コロナ禍のサロン集客は?これからの経営ポイントを解説
エステや美容などのサロン経営者にとっては、コロナ禍の集客対策に頭を悩ませている方も多いでしょう。
しかし、ワクチン接種が進んだあとのことなど、将来を見据えた戦略を今のうちから立てておくことが重要です。
そこで今回は、コロナ禍におけるサロンの集客や経営対策について解説いたします。
コロナの影響による美容需要の減退
ネイルサロンの倒産が過去最多
ネイルサロンは、店舗数の増加による競争が激化、、コロナ禍でさらに厳しい状況を迎えています。
美容業界の中でも不要不急の性質が強いネイル需要がいち早く減少するなどの打撃を受けた形です。
【出典:株式会社帝国データバンク ネイルサロンの倒産件数推移
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000208.000043465.html】
コロナ禍で外出機会の大幅減少
外出自粛要請や在宅勤務の普及、所得の減少などで美容需要そのものが縮小傾向にあります。
ネイルを筆頭に、自宅でもできるセルフの美容商品を利用する女性が増えています。よって、サロンの需要が大幅に減少しつつあるのです。
サロン経営者が今すべき対策
サロンの現状を確認する
- 確定している売上
- 固定費(家賃や人件費など)
- 変動費(材料費など)
- すぐに使える資金
- キャンセルのリスク
売上げが伸びないなかでサロンを継続させるためには、コストを抑えることが大切です。
開店ポータルBizでは、サロン向けにコスト削減のご相談を無料で受け付けています。どうぞお気軽にお尋ねください!
資金調達
- 補助金、助成金の活用
- アルバイト、副業を始める
- 不要品を売る
- 固定費を下げる
目の前の資金を用意する必要がある場合は、早めかつ複数の候補を検討しておくことをおすすめします。
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優先順位の決定
休業や閉業も含め、今後の状況次第で何を優先していくか将来設計の道筋を立てておきましょう。
経営者本人のみならず、従業員や家族の生活もかかっている場合はより選択肢を広げておくことをおすすめします。
既存客の徹底フォロー
サロン経営では、固定客の獲得と継続してお店のファンになってもらうことが重要です。SNSをフルに活用していきましょう。
店舗の状況やお客様へのメッセージをSNSやDMなどで発信し、関係を閉ざさないようにしておくことが大切です。
手書きのハガキやマスク、アロマなどのプチアイテムを郵送するなど、ちょっとした気遣いが大きな効果を発揮するかもしれません。
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リピート率を最大化させる
来店のリピート率が最大化するように、リピートしてもらえるような仕組みを構築していきましょう。
特別割引やクーポンを配信したり、お客様がちょっと嬉しいなと思うようなことを工夫してみましょう。
また、顧客管理システムの導入や、顧客管理を徹底できる仕組みの構築も整えておきたいところです。
取扱商品の見直し
まずサロンで取り扱っている商品を洗い出して、在庫状況の確認や整理をしてみましょう。
お客様が自宅でもお手入れできるような商品の場合は、来客時に販売につなげたり、SNSで案内してみてはいかかでしょうか。
安心感を与えるアピール方法
お客様向け
お客様に対しては、サロンとして対策していることを大げさなくらいアピールしても良いでしょう。
- 来店時の検温
- 来店時の手指消毒
- マスクを着用したままで施術
- お客様のマスクの置き場所を用意
- お客様が密にならないよう席や間隔を開ける
- ドアノブや用具等スタッフ、お客様が触れる箇所をアルコール消毒
- 可動式仕切りの使用
- 次亜塩素酸水の散布による空気消毒
- タオルをこまめに変える
- 空気の入れ替えをおこなう
- コロナ対策の取り組みを記載したポスターの掲示
スタッフ向け
スタッフが安心して働ける環境づくりは重要です。スタッフの感染対策・安全管理も強化しましょう。
- 出勤時の検温と体調チェック(1日数回は尚可)
- 業務開始時のマスク着用と手指消毒
- お客様がマスクを外した際は、フェイスシールドをマスクに重ねて装着
- グローブ着用
- 定期的な使用品の消毒
- 手洗い、うがいの徹底
効果的な集客対策
電子決済(キャッシュレス)の導入
新型コロナに伴う感染予防対策として他業種でも導入が進んでいるのが電子決済の導入です。
スマホで決済が完了する非接触決済支払いシステムは、直接的な現金のやり取りを行う必要がありません。
電子決済やキャッシュレスに対応していることは、自店舗のホームページやポータルサイトなどでも積極的にアピールしていきましょう。
コロナ対策のアピール
コロナ感染対策として実施している内容は、サイトやSNS上で詳細に紹介し、感染対策の強化をアピールしましょう。
とくに、殺菌消毒、換気、加湿、仕切り、使い捨てアイテムなど目に見えるものは、画像をアップするのも効果的です。
トレンドの変化に対応
コロナ禍における美容業界では、マスクを含めたスタイルを提案する商品やサービスが増えつつあります。
サロンの業種にもよりますが、マスクも含めた提案やサービスが可能な場合は、メニューに取り入れていくと良いでしょう。
例えば、マスク相性の良いネイルのデザイン、マツエクの種類、マスクを着用しながらケアできるアイテムの紹介などが挙げられるでしょう。
まとめ
今回は、コロナ禍におけるサロン集客や経営対策について解説しました。
今一番優先すべきことは、店舗の感染対策です。徹底した対策をお客様にアピールして安心感を持ってもらうことが大切です。
また、並行して、サロン経営の今後を見据えた設計像を冷静に見極め、コスト削減や集客など出来ることを少しづつ始めていきましょう。
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