理美容店向け情報 一覧

  • 飲食・理美容 事業を成功させる為に必要な「経営センス」と磨き方
     開業後、テンポよく事業を続けるために必要なものとは何でしょうか。  たとえば、美容室の場合、「ヘアカットが上手な店」というだけで好調に店を続けられるかというとそうではありません。カットの技術力も重要ですが、店を繁栄させる上で重要となるのが、経営センスです。飲食店の場合も同様です。「料理がおいしい店」というだけで、長くお店を続けられるとは限りません。  では経営センスは、どのようにすれば磨くことができるのでしょうか。 優れた経営者の共通点とは  経営センスを磨く方法の前に、まず成功している経営者の共通点について考えてみましょう。  成功している経営者の共通点は、「固定概念やこれまでの常識にとらわれず万能な対応ができる」、「何をするかではなく、何をしないかを判断できる」、「経営にストーリーがある」などが挙げられます。  これらの共通点を持っている経営者は、ビジネスを成功させられる、すなわち経営センスがある人ということになります。  まずはこれら一つひとつを実践することで、経営センスは磨かれていきます。 経営センスを磨く3つの方法  経営センスを磨き、経営を上向きに運ぶために必要な3つの要素は ①常識にとらわれない対応ができる ②「何をしないか」の判断ができる ③ストーリーのある経営をおこなう とはいえ、方法がわからなければ実践に移すのも難しいですよね。  それぞれについて、一つずつ見ていきましょう。 ①常識にとらわれない対応ができる  では、なぜ常識にとらわれないことが経営センスに関係するのか、考えていきましょう。  業務がマニュアル化され同じことを繰り返していると、それが常識となり、そこから外れることが難しくなります。そうなると、新たなサービスを生み出せません。  経営を上向きにするためには、今あるものを続けていくことだけでなく、顧客のニーズを考えて新しいものを考えて生み出すことが大切です。顧客のニーズは、時代に応じて変化します。これまでの常識にとらわれて、顧客のニーズに合わないサービスを提供し続けても、それを必要とする人は減っていき、最終的には必要とされなくなるからです。特に飲食業界や美容業界は顧客のニーズが常に変化する業界です。提供するメニューや提供の仕方は、ニーズにあわせて変えていく必要があります。  常識にとらわれない万能な対応をするためには、論理の引き出しを増やすことが重要です。論理の引き出しは、多くの人と対話することで増えていきます。その際は、相手を否定するのではなく、一つの考え方として認めること、受け止めることが大切です。  対話以外にも、ニュースをみて、「なぜこのようなことが起きたのか」、「この会社はなぜこの新商品を出したのか」と原因や理由を考えることで論理の引き出しが増えます。そして、いざというときに、万能に対応できるようになります。 「店舗経営の悩みを相談したい」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう<< ②「何をしないか」の判断ができる  経営センスがある人は、「何をしないかを判断できる人」であるとされています。この「何をしないかを判断する」というのは、具体的にどういう意味なのか、見ていきましょう。  経営者といっても人間です。すべてのことができるわけではありません。どこまで仕事をして、どの仕事をしないことにするか、あるいは、誰かに任せるか、その線引きが必要になります。  たとえば、一般的な美容室では、カットと洗髪がセットになっていますが、なかには、洗髪やカラー、パーマのメニューを提供せず、カットのみをおこなう美容室も存ります。カットのみの営業で経営が成り立つのか疑問に思う人もいるかもしれません。しかし、カット以外のメニューを提供しないことで、水道代やヘアケア剤、カラー剤などのコストはかかりません。それだけでなく、カットのみを希望するお客さまのニーズもしっかりとおさえています。  飲食店にも、コストを抑えて、周辺の競合店より安くサービスを提供することで集客に成功している例があります。セルフサービスの店も、各テーブルまで食事を運ぶサービスはしないという選択の上で経営しています。  商品やサービスの価値を上げるために何をやめるのかを考えることも経営センスを磨く上で重要です。 ★あわせて読みたい記事はこちら★ 飲食店の経理・会計業務は自力厳禁!税理士にまかせる理由と見つけ方 ③ストーリーのある経営をおこなう  経営戦略としては、「複数の事業を行うなど多角化する戦略」や「市場を国内だけでなく海外へ広げる戦略」、「市場規模が少ない未開拓の市場へ進出する戦略」などがあります。いずれの経営戦略においても共通するのが、ストーリーです。  経営は、従業員、そして顧客とともに成り立っています。顧客がいなければ、赤字経営になります。従業員の働く意欲が低ければよいサービスを提供することはできず、最終的に顧客も離れていきます。ストーリーのある経営とは、すなわち、顧客や従業員と同じ物語を共有することです。同じようなサービスが多数あったとしても、ストーリーをもたせることでサービスの魅力だけでなく、顧客や従業員に強い印象を与えることができます。  美容室でいえば、1,000円カットの店が次々にオープンしていることもあり、カットの料金を値下げし、ギリギリのラインでサービスを提供する美容室が増えています。  顧客にとっては、どこも変わらないのであれば、安いところを探そうという気持ちになり、美容室を検索できるサイトなどで料金の安い店を選ぶという状況になっています。  こういった場合、単に価格を下げるということではなく、他の店と差別化を測るという意味で、ストーリーのある経営をすることが大切です。つまり、単に「髪を切る」というサービスを提供するのではなく、「どこで切るか」、「誰に切ってもらうか」に焦点をあてるのです。  まず、技術やサービスそのものではなく、開業ストーリーや想いを従業員や顧客に伝えます。ストーリーには、共感度を高める効果、記憶に残る効果、気持ちを動かす効果があります。このストーリーづくりは、顧客や従業員が共感できるかどうかが重要です。基本的には、開業から現在、そして未来の目標を時系列にそって組み立てます。もしも、ストーリーのない経営になっているのであれば、その点も含めて、今後はストーリーのある展開になるように、経営を見直すとよいかもしれません。 「集客、業務効率UP、資金繰り…経営サポートを受けたい!」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう<< 店舗経営に悩んだら、開店ポータルBizに無料相談しよう  経営センスがある人とは、新しい発想で万能に対応する力や何をしないかを正しく判断する能力、ストーリーのある経営ができている人のことです。経営センスを磨くためには、まずこれらを実践すること、そして、センスのある経営者の話を聞くなどして擬似体験をすることが重要といえるでしょう。 ★あわせて読みたい記事はこちら★ 2号店オープンで倒産リスクを回避!飲食店多店舗展開のメリットを知ろう【相談無料】  開店ポータルBizでは、各業界に特化した税理士探しのご相談のほか、インフラ周りのコスト削減・集客のご相談を無料で承っています。お気軽に下記フォームより、ご連絡ください。
    開店ポータル編集部
    2019/08/30
  • 美容室・サロン経営 集客売上アップに役立つ「メニュー作り」のポイントとは
     リクルートライフスタイル ホットペッパービューティーアカデミーの調べによれば、女性の美容室の利用率は86.0%、利用回数は年4回です。女性の8割以上が訪れる美容室。  メニュー作りにはどのような工夫が必要となってくるのでしょうか。もしもメニュー内容がカットやパーマ、カラー、トリートメントだけになっているのであれば工夫が必要です。  本記事では、女性をターゲットにしたメニュー作りのポイントを4つご紹介します。 「美容室に行く」目的を理解しよう  女性が美容室に行く目的は、大きく分けると自分に似合う髪型にするため、髪の悩みを解決するための2つです。  ただ髪を短くしたいだけで、見た目は気にしないのであれば、自分でカットしてもよいわけです。メニューを考えるさいは、これらの要望が満たされるものである必要があります。  美容室における全体の利用率や回数は昨年と比べてほぼ横ばいですが、ネット予約の利用率は増加傾向にあります。  ネットで予約をする際にお客様が参考にするのは、やはり「メニュー」や「そのお店ならではのサービス」でしょう。 メニュー作りの4つのポイント  女性をターゲットにしたメニュー作りのポイントは4つあります。 ①メニューの選択肢を豊富にする ②付加価値を伝える+αのメニューを用意する ③他店との違いが分かるメニューを用意する ④女性客の気持ちを反映させたメニューを用意する  一つずつ見ていきましょう。 ①メニューの選択肢を豊富にする  一言で女性といっても、20代と60代では似合う髪型も髪の悩みも異なります。メニューを作る際には、どの年代に向けたメニューなのかを明確にしましょう。  たとえば、「カット 3,000円」という表現は、女性全員をターゲットにしたもので、もしカット 2,000円の店舗があれば、よりやすい価格の後者にお客様は流れてしまいます。  まずは「学生限定カット 3,000円」、「シニア限定カット 3,000円」などそれぞれの年齢層に向けたメニューを考案することからはじめましょう。  女性は、自分らしくこだわった選び方をしたいと望んでいます。たくさんあるメニューのなかから自分に合うメニューを選びたいのです。   ②付加価値を伝える+αのメニューを用意する  美容室において、近年、ヘッドスパやヘアセットなど定番のメニューではない施術を希望するお客様が増えています。カットとヘッドスパをセットにしたコースメニューを考案しましょう。  ヘッドスパは、リラクゼーションを目的とした専門サロンでも行っていますが、カットやカラーと合わせてヘッドスパができるというのが美容室の強みです。  ほかにも、イベントに合わせて浴衣用のヘアセットコースなどを期間限定で設定するのも良いでしょう。  このように定番メニューだけでなく、どのようなサービスができるのかを考えて、メニューに加えていくことが大切です。 ★コストをかけないプラスアルファのサービスを★ 美容サロン集客 コストをかけないプラスアルファのサービスでお客様満足度UPを狙おう ③他店との違いが分かるメニューを用意する  より多くの人に訪れてもらうために、前述した+αをはじめるのもよい方法ではありますが、それだけでは集客は望めません。ヘッドスパやヘアセットのコースを設定している店は数多くあります。ほかではなく、「この美容室へ行きたい」と思わせられるものが必要です。  そのためには最新技術や流行をいち早く取り入れる、女性の心を掴むトーク術を身につけるなど他店には真似できない強みを持ちましょう。  たとえば、2019年は、赤みを抑えたグリーン系の外国人風カラーや、エアリー感を意識した外国人風カットが人気です。このトレンドを抑えて外国人風デザインカット 3,000円としても良いでしょう。  ほかにも髪のボリュームダウンに悩む人向けにふんわりカット、朝のヘアスタイルを楽にしたい人向けにスタイリング簡単カット、白髪が出はじめた30代向けにエイジングヘアコースなど、悩みにあわせたきめ細やかな対応をメニューから感じさせることも可能です。  また、美容師からスタイリングのテクニックやヘアケアのコツなどを教えてもらいたいと思っている方は多いでしょう。それぞれの髪質や髪型に合わせたメニューの考案に加えて、ヘアケアのコツも伝えましょう。 ④女性客の気持ちを反映させたメニューを用意する  メニューづくりに悩んだときは、アンケートを実施して、女性客の要望を活かすのも一つの手段です。日頃からアンケートなどをとって、どのような髪の悩みを抱えているのか調査しましょう。  人気美容室のなかには、パーソナルカラー診断を0円で行っている美容室もあります。なかには、ヘッドスパの際に使用したシャンプーのサンプルがもらえるメニューや、オーガニック系のメニューを扱う美容室も。これらは、「自分に合う髪色が知りたい」、「美容室のシャンプーを自宅で使ってみたい」、「カラー剤やパーマ剤で髪が傷むのを予防したい」という女性の要望や悩みから生まれたメニューです。アンケートに記載した自分の意見が、店のメニュー作りに反映されるのは、女性にとって嬉しいものです。店を応援し、友人に紹介するなど口コミで広がる可能性もあります。  店にはどの年齢層の女性が多いのか、どのような悩みや要望を抱えているのかを調査しメニュー作りに役立てましょう。 集客・店舗運営の悩みは開店ポータルBizに無料相談しよう  メニューの単価を下げて集客を増やす方法は一時的な効果があるかもしれません。しかし、さらに安い単価でサービスを提供する競合店の出現によって、その効果も期待できなくなります。  女性客をターゲットにしたメニュー作りのポイントは、単価を下げることではなく女性の悩みや希望に答えることです。メニューを通して他の店にはないサービスや店の魅力を伝えていきましょう。 ★あわせて読みたい記事はこちら★ 美容室の鏡をデバイスに!ミラーロイドの仕組み・導入メリットを解説    開店ポータルBizでは、美容業界に強い税理士探し、店舗運営にかかるコスト削減のほか、資金調達サービス、地域やお店にあった集客方法・HPやSNS運用についてのご相談を無料で承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください!
    開店ポータル編集部
    2019/03/25
  • 美容室経営者が集客・売上アップのために取り組むべき3つのこと
     2018年1月~11月までに倒産した美容室は86件。過去10年をみても最多とされ、問題になっています。  一方、美容室の数は10年で11.8%増加し、コンビニエンスストアの数と比べても、その数は4.5倍とされています。美容室市場は、オーバーストア状態で、客数は減少し、低価格店の増加によって競争も過熱しています。  このような背景のなか、集客・売上をUPさせるために、取り組むべきことについて考えてみました。 売上UPの基本は3つ  売上を上げるためには、  ①集客UP  ②客単価UP  ③スタッフ教育  この3つの施策が必要です。  では、どのような取り組みをすればよいのでしょうか。  ひとつずつ確認していきましょう。 ①集客UPに向けて  集客は、新規顧客獲得と、一人ひとりの来店回数を増やしリピーターになってもらうという2つの施策が必要になります。  まず、新規顧客を開拓する方法からみてみましょう。 新規顧客の獲得方法  新規顧客を獲得する方法はチラシのポスティングや大手検索予約サイトに登録するなどの方法などがあります。  チラシの作成には広告費がかかりますし、大手検索サイトに登録して、上位に表示してもらうにも、多くの広告費が必要になります。新規顧客を獲得する方法として注目されているのが、Instagramの活用です。  方法は簡単です。まずはアカウントをビジネスアカウントに設定しましょう。ビジネスアカウントは無料なので、コストをかけずに利用できます。  Instagramでビジネスプロフィールを設定すると、電話やメール、店舗への道案内が可能になるほか、予約もおこなえるため、集客につなげることができます。   来店回数を増やす方法  1人あたりの1年間の来店回数は、女性がおよそ4回、男性がおよそ5回。  また、リピートをせずに、別の美容室に行く理由の多くは、不満があるからというよりは、その店のことを忘れているからです。日々、情報は追加され、新しい美容室も次々にオープンします  来店回数を伸ばすためには、この店でなければならない理由と、忘れられないように3ヶ月後くらいにメッセージを入れることが大切です。  大手検索予約サイトのメッセージ機能は便利ですが、顧客は美容室に行きたいと思うときにしか見ないもの。できれば、InstagramなどのSNSを通して顧客とつながり、2ヶ月後くらいに「その後、ヘアスタイルはいかがですか?」等のメッセージをおくるなどして、忘れられないようにする工夫が必要です。  ヘアブロウのさいに、次回のヘアスタイルの提案をするのも有効です。  会計時に、次回の来店時期を提示し、「本日の予約で、次回20%オフ」「トリートメント無料サービス」などの特典をつけて、再来を促すてもらう方法もあります。  ただし、「予定が入ったときなど予約はキャンセルできますよ」などと付け加えるようにして、押し付けにならないようにする配慮も必要です。 ②客単価UPに向けて  サロンの利用金額の平均は、女性が6,000円、男性が約4,000円です。集客によって人数を集めても、客単価が低ければ、利益は少なくなります。一方、人数が少なくても、客単価が高ければ、利益になります。  例えば、客単価が6,000円の場合、1日に10人来店したとすると、6,000×10=60,000円。  客単価が12,000円の場合、1日に半分の5人でも、12,000×5=60,000円となりますよね。  来店回数が減り、年間の利用回数の平均が約4回になっている今、集客だけでの売上アップは難しいのが現状です。  とはいっても、カットの料金を、60,000円から12,000円に上げてしまうと、客足は遠のくばかりです。  ですから、セットメニューを多く開発して、1人あたりの単価アップを目指します。  近年の傾向として、中高年の女性をターゲットにした、スカルプケアなどのエイジングケアシリーズやアッシュ系のカラーは人気があります。トレンドを意識したメニューを開発して、積極的に取り入れましょう。 ③新人スタッフに教育すべきこと  通常、顧客はベテランスタッフに施術してもらいたいと考える人が多いため、新人スタッフは、売上を出せません。  したがって、新人スタッフも売上をアップできるような仕組みづくりが必要です。  カットやカラー、パーマはベテランスタッフ、シャンプーやヘアドライは新人スタッフと役割分担をしている美容室も多いでしょう。  シャンプーやドライを任せるさいに、顧客との会話を通して、髪の悩みを聞き出し、簡単なアドバイスや、どのようなヘアケア剤をつかうとよいのか説明させるようにします。もしも、顧客がヘアケア剤に興味を持てば、商品を紹介し、売上につなげられる場合もあります。   新人スタッフは、シャンプーやドライ、ヘッドスパの技術を磨き、顧客に寄り添い、悩みを聞き出すコミュニケーション能力を養う必要があります。新人もしっかりと売上を出せるようにすれば、売上アップにつながります。 店舗運営の悩みは、開店ポータルBizにご相談ください!  売上を上げるためには、まず、さまざまな人に店の存在を知ってもらうことが大切です。  特に写真がメインのInstagramは美容室との相性がよいSNSです。ヘアスタイルの写真やおしゃれな店内の写真、スタッフの写真などを投稿しましょう。SNSで美容室やおしゃれなヘアスタイルをチェックし、そこから大手検索サイトで予約する人、直接電話をして予約する人が、若い女性を中心に増えています。  集客に成功したら、次は、来店した人にリピーターになってもらうことに目を向けましょう。  カウンセリングを通して、悩みにじっくりと耳を傾け、悩みが解決できるように情報を提供します。また、ヘアスタイルをキープするためのコツや次回来店日の提案も忘れないようにしましょう。  
    開店ポータル編集部
    2019/02/16
  • 美容室経営 自宅サロンが失敗する4つの理由と解決策を知ろう
     2018年1月~11月までの美容室の倒産件数は86件。過去10年間において、最も多い倒産数となることが東京リサーチの調査で明らかになりました。  倒産した美容室のうち、個人営業の店が過半数をしめ、倒産した77件は従業員5人以下の小規模なサロンです。  小規模サロンの多くは、マンションや自宅の一室を店舗として営業しています。比較的はじめやすい自宅サロンですが、長く続けていくことが難しいのもまた事実のようです。  自宅サロンが失敗する理由と成功させるための方法を考えてみました。 自宅サロンが失敗する理由とは  倒産した美容室の原因を見ると、販売不振による倒産が90%。今、全国的に美容室の数が増えており、増え方はコンビニの約4.5倍ともいわれています。  店舗数が増えたことでオーバーストアとなり、価格競争もあって、個人経営の自宅サロンが閉店へと追い込まれている状況です。  せっかく開業した店を閉店させないためにも、失敗する理由を把握し、対策を立てる必要があります。実際に閉店した自宅サロンが抱えていた問題は、以下の4つです。 1.集客力がない 2.低価格 3.店にコンセプトがない 4.経営管理ができていない  一つずつを細かくみていきましょう。 1.集客力がない  自宅サロンの場合、広告費用をかけて宣伝できず、美容室の存在を広くアピールすることが難しいという問題があります。  自宅と店舗の住所が同一であるため、住所や電話番号などの個人情報の公開に踏み切りにくいのです。 2.低価格  「周辺の美容室がカット2,500円だから、うちも2,500円に。」という安易な理由で価格を設定すると失敗します。  なかには、安ければ安いほどいいという顧客も一定数はいますが、低価格で、集客を目指す方法は、自宅サロンには不向きです。  なぜなら、自宅サロンの場合、1日に対応できる客数は決まっており、低価格設定には限界があるからです。 3.店にコンセプトがない  ナチュラルな雰囲気の店、洗練された都会風のイメージなど店のイメージを考えて店舗作りをしている人は多いですが、これは、単なる店舗のイメージであって、コンセプトではありません。  コンセプトが確立していないと、あなたのサロンだけが持つ価値がお客様に伝わらず、“ほかのサロンと変わりばえしない”と思われてしまいます。 ★「美容室のコンセプト」ってなに?★ 繁盛サロンを目指した事業計画書の書き方~初めての美容室開業~ 4.経理管理ができていない  店舗の賃貸料などがかからない自宅サロンは、賃貸店舗に比べると家賃抑えることができます。  自宅だからということで、趣味の延長のような経営になってしまうと、利益を得ることが難しくなり、経費がかさんでしまい、失敗する傾向にあります。 ★お金の悩みを解決したい方はこちらもおすすめ★ 【2020年】美容室・サロンが活用すべき助成金まとめ【相談無料】 自宅サロン 成功へ向けてどうすればよいか  自宅サロンを成功させるために必要なのは、失敗の原因を考え、それに向けた対策を立てることです。 自宅サロンを成功させる対策は次の通りです。 1.集客力を上げる 2.価格設定の見直し 3.コンセプト作り 4.売上管理、経費管理を行う  一つずつ、細かくみていきましょう。 1.集客力を上げる  集客の手段は、チラシでの宣伝だけでなく、ブログやホームページ、InstagramなどのSNS、美容室の検索、予約サイトなどへの登録など、いくつかあります。  自宅サロンであっても、店舗名、住所、電話番号は公開し、美容室として営業していることを広く伝えましょう。  また、店の情報が少ない場合、どのような店かわかりません。店舗名、住所、電話番号、メニューなどの基本情報の他、店舗の外観の写真と店内の写真が複数枚掲載されていれば、雰囲気もわかりやすく、安心できます。  ただ住所を掲載するだけでなく、「駅から徒歩●分」といった情報や、「郵便局の裏手にあります。」などの目印となる情報や道筋をわかりやすく説明し、迷わずに来店できるように工夫しましょう。 2.価格設定の見直し  値段ではなく「自分の理想どおりの髪型にしてほしい」「価格よりもお得感があるとうれしい。」など、要望を満たしてくれる美容室を探しています。  例えば、周辺の美容室をリサーチし、近くに「頭皮ケア」を行っている美容室がなかったとします。カット3,500円(スカルプマッサージ込み)などのメニューを出せば、美容室のスカルプケアが気になっていたけれど、近くにはないから相場よりは高くても行ってみようと思う人が現れるかもしれません。そして、スカルプケアマッサージに満足すれば、リピーターになる可能性もあります。   施術にかかる時間や自宅サロンにしかできない+αのサービスなどを考えて、価格を設定しましょう。 3.コンセプトを作る  コンセプトは、店のイメージではなく、「誰に・どのようなサービスを・どのような方法で提供するのか」ということです。ですから、まず客層をイメージするところからはじめます。  例えば、「シニア層」をイメージした場合、どのような店が望ましいでしょうか。  美容室へ行けないお年寄りのことも考えるのであれば、高齢者施設や自宅で施術する「出張サービス」などのメニューを考えてみてもよいでしょう。  「学生」をターゲットにする店と比べると、求められるメニューも店の雰囲気も違ってきます。コンセプトは、自宅サロンの地域に暮らす人々の年齢層や嗜好なども調査した上で考えましょう。 ★もっともアツい美容室・サロンの集客ツールはこれ!★ サロン集客 鏡をデバイスに!ミラーロイドの仕組み・導入メリットを解説 4.売上管理・経費管理を行う  自宅サロンは、売上がそのまま収入になるわけではありません。売上から経費を引いた金額が収入です。  美容室の場合、水道代、光熱費、通信費、広告費、機材リース料、シャンプー、リンス、カラーリング、パーマの薬剤、返済金など、美容室の運営には様々な経費がかかります。お金の流れを把握し、収入を確認しましょう。 店舗運営の悩みは、開店ポータルBizに無料相談しよう  継続が難しい自宅サロン。長く続けていくためにも、集客面、価格設定面、コンセプト面、売上管理・経費管理の対策ができているかどうか、見直しましょう。  開店ポータルBizでは、美容業界に強い税理士探し、店舗運営にかかるコスト削減のほか、資金調達サービス、地域やお店にあった集客方法・HPやSNS運用についてのご相談を無料で承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください!
    開店ポータル編集部
    2018/12/17
  • 美容室・サロン開業 税務署に提出する「開業届」の書き方を知ろう【相談無料】
     サロンの開業時、税務署に提出しなければならない開業届。複雑な書類のように感じる方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。  開業届は、提出をしなくても罰則はありませんが、提出をすると、お店名義の銀行口座がつくれたり、青色申告ができるようになったり、補助金や助成金、融資を受ける際に取引先からの信頼を得られやすくなるなどのメリットがあります。  開業届は、書き方さえわかれば、簡単に記入することができます。本記事では、開業届の書き方をご紹介します。 開業届はどこで手に入る? 国税庁 HP:http://www.nta.go.jp/    開業届は、国税庁のホームページからダウンロードすることができるほか、税務署で用紙を受け取ることができます。開業届の提出期限は、開業日から1ヶ月以内です。  それでは、開業届の書き方をみていきましょう。 ★あわせて読みたい記事★ 美容系サロンの開業時に持っておきたい資格には何がある? 開業届の書き方 ★①開業をまるで囲む  一番上、個人事業の開業・廃業等届出書と記載されている箇所の、開業を○で囲みます。 ★②税務署名と提出年月日を記入する  店舗のある地域を管轄している税務署名と提出年月日を記入します。 ★③納税地の住所・電話番号  サロンの場合は、まず、事業所等にチェックを入れます。つづいて、お店の住所と電話番号を記入しましょう。  上記以外の住所等には、自宅の住所を記入します。 ★④氏名・生年月日  氏名、生年月日を記入します。   ★⑤個人番号  マイナンバーを記入します。 (※税務署に開業届を出す際は、マイナンバーの確認と同時に免許証や保険証などで本人確認が行われます) ★⑥職業と屋号  職業の欄には、美容師やネイリスト、セラピストなどを記入しましょう。屋号には、お店の名前を記入します。 ★⑦提出の区分  開業を丸で囲みましょう。 ★⑧所得の種類   サロンの場合、事業(農業)所得にチェックを入れます。 ★⑨開業・廃業等日  開業に○をつけて、お店のオープン日を記入します。オープン日が定かではない場合、開業準備期間に設定しても問題はありません。 ★⑩開業・廃業に伴う届出書の提出の有無  青色申告をする場合は、有にチェックを入れます。  消費税に関しては、開業には関係ないので無にチェックを入れましょう。 ★⑪事業の概要  ここには、どのようなサロンなのかを記入します。たとえば美容室ならば「美容室・ヘアカットやカラー、パーマ、スパなどの施術をおこないます。」など、簡単な概要を記入しましょう。  給与等の支払い状況に関しては、従業員について記入します。1人で営業する場合は、無記入で問題ありません。  専従者とは、家族従業員のことをさします。使用人は、アルバイトなどを含む従業員にあたります。給与の決め方は、月給、日給、時給のどれかを記入しましょう。  源泉所得税に関しては、月額88,000円未満ならば無にチェックを。月額88,000円を超える場合は有にチェックを入れます。給与支払いを開始する年月日は、最初の給与支払日を記入してください。   「お店で使える助成金・補助金について知りたい!」 >>開店ポータルBizに無料相談する<< 新規開業のお悩みは、開店ポータルBizに無料相談!  冒頭でお伝えしたように、開業届の提出を怠ったからといって、罰則を科せられることはありません。しかし、開業届を提出することで、お店の銀行口座がつくれたり、節税ができたり、補助金や助成金、融資を受ける際に取引先からの信頼を得られやすくなるなどのさまざまなメリットを得ることができます。開業届を提出して、円滑にお店のオープンを進めましょう。 ★こちらの記事もおすすめ★ サロン集客 鏡をデバイスに!ミラーロイドの仕組み・導入メリットを解説  開店ポータルBizでは、新規開業や店舗運営をまるごとサポート!税理士探しにお悩みの方、インフラ周りのコスト削減、集客・業務効率UPにご興味のある方は、お気軽にご相談ください。専任のコンシェルジュがあなたのお店にとって最適なツールやサービスを無料でご提案いたします。
    開店ポータル編集部
    2018/05/26
  • 採用担当者必見!美容業界特化の求人情報サイト3選!
     サロンを経営するうえで、なによりも必要となるのが“確かな技術をもったスタッフの存在”です。今回は、サロンを経営する企業やお店の方におすすめしたい、“優秀な人材に出会える、美容に特化した求人サイト”を4つご紹介します。あなたのお店のこれからを託す、最高の仲間を見つけましょう 1.美プロ (運営:全研本社株式会社[ZENKEN Corporation])  ”美プロ”は数多くの求人情報掲載の実績を持っており、美容業界内の求人サイトの中でも認知度が高く、利用者が多いのが特徴です。  47都道府県にとどまらず、海外に店舗があるサロンにも対応しています。エステティシャンや美容部員、ネイリストに加えてクリニックやブライダル関連の求人も扱っており、さらに営業職や事務職とより細かい求人情報を掲載できます。申し込みから最短3日というスピード掲載が可能なため、急な募集の場合にもぴったりです。  掲載費はかかりますが、費用は掲載期間や店舗数など、プランによって変動があります。掲載後の情報修正にも対応してもらえるので、募集内容が変わってしまった場合も安心です。 美プロ HP:https://www.kenkou-job.com/ 2.BeAle (運営:株式会社ルミネクス)  ”BeAle(ビアーレ)”は、大手サロンの求人情報を多く扱っている求人サイトです。アパレル求人サイトの”GIRLS WOMAN”や”ラグジュアリーブランド転職サイトの”SUPER WOMAN”と連携しているため、他業界からの転職希望者の目にとまる機会が多いのが特徴です。  サイトではさまざまなSEO対策をおこなっており、WEB検索をすると上位に表示されます。そのためより多くの求職者に求人情報を見てもらうことができる点から、応募や採用に繋がりやすいサイトとなっています。  掲載にかかる料金やサービス内容は運営店舗数によって異なり、月額定額制か成果報酬制かなど、サロンにあわせた提案をしています。 BeAle HP:https://beale.jp/ 3.サロンdeジョブ (運営:株式会社チーム・チャンネル[TEAM CHANNEL])  ”サロンdeジョブ”では、お祝い金や各種キャンペーンを実施し、求職者が応募したくなるような工夫を取り入れているようです。また、面接や入社前には専任のコンサルタントによる徹底的なフォローで、応募者の入社前後のギャップを減らしています。  求人情報の掲載費用は無料となっており、採用が決まった時点で手数料が発生する仕組みとなっています。採用後には返金保証期間が3ヶ月ついているため、早期退職してしまった場合の負担が軽減。安心して採用活動に取り組むことができます。 サロンdeジョブ HP:https://salon-de-job.com/ それぞれの求人情報サイトの特色を活かした採用活動を  一言で、“求人情報サイト”と言っても、それぞれにそのサイトならではの特徴があります。サロンの看板となるスタッフを発掘するために、複数のサイトを利用するのもよいでしょう。成果報酬型のサイトを上手に利用すれば、採用活動が上手くいかない期間があっても、コスト面の心配をすることなく安心して続けることができますよね。複数のサイトを比較して、信頼の置けるものを選ぶことが、最高の仲間を見つける鍵となります。    
    開店ポータル編集部
    2018/05/24