理美容店向け情報 一覧

  • 東京都の美容室は感染拡大防止協力金をもらえる?もらえない?【相談無料】
     緊急事態宣言と外出自粛要請の影響で、多くの企業が経営不振に苦しんでいます。そんな中、東京都は4月15日に緊急対策第4弾を発表しました。休業や営業時間の短縮に協力する施設・店舗の事業者に対し、支援策として用意されたのが「感染拡大防止協力金」の制度です。    美容室はこの制度の対象となるのでしょうか。調べてみました。 感染拡大防止協力金とは?  東京都が独自の緊急対策として実施している「感染拡大防止協力金」。これは都の感染拡大防止対策の要請に応じ、営業休止または時短営業をおこなった事業者に対して50万円~100万円の給付金を支給するというものです。  営業休止や時短営業を要請する事業所は業種ごとに細かく指定されていて、その業種に該当する事業所が営業を休止、または時短営業した場合に支給が認められます。  休業要請や時短営業を要請されている事業所についてはこちらの記事を確認してください。  東京都「感染拡大防止協力金」を貰える業種は?個人飲食店は対象?申請の流れについて 東京都の「美容室」は感染拡大防止協力金の対象になる?  それでは本題です。美容室は、感染拡大防止協力金をもらえるのでしょうか。結論からいうと、もらえません。実は美容室は支援対象から外されています。  美容室は「社会生活を維持するうえで必要な施設」に指定されているため、「適切な感染防止対策」をおこなうことを要請されているだけにとどまります。「社会生活を維持するうえで必要な施設」に該当し、時短営業をおこなうことで給付金が支給されるのは飲食店だけの特例となっているのです。 「美容室がもらえる助成金・補助金はる?」 >>開店ポータルBizに無料相談する<<   【人気記事】その家賃は適正?賃料削減交渉の仕方【相談無料】 各種ビューティーサロンは休業要請対象  しかし、がっかりするのはまだ早いです。美容室の中には、店の中でネイルサロンやまつエクサロンなどのビューティーサロンを併設しているお店もあるでしょう。  ビューティーサロンは、休業要請の対象とされている業種です。美容室内にビューティーサロンのスペースがある場合は、サロンスペースを閉鎖し、サロンスペースが指定の期間休業している旨をポスターやHPに掲示した場合、給付金の対象となります。この場合、美容室は営業中でも構いません。  この休業要請には詳しい営業休止・継続の指定があり、床面積の合計が1,000平方メートル以上の施設は休業を要請。1,000平方メートル以下の施設は休止の協力を依頼するかたちになり、100平方メートル以下になると感染防止対策の徹底をすれば営業を継続することができるとされています。  休業要請の対象となっているビューティーサロンの業種はつぎのとおりです。 ■休業要請の対象となるビューティーサロン ・ネイルサロン ・まつ毛エクステンション ・エステサロン ・日焼けサロン ・脱毛サロン ・ペット美容室 店舗運営の悩みは、開店ポータルBizに無料相談しよう  美容室は休業要請の対象ではありません。感染拡大防止協力金を申請することはできませんが、美容室経営者が利用できる新型コロナウイルス対策の助成金や融資制度はあります。「自分の店はもらえるのかな?」「近くに確認してもらえる専門家がいない!」とお困りの方は、開店ポータルBizにご相談ください。 【人気記事】新型コロナ問題 休業等を支援「雇用調整助成金の特例」とは 【人気記事】【2020年】美容室・サロンが活用すべき助成金まとめ  開店ポータルBizでは、店舗運営にかかるコスト削減、資金繰り、地域にあった集客方法・HPやSNS運用についてのご相談を無料で承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください。
    開店ポータル編集部
    2020/04/26
  • はじめての美容室・サロン開業 お店を開くために必要な7つのステップ
     美容業界で働く人にとって、自分のサロンを持つことは誰しもが抱く目標のひとつではないでしょうか。たとえば美容師の場合、アシスタントとしての長い下積み期間を経て、スタイリストとしてデビューした後に、「そろそろ自分のお店を持ちたいな」と考える方も多いでしょう。  しかし、実際に動き出すとなると、漠然としたイメージではなく、より具体的なコンセプトや事業計画が必要になります。  今回は、開業までに必要なポイントを、分かりやすく7つのステップにまとめました。開業までの道筋を把握して、着実に目標達成に向かって歩いていきましょう! サロン開業までの「7つのステップ」  「独立開業して、自分の美容室を開きたい!」そう考えたら、次のとおりに店舗開業への道を歩みだしましょう。   Step①自己資金を貯める Step②店のコンセプトを考える Step③物件を探す Step④事業計画書を作成する Step⑤物件の申し込みをする Step⑥融資の申し込みをする Step⑦営業準備をする  大まかな流れは上記になります。  では、一つひとつをみていきましょう! Step①自己資金を貯める  サロン開業には、一般的に約1,000万円の開業資金が必要と言われています(面積から試算する場合は1坪約100万円)。ただし、マンションの一室や自宅で開業可能な職種であれば、平均100~300万円程度で済む場合もあります。  とはいえ、その後の営業のことを考えると、自分の貯金のみで開業するのは難しいところ。そこで必要なのは金融機関からの融資です。金融機関は開業資金だけでなく、開業後も長くお世話になることができる心強い味方です。まずは、金融機関に融資をお願いする際の説得材料となる自己資金を用意しましょう。その額は、開業資金に必要な額の1/3以上を用意するのが相場と言われています。1,200万円の開業資金が必要であれば、用意する自己資金は400万円以上というわけです。  自己資金が多ければ多いほど、開業後の経営は楽になります。自己資金を貯める期間も、サロンでの下積みを経験したり、経営に関わる会社で働いたりと、開業に有利なスキルを磨きながら過ごしましょう。 Step②お店のコンセプトを考える  開業資金を貯めながら進めていきたいのが、コンセプトづくりです。  このコンセプトは、後述の事業計画書を作成する際にも重要になるので、具体的に綿密なコンセプトを立てる必要があります。  業種・業態、出店エリア、ターゲット、セールスポイント、客単価、店舗規模、家賃、営業時間、定休日、従業員数、メニューなど具体的なモデルを細かく計画しましょう。 Step③物件を探す  コンセプトが固まったら、物件を探しましょう。  自己資金を貯めながらの物件探しは時間がかかるものです。候補がいくつか見つかったら、近隣の土地柄、最寄りの交通機関からの利便性、通行量、ターゲット層の人数などを研究しましょう。  店全体の規模が業務形態に適しているか、提供するサービスと合っているか、コンセプトに掲げた店舗運営が可能かどうかをよく吟味することが重要です。  アイラッシュサロンやネイルサロン、エステサロンなどの場合は、空きテナントだけではなくマンションの一室もチェックしておくのがおすすめです。毎月の経営に大きく関わる賃料を抑えることができます。 Point.業界に強い税理士と契約する  物件探しとあわせて探しておきたいのが税理士です。このタイミングで税理士の力を借りることで、資金繰りに悩むことなく開業準備をすすめられます。資金計画書など、煩雑な書類作成を任せることができるため、銀行からの融資も受けられやすくなるでしょう。自力で頑張ることもできますが、節税に有効な対策や必要のないコスト削減アドバイスをもらえるので、はじめての美容室開業であれば、税理士との契約を結んでおくのがよいでしょう。 >>「美容業界に強い税理士」をお探しの方は、お気軽にご相談ください Step④事業計画書を作成する   ここからは金融機関や役所に提出する書類をたくさん作成していくことになります。  まずは、事業計画書の作成です。事業計画書とは、①創業計画書、②事業概況、③売上高・人件費予測、④損益計算書、⑤資金繰表、の5つの書類をさします。  この書類は金融機関ごとにフォーマットはさまざまですが、内容はほぼ同じです。開業の動機、どんな商品やサービスを扱うか、経験の有無、資金調達の内訳、売上高予測・事業の見通しなどを細かく記載することになります。  コンセプト作りをする際にまとめておくと、よりスムーズに作成できるでしょう。 ★あわせて読みたい記事はこちら★ 繁盛サロンを目指した事業計画書の書き方~初めての美容室開業~ Step⑤物件の申し込みをする  ここまでくると、かなり具体的な営業モデルが見えてきます。いよいよ物件を申し込み、工事に入りましょう。  開店ポータルBizでは、ここまでのステップをトータルでサポートしています。自力で頑張れないこともないですが、プロの手を借りながら進めるのもひとつの方法です。  スピーディーに開業したい場合には、事業継承や事業委託をうけるかたちでお店をはじめるのもよいでしょう。 「事業継承・事業委託について詳しく知りたい」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう<< Step⑥融資の申し込みをする  「このタイミングで?」と疑問を持つ方がいるかもしれませんが、原則として、融資の申し込みは物件契約後にするのが通例です。  金融機関に事業計画書を持ち込み、融資の相談をしましょう。融資には大きく分けて2つの種類があります。銀行など民間の金融機関によるものと、政府系の金融機関によるもの。  未経験からのスタートの場合、銀行などの融資は受けづらいのが現実です。その場合、政府系の金融機関の方が積極的に支援してくれるので、環境に合わせて融資先を選定しましょう。書類の不備があると作り直しになるので、開業の半年前までには申し込みを済ませることをおすすめします。この段階で、利用できる助成金や補助金があれば、申請しておくのも良いですね。 ★あわせて読みたい記事はこちら★ 【2020年】美容室・サロンが活用すべき助成金まとめ【相談無料】   Step⑦営業準備をはじめる  店舗が完成するまでに、メニューや営業形態に問題がないか、入念に準備をすすめましょう。レジやビジネスフォン、インターネット回線やウォーターサーバー、防犯カメラなど美容室運営に必要な機器を手配するのもこのタイミングです。とはいえ、複数業者とのやり取りはめんどうですよね。開店ポータルBizでは、これらすべてのまるごと導入サポートをおこなっています。お気軽にお問い合わせください。    内外装が完成したら、開業届を提出して営業許可証をもらいましょう。開店日をむかえる前には、プレオープンをするなどして、なおすべきことが無いかどうかチェックするのも大切です。  このタイミングで紙媒体に広告を打ったり、SNSアカウントをつくって情報発信をはじめることも忘れずに。そうすることでオープン日の集客も期待できますよ。 美容室・サロン開業の悩みは、開店ポータルBizにおまかせ!  開業のために最低限必要なのは、開業資金の1/3以上の自己資金、コンセプトづくり、事業計画書、開業資金、物件、綿密な経営モデルの計算であることがわかりました。  ここで厳しい現実も見ておきましょう。新規開業したサロンのほとんどが、3年以内に閉店するというデータがあります。やっと手にした自分のお店を手放さないためにも、事前の計画は時間と費用に余裕をもって立てましょう。  長い準備期間を乗り越えて、辿り着くことができるサロン開業。そこがスタートラインです。あなただけの素敵なサロンを作って、多くのお客さまに愛されるお店づくりをしてくださいね。 ★あわせて読みたい記事はこちら★ 美容室開業マニュアル 独立開業時の注意点・オープンまでの流れをまとめてみた  開店ポータルBizでは、美容業界に強い税理士探し、店舗運営にかかるコスト削減のほか、資金調達サービス、地域やお店にあった集客方法・HPやSNS運用についてのご相談を無料で承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください!
    開店ポータル編集部
    2020/04/01
  • 【2020年】美容室・サロンが活用すべき助成金まとめ【相談無料】
     スタッフの採用・教育、労働環境の改善、心身ともに元気で働いてもらうための健康診断。美容室の職場環境をととのえるための取り組みには、とにかくお金がかかります。必要経費とはいえ、それら一つひとつの出費は決して安くありません。    そんなときに利用したいのが、政府や地方自治体が用意する助成金の制度。2020年に公募がおこなわれる助成金の中から、美容室の経営に役立てられるものを紹介します。 返済不要の資金「助成金」とは?  助成金とは、簡単にいえば、国や地方自治体から返済不要のお金がもらえる制度です。一般企業に限らず、個人事業主でも申請は可能。審査はなく、支給要件さえ満たせばかならず受け取れます。  助成対象となるのは、新人スタッフへの教育研修、有給休暇取得の促進、健康診断制度の新設といった、「雇用や労働環境の改善を目指す取り組みにかかるお金」です。  助成金を利用する上で、注意しておきたいことがあります。それは、支給のタイミングは「助成対象となる経費の支払いを終えたあと」だということ。先に資金を調達し、その中から支払いに充てるということはできません。  ほとんどの場合、入金は請求から数か月後になります。申請してから実際にお金を受け取るまで、1年近くの期間がかかるとみておいてください。 美容室が利用できる助成金10選!  原則として後払いの制度ではあるものの、返済義務を負うことなく受け取れる助成金は、経営における強い味方になってくれます。  では、どんな助成金があるのかみていきましょう。本記事で取り上げるのは、つぎの10の助成金です。 ①キャリアアップ助成金 ②トライアル雇用助成金 ③特定求職者雇用開発助成金 ④地域雇用開発助成金(地域雇用開発コース) ⑤人材確保等支援助成金 ⑥業務改善助成金 ⑦雇用調整助成金 ⑧両立支援等助成金 ⑨時間外労働等改善助成金 ⑩産業保健関係助成金 ①キャリアアップ助成金  アルバイト・パートの正社員登用や、健康診断制度の新設などをサポートする助成金です。キャリアアップやや福利厚生制度の充実によって、働きやすい職場環境をつくることが目的です。スタッフのモチベーションを上げることで離職率が低下し、人手不足の解消につながります。  キャリアアップ助成金には、次の7コースがあります。 ①正社員化コース  非正規スタッフ(アルバイトやパート、契約社員など)を正社員登用した場合 ②賃金規定等改定コース  非正規スタッフの賃金規定などを改訂した場合 ③健康診断制度コース  健康診断制度(法律で義務づけられたもの以外)を新たに導入し、4人以上に実施した場合 ④賃金規定等共通化コース  正規スタッフと共通の業務に応じた賃金規定(正社員と同じ仕事をしたら、同じ賃金を支払うなど)を新たに設け、適用した場合 ⑤諸手当制度共通化コース  正規スタッフと共通の諸手当制度(正社員と同じ仕事をしたら、正社員と同様に賞与や交通費などを支払う、など)を新たに設け、適用した場合 ⑥選択的適用拡大導入時処遇改善コース  社会保険の適用範囲を拡げ、新たに雇用保険に加入させた非正規スタッフの基本給を増やした場合 ⑦短時間労働者労働時間延長コース   短時間労働者の週の労働時間を5時間以上延ばし、新たに社会保険に加入させた場合 【正社員化コースの場合】 ◇助成対象となる労働者  次のいずれかに該当するスタッフ ・通算して6ヶ月以上雇用している有期契約スタッフ ・6か月以上雇用している無期雇用スタッフ ・6ヶ月以上継続して、同じ業務に従事している派遣スタッフ ・サロンで実施する有期実習型訓練を受講し、修了した有期契約スタッフなど(ただし、のちに正規雇用することを約束して雇い入れたのではないこと)   ◇支給額 ・有期契約スタッフを正社員にした場合  ひとりあたり57万円(生産性向上が認められる場合は72万円) ・有期契約スタッフを無期契約にした場合  ひとりあたり28万5,000円(生産性向上が認められる場合は36万円) ・無期契約スタッフを正社員にした場合  ひとりあたり28万5,000円(生産性向上が認められる場合は36万円) >>支給要件の確認・申請サポートについてはこちらから ②トライアル雇用助成金  トライアル雇用助成金は、あらゆる事情(就業経験がない、離職期間が長いなど)で就職が難しい求職者を、ハローワークなどの紹介でトライアル雇用した場合に受け取れます。その人の適正を確かめたうえで採用し、ミスマッチによる離職を防ぐことを目的としています。 ①一般トライアルコース  一定の期間に離職や転職を繰り返している人、出産や育児などを理由に離職し、1年以上安定した職業に就いていない人、生活保護受給者、母子家庭の親などを雇用する場合 ②障害者トライアルコース  障害者雇用促進法に定められた障害者のうち、次のいずれかに当てはまる人を雇用する場合 ・紹介日時点で就労した経験のない職業に就くことを希望する人 ・紹介日の前日から2年以内に、2回以上離職または転職をしている人 ・紹介日の前日時点で、離職期間が6カ月を超えている人 ・重度の身体(もしくは知的、精神)障害者 ③障害者短時間トライアルコース  3~12か月の短期トライアル雇用を希望する精神障害者または発達障害者を雇用する場合 【一般トライアルコースの場合】 ◇助成対象となる労働者 ・紹介日の前日から2年以内に、2回以上離職または転職をしている人 ・紹介日において、離職期間が1年を超えている人 ・妊娠・出産や育児を理由に離職し、安定した職業に就いていない期間(離職前の期間は除く)が紹介日の前日時点で1年を超えている人 ・紹介日において、ニートやフリーターなどで45歳未満の人 ・就職支援にあたって特別の配慮が必要な人(生活保護受給者、母子(父子)家庭の親、日雇労働者、季節労働者、中国残留邦人など永住帰国者、ホームレス、住居喪失不安定労働者、生活困窮者)   ◇支給額  ひとりあたり月額4万円 ※母子(父子)家庭の親である場合は月額5万円 >>支給要件の確認・申請サポートについてはこちらから ③特定求職者雇用開発助成金  高齢者や障害者、学校既卒者・中退者などの安定した就職が難しい求職者を、ハローワークなどの紹介で継続して雇用すると受け取れる助成金で、次のコースに分かれます。 ①特定就職困難者コース  60歳以上65歳未満の高齢者、母子(父子)家庭の親、障害者などを雇用する場合 ②生涯現役コース  65歳以上の高齢者を雇用する場合 ③三年以内既卒者等採用定着コース  学校等の既卒者もしくは中退者を雇用する場合 ④発達障害者・難治性疾患患者雇用開発コース  発達障害者、難治性疾患(血液凝固異常症など、厚生労働省の定める130の疾患)患者を雇用する場合 ⑤障害者初回雇用コース  身体(もしくは知的、精神)障害者をはじめて雇用する場合 ⑥安定雇用実現コース  正規雇用で働いた期間が通算1年以下で、雇い入れの前日から1年以内に正規雇用で働いたことがない人を雇用する場合 ⑦生活保護受給者等雇用開発コース  生活保護受給者または生活困窮者を雇用する場合 【特定就職困難者コースの場合】 ◇助成対象となる労働者 ・短期労働者以外  60歳以上65歳未満の高齢者、母子(父子)家庭の親、身体・知的障害者、重度障害者(重度の身体・知的障害者/45歳以上の身体・知的障害者および精神障害者) ・短期労働者(週の労働時間が20時間以上30時間未満)  60歳以上65歳未満の高齢者、母子(父子)家庭の親、重度障害者を含む身体・知的・精神障害者   ◇支給額 【短期労働者以外】 ・高齢者、母子(父子)家庭の親…ひとりあたり60万円、助成対象期間1年 ・身体・知的障害者…ひとりあたり120万円、助成対象期間2年 ・重度障害者…ひとりあたり240万円、助成対象期間3年 【短期労働者】 ・高齢者、母子(父子)家庭の親…ひとりあたり40万円、助成対象期間1年 ・重度障害者を含む身体・知的・精神障害者…ひとりあたり80万円、助成対象期間2年 ④地域雇用開発助成金(地域雇用開発コース)  求職者数に対して求人が足りない地域や、若者や働き盛り世代の流出が激しい地域でスタッフを雇用した場合に受け取れます。  この制度の目的は地域の雇用改善であり、美容室の経営サポートではありません。しかし、都心から離れ、地元などで美容室を開業するオーナーは活用して損はないでしょう。 ◇助成対象となる開業エリア ・同意雇用開発促進地域 …求職者数に比べ、雇用機会が著しく不足している地域 ・過疎等雇用改善地域 …若年層や働き盛り層の流出が深刻な地域 ・特定有人国境離島地域 …北海道の礼文島、鹿児島県の奄美群島のような離島地域   ◇支給額  雇用人数や設備費用によって異なる ※個人経営の美容室で一般的な「3~4人雇用、設備費用300万円~1,000万円未満」の場合は48万円  沖縄県の区域内に美容室を開業し、35歳未満の若年求職者を雇い入れる場合の「沖縄若年者雇用促進コース」 もあります。 >>支給要件の確認・申請サポートについてはこちらから ⑤人材確保等支援助成金  評価・処遇制度や研修制度、健康づくり制度、メンター制度などの導入によって生産性を上げ、雇用の改善に取り組むための経費をサポートする助成金です。  人手不足に悩む美容業界でスタッフのモチベーションを上げ、離職率を低下させるという目的があります。 ①雇用管理制度助成コース  評価・処遇制度、研修制度、健康づくり制度、メンター制度などを導入する場合 ②中小企業団体助成コース  地域の美容室の事業組合が、労働環境改善のためのPR活動などをおこなう場合 ③人事評価改善等助成コース  生産性向上や賃金アップ、離職率の低下を目的とし、評価制度や賃金制度を整備する場合 ④設備改善等支援コース  POSレジなどの設備をあたらしく導入し、生産性向上に取り組む場合 【雇用管理助成コースの場合】 ◇助成対象となる取り組み [評価・処遇制度の導入] ・評価対象者、評価基準、実施・反映の方法など ・昇進・昇格の基準 ・各種手当(通勤手当、住居手当、家族手当、役職手当など) [研修制度の導入]  新入社員研修、管理職研修、幹部職員研修、特殊技能研修など [健康づくり制度・メンター制度の導入]  各種がん検診、歯科検診、支援機関や専門家などによるコーチング、カウンセリングなど   ◇支給額  定額57万円(生産性向上が認められた場合は72万円) >>支給要件の確認・申請サポートについてはこちらから ⑥業務改善助成金  オンライン予約システムやPOSレジといった設備への投資、新人スタッフの教育訓練などによって生産性を向上させ、店舗の最低賃金の引き上げをおこなう場合に受け取れます。  賃金を引き上げるスタッフの数と助成額によって、25円コース、60円コース、90円コースの3コースに分かれています。しかし、どのコースも共通して、支給要件は次の3つです。 ・店舗の最低賃金が850円未満であること ・店舗の最低賃金と地域別最低賃金の差額が30円以内であること ・オーナーも含めたスタッフの数が100人以下であること ◇助成対象となる取り組み ・POSレジ、オンライン予約システム、在庫管理システムなどの導入にかかる経費 ・新人スタッフの教育研修、セミナーなどにかかる経費 ・中小企業診断士などからコンサルティングを受ける際の費用 など   ◇支給額  賃金を引き上げるスタッフの数によって異なる。 25円コース:25~80万円 60円コース:60~230万円 90円コース:90~450万円 ※助成率は全コース共通して4/5(生産性向上が認められれば9/10) ⑦雇用調整助成金  景気の悪化などで売上が下がり、事業を縮小せざるを得ないとき、しばらくの間休業する、スタッフを姉妹店に出向させるなどの「雇用調整」をおこなう美容室もあります。  雇用調整助成金はその際に、休業手当やスタッフの賃金などを助成してくれる制度。スタッフの失業を防ぎ、雇用を安定させることを目的としています。   ◇助成対象となる取り組み [休業]  所定の労働日の全一日にわたっておこなわれる休業 ※スタッフ全員によって1時間以上おこなわれるものも可 [教育訓練]  職業に関する知識、技能、技術の習得・向上を目的としておこなわれる訓練(受講日には、通常の業務に就くことはできない) [出向]  受給対象期間内におこなわれ、3か月以上1年以内に出向元の店舗に戻ることが予定されている出向   ◇支給額 ・店舗を休業する場合の休業手当 ・教育訓練をおこなう場合の賃金相当額 ・スタッフを出向させる場合の負担額 …いずれも助成率2/3、スタッフひとりあたりの一日の上限は8,330円 ・教育訓練をおこなった場合の加算額…スタッフひとりあたり一日1,200円 >>支給要件の確認・申請サポートについてはこちらから ⑧両立支援等助成金  スタッフが仕事と育児・介護を両立できるように、労働環境の改善を目的としたさまざまな取り組みをおこなう美容室もあります。  仕事と家庭の両立や、復職しやすい環境づくり、そして女性が活躍しやすい環境づくりに役立つこの助成金は、女性スタッフの多い美容室なら必見の制度です。 ①出生時両立支援コース  男性スタッフの育児休業や、育児目的休暇を取得しやすい職場づくりに取り組む場合 ②育児休業等支援コース  スタッフが安心して育児休業を取得し、仕事に復帰しやすい職場づくりに取り組む場合 ③介護離職防止支援コース  介護支援プランを作成し、介護休業の取得やスムーズな職場復帰に取り組む場合。または、介護のために柔軟に就労形態を変えられる制度を導入する場合 ④再雇用者評価処遇コース  妊娠・出産、育児、介護、配偶者の転勤などを理由に退職したスタッフの復職にあたって、以前の仕事ぶりを適切に評価し、配置・処遇がなされる制度を導入する場合 ⑤女性活躍加速化コース  女性スタッフが活躍しやすい職場づくりのための数値目標を作成する場合 【出生時両立支援コースの場合】 ◇助成対象となる取り組み ・子どもが生まれた男性スタッフに対し、管理職が育児休業取得を勧奨する ・管理職に対して、男性の育児休業取得についての研修を実施する ・男性スタッフを対象にした、育児休業の利用をうながすための資料づくり など   ◇支給額 ・一人目の育休取得…57万円(生産性向上が認められれば72万円) ・二人目以降の育休取得…14.25~33.25万円(育休取得日数によって異なる。生産性向上が認められれば18万~42万円) ・育児目的休暇の導入と利用…28.5万円(生産性向上が認められれば36万円) >>支給要件の確認・申請サポートについてはこちらから ⑨時間外労働等改善助成金  人手不足に悩む美容室では、スタッフが少ないことで一人ひとりが背負う業務の量が多くなり、労働時間が長くなってしまいます。  時間外労働等改善助成金は、労働時間を短縮する、有給休暇の取得を促進するといった、職場環境改善のための取り組みをサポートする制度です。時間外労働への意識を改め、スタッフ全員が十分な休養をとることで、サロンの生産性を上げることができるでしょう。 ①時間外労働上限設定コース  時間外労働を短縮するための目標を設定し、その達成に向けた取り組みをおこなう場合 ②勤務時間インターバル導入コース  勤務時間が終わってから次の始業までに一定時間以上の休み(勤務時間インターバル)を設け、プライベート時間の確保や過重労働の防止に取り組む場合 ③職場意識改善コース  労働時間を短縮したり、有給休暇の消化率を高めたりして、ワークライフバランスの推進に取り組む場合 ④団体推進コース  オーナー団体などが、時間外労働のカットや賃金の引き上げといった労働環境改善のための取り組みをおこなう場合 ⑤テレワークコース   事務作業などに関して、在宅勤務(テレワーク)を導入する場合 【時間外労働上限設定コースの場合】 ◇助成対象となる取り組み ・労務管理用のソフトウェア、タイムカードなどの導入 ・就業規則や労使協定などの作成・変更 ・中小企業診断士など、外部専門家によるコンサルティング など ◇支給額  時間外労働短縮の幅に応じて上限額が異なる ※助成率は3/4、1店舗あたりの上限額は200万円 ⑩産業保健関係助成金  ストレスチェックの実施、メンタル面での健康をサポートする計画の作成・実施、産業医との連携といった産業保健活動をおこなう場合に受け取れます。  体力勝負の仕事である美容室では、こういった助成金の活用によってスタッフの健康が保たれ、心身の負担が軽くなることで離職を抑えられます。 ①ストレスチェック助成金  年1回のストレスチェック(質問票によって、スタッフの仕事へのストレスの状態を把握する)や、ストレスチェック後の産業医による面談をおこなう場合 ②職場環境改善計画助成金  ストレスチェックの結果から集団分析をおこない、専門家の指導を受けながら職場環境の改善計画を作成・実施する場合 ③心の健康づくり計画助成金  メンタルヘルス対策促進員による支援やアドバイスを受けながら、心の健康づくり計画を作成・実施する場合 ④小規模事業場産業医活動助成金  産業医または保健師と連携し、健康診断で異常が出た人への保健指導、意見の聴取といった産業保健活動をおこなう場合 【職場環境改善計画助成金の場合】 ◇助成対象となる取り組み ・Aコース:産業医や保健師、産業カウンセラー、臨床心理士などの専門家による指導 ・Bコース:メンタルヘルス対策促進員の支援やアドバイス  いずれかをもとに職場環境改善計画を作成し、それに基づいて職場環境の改善をおこなう   ◇支給額 ・Aコース:1店舗あたり上限10万円 ※設備・機器の購入にかかる経費は上限5万円、かつ単価5万円以内(税込) ・Bコース:1店舗あたり上限5万円、かつ単価5万円以内(税込) ★美容室の開業に関する記事はこちら★ 美容室開業マニュアル 独立開業時の注意点・オープンまでの流れをまとめてみた 助成金で悩んだら、開店ポータルBizに無料相談!  助成金というと「大企業向けのものでしょう?」とあきらめてしまう方もいますが、小さな美容室のオーナーでも、申請できるものはたくさんあります。ただし国や地方自治体は、「あなたのお店では、この制度が利用できますよ」と教えてはくれません。どんな助成金があって、いくらもらえるのか気になる方は、お気軽に開店ポータルBizまでご相談ください! ★あわせて読みたい記事はこちら★ 鏡をデバイスに!ミラーロイドの仕組み・導入メリットを解説   開店ポータルBizでは、お店にあった助成金・補助金のご提案のほか、サロン運営におけるコスト削減、地域やお店にあった集客方法についてのご相談を無料で承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください! 
    開店ポータル編集部
    2020/03/31
  • 美容室・サロン開業 事業計画書に必要なコンセプト・売上計画の作り方
     全国には、コンビニの約4倍もの美容室やその他サロンがあるといわれています。美容業界はまさに飽和状態。新しくオープンしたサロンのうち、3年後まで生き残れるのは1割以下という厳しい現実があります。  その一方で、リピーターをつかみ、お客さまに愛されながら営業を続けているサロンもあります。そんな繁盛店の土台となっているのは、サロンのコンセプトや方向性、売上計画などをまとめた事業計画書です。  事業計画書は、経営上のトラブルを解決し、お店を発展させていくための大切な書類です。本記事では、美容室やその他サロンの事業計画書において、特に重要な2つのポイントについてご説明します。 ライバル店に埋もれない美容室・サロンを開こう  主要駅の周辺などでは、近い範囲に多くのサロンがお店を構えています。「右を見ても、左を見てもライバル店」という状況におかれたお店も多いでしょう。そんなときにオーナーがすべきことは、他店との差別化をはかる戦略や売上目標を、しっかりと事業計画書に掲げておくことです。  事業計画書を作成するときには、つぎのポイントをおさえておきましょう。 事業計画書において重要な2つのポイント  事業計画書において特に重要な2つのポイントがあります。   1.コンセプト 2.売上計画  この2つは、美容室やその他サロンの事業計画書において、特に重要なポイントです。  一つずつ見ていきましょう。 1.美容室・サロンのコンセプト  「お客さまがこのサロンを選ぶ理由」となるコンセプトは、なによりも重要です。  コンセプトが確立していないと、あなたのサロンだけが持つ価値がお客さまに伝わらず、「ほかのサロンと変わりばえしない」と思われてしまいます。   ①ターゲット層  コンセプトを決める際は、はじめにターゲット層を設定しましょう。  アプローチするお客さまの年代、性別、職業などが見えてくれば、施術メニューや内装の方向性も固まります。 ②空間のアピールポイント  ラグジュアリー、ワクワク、ホッとする――など、あなたのサロンはどのような空間が「売り」でしょうか。  次の例にあるように、具体的に設定しましょう。 ・アンティークのチェアやミラーが並ぶ空間で、ノスタルジーに浸れる ・白と青をメインにした海辺のような空間で、リゾート気分が味わえる ・あたたかな木の家具に囲まれて、自分の家のようにリラックスできる  長い施術の間もリラックスできる店内は、お客さまが再来を決める重要なポイントです。  ターゲット層に合わせた、居心地のよい空間づくりをおこないましょう。 ③心をつかむサービス  プラスアルファのサービスを設け、他店との差別化をはかりましょう。  人気サロンでは、プロカメラマンによる施術後の写真撮影サービス、お年寄りや子どもに優しいバリアフリー設計のシャンプー台など、心にくいサービスを用意しています。  もちろん、カラーやシャンプーなどの基本メニューにこだわるのもOK。しかし、どんなに素晴らしい商材を使っても、そのままではお客さまに伝わりません。ホームページやSNS、店内POPなど、どのような方法でアピールしていくのかということも、事業計画書に明記しておきましょう。 2.売上計画  売上計画は、サロンが将来のビジョンを実現するために、毎月こつこつとクリアしていくべき目標です。売上計画を立てるさいは、はじめに以下の手順を踏んで、客数と客単価を求めておきましょう。 Step1:客数の設定  まずは、 月間技術客数 (ひと月に施術を受けるお客さまの人数) 月間店販客数 (ひと月に物販商品を購入するお客さまの人数) に分けて、客数を求めます。 ①月間技術客数 【技術者(スタイリストやカラーリストなど)の数×一人あたりの月間施術客数】 または、 【セット面(スタイリングチェアやシャンプー台など)の数×一台あたりの月間稼働数】 で求めます。  技術者一人あたりの月間施術客数、セット面一台あたりの月間稼働数は、サロンの規模や技術者のスキル、アシスタントの人数などを参考に設定しましょう。 ②月間店販客数  通常であれば、物販商品を購入するのは、施術を受けたお客さまです。よって、施術を受けたお客さまのうち、どれくらいの方が商品を購入するのか(店販購入率)を考え、 【月間技術客数×店販購入率】 で求めます。 ★あわせて読みたい記事はこちら★ 美容系サロン開業時に持っておきたい資格には何がある?【開業相談受付中】   Step2:客単価の設定  次に、 ①技術単価(カットやカラーなどの施術メニュー) ②店販単価(サロンで販売しているスタイリング剤などの各アイテム) に分けて、以下の式で客単価を求めます。 ①技術単価  各メニューの金額に、来店したお客さまのうち、そのメニューを利用する方の割合(利用比率)をかけて求めます。 メニューごとの技術単価=メニュー金額×利用比率 →メニューごとの技術単価の合算=技術単価(合計) ②店販単価  各アイテムの金額に、物販商品を購入するお客さまのうち、そのアイテムを選ぶ方の割合(購入率)をかけて求めます。 アイテムごとの店販単価=商品単価×購入率 →アイテムごとの店販単価の合算=店販単価(合計)   Step3:売上高を参考に収支計画を立てる  Step2までで求めた客数と客単価を使って、次の式で月間売上高を求めます。 月間技術売上高=月間技術客数×技術単価(合計) 月間店販売上高=月間店販客数×店販単価(合計)  さらに売上高から、賃料、水道・光熱費、人件費、備品購入費などのランニングコストを差し引いて利益がいくら残るかを計算し、収支計画を立てます。クロスやタオルなどの消耗品はなるべく安く調達し、利益に対して費用が大きくなりすぎないようにしましょう。 「資金繰りがよくわからない…」 「使える助成金、補助金について教えてほしい」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう<< 事業計画書の作成で悩んだら、開店ポータルBizに無料相談しよう  全国に星の数ほどあるサロン。キラリと光るコンセプトやサービスで差別化をしなければ、お客さまはあっという間に他店に足を向けてしまいます。  「お客さまにキレイになってほしい」、「おしゃれのお手伝いをしたい」という想いだけでは、美容業界で生き残ることはできません。施術メニューや空間、サービスにおいて何を売りにするのか、どのように売上を増やしていくのかを記した事業計画書を、サロンの土台に据えましょう。そうすることで、トラブルや経営不振に悩んだときも原点に立ち返り、何度でも経営の軌道修正ができるのです。 ★話題の集客ツール!ミラーロイドって知ってる?★ サロン集客 鏡をデバイスに!ミラーロイドの仕組み・導入メリットを解説  開店ポータルBizでは、美容業界に強い税理士探し、店舗運営にかかるコスト削減のほか、資金調達サービス、地域やお店にあった集客方法・HPやSNS運用についてのご相談を無料で承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください!
    開店ポータル編集部
    2020/03/27
  • 美容室開業 個人経営とフランチャイズ 経営スタイルの違いとは?【相談無料】
     美容業界で働く人の中には、いずれは独立してサロンの経営者になりたいと考えている人もいることでしょう。  美容所の数は年々増加しており、全国に約24万件以上あるといわれています。今、美容業界は店舗過剰の状態。サービスの低価格化に加えて客数が減少していることもあり、厳しい経営状態に悩むオーナーも少なくありません。  自分の店を持ちたいという気持ちだけで、あまり準備をせずに開業しても、廃業に追い込まれる可能性が高くなります。  独立する前に、どのようなサロン経営のスタイルがあるか確認しましょう。 サロン経営のスタイルは大きく分けて2つ  サロン経営のスタイルには、大きく分けて2つあります。 ①個人経営サロン ②フランチャイズサロン  では、それぞれどのような経営スタイルなのでしょうか。  一つずつ見ていきましょう。 ①個人経営サロン  約70%を占めるのが個人経営サロン。自分のサロンであるため思い通りに経営できる点が個人経営サロンの強みです。  たとえば、美容室とエステサロンを併設したり、ネイルサロンを併設したりと自由に経営できます。独立前の美容室などで指名客がいた場合、新しく開業した店の新たな顧客となってくれる可能性もあります。  しかし、資金が足りなくなった場合や、思うように集客が見込めなかった場合も、すべて自分で解決しなければなりません。もちろん、美容室に必要な機材もすべて自分で揃えます。シャンプーやリンスなどのヘアケア剤なども含め、時には経費を減らす工夫が必要なこともあるでしょう。  個人経営サロンの場合、美容師としての技術力だけでなく、店を経営していく能力も求められます。 ②フランチャイズサロン  フランチャイズサロンは、フランチャイズに加盟し、本社から店の看板やサービス、商品を提供してもらい、収益の一部を本社に支払う経営スタイルです。  本社の方針にもよりますが、一般的に、資金の調達、物件選び、内装などはすべて本社がおこないます。もちろん、美容師の求人、店の宣伝、経営のアドバイスも受けられます。  初めて独立する経営者にとっては、初期費用がかからないことや開業後もサポートが受けられる点が魅力です。しかし、自身の考えに基づく戦略や経営はできません。経営者というよりは、「本社に雇われている」という感覚があり、独立した感覚をもてない人も少なくありません。  さらに、売上の一部を本社に払わなければならないというデメリットもあります。大手の美容室では、フランチャイズ展開により美容室の店舗数を増やしています。  また、フランチャイズにも、「チェーン型」、「のれん分け」の2種類があります。   >>新規開業について、開店ポータルBizに無料相談する<< ①チェーン型  全国区で有名なサロンの名前や経営ノウハウを活用して経営するスタイルがチェーン型サロンです。チェーン店すべて同じ外観、内装になることが多いです。  ブランド力によって集客が期待できるほか、開業後のサポートも充実しています。ビジネスとしてすべてマニュアル化されており、店のコンセプトや運営方針まで同じです。  チェーン型サロンの場合、そのサロンでの勤務経験がなくても、チェーン展開を行う会社に加盟すれば経営が可能です。店の利益が少なくても決められた金額を本部に支払うことが求められます。 ②のれん分け  勤続年数や資金準備など一定の条件を満たした従業員に店舗の屋号の使用を許可する制度のことです。のれん分けは、自分が実際に経営する店舗で働き、知識や技術を習得します。まず社員として働くことが条件になります。  新たな地に店舗をオープンさせる場合もありますが、そのまま経営者として既存する店を引き継ぐ場合もあります。 「サロン開業したい!コストを抑えた開業方法、なにかない?」 >>開店ポータルBizに無料相談する<< 働く美容師の雇用はどうする?  サロンを経営するうえで、そこで働く美容師の雇用形態をどうするのかも考える必要があります。  これまで美容師の雇用形態は、正社員やアルバイトなどが主流でした。しかし今では、個人事業主(フリーランス)として働く美容師も増えています。このようなフリーランスの美容師に働く場を提供する方法もあります。 ①業務委託型  業務委託サロンは、大手美容室を中心にフランチャイズによって店舗数が増えている雇用スタイルの一つです。まず、店舗の設計や集客に関しては経営者が行います。  美容師は、社員やアルバイトとして雇わず、個人事業主として契約します。サロンの経営において人件費は大きな経費の一つです。業務委託型サロンは、美容師を直接雇用し固定給料を支払うのではなく、実際の売上に応じて報酬を支払うシステムとなっています。  もちろん、通常の雇用契約で必要な社会保険料なども支払う必要はありません。経営者にとっては、売上に応じて人件費が発生する仕組みで、赤字リスクが少ないのがメリットです。また、美容師にとっても一般的なサロンで働くよりも還元率が高くなり、仕事をすればするほど報酬が増えるためモチベーションが上がります。  しかし、一方で稼ぐことを目的とする美容師が集まるため、美容師が独立、店が集客した顧客が奪われてしまうデメリットもあります。業務委託型サロンにおいては、優秀な美容師を確保し、顧客情報の流出を防ぐために、のれん分けによる出店を積極的に行っています。 ②シェアサロン  経営者は働く場所だけを提供し、美容師は場所のレンタル代を払うスタイルです。  イメージとしては、光熱費や美容機材をシェアハウスのように美容師で共有し、それらの固定費を美容師でわけて支払います。個人の美容室などで、一部の空席を他の美容師に貸す「面貸し」は昔から行われてきました。シェアサロンは、店内におけるすべての席が面貸しスタイルになっています。  美容師にとってはかかる費用が固定費のみで済むため、売上が上がると利益が大きくなるというメリットがあります。フリーランスの美容師が働く場所を探せるサイトなどもあり、シェアサロン型は今後増えていくのではないかといわれています。 ★おすすめ記事★ 美容サロンに取り入れたいコストのかからないプラスアルファのサービス サロン開業で悩んだら、開店ポータルBizに無料相談!  サロン経営のスタイルは一つではありません。個人経営をするのか、フランチャイズかによっても全く経営の仕方は異なります。  また、一言でフランチャイズといっても、店舗の独立支援制度を活用する方法と店のブランド力を活用してチェーン店を営む方法があります。独立を視野に入れて、働く美容室を選ぶ場合は、どのような店を持ちたいのかを考えて選びましょう。 ★あわせて読みたい記事はこちら★ サロン集客 鏡をデバイスに!ミラーロイドの仕組み・導入メリットを解説  開店ポータルBizでは、各業界に特化した税理士探しのご相談のほか、インフラ周りのコスト削減・集客のご相談を無料で承っています。お気軽に下記フォームより、ご連絡ください。
    開店ポータル編集部
    2020/03/18
  • 美容サロン集客 コストをかけないプラスアルファのサービスでお客様満足度UPを狙おう
     美容業界は競争率が激しく、現在美容サロンの軒数はコンビニエンスストアの4倍にも上ります。その一方で、美容サロンを利用するお客さまは減り続けていて、3年以内には、なんと9割もの美容サロンが閉店すると言われています。  この厳しい現実の中で生き残るには、お金をかけずにお客さま満足度を高める、ちょっとしたサービスと気配りが必要です。…とは言え、そのサービスにお金をかけてしまえば、本末転倒です。  本記事では、コストを抑えつつお客さま満足度を高めるプラスアルファのサービスをご紹介します。 美容サロン全体で取り入れたいプラスアルファのサービスとは? ■電子書籍が読み放題のタブレットを導入する  美容サロンでは、施術中に提供される雑誌が、意外にもお客さま満足度を大きく左右します。  客層に合わせて、多種多様な雑誌を定期購入しているお店も多いのではないでしょうか。  定期購入の場合、費用を抑えられる場合も多いですが、そこにかかるコストは大きく、一人ひとりのお客さまの趣味趣向に合わせたものをすべて揃えるのはなかなか難しいことです。  また、スタッフが選んだ雑誌が、お客さまの年齢に沿わないものであった場合、「対象年齢と異なる雑誌を持ってこられて気分が悪い!」なんて不満をうんでしまうことも。  この点、電子書籍を導入することで、コストをおさえつつも、豊富な種類の雑誌をお客さま自身が選べるようになります。  たとえば、楽天マガジンの電子書籍なら読み放題プランが月額380円で利用することができます。複数のタブレットを登録させることができるので、席数が複数あってもカバーできます。お客さまにとってもお店にとっても、嬉しいサービスではないでしょうか。 「ランニングコストに悩んでる…どれくらい削減できるか知りたい」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう!<<   ■豊富なメニューのなかから選べるドリンクサービス  美容室ならヘアカラーやパーマなどの待ち時間に、ネイルサロンやまつげエクステサロンなら施術が終わってお会計を出すまでに、ドリンクをサービスしているサロンが多いですよね。この気遣いは、お客さま満足度を高める大きな要素となります。  コーヒー、紅茶、緑茶、ハーブティーなど、数種類のなかから好きなものが選べるようになっているだけでなく、カフェオレやカフェラテ、ココアなど、カフェと肩を並べるほどのラインナップを用意しているサロンもあります。  ここで、さらに上をいくドリンクサービスを提供したい場合は、スープ類の提供もおすすめです。粉末のものであれば、一からつくる必要もなく、コストをかけずに提供することができます。長い施術時間の間に、お腹を空かせたお客さまにも喜んでいただける、気遣いがうれしいサービスです。 ■飴や小袋のお菓子  美容室であれば雑誌やドリンクを置くためのサイドテーブルに、ネイルサロンやまつげエクステサロンであれば待ちあい席に飴や小袋のお菓子を置いてみましょう。  ポップを用意して、「ご自由にどうぞ」と気遣いの一言をそえると良いですね。小腹が空いたお客さまや、甘いものを食べて疲れを癒したいお客さまは手を伸ばしてくれます。この奥ゆかしい小さな心配りは、お客さま満足度にも繋がります。 業態別に取り入れたいサービス ★ヘアサロン 頭皮マッサージやリンパマッサージで血行を促進  シャンプーの際に、ヘッドスパのサービスを取り入れているサロンは多いでしょう。ヘッドスパをオーダーしていない場合でも、簡単な頭皮マッサージやリンパマッサージなどを提供してみてください。  もちろん、マッサージをメインに提供しているわけではないので、そこに多くの時間を費やす必要はありません。営業に差し支えのない程度で、お客さまがリラックスできるようサービスをしましょう。   ★まつげエクステサロン ■肩のマッサージで疲れを解消  施術中はずっと同じ体勢を保っているため、お客さまの身体にも負担がかかってきます。そのため、施術後にマッサージのサービスを取り入れてみましょう。肩周りを簡単に揉むだけでも凝りがほぐれて、お客さまはリフレッシュできます。  ここでのポイントは、サービスをする前に、一言、声をかけること。急に始めるとびっくりされてしまったり、なかには身体を触られるのが苦手な方もいます。確認してから行う気遣いをみせましょう。 ■メイク直しブースを完備して利用機会を増やす  多くのまつげエクステサロンには、メイク直しブースを完備しています。施術中はアイメイクができないため、施術前にメイクを落としたり、逆に施術後はメイクをしたりと自由に使ってもらいましょう。  サロンに訪れるお客さまは、仕事や学校帰り、もしくは予定の前後に利用する場合がほとんどです。メイク直しブースがあることで、そういった方にも気軽にサロンを利用してもらいやすくなります。なかにはヘアアイロンやコテを用意して自由に貸し出しているところも。施術中に乱れてしまったヘアスタイルを整えられるので、お客さまにとっては嬉しいサービスです。   「Web集客、SNS集客について教えてほしい」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう!<< ネイルサロン ■仕上げには好きな香りのハンドクリームを  爪先の美しさや健康を考えているネイルサロンだからこそのサービスとして、爪周りや手のケアがあります。施術の仕上げに、乾燥防止のオイルを塗るケアはほとんどのサロンで行っているでしょう。  そこで、プラスアルファのサービスとしてハンドクリームを使った手のケアを取り入れてみてください。無香料よりも香り付きの方がリラックス効果もありおすすめです。  香りの好みはお客さまによってさまざま。いくつかの香りを用意して、好きなものを選んでもらいましょう。綺麗な爪先と好きな香りでお客さまもきっと喜んでくれますよ。 ★集客にお悩みの方におすすめな記事はこちら★ 無料Wi-Fiのあるお店「プラットWi-Fi」で選ばれる店を目指そう! 店舗運営の悩みは、開店ポータルBizに無料相談!  プラスアルファのサービスは、些細な気遣いから生まれるもの。コストの負担をかけずに、施術後のちょっとしたマッサージやケアをプラスし、お客さまの満足度を高めましょう。このほかにもスマホの充電ができるサービスやクッションを貸し出すサービスなど、コストをかけずに提供できるサービスはたくさんあります。  新規のお客さまが多いことも嬉しいことですが、数ある美容サロンの中から施術やサービスを気に入ってリピーターとなってくれるお客さまの存在は、働く側にとっても光栄なこと。やりがいにもつながり、モチベーションもアップします。コストのかからないプラスアルファのサービスを取り入れて、お客さま満足度を高めていきましょう。 ★あわせてよみたい記事はこちら★ サロン集客 鏡をデバイスに!ミラーロイドの仕組み・導入メリットを解説  開店ポータルBizでは、新規開業や店舗運営をまるごとサポート!税理士探しにお悩みの方、インフラ周りのコスト削減、集客・業務効率UPにご興味のある方は、お気軽にご相談ください。専任のコンシェルジュがあなたのお店にとって最適なツールやサービスを無料でご提案いたします。
    開店ポータル編集部
    2020/03/13
  • 2020年 美容室・サロン経営者が申請すべき助成金・補助金はこれ!【相談無料】
     美容室の開業には何かとお金がかかります。自己資金でまかなうには限界がありますし、銀行からの融資には返済義務があります。  こんなときに、利用したいのが補助金や助成金といった制度です。本記事では、開業や美容室運営に役立つ補助金・助成金をピックアップしました。受給要件をよく確認して、かしこく利用しましょう。 助成金とは?  助成金とは、雇用の安定や労働環境改善のための取り組みをサポートすることを目的に、個人事業主や企業に支給されるお金です。助成金は厚生労働省が管轄しているもので、各事業主が国に納入する雇用保険料を財源としています。  支給のための審査はとくになく、必要な条件を満たしていると認められれば100%受け取ることができます。募集は随時おこなわれており、半年や通年など募集期間が比較的長いため、スケジュールに余裕を持って申請できます。  助成金を利用するさいに、必ず頭にいれておきたいことがあります。それは、お金を受け取れるタイミング。助成金を受け取れるタイミングは、各種経費の支払いを終えた「あと」です。また、請求後すぐに入金されるわけではありません。数か月後の入金になることがほとんどで、申請からお金の受け取りまでには、1年近くかかるのが一般的です。 補助金とは?  助成金と混同されがちな制度として、「補助金」があります。補助金とは、開業や事業を成長させるための設備投資をサポートすることを目的に、個人事業主や企業に支給されるお金。経済産業省が管轄し、私たちが納める税金を財源としています。  補助金は助成金と違い、申請したからといって必ず支給されるわけではありません。申請に必要な条件を満たし、かつ審査に通った場合のみ受け取ることができます。お金を受け取れるタイミングは、助成金と同様に後払いであることに注意してください。 助成金と補助金の違い 使える助成金・補助金を見つけよう  経済産業省や厚生労働省が管轄する国の助成金に加え、地方自治体にもさまざまな助成金や補助金の制度があります。  以下で、美容室が活用したい助成金・補助金についてご説明します。  美容室の開業や新事業のスタートなど、お金が必要になる場面は度々あるでしょう。開店ポータルBizでは、お店にあった助成金や補助金探しをお手伝いしています。相談に費用はかかりません。  気になるもの、利用したいものがあれば、お気軽に開店ポータルBizまでお問い合わせください。スムーズに受給できるようにサポートいたします。  >>開店ポータルBizにお問い合わせする<< 【2020年】美容室が利用できる助成金  まずは助成金です。美容室におすすめなのは、つぎの13の助成金です。 ①雇用調整助成金 ②労働移動支援助成金 ③特定求職者雇用開発助成金 ④トライアル雇用助成金 ⑤地域雇用開発助成金 ⑥人材確保等支援助成金 ⑦キャリアアップ助成金 ⑧両立支援等助成金 ⑨人材開発支援助成金 ⑩業務改善助成金 ⑪時間外労働等改善助成金 ⑫産業保健関係助成金 ⑬中小企業退職金共済制度に係る新規加入等掛金助成  気になるもの、利用できるものがあるかチェックしましょう。 ①雇用調整助成金  景気の変動や経済状況の変化で事業を縮小しなければならなくなった事業者が、従業員を解雇せずに休業や教育訓練・他社への出向などで雇用を維持した場合に助成される制度です。 受給要件 ①雇用保険を適用している事業主であること ②最近3カ月の売り上げが前年同期に比べて10%以上低下していること ③最近3カ月の雇用保険の被保険者である労働者が、前年同期に比べて4人以上(大企業の場合6人以上)増えていないこと ④実施する雇用調整が一定の基準を満たしていること ⑤以前雇用調整助成金を受けたことがある場合、前回より1年以上の期間が経過していること 受給額 従業員1人あたり8,330円を上限に、中小企業の場合賃金の2/3が助成される ②労働移動支援助成金  事業規模の縮小の影響で解雇された従業員が再就職するための支援を専門の支援機関に委託した場合に、その費用が助成されます。 受給要件 ①再就職支援 専門の支援機関を通じて再就職が達成された場合 ②休暇付与支援 離職が決定している従業員が就職活動をするための休暇を与えた場合 ③職業訓練実施支援 離職が決定している従業員の職業訓練を、専門の支援機関に委託した場合 受給額 コースや条件によって細かな規定が異なるため、詳しくは厚生労働省のHPを参照してください ③特定求職者雇用開発助成金  高齢者や障害者、母子家庭の母や父子家庭の父など、就職が困難な方をハローワークを通じて雇用したさいに支給される助成金です。様々なコースがあり、それぞれ細かく応募要件が規定されていますので、詳しくは厚生労働省のHPで調べてみてください。 募集しているコース ①特定就職困難者コース ②生涯現役コース ③発達障害者・難治性疾患患者雇用開発コース ④三年以内既卒者等採用定着コース ⑤障害者初回雇用コース ⑥長期不安定雇用者開発コース ⑦生活保護受給者等雇用開発コース 受給額 コースによって異なる ④トライアル雇用助成金  はじめて就職する方や、経験がない方、1年以上のブランクがある方を、試用期間を設けて雇用した場合に支給される助成金です。出産や育児で一度離職した方などを雇用する場合に使える制度です。 募集しているコース ①一般トライアルコース ②障害者トライアルコース/障害者短時間トライアルコース 受給額 受給額は雇用した人一人につき数万円支払われます。受給要件や支給額には、細かな規定があります。 >>助成金・補助金について開店ポータルBizに無料相談する<< ⑤地域雇用開発助成金  求人の少ない過疎地域などの特定の地域で雇用機会をつくった事業者に助成される制度です。受給額が比較的多いため、これから地方で開業し、従業員を雇いたいと考えている方は、受給資格があるかチェックしてみましょう。 募集しているコース ①地域雇用開発コース ②沖縄若年者雇用促進コース 受給額 ①は48万円~960万円 ②は対象者1人当たり年間120万円 ⑥人材確保等支援助成金  人事評価制度や賃金アップ、健康づくりなど職場環境を整備した際に助成される制度です。コースはさまざまで、それぞれ受給要件や支給額が異なります。 募集しているコース ①雇用管理制度助成コース ②介護福祉機器助成コース ③介護・保育労働者雇用管理制度助成コース ④中小企業団体助成コース ⑤人事評価改善等助成コース ⑥設備改善等支援コース 受給額 コースによって異なります ⑦キャリアアップ助成金  短期アルバイトや短時間のパートタイマー、派遣スタッフなどの待遇改善や、正社員化を実施した場合に助成される制度です。キャリアアップ計画を作成し、非正規の従業員の待遇が改善した場合に受給できます。短期アルバイトを雇っている場合はぜひ利用しましょう。 募集しているコース ①正社員化コース ②賃金規定等改定コース ③健康診断制度コース ④賃金規定等共通化コース ⑤諸手当制度共通化コース ⑥選択的適用拡大導入時処遇改善コース ⑦短時間労働者労働時間延長コース 受給額 コースによって異なります   ⑧両立支援等助成金  男性が育児休暇を申請したり、介護や育児と仕事の両立を支援したりした場合に助成されます。介護や育児で退職した方を再雇用した場合も受給対象です。 募集しているコース ①出生時両立支援コース ②介護離職防止支援コース ③育児休業等支援コース ④再雇用者評価処遇コース(カムバック助成金) ⑤女性活躍加速化コース ⑥事業所内保育施設コース 受給額 28万5,000円~57万円 ※多くのコースでは28万5,000円の支給 ⑨人材開発支援助成金  従業員のキャリア形成のために職業訓練を受けさせた場合に助成される制度です。専門の職業訓練機関で訓練するための休暇を与えた場合などに適用されます。 募集しているコース ①特定訓練コース ②一般訓練コース ③教育訓練休暇付与コース ④特別育成訓練コース ⑤障害者職業能力開発コース 受給額 各コースによって異なる ⑩業務改善助成金  事業所内でもっとも低い賃金で働いている従業員の給与を、1時間当たり30円以上引き上げた場合などに助成される制度です。生産性向上のための設備投資(人材育成・教育訓練費や経営コンサルティング経費を含む)をした場合も対象になります。 募集しているコース ①30円コース ②40円コース 受給額 50万円~100万円 「うちの店も適用される?もっと詳しく知りたい!」 >>開店ポータルBizに無料相談する<< ⑪時間外労働等改善助成金  時間外労働の時間が長くなりがちな小規模の事業者が、勤務時間を減らしたり有給休暇を与えたりした場合に助成される制度です。  美容室は営業時間を延長したり、早朝に出勤して予約の対応をしたりすることも多いでしょう。労働環境改善のためにぜひ利用しましょう。 募集しているコース ①時間外労働上限設定コース ②勤務時間インターバル導入コース ③職場意識改善コース ④団体推進コース ⑤テレワークコース 受給額 各コースによって異なる ⑫産業保健関係助成金  従業員の心身の健康管理に気を配り、労働環境を改善した場合に助成される制度です。特にメンタルの健康を取り上げたものが多いです。 募集しているコース ①治療と仕事の両立支援助成金 ②ストレスチェック助成金 ③職場環境改善計画助成金 ④心の健康づくり計画助成金 ⑤小規模事業場産業医活動助成金 受給額 コース内容によって異なる ⑬中小企業退職金共済制度に係る新規加入等掛金助成  新しく退職金共済制度に加入した場合、または月額の掛け金を増額した場合に、掛け金を補助してくれる制度です。  美容室で退職金共済に入っているところは少ないですが、加入によって老後への不安を軽減させることができます。 受給額 1:新しく加入した場合 掛金月額の1/2を、加入後4カ月目から1年間助成(パートタイマーの場合さらに上乗せあり) 2:掛金を増額した場合 掛金が18,000円以下の場合、増額分の1/3を1年間助成  >>助成金・補助金について開店ポータルBizに無料相談する<<   ★サロン開業の7ステップに関する記事はこちら★ サロン 独立開業に必要な7つのステップを知ろう 【2020年】美容室が利用できる補助金  つづいて、2020年美容室におすすめの補助金です。 ①IT導入補助金 ②小規模事業者持続化補助金 ③ものづくり補助金  補助金は集期間が短いので、気になるものがあればはやめに応募要項をチェックしましょう。 ★あわせて読みたい記事はこちら★ 鏡をデバイスに!ミラーロイドの仕組み・導入メリットを解説 ①IT導入補助金  IT機器を業務に取り入れるための設備投資にかかった費用を補助してくれる補助金です。  ただし2020年の第一次募集では、新型コロナウイルスの影響を受けてテレワークの導入に取り組む企業が優先的に受給できるようです。 受給要件(主なもの) ① 生産性の向上のためにITツールを導入すること ② ITを導入して1年後の労総生産性が3%以上、3年後は9%以上向上する数値目標を立てること など 受給額  30万円~150万円の範囲で、かかった費用の1/2を補助してもらえます。 ★あわせて読みたい記事はこちら★ UTMでウイルス対策は常識?! 2020年4月までに見直すべきネットセキュリティとは ②小規模事業者持続化補助金  小規模事業者が販路開拓のためにかかった費用を補助する制度です。美容室の場合ではネイルサロンを併設したり、美容器具を購入したりするために設備投資した場合に補助されます。 受給要件 ①商工会地域の小規模事業者であること ②経営計画を策定すること 受給額  50万円を上限に、かかった費用の2/3が支給されます。 ③ものづくり補助金  新商品開発や新しいメニューの開発にかかった費用を補助してもらえる制度です。美容室の場合は新しいヘアケア用品や美容液を開発した場合に支給されるでしょう。また、生産プロセスの改善という目に見えない動きにかかった費用も対象になります。補助される金額が高いのがポイントですが、額が大きいということは審査も厳しく、募集期間も短いということ。いつ募集が開始されてもいいようにあらかじめ書類を用意しておくといいでしょう。 受給要件(主なもの) ①交付決定日から10カ月以内に発注・納入・検収・支払等すべての手続きが完了すること ②事業計画期間で給与の総支給額を年率平均1.5%以上増加 ③事業所内最低賃金を地域の最低賃金より+30円以上の水準にする ④事業者全体の付加価値額を平均3%以上増加 ⑤②~④をすべて満たす3~5年の事業計画を策定し、従業員に表明していること ⑥店舗や工場を有していること など 受給額  100万円~1000万円の範囲で、中小企業は1/2、小規模事業者は2/3を補助してもらえます。   >>助成金・補助金について開店ポータルBizに無料相談する<<  年度が切り替わるタイミングは補助金の募集が活発になる時期でもあります。現在どのような補助金が募集されているのか、情報のアンテナを張っておきましょう。 ★あわせて読みたい記事はこちら★ 美容室開業 個人経営とフランチャイズ 経営スタイルの違いとは?【相談無料】 資金繰り・店舗運営の悩みは、開店ポータルBizに無料相談しよう  2020年、美容室におすすめの助成金・補助金をご紹介しました。気になる助成金や補助金があれば、お気軽に開店ポータルBizにご相談ください。 ★開業時に必要な資格に関する記事はこちら★ 美容系サロン開業時に持っておきたい資格には何がある?【開業相談受付中】  開店ポータルBizでは、お店にあった助成金・補助金のご提案のほか、サロン運営におけるコスト削減、地域やお店にあった集客方法についてのご相談を無料で承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください!
    開店ポータル編集部
    2020/03/07
  • 美容室経営|居心地の良いサロンに欠かせない5つのポイントとは?【相談無料】
     数えきれないほどある美容室・サロンのなかから、「このお店に行ってみよう」と思ってもらうにはどうすればよいでしょうか。実は、それにはさまざまな条件が必要です。  価格がリーズナブルであったりメニューが豊富であったり、高い技術を持つスタッフがいることも大切なことですが、このほかにもお客さまがお店選びの基準としている重要なポイントがあります。  それが、「居心地の良さ」です。リーズナブルで高い技術をもつスタッフが揃っていたとしても、居心地が悪くてリラックスできないようでは、また来たいとは思ってもらえません。  では、居心地の良いサロンとは、どのようなサロンでしょうか。本記事では通い続けたくなる居心地の良いサロンづくりにかかせない、5つのポイントをお伝えします。 ①雰囲気づくりにこだわった内装やインテリア、BGM  まず大切にしたいのが、サロンの雰囲気です。はじめて来店されるお客さまであれば、それ次第でサロンの印象が良くも悪くもなります。雰囲気で居心地のよさを感じてもらうためには、内装やインテリアだけでなくBGMにもこだわりましょう。  たとえば、茶色やベージュなど落ち着いたアースカラーで内装をまとめ、観葉植物などをところどころに置くことでヒーリング効果を高めることができます。また、無音でシーンとしていてはかえって落ち着かないので、ヒーリングミュージックなどを流したり、アロマを焚いてリラックス効果を促進するのもおすすめです。ただし、この雰囲気作り必ずしも全てのサロンに当てはまるわけではありません。ターゲット層やサロンのコンセプトにあわせて、お店ならではの雰囲気づくりをおこないましょう。 ★おすすめのBGMサービスについてはこちら★ 著作権料やJASRACを気にせずに使える店内BGMサービス5選! ②長時間の施術でも疲れない設備  美容室やネイル、エステなどサロンの種類や施術内容にもよりますが、お客さまは同じ体勢でじっとしていなければならない場合がほとんどでしょう。長い施術時間を、いかにリラックスできる時間に変えられるかが、大切なポイントとなります。  ここで重要となるのが、施術用の椅子やベッドなどの設備選びです。椅子やベッドを選ぶときは、お客さまに圧迫感をあたえないように、少し大きめのゆったりとしたサイズのものを選びましょう。また、身体だけでなく肌への負担も考え、肌に優しい素材や柔らかい生地のタオルを使用するなど細部にこだわることが大切です。また、高齢のお客さまや寒がりのお客さまなどにも配慮ができるように、腰にあてられるクッションやひざかけなどを用意しておくとよいですね。 ③パーソナルスペースに配慮した席数に  できるだけ多くのお客さまを受けようと、席数を詰め込んでしまうのはあまりおすすめできません。隣の席との間隔が狭いと窮屈さを感じてしまい、居心地が悪くなってしまいます。一人ひとりにあてるスペースを広めにとって、お客さまのパーソナルスペースを確保しましょう。    美容室などでヘアカラーやパーマをするさい、施術中の姿を周りに見られたくないお客さまもいます。個室やカーテンで仕切るなどの対応が出来れば良いのですが、なかなかそうはいきません。そういった時は、周りのお客さまの視線が気にならなくなる工夫をしてみましょう。たとえば、美容室であれば鏡越しに他のお客さまと目が合わないように席や鏡の配置を調整したり、シャンプー台までの導線をできるだけ短くするとよいですよ。   「できるだけコストを抑えて開業したい!」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう<< ④気持ちよい接客を徹底する  高い技術を持つスタッフが集まっていても、笑顔がなかったりスタッフ同士の私語が目立つなど、接客態度が悪ければお客さまを不快にさせてしまいます。サロンには、さまざまな悩みを抱えて来店される方も多くこられます。親身になって解決策やアドバイスを提案し、「このスタッフになら任せられる」と、安心感を与えることが大切です。  お客さまとの信頼関係を築くことは、リピーター確保の要にもなります。日頃からスタッフ同士で互いの接客をチェックしあったり、ロールプレイングを実施したりと、接客に対する意識を高くもてるような取り組みをしていきましょう。  施術中の過ごし方は、会話を楽しみたい方や静かに過ごしたい方などお客さまによってさまざまです。誰にでも同じように接客するのではなく、話しかけたときの反応を見ながら、臨機応変に対応することが求められます。なかには事前アンケートで施術中の過ごし方の希望をとるサロンもあります。言葉にしたり態度には出しにくくても、アンケートならお客さまも答えやすいのでおすすめです。 ★あわせて読みたい記事はこちら★ 【2020年】美容室・サロンが活用すべき助成金まとめ【相談無料】 ⑤プラスアルファのサービスを提供する  多くのサロンで実施されているドリンクサービス。お茶やコーヒー、ジュースなどの定番だけでなく、美容や健康に良いものなどラインナップが豊富なサロンが増えています。サロンによっては飴やクッキーなどのちょっとしたお菓子を用意しているところも。美容室ではカラーやパーマ中にどうしても待ち時間が発生してしまいます。快適に過ごしてもらうために豊富な系統の雑誌や、フリーWi-Fi、自由に使えるコンセントが使えるなどのサービスを提供すると良いでしょう。 >>美容室におすすめのフリーWi-Fiについて開店ポータルBizに無料相談!  この他にも、例えば美容室やまつ毛エクステサロンでは施術後に簡単なマッサージをしたり、ネイルサロンでは施術後の保湿に数種類の香りのハンドクリームを用意して、好きなの選んでもらうなど、プラスアルファのサービスを提供しましょう。些細な事でもお得感が出て、お客さま満足度を高めることができます。 ★コストをかけない集客方法ってなに?★ 美容サロン集客 コストをかけないプラスアルファのサービスでお客様満足度UPを狙おう 美容室運営の悩みは、開店ポータルBizに無料相談しよう  居心地の良いサロンを実現するためには、いますぐ取り組めることからそうでないことまで、さまざまなポイントがあります。スタッフ側からの目線だけではなかなか気付けないこともあります。そんなときは、お客さまに意見や要望を聞いてみるのも良いでしょう。  このほか、繁盛しているサロンなどにお客さまとして足を運んで、調査をするのも大切です。客観的な視点からみることで、今まで気付かなかった問題点が見つかるかもしれません。細かなことにも目を向けて、お客さまが通い続けたくなる居心地の良いサロンづくりをおこなっていきましょう。  開店ポータルBizでは、新規開業や店舗運営をまるごとサポート!税理士探しにお悩みの方、インフラ周りのコスト削減、集客・業務効率UPにご興味のある方は、お気軽にご相談ください。専任のコンシェルジュがあなたのお店にとって最適なツールやサービスを無料でご提案いたします。  
    開店ポータル編集部
    2020/03/01
  • サロン集客 鏡をデバイスに!ミラーロイドの仕組み・導入メリットを解説!
     2019年にリリースされたミラーロイドは、美容室の「鏡」を利用したIoT機器。鏡を大きなタブレットのように使い、ヘアスタイルのシミュレーションをしたり、ヘアケア用品やサロンのPR動画を流したりできる画期的なデバイスです。  本記事では、いま美容業界で注目されはじめたミラーロイドについて、仕組みや導入メリットをまとめました。 ミラーロイドって何? 写真;株式会社ミラーロイド HP  ミラーロイド(MirrorRoid)は、「スマートミラー」と呼ばれる新しいIoT機器。美容室の鏡に、Android OSを搭載しています。「Android OSってなに?」と、難しく感じるかもしれませんが、Android OSは、Google社がつくりだしたスマートフォン用の基本プログラムのこと。ミラーロイドの特殊な鏡の中には、さまざまな基盤が組み込まれており、鏡に直接タッチして操作ができます。  一枚の大きな鏡にインターネット機能を持たせ、スマートフォンやタブレットのようにつかう…というイメージです。 ミラーロイドで何ができる?  では、ミラーロイドをサロンに導入したさい、実際にどんなことができるのでしょうか。主に以下の4つが挙げられます。 ①ヘアシミュレーションができる ②PR動画の配信ができる ③モバイルアプリによるデータ管理ができる ④オンライン教育システムとして利用できる 一つずつ見ていきましょう。 ①ヘアシミュレーションができる  施術前に、鏡に内蔵されたカメラでお客さまの顔を撮影します。そして、撮影した写真をもとに、流行のヘアスタイルやカラー、髪色の明るさなどを細かくシミュレーションしながらカウンセリングをします。 ②PR動画の配信ができる  施術中はふつうの鏡として使えるミラーロイド。鏡の下部には、動画広告を映し出せるスペースがあり、サロンやおすすめメニューの宣伝を流すことができます。  また、メーカーとコラボし、ヘアケア用品やスタイリング剤などのPR動画を作成・配信することも可能です。 ③モバイルアプリによるデータ管理ができる  ミラーロイドを活用すると、お客さま一人ひとりの施術内容や、使ったスタイリング剤などをカルテのように記録できます。  お客さまのスマートフォンと連携させることで、施術前後の比較写真や、スタイリング時の動画などを自宅でチェックできるようになります。 ④オンライン教育システムとして利用できる  カットやカラー、スタイリングの工程を写真や動画で撮影できるため、新人スタッフの学習材料として使うこともできます。技術者の育成に役立ちます。 美容室がミラーロイドを導入するメリットは?  では次に、ミラーロイドはお店にどんなメリットをもたらしてくれるのでしょうか。  美容室にミラーロイドを導入した場合の主なメリットは以下でしょう。 ①カウンセリングの効率化 ②お客さま情報をアプリ上で管理 ③広告表示による売上アップ ④アフターケアによるリピート率アップ  一つずつ見ていきましょう。 ①カウンセリングの効率化  お客さまの希望に沿った施術をするためには、事前のカウンセリングが大切です。しっかりコミュニケーションが取れないと、認識の違いが起き、「こんなはずじゃなかった…」と満足度の低い仕上がりになってしまいます。  ミラーロイドでは、写真で実際にヘアシミュレーションをしながら、効率的にカウンセリングができます。  まずは内蔵カメラでお客さまの姿を撮影し、写真をもとにヘアスタイルやカラーを指定していきます。するとヘアカタログがなくても、施術後のイメージを共有することが可能に。一人ひとりの希望を拾い上げ、なりたいイメージに合わせた施術ができます。 ②お客さま情報をアプリ上で管理  ミラーロイドは、モバイルアプリと連携させることで、お客さま一人ひとりのデータをカルテのように管理できます。  その日の施術内容だけでなく、施術前後のスタイルの比較写真、使ったスタイリング剤やスタイリング方法なども詳しく記録することが可能。頭皮や髪の毛の健康チェックやケア、肌診断などの記録も残しておけるため、次回来店時の施術に役立ちます。 ③広告表示による売上アップ  サロンでの滞在時間は、ひとりあたり60~90分といわれます。カラーやパーマの待ち時間に、退屈するお客さまも多いでしょう。そんな長い待ち時間を活用し、お客さま満足度を高めるのがミラーロイドです。  ディスプレイ下部の動画配信スペースには、おすすめメニュー、取り扱っているヘアケア用品やスタイリング剤などのPR動画を流すことが可能。お客さまを退屈させないだけでなく、購買意欲を高めて売上アップにつなげます。  SNSと連携させ、お客さまにヘアスタイルやサロンのおすすめ商材をシェアしてもらうこともできます。 ④アフターケアによるリピート率アップ  せっかくサロンで素敵にセットしても、お客さまが自宅で再現できなければ意味がありませんよね。  ミラーロイドでは、写真だけでなく動画の撮影もできます。スタイリング時の動画は「お手本」となり、お客さまのスマートフォンから自宅でチェックできます。そのため、お出かけ時のセットやホームケアも安心。サロンでの体験を追体験してもらうことができます。  鏡としてだけでなく、ヘアシミュレーション、サロンや商材のPR、スタッフ教育など、使い方は無限大です。  さらに、ミラーロイドの「目新しさ」自体が集客材料にもなるため、ある程度の費用をかけて導入しても、十分にもとがとれそうです。 「導入費用について知りたい!」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう<< ★売上アップに関する記事はこちら★ 美容室が売上アップのために取り組むべき3つのこと フィットネスジム、アパレルショップでの導入も  これまで美容室におすすめの製品として紹介してきましたが、美容室以外にも、フィットネスジムやアパレルショップなど、あらゆる業態のお店で導入が進んでいます。  たとえば、フィットネスジムでは、トレーニングの見本動画を鏡に流したり、バーチャルトレーナーを映し出したり、スマートフォンに連携してフィジカルデータの管理をしたり。アパレルショップでは、デジタルカタログやバーチャルフィッティングを。オフィスではプレゼンテーション資料を映しだすデバイスとしても利用できます。  このように鏡がデバイスになることで、より質の高いサービスをオリジナリティとともに提供できるようになります。 「ミラーロイドを検討したい」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう<< 開店ポータルBizに無料相談!  ミラーロイドの機能は、今後も順次アップデートされていくとのこと。海外のお客さまにも対応できる自動翻訳機能や、音声操作機能などが搭載される日も近そうです。  ミラーロイドは、簡単にいえば、「タブレット機能をつけた鏡」。来店したお客さま一人ひとりのニーズに沿ったサービスを提供するだけでなく、お客さまとお店の関係を豊かなものにしてくれる、新しいコミュニケーションツールといえるでしょう。 ★関連記事★ UTMでウイルス対策は常識?! 2020年4月までに見直すべきネットセキュリティとは  開店ポータルBizでは、「ミラーロイド」に関するお問い合わせ・資料請求を受け付けています。そのほか、インフラ周りのコスト削減のほか、地域やお店にあった集客方法・HPやSNS運用についてのご相談も無料で承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください!  
    開店ポータル編集部
    2020/02/03
  • 美容系サロン開業時に持っておきたい資格には何がある?【開業相談受付中】
     女性にとって、「美」は永遠のテーマ。「たくさんの女性のハッピーをお手伝いできたら…」。そんな想いを胸に美容系サロンの開業を夢見ている方もいるでしょう。  しかし、ネイリストでもエステティシャンでも、お客さまのからだに直接施術をする仕事。知識と技術の下積みがないまま開業すると、思わぬトラブルにつながる可能性があります。  本記事では、美容系のお店を開くときに取得しておきたいおもな資格をサロンスタイルごとにご紹介します。 どんなサロンを開きたい?  本記事でご紹介するサロンスタイルは以下の5つです。 ①ヘアサロン(美容室) ②ネイルサロン ③まつ毛エクステ・まつ毛パーマサロン ④エステサロン ⑤アロマテラピーサロン  開きたいサロンにあわせた資格をとりましょう。  それぞれに、どんな資格があるでしょうか。一つずつ見ていきましょう。 ①ヘアサロン(美容室)で使える資格  美容師になるために、そして自分のヘアサロンを開くために必須なのが、国家資格である美容師免許です。美容師免許を持っていると、ヘアメイクだけでなく、まつ毛エクステやまつ毛パーマなどの施術も可能になります。 美容師国家試験  毎年3月と9月に筆記試験、2月と8月に実技試験がおこなわれます。試験を受けるには、厚生労働大臣が指定する美容師養成学校で学び、卒業していること(昼間課程または夜間課程なら2年以上、通信課程なら3年以上)が必須です。 ★ヘアサロン開業するなら、こちらの記事もおすすめ★ サロン集客 鏡をデバイスに!ミラーロイドの仕組み・導入メリットを解説 ②ネイルサロンで使える資格  ネイルサロンの開業には、国家資格は必要ありません。ですが、次のような資格を持っているとよいでしょう。ネイリストとして一定の技術があるという証明になり、お客さまから信頼されるサロンになれます。 JNECネイリスト技能検定試験  筆記試験と実技試験によって、「ネイリストとしての正しい知識と技術を持っているか」をテストする試験です。3級~1級に分かれていますが、3級は90%の人が合格すると言われるほど易しいです。  ただし、開業前にほかのネイルサロンで修業する場合、2級以上に合格していることが雇用条件となる場合が多いです。2級からはぐっと難易度が上がり、独学での合格は厳しくなるため、スクールを利用するのがおすすめです。 JNAジェルネイル技能検定試験  ジェルネイルの技能に特化した試験です。ネイルケアの知識や、ジェルネイルならではの施術技法を、筆記と実技の両面からテストします。  ネイリスト技能検定2級以上に合格し、その上でジェルネイル技能検定に合格しておくと安心でしょう。 ③まつ毛エクステ・まつ毛パーマサロンで使える資格  まつ毛エクステやまつ毛パーマの施術時には、薬剤を使用します。そのため、美容師免許を持っていなければ施術をすることはできません。もちろん、アイリストを名乗るのもNGです。美容師免許以外に必須となる資格はありませんが、次のような民間資格を取得しておくのが一般的です。 JLAアイデザイナー技能検定試験  JLA(日本まつげエクステンション教会)がおこなう認定試験です。加盟サロンの数が非常に多いため、アイリストとして開業を目指す人にとって、もっとも実用的な資格といえます。 JEAアイリスト技能検定試験  JEA(日本アイリスト教会)がおこなう認定試験です。アイリストとして必要な「毛髪学」「衛生学」などの知識に加え、施術スキルをテストされます。 ④エステサロンで使える資格  エステサロンでは、ボディエステ、フェイシャルエステ、脱毛などの施術を提供します。開業に国家資格は必要ありませんが、お店のコンセプトに応じた資格を取っておくことで、お客さまの信頼を集めやすくなります。代表的なのは、「認定エステティシャン」の資格です。 認定エステティシャン  日本エステティック協会、または日本エステティック業協会が試験をおこないます。日本エステティック協会では、基本の「認定エステティシャン」のほかに、フェイシャルまたはボディに特化したコース、難易度の高い「認定トータルエステティックアドバイザー(TEA)」などのコースを用意しています。  一方、日本エステティック業協会(AEA)には、基礎資格「AEA認定エステティシャン」のほかに、上級者向けのコースやインターナショナルな活躍を目指す人向けのコースがあります。筆記試験は毎年1月と9月、実技試験は3月と11~12月ごろおこなわれます。 ⑤アロマテラピーサロンで使える資格  アロマテラピーサロンには、アロマの提案や販売がメインのサロンや、アロマを用いたボディやフェイシャルトリートメントをおこなうサロンなどがあります。  国家資格は不要ですが、アロマの種類や効能、使い方といったアロマセラピストとしての知識が求められます。次のような認定資格を取っておきましょう。 アロマテラピー検定試験  日本アロマ環境協会がおこなう基礎的な試験で、誰でも受験可能です。公式のテキストと問題集を利用し、楽しみながら勉強することができます。  筆記試験のほかにも、精油の香りをかいで種類を答える「香りテスト」があります。 アロマセラピスト学科試験  こちらも、日本アロマ環境協会による試験。アロマの基礎知識のほかにも、皮膚科学や解剖生理学、トリートメントなどの知識がテストされます。アロマを用いた実践的なスキンケアや、ボディトリートメントをおこなうサロンの開業を目指す人におすすめです。  受験料5,140円のほかに、資格登録認定料10,260円がかかります。 アロマヒーリングセラピスト認定試験  日本メディカル心理セラピー協会がおこなう試験です。アロマについての基礎知識や、アロマを用いたトリートメントやマッサージ、アロマオイルのブレンド方法などの知識をテストします。受験料は税込み10,000円、在宅で受験できます。   「独立開業したいけれど、不安がたくさん!」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう<<   店舗運営の悩みは、開店ポータルBizに無料相談!  専門学校のほか、通信制のスクールで学習できるものも多い美容系の資格。仕事をしながら、空いた時間で試験勉強を進められるのはうれしいですね。  美容系の資格は、とても種類が多いですが、通信制のスクールであれば、複数の資格の取得も難しくありません。自分の強みを活かせる資格、開業予定のサロンに沿った資格を選んで開業準備を進めていきましょう。 ★おすすめ記事★ 美容サロンに取り入れたいコストのかからないプラスアルファのサービス  開店ポータルBizでは、新規開業や店舗運営をまるごとサポート!税理士探しにお悩みの方、インフラ周りのコスト削減、集客・業務効率UPにご興味のある方は、お気軽にご相談ください。専任のコンシェルジュがあなたのお店にとって最適なツールやサービスを無料でご提案いたします。
    開店ポータル編集部
    2019/10/16