コロナ禍の飲食店集客のアイディアと成功事例を徹底解説
コロナ禍の中、依然として厳しい状況にある飲食店は、通常営業に戻れる日は来るのかと不安に感じている方も多いでしょう。
本記事では、コロナ禍で集客に苦戦している飲食店の方々に向けて、コロナ禍ならではの飲食店の集客方法を事例と共に解説していきます。
ニューノーマルな日々を受け入れ、新たな集客方法を実践してみてください。
コロナ禍の飲食店の現状
売上は前年比30%減
2020年8月に行われた総務省統計局の調査によると、飲食を始めとするサービス業の売上はコロナウイルス蔓延前の前年度と比べ、33.4%まで減少しました。
(出典:サービス産業動向調査 調査結果)
宴会や大人数会食の自粛要請や、在宅ワーク推奨によって外食する機会が減った方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
今もなお減少傾向にあり、13か月連続で減少しています。
(出典:サービス産業動向調査 調査結果)
営業自粛や営業時間短縮の影響
飲食店の中でも酒類を提供している「パブ・居酒屋」業態の売上が深刻な落ち込みをみせていることは、日々の生活や目にするニュースで多くの人が感じていることでしょう。
実際に、コロナウイルス蔓延前の年と比べ、90.3%も売上が落ちたというデータもあります。
(出典:データに見る新型コロナウイルスが飲食店に及ぼす影響と支援についてー テーブルチェック)
様々な助成金や支給金などの制度がありますが、営業自粛や営業時間短縮の影響は売上に顕著に表れており、常に対策を取っていかなくてはなりません。
集客とは?
「集客」とは、自社や店舗が提供するサービスに、お客様を集めるための仕組みや方法を指しています。
また集客をする際は、お客様を
- 無関心層:自社や店舗のサービスを知らない
- 見込層:自社や店舗のサービスを知っているが利用していない
- 顧客層:自社や店舗のサービスを利用したことがある、もしくはしている
のように分類し、それぞれに合った集客方法を考えます。
さらに細かくターゲットを分類しアプローチをかけることで、より効果的な集客を発揮することができるでしょう。
飲食店の集客アイディア
飲食店の集客アイディアは主に下記の6点があげられます。
- 看板設置
- チラシ
- グルメサイトへの情報掲載
- SNSの活用
- メルマガの配信
- 自社ホームページの解説
看板設置
基本的に地域の方限定になりますが、既存顧客にも、潜在顧客にもアプローチをかけることができます。
店舗の周りを通行する人に、興味を持ってもらえるかは看板の出来次第といっても過言ではありません。
最近では、ディスプレイ上で写真や動画を配信することが可能な「デジタルサイネージ」と呼ばれる看板もあります。
どのような看板が店舗に合っているのかわからない方は、サポートをさせていただきますので、お気軽に開店ポータルBizまでお問い合わせください。
チラシ
チラシは、利用客が住むエリアで効率よく宣伝できる方法の1つです。
数多ある飲食店のなかで、自店だけを宣伝できるというメリットもあります。
配布する相手と接触をしてしまうという懸念があるため、昨今の状況ではより一層の工夫が必要となりますが、使い方次第で地域に密着した集客が見込めるでしょう。
グルメサイトへの情報掲載
グルメサイトへの掲載は、飲食店の約70%が行っているとされています。クックビズ総研の調査によると、利用率最多の関東エリアは84%という数字が出ました。
(出典:飲食店の7割が活用!気になるグルメサイト利用実態と口コミの信頼性)
実際、店舗へ足を運ぶ前にグルメサイトに目を通し、そこから情報を得たり予約をする方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。
ある程度の掲載料がかかってしまいますが、なにより多くの消費者へ認知度を高めることができます。
不特定多数の人が閲覧可能なグルメサイトは、初回来店理由としても取り上げられることが多く、飲食店の集客方法として有効的です。
■開店ポータル
開店ポータルでは、飲食店の情報掲載を無料で行っております。
Instagramも活用しながら、店舗情報をPRさせていただきます!
さらに、スタートアップや運用に関する課題も一緒に解決いたします。
無料相談を実施しておりますで、お気軽にお問い合わせください。
SNSの活用
無料で始めることができるSNSは、アクティブユーザーも多いことから、近年多くの店舗で利用されています。
利用するSNSによって特徴が異なるので、一つずつ解説していきます。
店舗に合ったSNSを活用してみてはいかがでしょうか。
Instagramを使った集客は、店舗の公式アカウントを作成し、写真や動画を上げて集客する方法です。
一番の特徴に、投稿に合わせて「#(ハッシュタグ)」が付けられることが挙げられます。
ハッシュタグ検索をすると、そのハッシュタグが付けられた投稿が一覧表示されるため、そこからのユーザー流入も期待できます。
飲食店を探すツールとして多くのユーザーが利用しており、飲食店の集客とし近年とても注目されています。
開店ポータルBizではInstagramを使った集客のサポートをいたします。
必要に応じて自動運用システムのご提案などもさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。
>>飲食店経営におすすめ!Instagramを活用した集客法と効果的な運用ツール【相談無料】
■LINE公式アカウント
LINE公式アカウントとは、コミュニケーションアプリ「LINE」を通して、企業や店舗がユーザーとコミュニケーションをとることができるサービスです。
LINEを毎日利用するユーザーは国内ユーザー8,600万人のうち80%を超えています。
(出典:【公式】LINE公式アカウントを無料で開設|主な機能や導入効果まで)
多くの方が日常に取り入れているアプリケーションを経由して店舗の情報を流すことで、より親密な関係を築けるのではないでしょうか。
期間限定商品やクーポン情報をダイレクトにユーザーに届けることができるため、視覚的な訴求性はどのSNSよりも期待できるでしょう。
>>【店舗集客】LINEを使った集客術とおすすめツールを徹底解説!
メルマガの配信
メルマガは、定期的に配信するEメールや手紙で、ユーザーに店舗を利用していただくきっかけを作る集客方法です。
ユーザーの配信先情報が必要なため、一度利用したことがあるユーザー向けにリピートを促す際に使われることが多いでしょう。
料理の写真やクーポンなど、多くの情報を一括で配信できる点が特徴です。
また、メルマガの配信に特化したサービスを利用することで、性別や年齢など設定した条件に当てはまるユーザーのみに配信することも可能です。
利用の際は、ぜひ活用してみてください。
自社ホームページの開設
自社のホームページを開設することで、提供しているメニューなど店舗情報を、自由に投稿することができます。
より一層店舗に合わせたものや、オリジナリティあふれるものを作成したい方におすすめです。
Knocknoteの調査では、店舗のホームページをクリックするユーザーの割合は、グルメサイトやGoogleマップに次いで約20%という数字が出ています。
(出典:WEBマーケティングからみた飲食店が情報サイトだけでなくホームページを持つべき5つの理由)
多少の手間はかかりますが、ブランディングのしやすさはとても魅力的です。
コロナ禍の飲食店集客で必要なこと
コロナ禍の飲食店において必要な集客とは、下記の3点があげられます。
- 安全性を確認できていること
- 自宅に居る人に店舗の認知をさせることができること
- テイクアウトやデリバリーの活用
安全性を確保できていること
マスクを付けて生活することが当たり前となり「マスクをしていない方は入店拒否」という看板を目にすることも多くなってきました。
多くの方が敏感になっている昨今、
- こまめな喚起
- 入店時の検温
- アルコール消毒
- 3密を避けた店舗設計
はマストな項目です。
開店ポータルBizでは、検温ツールや店内消毒、また衛生管理に関するお悩みのご相談を承っております。ぜひお気軽にご連絡ください。
自宅に居る人に店舗の認知をさせることができること
コロナウイルス蔓延により、例年より「おうち時間」が増えています。
店舗を通りかかった方向けや、周辺地域の方向けの集客ももちろん大切です。
ですがそれ以上に、自宅に居る人にいかに認知してもらえるかが重要になってくるのではないでしょうか。
ユーザーが自宅にいながら店舗認知を図れる、SNSやグルメサイトの掲載に力を入れるとよいでしょう。
テイクアウトやデリバリー
テイクアウトやデリバリーを活用することもおすすめです。
「おうち時間」が増えているなか、テイクアウトやデリバリーしたものを自宅で食べる傾向にあり、その売り上げはコロナウイルス蔓延前と比べると、増加傾向にあります。
デリバリー各社に手数料を払うデメリットはありますが、新規顧客層に向けてアプローチすることができ、更なる集客が見込めるでしょう。
>>人気のデリバリーサービス7つを徹底比較!結局おすすめは?【加盟店向け】
コロナ禍で集客に成功している飲食店の事例
様々な角度から飲食店の集客について解説してきました。
続いて、実際にコロナ禍で集客に成功している飲食店を見ていきましょう。
牛角
大手焼肉チェーンの「牛角」では、SNSを通してキャンペーンの告知や、クーポンの配布を行っています。
実際に、「いい肉の日」と題して11月29日から1か月間お得なセールを行いました。
SNSでの情報配信時間をお昼時にするなどの工夫を行い、そのお客様を集中的に集める集客が話題となり、注目を集めています。
居酒屋一休
関東を中心に店舗展開をする「居酒屋一休」では、メルマガとSNSを使い分けて集客を行っています。
お店の情報がほしいリピート顧客層にはメルマガへの登録を促し、登録者限定のクーポンを配信することで特別感を演出します。
また、新規顧客へはSNSからの流入を狙い、積極的にアプローチをかけます。
どれか一つではなく、層に合った集客方法をそれぞれ行うことも、大切ではないでしょうか。
和牛と魚貝 おへそ
浜松に店舗を構える「和牛と魚貝 おへそ」は、コロナ禍でも赤字になることなく営業を続けています。
スタッフのマスク着用や店内のアルコール消毒、また3密を避けた店舗設計という基本的な点はもちろん行っています。
自粛後にはカウンター・広間・個室でそれぞれ1日1組限定の営業を開始し、グルメサイトやSNSで発信しました。
さらに、卒業や入学のシーズンにはオードブルやお弁当のテイクアウトも開始し、地元の人から多くの注文が入ったそうです。
その場の状況に合わせて営業形態を変化させたことで、赤字になることなく営業を続けられているのではないでしょうか。
コロナ禍の飲食店集客なら開店ポータルへ
コロナ禍の飲食店集客について、様々な角度から解説してきました。
とても大変な時期ですが、そんな時だからこそ新しいことに挑戦し、新たな発見があるかもしれません。
ニューノーマルな日々を受け入れ、新たな集客方法を実践してみてはいかがでしょうか。
開店ポータルでは、コロナ禍の飲食店集客をサポートさせていただきます!
集客・売上アップ・業務効率化など様々な角度からのサポートが可能ですので、お困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。