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  • SNS運用者必見|ブランディングに効果的な写真撮影テクニックとは?
     コストや時間をかけずにスマートフォンから簡単に投稿できるSNS。いまやSNSを通じた情報発信や集客は当たり前になっています。しかし、「写真をいっぱい投稿しているのに集客に繋がらない!」、「どんな写真を載せたらいいのか分からない…」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。  本記事では、お店をしっかりブランディングする写真撮影テクニックをご紹介します! 写真や文章にこだわることでお店は繁盛する?  今では生活の一部と言っても過言ではない、SNS。SNSには、Facebook、Twitter、LINE、Instagramなどその種類はさまざまです。中でも、写真をメインとしたInstagramからは「インスタ映え」という言葉も生まれ、社会現象となりました。  こうしたSNSの多様化により、一般ユーザーが、視覚的な印象からお気に入りのお店や商品を探すことができるようになりました。つまり、お店が繁盛するカギは投稿する写真や文章が握っているのです。コストや時間を掛けずにスマートフォンから簡単に投稿ができるSNSで、お店のブランディングをしない手はありません。  いますぐはじめられる「ブランディングする写真撮影テクニック」について見ていきましょう。 1.料理写真は、暖色系で  色彩は、心理学において人間の感情や行動に影響を与えるとの研究結果が出されています。たとえば赤やオレンジといった暖色系は食欲を増進させる効果があります。あたたかみも感じられて、写真全体の雰囲気も良くなりますよね。  反対に、青や黒の寒色系には食欲を減退させる効果があるようです。ダイエットに効果的な色であると言われていますが、飲食店のブランディングには、不向きな色合いと言えます。これらを上手く活用して、料理の写真は暖色系のものを中心に、寒色系の料理を投稿する際にはあたたかみのある小物などを添えてみてはいかがでしょうか。 2.白色のシンプルな食器を使おう  料理写真を撮影する際は、見栄え良く盛り付けるのが基本となりますが、これがなかなか難しいところでもありますよね。そこで、ちょっとしたことを意識するだけで、格段に見た目が変わるテクニックがあります。  それは、白色のお皿を使うこと。たったこれだけでガラリと印象が変わります。白色の平皿はジャンルを問わず、あらゆる場面で活躍する万能皿。縁に鮮やかなソースやスパイスを散らせば一気に豪華になりますよ。無地のシンプルな食器は、グッと料理に視線を集めることができます。また余白部分に小花を添えるだけで、上品な雰囲気を演出することもできますね。 3.季節感を大切に   リアルタイムな情報に触れられることが、SNSの醍醐味でもあります。季節感のある写真はユーザーの注目度が高いようです。ここで四季の食材を用いて、一気にファンを獲得しましょう。例えば、春が旬の苺。そのフォルムも色彩も、写真にはもってこいの食材です。旬の食材を投稿し、お客さまの胃袋も掴みましょう。    さらに、季節のイベントも忘れてはいけません。クリスマスやバレンタイン、ハロウィンなどの行事をお店でも取り入れてみましょう。テーブルクロスをイベント用に変えるだけでも、視覚的アピールに繋がります。是非お試しください。 4.スタッフネタでお店の好感度アップをねらおう  作業風景やミーティングの様子など、スタッフ達が真剣な表情で仕事に取り組む姿は、お客さまへ誠実な印象を与えます。普段笑顔で接客をしているスタッフの真剣なまなざしに、お店のファンも増えるのではないでしょうか。  また、思わずくすっと笑ってしまうような、小さなハプニングも投稿のネタになります。きちんとポジティブな言葉を添えることで、さらに好感度がグッと上がりますよ。 【関連】「繁盛」する看板としない看板。客を呼び込む一枚とは? 5.内装やインテリアなどのこだわりを紹介する!  店内の「椅子を自分でリメイクしてみました!」「絵の位置を変えてみました。」など、店内のインテリアや雑貨を撮るも良し、キッチングッズを撮るも良し。お店の情報を発信しつつ見る側に親しみを与えてくれる小技が、内装やインテリアの紹介です。  開店時にこだわったポイントやお客さまにおすすめしたいキッチングッズ、SNSに投稿すると映える店内スポットなどを紹介してみるのも良いですね。 【関連】こだわりの内装がコストでしかなかった4つの事例と解決策 SNS運用のお悩みは、開店ポータルBizにご相談ください  撮影方法にこだわり、SNSを盛り上げていけば、お店の印象が一気に変わるはず。ファンを獲得するために、できるだけ定期的な更新を目指していきたいものですよね。せっかくSNSを始めても、投稿のネタに困り2、3ヶ月で更新が滞ってしまうお店も多いのではないでしょうか。これではかえってお客様への印象も良くありません。ご紹介したテクニックは、どれも簡単にできるものばかりです。まずは長く続けられるように、できることから始めてみましょう。  開店ポータルBizでは、集客に効果的なSNS運用をサポートしております。お気軽に下記のフォームよりご相談ください。お店の情報を上手に発信して、効果的なプロモーションに繋げましょう!
    開店ポータル編集部
    2018/04/11
  • 飲食店開業の基礎知識 業態別ターゲットを呼び込む店づくり
     自分のお店を持つという夢が今まさに叶おうとしているとき、どんな店舗にしようか、デザインはどうするか、看板は…次から次へと想像が膨らみますよね。  そんな時考えたいのは、“ターゲットのお客様を呼び込むための店づくり”です。自分が思い描く理想の店舗も大切ですが、それ以上にお客様にとっての理想の店舗を形にすることが、繁盛店への近道です。  今回は、お客様を呼び込むための店づくりについて業態別におさえていきましょう。 <基礎編> 1.コンセプトはしっかりと! 世界観を大切に  大前提として、“何のお店か”がよくわからないお店に、人は入ろうとしません。ファサード(外観)が顧客を呼び込むための最初の入り口です。何のお店かが分かりやすい外観で、お客様を迎え入れましょう。  そして、お店に足を踏み入れてくれたお客様が「この店、良いなあ。」と判断するのは、内装が決め手になります。コンセプトがはっきりしていて統一性があり、世界観が分かりやすく訴えかけてくる店舗に、人は惹きつけられるのです。まずは“何のお店か”、“どんな世界観を持っているのか”、コンセプトを固めることから始めましょう。 2.内装建材の メリットとデメリットを押さえておこう  お洒落なカフェと言えば、コンクリート打ちっぱなしの武骨な内装…そんな安直な考えだけで、内装建材を決めていませんか?雰囲気やインパクトだけにこだわりすぎると掃除がしにくく不衛生になったり、壊れやすかったりと、維持が難しくなることも。確かにコンクリートは耐火性に優れていて、都会に佇む廃墟のような隠れ家的雰囲気を演出してくれます。しかし、空調代が割高になり、カビが生えやすく劣化しやすいなどのデメリットもあるのです。コンクリートのほかにも、建材には、木材、クロス、土、タイルなどさまざまな種類があります。それぞれのメリット、デメリットを押さえて、お店に合ったものを選びましょう。 ​​​​​ <業態編> Case1. カフェ  近年さまざまなコンセプトのカフェが続々とオープンしていますが、お客様が通い続けるカフェというのはほんの一握りです。まず、“お客様の年齢層はどのあたりか”“どのような状況で利用されるのか”“誰と食事を楽しむのか”、ターゲットを明確にしていきましょう。コンセプトと世界観が明確なカフェであれば、細部にまでこだわった雰囲気づくりが必要です。クラシカル系のカフェであれば、重厚感のある色調の家具と、暗めの壁紙。ナチュラル系のカフェであれば、白く明るい色を基調とし、グリーンを効果的に配置しましょう。  “カフェとしてのニーズ”を考えると、すぐに席を立たなければならないような店づくりは客足を遠ざけてしまいます。長居をしても居心地の良いカフェというのは、椅子の高さ、テーブルの高さ、客席同士の距離感などの細かな設計が重要です。小さなお子様も来られるカフェなら、家具の耐久性についても考えたいところですね。   Case2. レストラン/ダイナー  レストランは、カフェよりワンランク価格帯の高い食事をするところ。ここでもコンセプトと世界観づくりは、お客様の食欲に直接的にかかわってきます。  たとえば、外国食レストランや和食レストランならば、その国らしい世界観が表現できているか、見直してみましょう。そのお店ならではの付加価値を見出せなければ、お客様はわざわざ足を運んではくれません。  美味しい料理を提供することは大前提ですが、「南米の料理をレストランで食べた。」など、“体験”に価値が見出せるお店づくりも大切なのです。   Case3. バー/バル/居酒屋  バーやバル、居酒屋は大人の社交場です。そこで大事なのは、“非日常感を提供する”ということ。ワクワクするようなこだわりの店づくりで他店との差別化を図るのも良いですね。  また、お酒を楽しむお客様が集まる場所は、お客様同士の距離感、マスターとの距離感、椅子やテーブル、カウンターのサイズ感が最も難しいところです。スペースを開けすぎると孤独感がありますし、近すぎればトラブルの元となりかねません。日常を忘れられる特別感のある空間をつくりながらも、距離感などの細やかな気配りを設計時から取り入れていきましょう。   Case4. ショップ  ショップは、売りたいものがお客様の目に入らなければ絶対に売れません。「買いたい気持ちが無くても様子を見たい。」というお客様の購買意欲を刺激する店舗づくりをすることがポイントです。お客様は、“目につきやすい物”しか見ようとしません。そのため、立体的な配置をしたり、視覚に訴えかけるディスプレイにしたり、什器の配置を工夫したりすることが重要になります。高級品を扱う場合はスペースを開ける。薄利多売の場合は物量で訴えかける。いずれにせよ、お客様の購買意欲を刺激することが重要になります。  またショップは商品の補充、お客様の欲しい商品を探すなど、店員がお店を移動することも多い場所です。店員の動線とお客様の動線がぶつからないよう、島の配置をよく見直してみましょう。島の配置次第でお客様の探しやすさ、買いやすさも変わってきますよ。   お客様に寄り添った店づくり  どの業態にも言えることは、お客様ありきの店づくりが必要だということ。そのために、まずはお店のコンセプトを明確にしたうえで、お客様にとっての最適な空間、照明、デザインかどうかを考えていきましょう。  この“物が売れない時代”に物を売るためには、お店のファンになってもらうことが先決です。居心地のいい雰囲気や、また来たいと思ってもらえるような店づくりがカギとなります。  
    開店ポータル編集部
    2018/04/10
  • サービスの質を高めて業務効率をUPさせる IoTサービス4選!
     飲食店にとって、訪れたお客さまを満足させるために充実したサービスを提供することは、おいしい料理を提供することと同じくらい大切なこと。飲食店の業務は調理、接客、在庫管理、メニュー開発、掃除など多岐に渡ります。どれだけ多忙になったとしても、これらの業務は一つも欠かすことはできません。  あらゆるモノとインターネットが繋がる“IoT(Internet of Things)”の技術は、多くの業務を担う飲食店において、業務の効率化に役立つ重要な存在となっています。本記事では、そんなIoTの技術を駆使した商材をご紹介します。 IoTの導入で変わる、飲食業界  飲食店にとって、お客様が多いことは、大変うれしいことですよね。しかし、お客様の数に対して、従業員数が少ない場合は、お客様に十分なサービスの提供が難しくなります。また、飲食店の人手不足は、多くの飲食店が抱える悩みの一つです。  IoTの技術は、そんな飲食店の悩みを解決できる商材を数多く生み出しています。 1.要望を客席から厨房へ!“noodoe(ヌードー)” 株式会社エスキュービズム HP:https://tech.s-cubism.jp/noodoe/detail.html#1  “noodoe(ヌードー)”は、IoT技術を用いたコールシステムです。飲食店ではオーダーをとる際、厨房と客席の間をホールスタッフが行き来するオペレーションコストがかかります。  noodoeは、これらの悩みを解決してくれるIoT商材です。使い方は、客席に置かれたブロックを“オーダー”“メニュー”“お会計”といった要件毎に異なる方向へ倒すだけ。厨房にいるスタッフがリストバンドに表示されたその要件を確認することで、迅速なサービス提供や業務量の削減ができるのです。  また、従業員同士の業務連絡を簡略化させる際に使用することもできます。たとえば、“料理”“会計応援”“お客様ご案内”の面を作成することで、人手の足りていない業務を、即座に知らせることができます。 2.普段使用しているスマートフォンが内線電話に!“IoTでんわ”  “IoTでんわ”とは、お店のビジネスフォンとスマートフォンを繋げるシステムです。電話交換機をインターネット上に配置することによって、普段使用しているスマートフォンで外線電話、内線電話、転送などの対応を可能にします。また、自動音声応答サービスを組み込むことで「ご予約は1番、お問い合わせは2番を押してください。」といった音声アナウンスを流しコール誘導することも可能です。この機能によって、わずらわしい営業電話を抑止することができます。  このほか、従来のスマートフォンにはない通話録音機能も搭載されているため、予約電話などの大切な要件の聞きもらしをふせぎ、お客様とのトラブル防止にも繋がります。また、飲食店のオーナーにとって、営業時間外の予約電話も逃さず出たいもの。IoTでんわの転送サービスを利用すれば、自宅でも予約を受けることができますよ。 3.監視カメラ録画システム“アロバビュー”を飲食店業務の為に! アロハビュー HP:https://www.arobaview.com/  “アロバビュー”は、要件に合わせたあらゆるカメラに導入できる、統合・管理ソフトです。国内外問わず、400機種以上のネットワークカメラに対応しています。  アロハビューを導入することでスマートフォンやパソコンなどの端末から、場所を選らばずにカメラの映像を確認できます。複数店舗を経営している飲食店オーナーは、常にお店にいられるわけではありません。そんなとき、厨房やレジまわり、ホールなどに備えつけたカメラの映像を自身のスマートフォンに繋ぐことで従業員やお客様の状況をリアルタイムで把握し、タイムリーな対応を可能にします。 4.パンをまとめてお会計!“ベーカリースキャン” GOOD DESIGN AWARD HP:http://www.g-mark.org/award/describe/42788  パン屋を経営しているオーナーにおすすめなのが“ベーカリースキャン”です。一度にたくさんの商品を購入されるお客様が多いパン屋では、会計に時間をかけてしまい、ほかのお客様を待たせてしまうことも。また、パンには直接値段シールやバーコードを貼ることができないため、従業員は全てのパンの見た目と価格を覚えなければなりません。そんなパン屋さん特有の悩みを解決してくれるのがベーカリースキャンなのです。パンを乗せたトレイをレジに置き、取り付けたカメラで撮影することで、形状や焼き具合からパンの種類を瞬時に識別してくれます。セールなどの期間限定情報を認識させることができるのもうれしいポイントです。 IoTが繋いでいく、新たな未来  今回ご紹介したもののほかにも、まだまだ多くのIoT商材があります。IoTの技術には、飲食業界の未来を変えうる多くの可能性が秘められています。サービスの質を高めつつ業務効率を上げることは、お客様の満足度を高めることにも繋がります。あらゆるモノとインターネットを繋げたIoTのサービスは、多くの業務を担う飲食店において、導入を検討すべきツールと言えるでしょう。  
    開店ポータル編集部
    2018/04/10
  • 店舗の内外装工事費を上手に抑える方法とは?
     新規開店時は、物件、設備、人材、販売促進、内外装工事など、実に多くの費用がかかります。余裕のある経営をスタートさせるためには、できるだけ開店準備にかかる費用を抑えることがポイントです。  本記事では、工夫次第で大幅に抑えることができる内外装の工事費用を、上手に削減する方法をご紹介します。 居抜き物件を借りる  居抜き物件での飲食店開業には、多くのメリットがあります。そのひとつに、内外装費のコストダウンが挙げられます。前店舗の内装、外装、空調、水回りの設備などをそのまま使用できる場合もあるため、大掛かりな内装工事をせずに済むのです。前店舗が同じ業態だった場合、店内の雰囲気も活かしながら、調理器具や設備もそのまま使用することができます。それらの設備に関しては、無償で譲り受けられる場合もあれば、前店舗から買い取るケースもあります。 2.空中階、または地下階の物件を狙う  物件を探す際は、人目に付きやすいことから、“路面店”に重きを置きがちです。しかし、路面店は外装工事に多額の費用がかかるため、初期費用を抑えたい方にはデメリットとなってしまいます。少し視点を変えて、“空中階“または“地下階”の店舗に目を向けてみましょう。外装は看板のみに集中できる分、内装にお金を回すことができます。家賃も路面店と比べると安いことが多いので、初期費用はもちろん、維持費を抑えることもできます。空中階ならば、看板だけではなく窓にも工夫を施すことができ、地下階ならばこだわりの置き看板を建物の入口に設置することで、お客様の目にも留まりやすくなります。 3.自宅の一部を改装する  さらにコストを抑えたい方は、自宅の一部を店舗に改装するのも手です。持ち家なら家賃もかかりませんし、地域密着の隠れ家風のお店を開くことができます。キッチンや空調など、アイデアと間取り次第では工事費ゼロも不可能ではありません。  一般の住宅ということで、繁華街に比べると集客の点で工夫と努力が必要にはなりますが、初期費用を大幅に抑えることができ、オープン後も自分のペースで営業をしていけるのは大変魅力的ですよね。 4.DIYに挑戦する    近年、新規開店時のコストカット術でよく耳にするのが、“DIY”。材料はホームセンターで安く手に入れることができるので、自らの手で新店舗を作り上げる方も増えています。そうすることで、施工業者に頼らずとも思い描く理想の店舗デザインを追求でき、こだわりの店づくりを実現することができます。一見、世界観のある素敵なお店でも、安価な材料を使って上手に演出しているということがよくあります。壁はレンガに見えて“レンガ風”の壁紙、木造に見せかけた板張り、大理石のようなタイルなど、アイデア次第でコストはカットできるものです。何より“自分たちで作り上げた”という達成感と、店舗への愛着が湧くのもDIYならではですね。   5.複数の施工会社に見積もりを取る  まったくの素人が誰でもDIYで素敵な店舗を作れるわけではありません。“専門家を頼るのが一番安心”という方は、最低でも3社以上の施工会社に見積もりを頼み、見比べてみましょう。「一式○○万円」と、あいまいな表記だった場合は細かい内訳を聞くことも忘れずに。あとから追加料金が発生することもあります。  施工会社を選ぶ際は、デザインから施工までを一貫して請け負ってくれる会社が望ましいです。デザイン会社と施工会社を分けて発注すると、工事が割高になったり、施工期間が長くなったりするケースもあるようです。慎重に見比べて、相性の良い施工会社を見つけましょう。 工夫と努力で、上手に内外装の工事費用をカットをしよう  工夫と努力次第で、内外装費はぐっと抑えることができます。初めての自分のお店であれば初期費用を削減して、運転資金を余分に用意しておきたいものです。  無理のない範囲でできることはないか、どうすればコストを抑えながら理想に近づけられるかを考えて、素敵なお店を作り上げてください。  
    開店ポータル編集部
    2018/04/09
  • 会社のルールブック「就業規則」作成から届け出までの注意点・ポイントとは?
     “就業規則”には、会社や従業員が守らなくてはならないさまざまなルールが記載されています。労働基準法では、常時10人以上の従業員を雇う場合には、就業規則の作成・届け出が義務付けられています。しかし、従業員の人数や業種に関わらず、円滑な業務運営を行っていくことを考えたら、就業規則の作成は必ず行った方が良いと言えるでしょう。就業規則を作成する上での注意点を踏まえて、ポイントを整理していきましょう。 就業規則の作成方法 厚生労働省:http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/dl/140811-4.pdf    就業規則の作成を進めるにあたって、いくつかの方法があります。 1.専門家に相談  初めて作成する場合、分からないことだらけで不安もあると思います。その際には、専門家に依頼するのもひとつの手段です。そうすることで、法律に沿って、抜けのない就業規則を作成することができるでしょう。依頼をする専門家は、人事労務に関する知識が豊富な“社会保険労務士”や、労働問題に強い“弁護士”などが適切です。これまでの実績や、報酬額などをリサーチして、依頼先を決めることをおすすめします。 2.テンプレートを活用  自社で作成する際にも、就業規則のテンプレートを活用してみてはいかがでしょうか。労働基準監督署に置いてある雛形や、厚生労働省がホームページに記載している“モデル就業規則”をはじめ、インターネット上でダウンロードが可能な、無料の雛形やテンプレートが多く存在しています。  これらを活用する際に気を付けたいのは、雛形やテンプレートというものは、多くの会社に適応する一般的な内容で構成されています。また国が作成しているものは、基本的には従業員の権利を守るため、従業員に有利なルールが記載されている場合も。そのため、自分の会社に適しているかどうかの見極めが必要になるので、注意してください。 厚生労働省「モデル就業規則」:http://www.mhlw.go.jp/stf/ 3.自社で全て作成する   一から社内で作成する場合の手順を追っていきましょう。   ■作成手順①事前準備  会社の状況や環境などをしっかり把握することから始めます。社内の労務管理についての資料や、従業員の勤務実態について調べていきましょう。現状、社内でルール化されているものを全て洗い出し、それらを就業規則として明文化していくことになります。   ■作成手順②情報分析  揃った情報を分析し、現在抱えている問題と、今後改善していきたい問題、今後トラブルになりそうな事柄を確認していきます。また、きちんと規則として定める必要があるものとそうではないものの整理もしていきましょう。   ■作成手順③項目ごとに整理  内容の整理ができたら、テンプレートや見本を参考にしながら、内容に沿って項目を当てはめていきます。これが、就業規則の“章”になります。   ■作成手順④条文作成・確認  振り分けた項目(章)ごとに、条文を作成していきます。分かりやすい内容になっているか、会社の価値観と相違がないかなどの確認を行ってください。法律に違反している内容がないかもチェックしましょう。    作成が終えた時点で、最終チェックを専門家にお願いすることも選択肢のひとつです。作成自体を依頼するよりはコストも抑えられて、内容に不備がないかの確認もできるのでメリットは大きいです。 作成時の注意点  就業規則は、多くの人が目にするものです。誰が見ても理解できる内容で、実態に即しているものでなければなりません。   ■各事業場に合わせて作成する  就業規則は、雇用形態や環境に合わせて作ることが望ましいとされています。雛形やテンプレートがあるため、形式にとらわれがちですが、特に形式が定められているわけではありません。事業場の数だけ就業規則が存在すると言えるでしょう。自身の事業場の実態に沿った就業規則を作成しましょう。   ■分かりやすくハッキリ書く  内容は誰が見ても理解できるように、具体的に記しておきましょう。抽象的なものや複雑な内容だと、せっかくの就業規則も意味を成しません。結果、トラブルに繋がりやすくなってしまうので注意したいところです。   ■法律や契約違反がないように注意する  就業規則は、法令や事業場に適用される労働協約に違反する部分があった場合、その内容は無効となります。 ※労働協約:労働条件その他について、労働組合と使用者との間に結ばれる書面の協定。(労働組合法14条の要件を満たしたもの) 作成後の手続き 厚生労働省:http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/ ■意見徴収  作成した就業規則は、労働基準法で労働者代表の意見書を作成しなければならないと定められています。代表者がいない場合には選出しなければなりません。また、会社役員や管理監督者からの選出は認められていないので注意してください。   ■労働基準監督署へ届け出  就業規則を新たに届け出る際に必要なものは、作成した就業規則、就業規則届、意見書になります。就業規則届、意見書ともに定められた形式はありません。各都道府県の労働局のホームページからフォーマットをダウンロードできる場合があるので参考にすると良いでしょう。  期限についての決まりは特にありませんが、“滞りなく届け出なければならない”とされているので、常識の範囲内で完了させましょう。届け出後は受付印が押された控えをもらえるので、大切に保管します。また、内容を変更した場合にも同様の手続きが必要です。   ■従業員に周知する  作成後に一番重要なことは、従業員に対して周知することです。これは労働基準法106条で義務付けられています。周知する際は、必要な時に閲覧できる状態にすることが条件です。これらを怠った場合には内容が効力を持ちませんので注意が必要です。  周知の方法は、事業場の見やすい場所に掲示、一部ずつ従業員に配布する、データ化してメールに添付するなどがあります。労働基準監督署への届け出前であっても、従業員の周知が完了した時点から就業規則は有効となります。 働きやすい環境づくりの第一歩  多くの手順を踏んで作り上げなくてはならない就業規則ですが、その分しっかり作成することで、会社と従業員にとって働きやすい環境を整えることができます。また、現状の洗い出しを行うことは、経営をするうえでも非常に重要なことです。  注意点を頭に入れて、就業規則の作成から届け出までを完了させ、会社と従業員がより安心して働ける環境づくりを目指しましょう。  
    開店ポータル編集部
    2018/04/07
  • 飲食店設計オープンキッチンのメリットとデメリットを調べてみた
     オープンキッチンは、その名のとおり開放されたキッチンのことをいいます。客席と同じフロアに調理場があることで、内装の一部としての演出効果や、お客さまに調理中のライブ感を楽しんでいただくこともできます。  キッチンのスタイルを決めるときには、お店のコンセプトに沿ったものかどうかをきちんと見極めることが大切です。本記事では、オープンキッチンのメリット・デメリットを見ていきましょう。 オープンキッチンとは?  写真のように、お客さまから調理中の様子が見えるように設計された調理場のことをオープンキッチンといいます。基本は、壁などの仕切りがなく、お客さまのいるフロアに設置されたキッチンを指します。  ひと昔前までは、お客さまからは見えない独立した調理場(クローズドキッチン)が主流でしたが、徐々にオープンキッチンが人気を集めるようになりました。日本では、カウンター越しに料理を提供するラーメン店や寿司店などが多いため、馴染みのあるスタイルともいえますね。 ★クローズドキッチンについてはこちら★ 飲食店設計クローズドキッチンのメリットとデメリットを調べてみた オープンキッチンのメリット  オープンキッチンには、さまざまなメリットがあります。 ①お客さまの視覚・聴覚・嗅覚を刺激できる ②お客さまに安心感を与えられる ③料理人のモチベーションを高められる ④オペレーションの簡素化  ひとつずつ見ていきましょう。   ①お客さまの視覚・聴覚・嗅覚を刺激できる  オープンキッチンは、お客さまに料理が出来上がっていく「ライブ感」を味わってもらうことができます。調理中の香りや音は食欲を刺激し、料理ができあがるまでの時間も楽しんでいただけるでしょう。中華料理や、鉄板焼きなどの豪快な調理スタイルのお店には特におすすめです。 ②お客さまに安心感を与えられる  調理場の様子や調理器具、料理人の手元も丸見えなので、衛生面に気をつけているかなどの確認ができます。これによってお客さまには安心感が生まれます。また料理人自身も、キッチン周りの整理整頓を常に心掛けることができるでしょう。 ③料理人のモチベーションを高められる  調理場から客席の様子が見渡せるのもメリットです。その日のお客さまの入り具合や、食べたときの反応も確認でき、料理人のモチベーションアップに繫がります。さらにお客さまとの距離も近く、気軽にコミュニケーションが取れる環境をつくることで、こだわりの料理についてなどの会話も盛り上がります。 ④オペレーションの簡素化  少人数経営のお店であれば、このメリットは大きいかもしれません。お客さまの様子が見えるので、料理を提供するタイミングも図りやすいです。カウンター越しに料理を提供するスタイルであれば、オペレーション人数も少なく済ませることができます。 オープンキッチンのデメリット  つぎに、 オープンキッチンのデメリットです。 ①デザイン性を考慮する必要がある ②内装が傷みやすい ③料理人に調理以外の技量が求められる ④店内演出に制限が生まれる  ひとつずつ見ていきましょう。 「厨房設備の一括見積をとりたい!」 >>開店ポータルBizに無料相談する<< ①デザイン性を考慮する必要がある  調理場のデザインや調理器具の配置など、すべてがお客さまに丸見えとなるオープンキッチン。調理場のデザイン性も考慮するとなると、料理人の使いやすいように設計できないというデメリットが生まれます。常に清潔感を維持するために、調理器具の配置や内装にも気をつけなければなりません。収納スペースも少なくなりがちなので、設計のさいにデザイナーとよく相談しましょう。 ②内装が傷みやすい  調理中の香りには、油煙が含まれているもの。この油煙が店内に充満することで、床が滑りやすくなったり内装が汚れたりと、内装が傷みやすい傾向にあります。定期的に業者をいれてのクリーニングを検討する必要があります。 ③料理人に調理以外の技量が求められる  フロアの様子が見渡せる一方で、常にお客さまに見られているという緊張感は、料理人にとってのストレスになります。お客様と会話をしながら、店内を見渡し、調理にも集中する…というマルチタスクが要求されます。 ④店内演出に制限が生まれる  調理中は、安全面を考慮してある程度の明かりを確保しなくてはなりません。そのため、客席の照明を落とすなどの演出に制限が生まれます。 新規開業の悩みは、開店ポータルBizに無料相談しよう  傾向として、少人数経営でアットホームな飲食店にとってはオープンキッチンのメリットは大きいといえます。また、店内の演出に制限は出るものの、オープンキッチン自体が高い演出効果を発揮してくれるでしょう。  お客さまにとってはもちろん、料理人にとってのメリットやデメリットもしっかりおさえたうえで、自分が目指す飲食店のコンセプトに沿ったキッチンのデザインを選びましょう。 ★おすすめ記事はこちら★ オープン日から逆算して考えるカフェ開業までのおおまかな流れ【相談無料】  開店ポータルBizでは、お店のサイズや予算にあった業務用冷蔵庫、厨房機器のご提案のほか、インフラ周りのコスト削減、集客のご相談を無料で承っております。お気軽にご連絡ください。
    開店ポータル編集部
    2018/04/06
  • 飲食店設計クローズドキッチンのメリットとデメリットを調べてみた
    壁や扉で仕切られて、お客さまからは見えないキッチンをクローズドキッチンといいます。「お客さまには静かな空間を楽しんでほしい」、「料理人が調理に集中できる環境を整えたい」と考えるオーナーに根強い人気があります。  キッチンのデザインを決めるさいには、お客さまと料理人、双方の観点から最適なものを選びたいところ。本記事では、クローズドキッチンのメリット・デメリットを見ていきましょう。 クローズドキッチンとは?  お客さまから見えないようになっている調理場のことをクローズドキッチンといいます。  客席とは壁や扉などで区切られ、独立しているのが基本のスタイルです。反対に、客席から調理場の様子がうかがえるものをオープンキッチンといいます。 ★オープンキッチンについてはこちら★ オープンキッチンのメリットとデメリットについて調べてみた メリット  クローズドキッチンには、さまざまなメリットがあります。 ■客席の演出の幅が広がる ■内装が傷みにくい ■料理人は調理に集中できる ■作業効率優先のデザインにできる ■教育の場として適している  ひとつずつ見ていきましょう。 ■客席の演出の幅が広がる出  クローズドキッチンの場合、調理場と客席が分かれているので、店内のムード作りへの影響がありません。調理をする際には、安全面からもある程度の明かりが必要になりますが、クローズドキッチンであれば、客席の照明を落としてムードのある店内を演出できます。お客様には、落ち着いた空間で料理や会話を楽しんでいただくことができます。 ■内装が傷みにくい  調理中に発生する煙や油などが客席に流れ出ることもないので内装も傷みにくいです。また、お客様は自分の目の前に出てくる料理の香りだけを楽しむことができます。 ■料理人は調理に集中できる  調理場の中の喧騒もお客様には届きません。そのため、多人数で沢山の料理を捌くようなレストランでは、クローズドキッチンをおすすめします。他にも、お客様の目を気にせず、料理を作ることだけに集中できる点もメリットといえます。 ■作業効率優先のデザインにできる  お客様の目に触れることはないので、料理人の仕事のしやすさを優先してデザインを考えることができます。収納の確保もしやすいうえ、見た目を気にせず調理器具を配置することができます。料理人の動線を意識した環境を作るならば、メリットは大きいでしょう。 ■教育の場として適している  お客様の目が届かない分、新人の教育を行いやすい環境です。飲食業界は現場での実践を重視します。教育中の調理人が調理している姿を見せてしまうと、お客様に不安感を与えてしまう場合も。その点でもクローズドキッチンは教育の場として適していると言えるでしょう。 デメリット  つぎに、クローズドキッチンの、デメリットです。 ■ホールスタッフ・お客さまは調理場の様子がわからない ■料理人は客席の様子がわからない ■オペレーションが難しい ■作業効率優先のデザインにできる ■調理人に気のゆるみが生まれやすい  ひとつずつ見ていきましょう。 ■お客さまに調理場の様子が分からない  お客様からは、どのような状況下で自分の料理が作られているのかが全く分からないので、衛生面などが気になる方にとってはマイナス要因となってしまいます。 ■料理人は客席の様子が分からない  料理人にとっても、お客様の反応が見られないというのは大きなデメリットです。お客様の喜ぶ顔を見られることは料理人にとっても活力になります。そういう点ではクローズドキッチンは逆にストレスになる場合もあります。 ■オペレーションが難しい  ホールスタッフは、常に料理の進捗具合を気にして、出来立てを素早く運ぶために気を張っていなければなりません。また、厨房と客席に距離があるため、料理が冷めやすいことも挙げられます。 ■調理人に気のゆるみが生まれやすい  お客様の視線を意識しないことで、調理場の整理整頓を怠ったり、衛生面への注意力が落ちてしまったりと、ちょっとした気のゆるみが生まれやすい環境とも言えます。料理人同士や、オーナーの心掛けが重要になってきます。 調理に集中できるクローズドキッチン  多人数で大量の料理を捌くお店であれば、クローズドキッチンがおすすめです。まずは、あなたの目指す飲食店の姿を明確にすることが重要です。お店が掲げているコンセプトに沿って、メリットとデメリットをよく考えたうえでキッチンのデザインを決めていきましょう。  開店ポータルBizでは、インフラ周りのコスト削減のほか、地域やお店にあった集客方法・HPやSNS運用についてのご相談を無料で承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください!
    開店ポータル編集部
    2018/04/06
  • 飲食店開業|就業規則の基礎 必須の記載事項は何?
     就業規則は従業員が守らなくてはいけないルールが定められている職場のルールブックです。なんとなくは知っていても、そもそも自分の会社に必要なものなのかどうか、また、実際に作成するとなると何を記載すれば良いのか、分からない点もあるのではないでしょうか。  今回は、会社と従業員を守るためのルールブックである就業規則の基本について見ていきましょう。 【飲食店開業】就業規則とは?  会社が従業員を雇うさいの「ルールブック」と言えるのが、就業規則です。  会社には多くの従業員が在籍しています。その一人ひとりに対して細かなルールを設けることは現実的ではありません。そのため、労働時間や賃金、休日や罰則などについて、全従業員に統一のルールを設ける必要があります。  就業規則を作成することは、従業員とのトラブルを未然に防ぐことができます。会社を守ることはもちろん、従業員に安心して働いてもらうためにも、就業規則は必要であると言えるでしょう。 【飲食店開業】作成義務の条件について  そもそも就業規則は、必ず作成しなければならないものなのでしょうか。労働基準法では以下の通りに定められています。 常時十人以上の労働者を使用する使用者は、次に掲げる事項について就業規則を作成し、行政官庁に届け出なければならない。次に掲げる事項を変更した場合においても、同様とする。(労働基準法 第89条)  つまり、会社で従業員を常時10人以上雇う場合は就業規則を作成し、行政官庁(労働基準監督署)に届け出なければいけません。 「常時10人」に注意  ここで注意しておきたいのが、就業規則は会社単位で作成するのではなく、店舗や支社などの“事業場単位”で作成しなければならないということです。正社員だけではなく、継続した従業員であれば雇用形態にかかわらず、パートタイムやアルバイトなども“常時10人”にカウントされるので注意してください。  もし、条件が当てはまるのにも関わらず就業規則を作成していない場合は、30万円以下の罰金が科せられることになります(労働基準法120条)。罰則があることも頭に入れておきたいところですが、就業規則は会社と従業員との“労働契約”にあたることを肝に銘じ、会社にとっても従業員にとっても重要なものであることを理解しましょう。 義務がなくても作っておきたい就業規則  常時10人の従業員を雇っていない会社は、就業規則を作成しなくとも労働基準法違反にはなりません。作成には手間と時間が掛かるので「デメリットばかりだ」と思われがちですが、メリットもあります。会社と従業員の間で起こりがちなトラブルを未然に防ぎ、円滑な業務運営ができる点です。そのため、従業員を雇用する際には、義務のあるなしに関わらず、就業規則を作成したほうが良いと言えるでしょう。 【飲食店開業】就業規則に定めるべき内容  就業規則に記載する内容は、大きく分けて3つ。 ①絶対的必要記載事項 ②相対的必要記載事項 ③任意記載事項です。  一つずつ見ていきましょう。 ★事業計画書の作り方についてはこちらの記事がおすすめ★ はじめての飲食店開業 初心者必見 事業計画書の必要性を知ろう【相談無料】 ①絶対的必要記載事項  業種や雇用条件などに関係なく、共通して必ず就業規則に定めなければならないものが“絶対的必要記載事項”になります。 ■労働時間  業務の開始時刻と終了時刻を記載します。法律で決められた労働時間を遵守しなければなりません。 ■休日と特別な休暇  休憩時刻を記載します。その際は、“12:00~13:00の1時間”など具体的な時間を記してください。労働基準法に休憩時間に関する決まりが定めてあるので、よく確認しながら作成にあたりましょう。また、会社の休日や有給休暇、特別休暇などの休暇日に関する詳細も記載する必要があります。 ■交代制の就業時転換  飲食店や工場などで、早番・遅番など交代で業務にあたる場合は、その具体的な時間についても記載します。 ■給与  給与の決定、算出方法、支払い方法、給与の締切日、支払日、給与額を記載します。基本給と各種手当、時間外労働や休日労働の割増給与率の詳細なども必要です。また、賞与は給与に含まれませんので注意してください。  この給与に関しては、細かい取り決めがあるため“給与規定”や“賃金規定”として別に定められていることが一般的です。 ■昇給  昇給の具体的な時期を記載します。会社の業績に応じる場合や、不定期の場合はその旨を記載する必要があります。 ■退職と解雇  雇用期間の満了や自己都合退職、休職期間満了、死亡など様々な事由について記載します。このほか、退職の申告時期、支給品、手続き方法なども明確に記載しましょう。定年退職制度、継続雇用制度を導入している場合は、年齢や時期を明記します。 「新規開業で不安がいっぱい!相談したい…」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう<< ②相対的必要記載事項  事業場ごとに定める事項がある場合に、それらを記載しなければならない項目です。次に該当する取り決めがある場合は、盛り込むようにしてください。 ■退職手当  退職者へ手当を支給する場合は、ルールを明記しなければなりません。適用される範囲や算出方法、支給の方法、時期について記載する必要があります。 ■臨時の賃金と最低賃金  臨時で支払われる給与が存在する場合の詳細を記載します。最低賃金額も必要です。各都道府県に定められている最低賃金額を下回らないように注意してください。 ■費用の負担  経費と費用分担についての項目です。従業員の食費や、作業用品などの負担額の割合を記載します。 ■安全衛生  労働安全衛生法に関する項目です。火災、震災など災害発生時の対処や指示系統について記載します。 ■社内研修  新人研修や管理職研修が行われている場合は、その期間と内容を記載します。また、試用期間が設けられている場合にも明記する必要があります。 ■災害補償、傷病扶助  業務中や通勤途中に起こった事故や怪我に対しての補償制度についての項目です。また、業務外の災害、怪我、病気の扶助制度も含まれます。 ■表彰と制裁  表彰制度がある場合は種類や対象、審査基準を明記します。また、制裁制度も存在する場合についても同様に記載しましょう。 ■その他  上記以外の内容で、事業場の従業員全員に適用される規則を定める際に含まれます。 ③任意記載事項  こちらの項目は、上記以外で法律に違反しない内容であれば任意で記載できます。比較的自由に記入できるので、企業理念や今後の目標、展開、熱意などが伝わる内容にするのも良いでしょう。 新規開業・店舗運営のお悩みは、開店ポータルBizにご相談ください  就業規則には、絶対的必要記載事項、相対的必要記載事項、任意記載事項といった記載すべき事項が定められています。  就業規則を作成する際には、会社のあるべき姿を考えなければなりません。しかし、そのプロセスも経営においては重要な要素であることは言うまでもありませんよね。手間のかかる作業だからと敬遠するのではなく、会社と従業員を守るためのルールブックとして就業規則を作成しましょう。  開店ポータルBizでは、新規開業・店舗運営をサポートしています。お気軽に下記フォームよりお問い合わせください。
    開店ポータル編集部
    2018/04/05
  • 飲食店開業時に持っておきたい・持っていなければならない資格とは?
     本記事では、飲食店の開業を夢見ている方に取得してほしい、5つの資格をご紹介します。  飲食店を経営するうえで、持っていなければならない資格もあれば、持っておくべき資格もあります。ビジョンを明確にして、資格取得への一歩を踏み出しましょう。 飲食店開業に必須となる資格とは? ①食品衛生責任者  飲食店では、お客様が口にする食品や飲み物の安全が保証されていなければなりません。そのために、店舗や食品の衛生管理を行うのが食品衛生責任者です。食品衛生責任者は経営者本人ではなく従業員でも問題はありませんが、基本的にお店に常駐する人が資格を持つことが望ましいです。食品衛生責任者は有効期限のない資格なので、開業を決めた時点で取得しておくのがベストといえるでしょう。 ・取得方法 …最寄りの保健所や衛生局に問い合わせ、都道府県が行う講習を受ける ・受講資格 …特になし ・受講科目 …公衆衛生学、衛生法規、食品衛生学 ・講習時間 …6時間以上(1日で終了) ・費用 …10,000円ほど。都道府県により異なる  また、栄養士や調理師、製菓衛生士、船舶料理士の資格を持っている場合は、上記の講習を受ける必要がありません。一般社団法人東京都食品衛生協会に申請をすることで、食品衛生責任者手帳の交付を受けられます。 ②防火管理者  安全な食品と同じくらい大切なのが、安全な“場所”です。30名以上を収容できる広さのお店を開く場合は、防火管理者の資格が必須となります。防火管理者は、万が一お店で火災が起きた際の消防計画をつくり、防火管理業務を計画的に行う責任者です。避難訓練を実施したり、消化活動に必要な設備や消防用水の点検なども行います。 ・取得方法 …各都道府県の消防署に問い合わせ、お店の規模に応じて以下のどちらかの講習を受ける ① 甲種防火管理者 収容人数30名以上、かつ延べ面積が300㎡以上のお店を開く場合(講習期間は2日) ② 乙種防火管理者 収容人数30名以上、かつ延べ面積が300㎡未満のお店を開く場合(講習期間は1日) ・受講資格 …特になし ・受講科目 …防火管理の意義及び制度、火気管理、施設や設備の管理、防火訓練や教育、消防計画など ・費用 …3,000円~5,000円ほど  なお、防火管理者は食品衛生責任者と兼務することも可能です。講習会場と日時は、一般財団法人 日本防火・防災協会のHP から確認できます。 一般財団法人 日本防火・防災協会HP:http://www.n-bouka.or.jp/ ★あわせて読みたいのはこちら★ 飲食店開業のために必要な手続き【消防署編】 飲食店開業時に持っておきたい資格とは? ①調理師  調理師免許は、飲食店開業の際に必ず持っていなければならないと思われがちですが、必須の資格ではありません。ですが、以下の点を考えると、取得しておいて損はないでしょう。  ①調理師免許を取得すると、食品衛生責任者の資格も同時に取得できる(講習を受けなくてよい)  ②お客様に“調理師が作ったもの”という安心と信頼を与えられる  ③調理師養成の学習過程で、調理の際に大切な知識を学べる  ④社会的に信頼の置ける国家資格なので、開業資金の融資が受けやすい  調理師試験の概要は以下の通りです。 ・受験資格 …施設や飲食店で調理の実務経験(パートやアルバイトでも週4日、1日6時間以上勤務すれば可)を2年以上積んでいること ※調理師養成施設で1年以上学んで卒業した場合、試験は免除 ・受験科目 …調理理論、食品衛生学、公衆衛生学、栄養学、食品学、食文化概論 ・費用 …6,000円ほど。都道府県により異なる  調理師試験は、複数都道府県での掛け持ち受験ができます。したがって、東京で試験を受けた方でも、神奈川や埼玉で再チャレンジするということが可能です。 >>新規開業の悩みを無料相談する<< ②栄養士・管理栄養士  最近では、野菜料理が自慢のカフェやマクロビレストランなど、栄養バランスやヘルシーさを売りにした飲食店が増えています。こういったお店を開く場合、栄養士・管理栄養士の資格を取得しておくことをおすすめします。美容や健康意識の高いお客様なら、“栄養士が作ったご飯”というキャッチフレーズがあるだけで惹きつけられますよね。また、管理栄養士は学ぶ期間と経験を積む期間が必要になるため、一朝一夕では手に入らない資格ですが、メニューに“栄養”や“美容と健康”という付加価値をつけたい方はぜひ取得しましょう。  栄養士と管理栄養士の違いは以下の通りです。 *栄養士 …都道府県から受け取る免許  栄養士養成施設で2年以上学び、申請することで取得可能 *管理栄養士 …国から受け取る免許  4年制の管理栄養士養成施設を卒業し、国家試験を受ける。もしくは、栄養士免許を取得後に一定期間(1~3年)栄養士としての実務経験を積み、国家試験を受ける ・受験科目 …基礎・応用栄養学、栄養教育論など10科目 ・費用 …6,800円 ③製菓衛生師  製菓衛生士は、飲食店の管理において食品衛生責任者と同じくらい重要な資格とされています。また、製菓衛生士の資格を持っていると、食品衛生責任者の資格を取得する際に講習を受ける必要がありません。  製菓衛生士の資格は、カフェやお菓子屋さんを開くために必須ではありませんが、パティシエとして活躍する方のほとんどが持っています。“おいしさや美しさだけでなく、衛生や安全面も問題ないスイーツを作る知識や技術があります”ということを証明できるので、ぜひ持っておきたいですね。  製菓衛生士試験の概要は以下の通りです。 ・受験資格 …製菓衛生士養成施設で1年以上学んで卒業していること、もしくは菓子店などで2年以上菓子製造の実務経験を積んでいること ・受験科目 …衛生法規、公衆衛生学、栄養学、食品学、食品衛生学、製菓理論、製菓実技 ・費用 …9,500円ほど ふぐ調理師、利き酒師、バリスタ、カフェプランナー…「食」の資格はたくさん!  紹介した以外にも、ふぐ調理師、利き酒師、バリスタ、カフェプランナーなど、食に関する資格はたくさんあります。  居酒屋なのか、カフェなのか、家庭的なレストランなのか。どんなお店を出したいかによって、取得するべき資格も変わります。  これから専門学校に通う方、他業種から独立開業にチャレンジする方、今からでも遅くはありません。さっそく勉強を始め、夢に近づきましょう。 >>新規開業について、無料相談する<< ★あわせて読みたい「開業手続き」について★ 飲食店開業のために必要な手続き「営業許可」【保健所編】  開店ポータルBizでは、お店の業態にあった物件探しのほか、インフラ周りのコスト削減、地域やお店にあった集客方法・HPやSNS運用についてのご相談を無料で承っております。また、「開業したいけれど何からはじめたらよいのかわからない…」といった方もご安心ください、物件探しからお手伝いいたします。お気軽に下記フォームよりお問い合わせください。
    開店ポータル編集部
    2018/04/02
  • 飲食店開業への第一歩!「居抜き物件・店舗」の探し方
     初期費用が安く抑えられ、開店までの時間もかからない居抜き物件。物件を選ぶにあたり、立地や階数、賃料などさまざまな条件があります。住居用の物件と比べると、数も少なく、納得のいくものを見つけるのは大変です。  では、優良な居抜き物件を見つけるには、どのような方法があるのでしょうか。理想の居抜き物件・店舗に出合うために、居抜き物件を探す方法をご紹介します。 不動産情報検索サイトで探す  居抜き物件をインターネットで探す際に、主流になっている不動産検索サイトが「居抜き物件サーチ」や「店舗NABINET」、「飲食店.com 店舗物件探し」です。  「居抜き物件サーチ」は、東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県など首都圏を中心に力を入れて物件の情報を公開しているのに対し、「店舗NABINET」では、北海道から九州まで幅広い地域の居抜き物件を探すことができます。どちらのサイトにも、独自で仕入れたほかでは公開されていない物件が多く掲載されています。  「飲食店.com 店舗物件探し」では、飲食店に特化した居抜き物件が多く紹介されています。飲食店といってもラーメン店、焼肉、バー、カフェなどさまざまな業態があります。そのため、飲食店.com 店舗物件探しでは、それぞれの業態にあわせた居抜き物件が効率よく探せる首都圏版、関西版、東海版があり幅広い地域を網羅。人気駅ランキングや乗降客数ランキングから物件を探すことも可能です。このように、居抜き物件を総合的に扱うサイトから、飲食店に特化した居抜き物件が探せるサイトがあります。これらのサイトを上手に活用して、理想の物件を探してみましょう。 地域密着型の不動産で探す  出店を希望する地域が決まっているのであれば、実際にその地域に足を運んで地域の不動産屋に足を運んでみましょう。インターネットには公開されていない居抜き物件は多数存在します。なぜなら、営業中のお店は、現在の営業に影響を与えたくないという理由から、公開せずに募集をしている場合が多いからです。  これらの未公開物件の情報を持っているのは、やはり地域の不動産屋。地域に根付いた不動産屋は、その地域に詳しく、物件のオーナーとも付き合いがあることが多いため、検索サイトには登録されていない物件の情報を多く持っています。開業エリアが決まっている場合は、一度、その地域の不動産屋に足を運んでみると良いでしょう。    「新規開業の悩みを相談をしたい」   >>開店ポータルBizに無料相談する<<  自治体、商工会議所の空き店舗情報から探す  それぞれの地域の自治体や商工会議所では、商店街の活性化を図るために、空き店舗情報を公開している場合があります。開業を検討する地域が明確になっているのなら、自治体や商工会議所のホームページなどをチェックして、空き店舗情報が掲載されていないか確認してみましょう。  また、ホームページには公開されていない物件情報も存在するので、問い合わせをしてみるのも良いです。一定の条件を満たせば、補助金の交付が受けられる場合もあるので併せて確認しておきましょう。 ★人気記事はこちら★ 飲食店の名前の付け方「流行る名前」と「流行らない名前」 >>開業について無料相談する<< 悩んだら開店ポータルBizに無料相談!  居抜き物件に限らず店舗物件は、出店希望者に対し物件の数が少ないのが現状です。また、誰もが良いと感じる物件は、競争率も高いもの。  それでも、理想の居抜き物件に出合えないわけではありません。今回ご紹介した、さまざまなサイトや方法、サービスで、理想の居抜き物件を見つけてください。 ★飲食店経営おすすめ記事★ UberEatsへの出店で赤字脱却!売上・集客力向上の仕組みと注意点【ご相談無料】  開店ポータルBizでは、開業・店舗運営のサポートをおこなっています。インターネット回線・電話回線選びから、インフラ周りのコスト削減、仕入れ費用、お店にあった集客方法についてなど、なんでもご相談ください。お気軽に下記フォームよりご連絡ください。
    開店ポータル編集部
    2018/04/02