>QRコード決済の導入について無料相談する<<   新規開業・店舗運営の悩みは、開店ポータルBizに無料相談!  クレジットカードやデビットカード、電子マネーなどの普及で支払いニーズが多様化し、現金以外の決済方法が選べる飲食店が増えました。「導入費用や手数料が高い」というイメージから、キャッシュレス決済の導入に踏み切れていないお店も多いでしょう。いまは、国全体でキャッシュレス化が推進されており、クレジットカード決済やQRコード決済を導入するお店に補助金を支給する制度もあります。政府のサポートを活用しながら支払い方法を充実させ、お客さま満足度を高めていきましょう。 ★助成金・補助金についてはこちらの記事がおすすめ★ 2020年 飲食店経営者が申請すべき助成金・補助金はこれ【相談無料】  開店ポータルBizは複数のキャッシュレス決済サービスの販売代理店です。「あなたのお店にあったQRコード決済サービス」のご提案や、店舗オーナーさまにとってご面倒なお手続きを無料でサポートしています。キャッシュレス決済サービスの導入をご検討中の方、より手軽にはじめたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!
    開店ポータル編集部
    2020/03/19
  • 飲食店開業 こだわりの内装がコストでしかなかった4つの事例と解決策
     店の雰囲気を左右し、集客や売上に直結する内装デザイン。特に飲食業界では、ただ料理を提供するだけでなく、その店オリジナルの「体験」を通して来店客に楽しんでもらう店が増えています。もちろん、内装デザインは「体験」の演出にかかせないものです。  しかし、コンセプトが伝わりにくい内装は逆効果。本記事では、内装デザインを考える上で陥りがちな「間違った内装へのこだわり」とそうならないための解決策をみていきましょう。 事例①内装にこだわりすぎて、店の運転資金がなくなる  店舗を開業するさい、必要なのは内装費用だけではありません。物件の賃貸契約料や設備や美品などの設備投資にも資金が必要です。また、開店した後、人件費や集客のための広告費用なども必要になります。内装に費用をかけすぎてしまうと、運転資金の確保が難しくなり、結果廃業に追い込まれてしまうことも。  店の運転資金まで内装費用につぎ込んでしまっては本末転倒ですが、こうしたケースは珍しくありません。内装業者は、基本的にこだわった店づくりを提案します。予算を上回る見積もりを提案してくる業者もいます。その結果、本来のイメージとは、違う内装になる場合や、予算以上に資金がかかってしまう場合があるのです。 解決策:内装は複数の業者に相談する   内装に不必要な費用をかけないためにも、見積もりは複数の業者に依頼しましょう。店舗の内装といっても、美容室、雑貨店、飲食店など業種によって工事の内容は異なります。営業する業種の店舗内装の実績があるかどうかにも注目しましょう。業者には、営業の目的や店舗のイメージを的確に伝えます。設計図を見て、希望に沿った提案をしてくれているかを念入りに確認します。いくらおしゃれで洗練されていても、店のイメージに合わない内装や予算に合わない内装は必要ありません。運転資金が確保できるように見積もりには余裕を持たせましょう。   「地域の安い業者を紹介してほしい!」 >>開店ポータルBizに内装業者お見積りを依頼する<<   事例②内装を重視して、実際に必要なものが買えない  内装業者との打ち合わせで、希望やアイデアのすり合わせを行ううちに、業者の営業トークに乗せられて、内装の予算が膨らんでしまう場合があります。そうなると、予算を下げようとしても、なかなか下がりません。  その結果、開店までに時間がかかります。飲食店の場合、内装費用が膨らみすぎて、電気、水道、ガス、換気システムといった本当に必要な設備工事に費用が回せないという事態も起こります。 解決策:優先順位を考える  店の営業に絶対に欠かせないものが何かを考えたとき、内装は装飾の部分であることがはっきりします。予算は、設備工事など最低限必要なものから優先順位をつけて確保しましょう。内装には余った資金を充てます。たとえば、飲食店の内装工事であれば、キッチンを後回しにして、内装デザインを考えるのではなく、厨房関連の資金をはじめに確保し、残った予算で内装デザインを考えるのが正解です。 ★開業時に揃えるべき厨房機器についてはこちら★ 飲食店開業 揃えるべき厨房機器・調理器具について調べてみた 事例③内装へのこだわりはあるが、居心地が悪い  テーブルや椅子などの家具は、店の雰囲気に合わせて選びます。しかし、デザインばかりに気を取られると、座り心地が悪い椅子を買ってしまい、後悔するかもしれません。また、人の流れや空気の流れを無視したデザインは、来店客に不快感を与えます。  たとえば、トイレの水が流れる音が聞こえる場所や従業員の出入りが頻繁にある場所などに席を配置すると、その席にすわった来店客は落ち着きません。さらに、エアコンの設置場所によっては、直接エアコンの風があたるなどして寒い席ができてしまうケースや厨房までエアコンの風が届かず、厨房内が暑いなどの問題が出ることもあります。 解決策:設計の段階で、実際の人の流れと空気の流れを想定する  内装をおしゃれにすることに気を取られがちですが、まずは、人の流れや空気の流れを考え、実際に人がいる状況を想像しましょう。テーブルや椅子は、見た目のデザイン性だけでなく、座り心地や高さなども考えて選びます。一見、おしゃれで洗練されているものの、居心地の悪い空間にならないように気をつけましょう。 「コスト削減のアドバイスがほしい」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう<< ★新規開業に関する記事はこちら★ はじめての飲食店開業 お店を開くために必要な7つのステップ 事例④こだわりの内装がコンセプトにあっていない  豪華な内装であるにもかかわらず、提供される商品が安価すぎると、違和感があります。また逆に、カジュアルな雰囲気であるにもかかわらず値段が高いなど、内装と提供される商品の価格がマッチしていないと、アンバランスな印象を与えてしまします。内装がおしゃれすぎて、地域の客層に合わなかったり、商品単価と店の雰囲気がかけ離れていたりすると、コンセプトがぼやけてしまい、集客も見込めません。 解決策:店のコンセプトに合わせて内装を考える  商品の価格帯や店のコンセプトに合わせた内装にする必要があります。内装業者には、店のコンセプトや商品の価格帯を伝えて、ミスマッチを防ぎましょう。来客が想定される客層に合わせたコンセプトやそれに見合う価格設定から、店の内装がずれないように注意が必要です。 新規開業、店舗運営の悩みは、開店ポータルBizに無料相談  集客に繋がる店の内装ですが、「間違ったこだわり」によって逆に客足が遠のくこともあります。こだわりによって、資金がなくなり、営業が難しくなっては意味がありません。内装にこだわることは大切ですが、予算の優先順位を考えて、運転資金も確保していきましょう。また、デザインに目を奪われてばかりで肝心のコンセプトが曖昧になっていないか、動線を無視していないか、打ち合わせの段階で見直すことが大切です。  開店ポータルBizでは、新規開業・店舗経営に関するご相談を無料で承っているほか、地域の見積もり相場が安い内装業者を、無料でご紹介しています。気になる方は、お気軽に下記フォームよりお問い合わせください。
    開店ポータル編集部
    2020/03/19
  • 美容室開業 個人経営とフランチャイズ 経営スタイルの違いとは?【相談無料】
     美容業界で働く人の中には、いずれは独立してサロンの経営者になりたいと考えている人もいることでしょう。  美容所の数は年々増加しており、全国に約24万件以上あるといわれています。今、美容業界は店舗過剰の状態。サービスの低価格化に加えて客数が減少していることもあり、厳しい経営状態に悩むオーナーも少なくありません。  自分の店を持ちたいという気持ちだけで、あまり準備をせずに開業しても、廃業に追い込まれる可能性が高くなります。  独立する前に、どのようなサロン経営のスタイルがあるか確認しましょう。 サロン経営のスタイルは大きく分けて2つ  サロン経営のスタイルには、大きく分けて2つあります。 ①個人経営サロン ②フランチャイズサロン  では、それぞれどのような経営スタイルなのでしょうか。  一つずつ見ていきましょう。 ①個人経営サロン  約70%を占めるのが個人経営サロン。自分のサロンであるため思い通りに経営できる点が個人経営サロンの強みです。  たとえば、美容室とエステサロンを併設したり、ネイルサロンを併設したりと自由に経営できます。独立前の美容室などで指名客がいた場合、新しく開業した店の新たな顧客となってくれる可能性もあります。  しかし、資金が足りなくなった場合や、思うように集客が見込めなかった場合も、すべて自分で解決しなければなりません。もちろん、美容室に必要な機材もすべて自分で揃えます。シャンプーやリンスなどのヘアケア剤なども含め、時には経費を減らす工夫が必要なこともあるでしょう。  個人経営サロンの場合、美容師としての技術力だけでなく、店を経営していく能力も求められます。 ②フランチャイズサロン  フランチャイズサロンは、フランチャイズに加盟し、本社から店の看板やサービス、商品を提供してもらい、収益の一部を本社に支払う経営スタイルです。  本社の方針にもよりますが、一般的に、資金の調達、物件選び、内装などはすべて本社がおこないます。もちろん、美容師の求人、店の宣伝、経営のアドバイスも受けられます。  初めて独立する経営者にとっては、初期費用がかからないことや開業後もサポートが受けられる点が魅力です。しかし、自身の考えに基づく戦略や経営はできません。経営者というよりは、「本社に雇われている」という感覚があり、独立した感覚をもてない人も少なくありません。  さらに、売上の一部を本社に払わなければならないというデメリットもあります。大手の美容室では、フランチャイズ展開により美容室の店舗数を増やしています。  また、フランチャイズにも、「チェーン型」、「のれん分け」の2種類があります。   >>新規開業について、開店ポータルBizに無料相談する<< ①チェーン型  全国区で有名なサロンの名前や経営ノウハウを活用して経営するスタイルがチェーン型サロンです。チェーン店すべて同じ外観、内装になることが多いです。  ブランド力によって集客が期待できるほか、開業後のサポートも充実しています。ビジネスとしてすべてマニュアル化されており、店のコンセプトや運営方針まで同じです。  チェーン型サロンの場合、そのサロンでの勤務経験がなくても、チェーン展開を行う会社に加盟すれば経営が可能です。店の利益が少なくても決められた金額を本部に支払うことが求められます。 ②のれん分け  勤続年数や資金準備など一定の条件を満たした従業員に店舗の屋号の使用を許可する制度のことです。のれん分けは、自分が実際に経営する店舗で働き、知識や技術を習得します。まず社員として働くことが条件になります。  新たな地に店舗をオープンさせる場合もありますが、そのまま経営者として既存する店を引き継ぐ場合もあります。 「サロン開業したい!コストを抑えた開業方法、なにかない?」 >>開店ポータルBizに無料相談する<< 働く美容師の雇用はどうする?  サロンを経営するうえで、そこで働く美容師の雇用形態をどうするのかも考える必要があります。  これまで美容師の雇用形態は、正社員やアルバイトなどが主流でした。しかし今では、個人事業主(フリーランス)として働く美容師も増えています。このようなフリーランスの美容師に働く場を提供する方法もあります。 ①業務委託型  業務委託サロンは、大手美容室を中心にフランチャイズによって店舗数が増えている雇用スタイルの一つです。まず、店舗の設計や集客に関しては経営者が行います。  美容師は、社員やアルバイトとして雇わず、個人事業主として契約します。サロンの経営において人件費は大きな経費の一つです。業務委託型サロンは、美容師を直接雇用し固定給料を支払うのではなく、実際の売上に応じて報酬を支払うシステムとなっています。  もちろん、通常の雇用契約で必要な社会保険料なども支払う必要はありません。経営者にとっては、売上に応じて人件費が発生する仕組みで、赤字リスクが少ないのがメリットです。また、美容師にとっても一般的なサロンで働くよりも還元率が高くなり、仕事をすればするほど報酬が増えるためモチベーションが上がります。  しかし、一方で稼ぐことを目的とする美容師が集まるため、美容師が独立、店が集客した顧客が奪われてしまうデメリットもあります。業務委託型サロンにおいては、優秀な美容師を確保し、顧客情報の流出を防ぐために、のれん分けによる出店を積極的に行っています。 ②シェアサロン  経営者は働く場所だけを提供し、美容師は場所のレンタル代を払うスタイルです。  イメージとしては、光熱費や美容機材をシェアハウスのように美容師で共有し、それらの固定費を美容師でわけて支払います。個人の美容室などで、一部の空席を他の美容師に貸す「面貸し」は昔から行われてきました。シェアサロンは、店内におけるすべての席が面貸しスタイルになっています。  美容師にとってはかかる費用が固定費のみで済むため、売上が上がると利益が大きくなるというメリットがあります。フリーランスの美容師が働く場所を探せるサイトなどもあり、シェアサロン型は今後増えていくのではないかといわれています。 ★おすすめ記事★ 美容サロンに取り入れたいコストのかからないプラスアルファのサービス サロン開業で悩んだら、開店ポータルBizに無料相談!  サロン経営のスタイルは一つではありません。個人経営をするのか、フランチャイズかによっても全く経営の仕方は異なります。  また、一言でフランチャイズといっても、店舗の独立支援制度を活用する方法と店のブランド力を活用してチェーン店を営む方法があります。独立を視野に入れて、働く美容室を選ぶ場合は、どのような店を持ちたいのかを考えて選びましょう。 ★あわせて読みたい記事はこちら★ サロン集客 鏡をデバイスに!ミラーロイドの仕組み・導入メリットを解説  開店ポータルBizでは、各業界に特化した税理士探しのご相談のほか、インフラ周りのコスト削減・集客のご相談を無料で承っています。お気軽に下記フォームより、ご連絡ください。
    開店ポータル編集部
    2020/03/18
  • 外食業界 コロナ倒産から飲食店を守る助成金・補助金等 支援制度まとめ【厚生労働省・経済産業省・日本政策金融公庫・その他】
     キャンセルの相次ぐ旅館やホテル、中国製部品の輸入ができない工場、紙製品の品薄でクレーム対応に追われる小売店。新型コロナウイルスの流行は、日本のさまざまな業界に影響を与えています。  相次ぐキャンセルや売上の減少に悩んでいるのは、個人経営の飲食店も同じ。感染拡大を防ぐために自粛ムードが広がり、外食を控える人が増えているのです。  政府や各機関は、新型コロナウイルスの影響による経営不振や資金繰りの悪化から飲食店を救うべく、さまざまな支援制度を整備しました。本記事では、その一例を紹介します。  開店ポータルBizでは、店舗運営に関するご相談を無料で承っております。お問い合わせフォームより、お気軽にご連絡ください。 そもそも、「コロナウイルス」とは?  コロナウイルスとは、鼻水、くしゃみ、発熱といった風邪の症状を引き起こすウイルスの総称です。人間に感染するものとしては6種類が見つかっており、2002~2003年に多くの死者を出したSARS(重症急性呼吸器症候群)ウイルスもそのひとつです。  2019年末から流行しているのは、今までに発見されたものとは違う新型のコロナウイルス。高齢者や持病のある人など、免疫力の弱い人が感染すると重症化しやすく、呼吸器障害から肺炎を引き起こして死に至ることもあります。 ★コロナウイルス対策に関する記事はこちら★ 新型コロナウイルスの感染を防ぐ為に、飲食店がやるべき5つの対策 飲食店の助け舟となるさまざまな支援制度  お客さまに安心して来ていただけるよう、手洗いうがいの徹底、消毒、マスクの着用など、どのお店もできる限りの感染対策はとっているでしょう。とはいえ新型コロナウイルスは、感染源や感染経路も不確かな未知のウイルス。2020年3月17日現在、世界で7,000人もの死者を出しています。流行がおさまるか、外出や外食を恐れるムードがなくならない限り、苦戦を強いられる日々が続くかもしれません。  政府や地方自治体は、経営不振や資金繰りの悪化に悩むオーナーたちを救うべく、さまざまな経済支援政策を立ち上げました。どのような政策があるのか見てみましょう。 厚生労働省による支援政策 ①雇用調整助成金  景気の悪化などやむを得ない理由で売上が下がったとき、スタッフの雇用を守るために一時的に休業する、系列店に出向させる…といった雇用調整をするお店もあります。「雇用調整助成金」はそのさいに、休業手当や給与の一部を助成してくれる制度です。 ■支給対象  新型コロナウイルスの影響により、前年の同じ時期と比較してひと月の売上が10%以上下がった事業主 ■支給額  中小企業の場合は助成率2/3、一日あたりの上限額8,330円 ※支給限度日数は1年間で100日   ★雇用調整助成金に関する記事はこちら★ 新型コロナ問題 飲食店の休業等を支援「雇用調整助成金の特例」とは【相談無料】 ②小学校休業等対応助成金  新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、3月2日から全国の小中学校や高校が臨時休校となりました。  「小学校休業等対応助成金」は、休校中の学校に通う子どもの保護者である従業員(正規雇用・非正規雇用は問わない)に対し、子どもの世話のために有給休暇を取得させた場合に受け取れる助成金です。 ■支給対象 ・新型コロナウイルス対策として臨時休業等をした小学校等に通う子ども ・小学校等に通っていて、新型コロナウイルスに感染またはその恐れがある子ども  上記の子どもの保護者に対し、労働基準法上の年次有給休暇とは別途で、2020年2月27日~3月31日の間に有給休暇を取得させた事業主 ■支給額  有給休暇を取得した従業員(子どもの保護者)に支払った賃金相当額×10÷10 ※一日ひとりあたりの上限額8,330円   ③時間外労働等改善助成金  時間外労働等改善助成金は、労働時間の短縮や休暇取得の促進といった働き方改革に取り組む事業主への支援策として、2018年にスタートしました。  今回新設されたのが、「新型コロナウイルス感染症対策のためのテレワークコース」。出社せず自宅などで働くテレワークを新たに導入する事業主が受け取れる助成金で、専用通信機器の購入、就業規則などの作成・変更にかかる経費が助成対象となります。 ■支給対象  新型コロナウイルス感染症対策として、テレワークを新たに導入する(または、試行的に導入している)事業主 ■助成率・支給額  助成率1/2、対象経費の合計額÷2 ※1事業主あたりの上限額は100万円 >>助成金・補助金について開店ポータルBizに無料相談する<<   経済産業省による支援政策 ①セーフティネット保証5号  セーフティネット保証は、さまざまな理由から経営に支障が出ている事業主に対し、救済措置として融資をおこなう制度です。「大型倒産の発生により影響を受けている業種(1号)」「特定地域の災害等により影響を受けている業種(4号)」など、融資を必要とする理由ごとに1号~8号保証に分かれています。  新型コロナウイルスの影響で新たに、「全国的に業況が悪化している業種(5号)」に40業種(旅館やホテル、食堂、レストランなど)が追加され、飲食店も申請可能となりました。 ■支給対象  新型コロナウイルス感染症の影響によって経営の安定に支障を生じており、管轄する市町村長または特別区長の認定を受けた事業主 ■支給額  保証上限2億8000万円(一般保証とは別枠)  さらに経済産業省では、新型コロナウイルスの影響を受けた中小企業や小規模事業者を対象とした「中小企業金融相談窓口」を設置。平日・土日を問わず、午前9時~午後17時まで相談を受け付けています。 日本政策金融公庫による支援政策 ①衛生環境激変対策特別貸付制度  「衛生環境激変対策特別貸付」は、食中毒や感染症の発生による衛生環境の大きな変化によって、業績が悪化した事業主を支援する融資制度です。新型コロナウイルスの影響を受け、一般の飲食店や宿泊施設などに向けた特別貸付制度が2020年2月からはじまりました。  日本政策金融公庫ではこれまで、「経営環境変化対応資金」として事業主への経済支援をおこなってきましたが、そこにプラスされるかたちで実施されている制度です。 ■貸付対象  新型コロナウイルス感染症による業績悪化から資金繰りに影響をきたしている飲食店、および喫茶店を営む事業者であり、次の両方を満たす人 ・最近1か月の売上高が前年(全前年)の同じ時期と比べて10%以上減少していること(開業後3か月以上1年未満の場合は、最近1か月の売上高が過去3か月の売上高の平均と比べて10%以上少ないこと) ・中長期的に業況が回復し、発展する見込みがあること ■貸付限度額  飲食店の場合1,000万円(貸付期間7年以内)  日本政策金融公庫ではさらなる対策として、「新型コロナウイルスに関する相談窓口」を設置。平日午前9時~午後17時まで、専用ダイヤルによる電話相談を受け付けています。 >>助成金・補助金について開店ポータルBizに無料相談する<<   その他の支援政策 ①一般財団法人日本フードサービス協会 一般財団法人日本フードサービス協会 HP:http://www.jfnet.or.jp/  日本フードサービス協会(JF)は、「日本の外食産業の発展と、豊かな食文化の創造への貢献」を目的に、農林水産省の認可を受けて設立された組織です。  同協会では、ホームページ内に「新型コロナウイルス・インフルエンザ等に関する衛生対策」というページを開設。新型コロナウイルスに関する最新のニュース、お店で実施すべき感染対策など、飲食店として知っておきたいさまざまな情報を提供しています。 ②各地方自治体  47都道府県でも、新型コロナウイルスの影響に対する支援制度や相談窓口を設け、市区町村のホームページで最新情報を公開しています。  北海道函館市では、中小企業を対象とした融資制度「緊急対策資金」を、新型コロナウイルスの影響を受けた事業主への支援策として活用しています。設備資金3,000万円、運転資金は1,000万円を限度額として融資を受けることが可能です。  この融資制度はもともと、地震などの自然災害でダメージを受けたときの復旧資金として活用されていたものでした。  東京都国立市では、「国立市中小企業あっせん制度」を整備しました。新型コロナウイルスの影響による売上の減少、資金繰りの悪化などに悩む事業主が、従業員の給与支払いなどですみやかにお金を用意する必要があるときに、連携する金融機関に融資をあっせんしています。 ③株式会社トラストバンク『ふるさとチョイス』 ふるさとチョイス HP: https://www.furusato-tax.jp/  ふるさと納税サイト『ふるさとチョイス』では、地方の飲食店や外食関連事業者を支援する取り組みをおこなっています。  同サイトは、「新型コロナウイルス被害事業者向け支援プロジェクト」のページを開設。ふるさと納税をおこない、返礼品を受け取ることで、各地方の事業者を支援できるというしくみです。返礼品の寄付にかかる手数料は、2020年3月末まで無償となっています。 >>助成金・補助金について開店ポータルBizに無料相談する<< 店舗経営に悩んだら、開店ポータルBizに無料相談!  新型コロナウイルスは感染経路が明確でなく、ワクチンや特効薬も今のところありません。それだけに、根拠のない憶測や間違った情報が飛び交い、不安になってしまうこともあるでしょう。  飲食店のオーナーにできるのは、情報を精査し「何が正しいのか」をきちんと判断すること。そして、手洗いうがいや消毒、マスクの着用といった最低限の対策をおこなったうえで、政府や地方自治体の支援制度を活用して経営を立て直していくことです。  本記事で取り上げたもの以外にも今後、さまざまな助成制度や相談窓口などが新設されていくと予想されます。政府や各機関、住んでいる自治体のホームページをチェックして、アンテナを張りましょう。 ★飲食店が活用すべき助成金・補助金に関する記事はこちら★ 新型コロナ問題 飲食店の休業等を支援「雇用調整助成金の特例」とは【相談無料】  開店ポータルBizでは、お店にあった補助金・助成金のご提案をおこなっているほか、店舗運営にかかるコスト削減、資金調達サービス、地域にあった集客方法・HPやSNS運用についてのご相談を無料で承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください!
    開店ポータル編集部
    2020/03/17
  • 美容サロン集客 コストをかけないプラスアルファのサービスでお客様満足度UPを狙おう
     美容業界は競争率が激しく、現在美容サロンの軒数はコンビニエンスストアの4倍にも上ります。その一方で、美容サロンを利用するお客さまは減り続けていて、3年以内には、なんと9割もの美容サロンが閉店すると言われています。  この厳しい現実の中で生き残るには、お金をかけずにお客さま満足度を高める、ちょっとしたサービスと気配りが必要です。…とは言え、そのサービスにお金をかけてしまえば、本末転倒です。  本記事では、コストを抑えつつお客さま満足度を高めるプラスアルファのサービスをご紹介します。 美容サロン全体で取り入れたいプラスアルファのサービスとは? ■電子書籍が読み放題のタブレットを導入する  美容サロンでは、施術中に提供される雑誌が、意外にもお客さま満足度を大きく左右します。  客層に合わせて、多種多様な雑誌を定期購入しているお店も多いのではないでしょうか。  定期購入の場合、費用を抑えられる場合も多いですが、そこにかかるコストは大きく、一人ひとりのお客さまの趣味趣向に合わせたものをすべて揃えるのはなかなか難しいことです。  また、スタッフが選んだ雑誌が、お客さまの年齢に沿わないものであった場合、「対象年齢と異なる雑誌を持ってこられて気分が悪い!」なんて不満をうんでしまうことも。  この点、電子書籍を導入することで、コストをおさえつつも、豊富な種類の雑誌をお客さま自身が選べるようになります。  たとえば、楽天マガジンの電子書籍なら読み放題プランが月額380円で利用することができます。複数のタブレットを登録させることができるので、席数が複数あってもカバーできます。お客さまにとってもお店にとっても、嬉しいサービスではないでしょうか。 「ランニングコストに悩んでる…どれくらい削減できるか知りたい」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう!<<   ■豊富なメニューのなかから選べるドリンクサービス  美容室ならヘアカラーやパーマなどの待ち時間に、ネイルサロンやまつげエクステサロンなら施術が終わってお会計を出すまでに、ドリンクをサービスしているサロンが多いですよね。この気遣いは、お客さま満足度を高める大きな要素となります。  コーヒー、紅茶、緑茶、ハーブティーなど、数種類のなかから好きなものが選べるようになっているだけでなく、カフェオレやカフェラテ、ココアなど、カフェと肩を並べるほどのラインナップを用意しているサロンもあります。  ここで、さらに上をいくドリンクサービスを提供したい場合は、スープ類の提供もおすすめです。粉末のものであれば、一からつくる必要もなく、コストをかけずに提供することができます。長い施術時間の間に、お腹を空かせたお客さまにも喜んでいただける、気遣いがうれしいサービスです。 ■飴や小袋のお菓子  美容室であれば雑誌やドリンクを置くためのサイドテーブルに、ネイルサロンやまつげエクステサロンであれば待ちあい席に飴や小袋のお菓子を置いてみましょう。  ポップを用意して、「ご自由にどうぞ」と気遣いの一言をそえると良いですね。小腹が空いたお客さまや、甘いものを食べて疲れを癒したいお客さまは手を伸ばしてくれます。この奥ゆかしい小さな心配りは、お客さま満足度にも繋がります。 業態別に取り入れたいサービス ★ヘアサロン 頭皮マッサージやリンパマッサージで血行を促進  シャンプーの際に、ヘッドスパのサービスを取り入れているサロンは多いでしょう。ヘッドスパをオーダーしていない場合でも、簡単な頭皮マッサージやリンパマッサージなどを提供してみてください。  もちろん、マッサージをメインに提供しているわけではないので、そこに多くの時間を費やす必要はありません。営業に差し支えのない程度で、お客さまがリラックスできるようサービスをしましょう。   ★まつげエクステサロン ■肩のマッサージで疲れを解消  施術中はずっと同じ体勢を保っているため、お客さまの身体にも負担がかかってきます。そのため、施術後にマッサージのサービスを取り入れてみましょう。肩周りを簡単に揉むだけでも凝りがほぐれて、お客さまはリフレッシュできます。  ここでのポイントは、サービスをする前に、一言、声をかけること。急に始めるとびっくりされてしまったり、なかには身体を触られるのが苦手な方もいます。確認してから行う気遣いをみせましょう。 ■メイク直しブースを完備して利用機会を増やす  多くのまつげエクステサロンには、メイク直しブースを完備しています。施術中はアイメイクができないため、施術前にメイクを落としたり、逆に施術後はメイクをしたりと自由に使ってもらいましょう。  サロンに訪れるお客さまは、仕事や学校帰り、もしくは予定の前後に利用する場合がほとんどです。メイク直しブースがあることで、そういった方にも気軽にサロンを利用してもらいやすくなります。なかにはヘアアイロンやコテを用意して自由に貸し出しているところも。施術中に乱れてしまったヘアスタイルを整えられるので、お客さまにとっては嬉しいサービスです。   「Web集客、SNS集客について教えてほしい」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう!<< ネイルサロン ■仕上げには好きな香りのハンドクリームを  爪先の美しさや健康を考えているネイルサロンだからこそのサービスとして、爪周りや手のケアがあります。施術の仕上げに、乾燥防止のオイルを塗るケアはほとんどのサロンで行っているでしょう。  そこで、プラスアルファのサービスとしてハンドクリームを使った手のケアを取り入れてみてください。無香料よりも香り付きの方がリラックス効果もありおすすめです。  香りの好みはお客さまによってさまざま。いくつかの香りを用意して、好きなものを選んでもらいましょう。綺麗な爪先と好きな香りでお客さまもきっと喜んでくれますよ。 ★集客にお悩みの方におすすめな記事はこちら★ 無料Wi-Fiのあるお店「プラットWi-Fi」で選ばれる店を目指そう! 店舗運営の悩みは、開店ポータルBizに無料相談!  プラスアルファのサービスは、些細な気遣いから生まれるもの。コストの負担をかけずに、施術後のちょっとしたマッサージやケアをプラスし、お客さまの満足度を高めましょう。このほかにもスマホの充電ができるサービスやクッションを貸し出すサービスなど、コストをかけずに提供できるサービスはたくさんあります。  新規のお客さまが多いことも嬉しいことですが、数ある美容サロンの中から施術やサービスを気に入ってリピーターとなってくれるお客さまの存在は、働く側にとっても光栄なこと。やりがいにもつながり、モチベーションもアップします。コストのかからないプラスアルファのサービスを取り入れて、お客さま満足度を高めていきましょう。 ★あわせてよみたい記事はこちら★ サロン集客 鏡をデバイスに!ミラーロイドの仕組み・導入メリットを解説  開店ポータルBizでは、新規開業や店舗運営をまるごとサポート!税理士探しにお悩みの方、インフラ周りのコスト削減、集客・業務効率UPにご興味のある方は、お気軽にご相談ください。専任のコンシェルジュがあなたのお店にとって最適なツールやサービスを無料でご提案いたします。
    開店ポータル編集部
    2020/03/13
  • 【物件選びのコツ】飲食店独立開業 内見時のチェックポイントとは?【相談無料】
     物件を決めるさいには相場などの情報を集め、実際に足を運び、検討したうえで契約するのが基本です。  飲食店の場合、主な設備がそのまま残っている居抜き物件と、コンクリートや配管がむき出しのスケルトン物件がありますよね。いずれの物件も内見を通して比較しますが、雰囲気だけで選ぶと、あとあと後悔することになりかねません。今回は、内見のときに確認しておくべきポイントをまとめました。 【独立開業時の物件選び】居抜き&スケルトン 共通のチェックポイント  まずは、居抜き物件やスケルトン物件にかかわらず、すべての物件で必ず確認しておきたいポイントです。 ①飲食店営業の制限はあるのか ②昼夜の周辺環境はどうか ③物件の外観について ④前の店の評判は悪くないか  以下で、一つひとつみていきましょう。 はじめての開業で不安がいっぱい… >>開店ポータルBizに無料相談する<< ①飲食店営業の業種制限はあるのか  ビルやマンションなどの1階や、一室で開店する場合、ビルまたはマンションの規約によっては、夜の営業が制限されていることがあります。さらに、アルコールの提供が禁止されていることも。  飲食店営業が可能な物件であっても、本格的な調理が必要となる「重飲食」は、管理人が不可としているケースもあります。  通常、カフェなどの「軽飲食」であれば、制限されることはあまりありません。しかし、居酒屋や焼肉店、ラーメン店などは匂いや煙、夜間営業による騒音などの問題から、近隣住民とトラブルになりやすく、契約当初は問題がなくても退店しなければならなくなることもあります。  内見のさいは、周辺に住民がどのくらい住んでいるか、目指している飲食店を開店してもトラブルになる要素がないかをチェックしましょう。 ②昼夜の周辺環境はどうか  昼と夜の人通りや、周辺に競合店があるかといった周辺の環境も確認する必要があります。駅やバス停など交通の便についても調べましょう。  郊外店などで駅やバス停が近くにない場合は、駐車場の確保が必要です。夜間営業が中心の居酒屋やバーの場合は、夕方から夜にかけての人通りが重要なポイントになります。店をオープンさせたあとに、集客が見込めるかどうかを見極めましょう。 ③物件の外観について  物件を確認するさい、内装ばかりに目がいきがちですが、外観は入店するかどうかの判断材料として重要な役割を果たしています。外壁が古すぎないか、窓の有無、穴が空いていないかなど確認しましょう。 ④前の店の評判は悪くないか  新築以外は、前の店のイメージが浸透している場合が多いです。また、前の店が、飲食店で倒産し閉店した場合、「飲食店には向かない立地である」ということも考えられます。前の店の評判や撤退の理由についても確認しましょう。 【独立開業時の物件選び】居抜き物件のチェックポイントを知ろう  居抜き物件は、設備がそのまま残っており、スケルトン物件と比べるとコストを抑えて出店できることから人気があります。  しかし、物件選びを間違えると、スケルトン以上にコストがかかる場合もあります。失敗しない居抜き物件のチェックポイントは次の通りです。 ①ガス、電気の容量 ②ダクトの有無 ③グリストラップ ④機器は使用できるか  以下で、一つひとつみていきましょう。 厨房機器を安く買い替えたい! >>開店ポータルBizに無料相談する<< 【居抜き物件】①ガス、電気の容量  ガスや電気を使うにあたり、必要な容量は、カフェなどの「軽飲食」か焼き肉などの「重飲食」かで異なります。  もともとカフェだった居抜き物件をラーメン店に改装して使う場合、ガスや電気の容量が足りず、結局スケルトン以上にお金がかかるということもあります。  ガスと電気の目安は以下の通りです。 ■ガス容量の目安■ 6号…カフェ、BARなど 10号…居酒屋、そば、うどん 16号…イタリアン、フレンチ、ラーメン 16号以上…中華料理 ■電気容量の目安■ 40A…寿司、カフェ、BARなど 50A…和食、イタリアン、フレンチ 60A…中華料理 【居抜き物件】②ダクトの有無  煙や匂いがでる飲食店の場合、排気ダクトが必要です。ダクトがない場合は設置できる物件かどうか、といった問題もでてきます。ダクトがある場合でもそのまま使えるかどうか確認が必要です。 【居抜き物件】③グリストラップ  中華、焼き肉などの油を多く必要とする飲食店の場合、油やごみをろ過するグリストラップが必要になります。グリストラップがあるかどうか確認しましょう。 【居抜き物件】④機器は使用できるか  冷蔵庫やエアコンなどの機器がある場合は、オープン直後に壊れることがないよう、電源を入れて動くかどうか、気になる匂いはないか確認しましょう。  また、トイレの場所をはじめ、トイレがそのまま利用できるかということも確認してください。もしも、機器が使用できなかった場合、廃棄にコストがかかります。もちろん、新しい機器の導入も必要です。 独立開業のサポートを頼みたい >>開店ポータルBizに無料相談する<< 【独立開業時の物件選び】スケルトン物件のチェックポイントは?  スケルトン物件には、内装の設備はありません。設備がないことで、店内は広く感じますが、実際に必要な機器を設置すると、イメージより狭いということもあります。  必要な機器を設置したあと、スムーズな動線が描けるか、客席数は何席確保できるのかなど、具体的にイメージできるように、メジャーなどを持参し、計測しましょう。 ★おすすめ記事「ラーメン屋開業」★ 飲食店開業 コストを抑えた「ラーメン屋」の始め方と必要な開業資金 新規開業、店舗経営のお悩みは、開店ポータルにご相談ください!  実際に、内見を行うさいは、確認漏れがないように簡単でよいので、チェックリストを作成して行きましょう。チェックリストを作っておくと、気になる物件を比較するさいに便利ですよ。契約後になって後悔することのないよう、ベストな物件を選びましょう。 【関連記事】 カフェ開業 開店日までにしておくべきこと・チェックリストを確認しよう  開店ポータルBizでは、開業にまつわるご相談のほか、インフラ周りのコスト削減、地域やお店にあった集客方法・HPやSNS運用についてのご相談を無料で承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください!  
    開店ポータル編集部
    2020/03/12
  • IoTでんわサービスを利用して、私用スマホをビジネスフォンに【相談無料】
     飲食店や理美容店では、お客さまからの予約や問い合わせ、仕入先や業者など、たくさんのやりとりを電話でおこなっています。全国展開のチェーン店であれば、本社や他店舗との連絡も欠かせませんよね。  オーナーや店長あてに電話があっても、本人が外出中の場合、電話を一度切って取りつがなければなりません。そのさいにかかる手間や通話料は、業務効率化やコスト削減の面から見ると悩ましい問題のひとつです。  その問題を解決してくれるのが、クラウド電話システムIoTでんわ。なかなか聞き慣れない言葉に、首をかしげている方もいることでしょう。本記事ではIoTでんわの特徴や、導入によって得られるメリットをご説明します。 手間とコストが発生する、従来のビジネスフォン  一般的に、お店でビジネスフォンを使うときには、工事をおこなってPBX(電話交換機)を設置する必要があります。設置スペースを確保しなければならないうえに、初期費用やメンテナンス費用がかかります。  これだけでもややめんどうに感じてしまいますが、このほかにも、従来のビジネスフォンには問題点があります。それは、掛かってきた電話の担当者が不在の場合です。本人に取り次ぐ際にかかる手間や、先方に折り返す際の外線通話料のほか、オーナーや店長が外出中で急ぎの要件に対応できない…なんてことも茶飯事でしょう。とはいえ、外出時に対応するために、社用携帯を買うとなれば、月々の利用料や端末代などがコストとなってしまいます。  これらの問題をまるまる解決してくれるのが、これから紹介するクラウド電話システム・IoTでんわです。では、具体的にどのようなシステムを備えた電話なのでしょうか。 IoTでんわのメリットって? ①内線のやりとりをスムーズにおこなえる ②電話機器の導入コストをカットできる ③自動音声が24時間予約受付・迷惑電話を撃退! ④リーズナブルな料金体系    一つずつみていきましょう。   ①内線のやりとりをスムーズにおこなえる  お客さまからの問い合わせは、店舗に直接かかってくる場合が多いでしょう。しかし中には、各店舗では対応できないケースもあります。一度切って本社に確認し、改めてお客さまに折り返しの連絡をいれる…となると、手間や通話料が余計にかかってしまいます。  IoTでんわは、本社や各店舗の固定電話、個人の携帯がクラウドPBXを通じてつながります。そのため、お店への問い合わせを、本社や他店舗、オーナーや店長のスマートフォンに自動転送できるのです。さらに、なんと内線通話は24時間無料。遠く離れた社員やスタッフ同士でも、リアルタイムでの情報共有がしやすくなります。 ②電話機器の導入コストをカット  PBXは設置スペースが必要である上、工事費やメンテナンス費用がかかります。オーナーや店長の外出が多い場合は、社用携帯を購入しなければならないことも。プライベート用とお店用の2台の携帯電話を持ち歩くのは面倒だ、という方も多いですよね。  PBXをクラウド化したIoTでんわなら、設置スペースを確保する必要はなく、初期費用やメンテナンス費用もかかりません。さらに、専用アプリをダウンロードするだけで、自分のスマートフォンが社用携帯に早変わり。本社や他店舗、お客さまからの問い合わせを、お店の電話番号で受けられるようになります。 ③自動音声が24時間予約受付・迷惑電話を撃退!  居酒屋やバルの場合、夕方から営業するお店が多く、日中は電話予約ができないこともあります。お客さまが予約をしたいときにつながらないと、せっかくの販売機会を逃してしまう可能性も。  そこで活用したいのが、月額3,000円で追加できるIVR(自動音声案内)機能です。音声に従ってプッシュボタンを押せば、24時間いつでも簡単に予約ができます。  営業などの迷惑電話にも自動音声で対応できるため、対応に時間を割かずに済むのもうれしいポイント。もちろん、IVR機能を追加するからといって、高額なサーバーや専用ソフトを購入する必要はありません。 ④リーズナブルな料金体系  IoTでんわは、従来の電話回線では追加料金がかかる以下の機能が、標準装備となっています。 ・通話録音 ・自動アナウンス ・留守番電話 ・自動転送 ・ナンバーディスプレイ  これら5つの機能にビジネスフォン使用料も込みで、基本料金は月額10,000円とリーズナブル。  通話料金は、通常通話なら4.6円/90秒のプランと7.9円/180秒のプラン、携帯への通話なら8.0円/30秒のプランと15.0円/60秒のプランが選べます。  月額料金+通話料+希望に応じたオプション料金という、分かりやすい料金体系が魅力です。 「まずは資料が欲しい」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう!<< ★こちらの記事もおすすめ★ 飲食店経営者が知っておくべき防犯カメラの設置目的とその法律 まずは開店ポータルBizに無料相談しよう!  お客さまからの予約や問い合わせ、仕入先や業者など、電話を使う機会は何かと多いもの。電話業務にかかる手間とコストを減らせば、お客さまとのコミュニケーションやサービスの改善に時間とお金を充てることができるでしょう。便利な機能が充実し、ビジネスフォンをより安く、スマートに使えるIoTでんわ。あなたのお店でも、導入を検討してみてはいかがでしょうか。  IoTでんわの快適な利用には、ネット環境の速度と安定性が重要となりますが、開店ポータルBizでは、同システムのご案内とともに、環境調査も無料で承っています。ぜひお気軽にご相談ください。  
    開店ポータル編集部
    2020/03/10
  • 人手不足に悩む飲食店 まずはスタッフ目線で労働環境を見直そう
     求人で応募者が集まらない原因に、「飲食店の仕事はきつい」、「飲食店は稼げない」というネガティブなイメージによるものがあります。  これを払しょくするためには、労働環境を整えて、求職者に「このお店で働いたら楽しそう」、「やりがいがありそう」と思わせる取り組みをおこなうことが大切です。  では、具体的にどのようなことをすればよいのでしょうか。 労働環境を整えるために、チェックすべきポイント  人材不足の問題を解決するためには、まず従業員が安心してはたらけるように、「労働環境」を整える必要があります。労働環境を改善するさいに見直すべきポイントは、つぎの5つです。 ①店の設備 ②時間 ③労働条件・福利厚生 ④教育・研修 ⑤指示系統・役割・役職  以降はこの5つの項目に焦点を当てて考えていきましょう。 ①店の設備を見直す  調理設備、調理器具、バックヤード、収納場所、そして休憩所。設備に不満や使いにくさがあると、経営にもさまざまな影響をあたえます。  「古い調理機器を工夫しながら使い続ける」「忙しくても手書きで注文を取る」「手入力で清算をする」という労働環境では、やや時代遅れ。時間をロスし、スタッフがストレスや不満を抱える原因になります。  ちなみにこれは、最新の業務効率UP機器を取り入れていれば大丈夫!…というわけでもありません。収納場所が片付いていないと、必要なものをすぐに取り出せず、それがお客さまを待たせることにもつながります。 【改善方法】  最新の厨房機器やPOSレジ・ハンディ、または券売機の導入、休憩所の環境整備、収納場所を使いやすくするなど、店内全体の設備を見直し、仕事しやすい環境を整えましょう。  開店ポータルBizでは、業務効率UPを叶える厨房機器やサービスのご提案をおこなっています。「使いやすい道具、仕事がしやすい設備」を整えることで、人件費の節約にもなり、品質の向上も期待できます。お気軽にお問い合わせください。 「業務効率をUPしたい!」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう<< ★こちらの記事もおすすめ★ 「売上UP」は業務効率化・コスト削減・集客に力をいれて叶えるもの ②時間を見直す  労働時間が長くなっていないか、だらだらと営業時間を延長していないか、仕込みに時間をかけすぎていないか、片付け時間は、準備時間は…など、「時間」について見直しましょう。とくに場が盛り上がっているときは、つい営業時間を延長してしまったりと、時間をロスしがちです。  労働と対価が見合わないようではいけません。スタッフが離職しやすい環境ができあがってしまいます。 【改善方法】  もっと時間を短縮できるところはないか。効率よく処理する方法はあるか。など、これまで業務にかけていた時間を見直し、スタッフ全員がゆとりをもって業務にあたれるよう調整しましょう。特に気を付けたいのが、仕込み時間です。仕込み時間は、かけようと思えばいくらでもかけられてしまいます。こだわりたい気持ちはわかりますが、スタッフの労働時間を守ることも大切です。 ★「業務一括管理システム」がおすすめ★ 飲食店経営者に朗報!業務一括管理システム「ぴかいちナビ」の機能がすごすぎる! ③労働条件・福利厚生を見直す  労働条件が良くなければ、スタッフが集まらないのも当然。せっかく育ったスタッフも定着しないでしょう。特に飲食店は定休日が少なく、労働時間が長いわりに時給は低め。スタッフの生活水準が低くなりがちです。スタッフ一人ひとりにも生活があることを忘れてはいけません。 【改善方法】  週休2日以上のシフトを組む、勤務時間を8時間以上にしない、副業OKとするなど、スタッフが働きやすい労働条件を整えましょう。営業時間が長い店舗は、深夜と早朝が連続にならないようにシフトを組み、10時間以上はインターバル(休息時間)を設けるなどの工夫が必要です。  福利厚生の待遇も整備し、社会保険や厚生年金、各種手当をつけるなど、スタッフが長く働ける労働環境を整えましょう。勤続年数の長いアルバイトを正社員登用する、能力にあわせた昇給制度をつくるとスタッフのモチベーションも向上します。 「飲食店にとって最適な求人方法ってなに?」 >>開店ポータルBizに無料相談する<<   ④教育・研修 を見直す  料理人の世界はまだまだ「師弟関係」が根強い社会です。新米料理人は店主(師匠)の技術を盗むまで何年も皿洗いをさせ、時間をかけて育てるという店舗もあるでしょう。しかし、独立して店を持ちたいと考えている料理人は全体の半数ほどといわれています。半数の料理人は飲食店に「就職」するものと考えていて、必ずしも自分の店を持ちたいと考えているわけではないようです。店主が時間をかけて育てるつもりでいても、スタッフにその意識がなくては、もっと条件のよい店舗に再就職してしまうことでしょう。 【改善方法】  現代は特に人手不足が深刻化し、じっくり育てる余裕もなくなり、即戦力が必要になっています。「修行」「下積み」という業界の常識を考え直し、一般企業として優秀な人材を適正な労働条件で育てる必要があります。  くわしくは【記事】従業員が辞めないカフェが実践しているスタッフ・アルバイトの育成方法を読んでみてください。 ★こちらの記事もおすすめ★ 新人教育に必要な飲食店の「人材育成マニュアル」の作り方 ⑤役割・指示系統を見直す  新人・中堅・リーダー・経営者など、どの店舗も人が増えれば役割や立場がうまれます。新人がやるべき仕事をいつまでもリーダーがやっている、スタッフ数は多いがリーダーがいない、リーダーにふさわしい待遇を与えていない…――このような状況では、組織としてうまく機能しません。  個人経営の飲食店であっても、組織としてうまく機能しなくてはお店全体に不満がたまってしまいます。 【改善方法】  新人に与える役割、中堅に与える役割、リーダーの業務内容、オーナーがすべき仕事。役割・指示系統を見直し、それぞれのレベルに応じた仕事を任せましょう。  勤続年数やその働きに見合った待遇を与えることも大切です。独立開業した経営者はついつい何でも抱え込スタッフに任せてもいい仕事はスタッフに割り振り、組織としてお店を回せるようスタッフ間の役割分担を見直しましょう。 「集客について相談したい!」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう<< ★おすすめ記事★ 「キッチン・ホール・シフト・エリア」リーダーそれぞれの役割とは? 新規開業、店舗運営の悩みは、開店ポータルBizに無料相談しよう  飲食店経営の忙しさに気を取られて、労働環境が悪化していませんか? 定期的に店内環境を見直し、スタッフの労働環境を改善しましょう。一つひとつの店が環境を改善することで、飲食業界にまん延するマイナスイメージも改善されていきます。「飲食店で働いて楽しかった」という成功体験をスタッフ一人ひとりに与え、人生のステージが変わってもまた飲食店で働きたいと思ってもらえる店づくりをしていきたいですね。  開店ポータルBizでは、飲食店にとって最適な求人方法のご提案のほか、インフラ周りのコスト削減、地域やお店にあった集客方法・HPやSNS運用についてのご相談を無料で承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください!
    開店ポータル編集部
    2020/03/09