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飲食店開業|調理機器「リース契約」ってどんな契約?

開店ポータル編集部
2018/05/17
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 調理をするうえで必要なガスコンロや冷蔵庫、オーブンなどの設備。オープン時に全ての機器を買い揃えようと思うと初期費用の負担額がとても大きくなってしまいます。そんな時に助けとなってくれるのがリース契約です。リース会社に代理で購入してもらい、そこから借りることで、初期段階の出費を大幅に抑えることができます。本記事ではリース契約についてご説明していきます。

【飲食店開業】リース契約には2種類ある


 リース契約には、オペレーティングリースファイナンスリースの2種類があります。

①オペレーティングリースとは

 オペレーティングリースの場合は、契約期間が満了してリース料を払いきってもリース品は自分の物にならず、所有者であるリース会社に返却しなければなりません。
 もし引き続き使用したい場合は契約延長となり再リースをすることになります。再リースをおこなう場合は、リース品の購入額よりもリース料は安く済みます。
 オペレーティングリースの場合、故障などの際にかかる費用は、すべて貸主であるリース会社が負担することになります。また、資産として計上する必要もありません。

②ファイナンスリースとは

 ファイナンスリースは拘束の強い契約となっており、契約期間の設定や途中解約をすることができません。また、リース品の購入額を全額負担する義務があります。
 メリットとしては、契約満了後、リース品によっては店舗の所有物にすることが可能です。所有権を移転できるかどうかで、契約は所有権移転ファイナンスリース所有権移転外ファイナンスリースの2つに分かれます。

【飲食店開業】リース契約のメリット

①初期投資を大幅に削減できる

 初期投資に費用がかけられない場合、その費用を抑えることができます。冷蔵庫や製氷機、オーブンなどの厨房設備は、購入すると一度にまとまったお金がなくなってしまいます。リースをすると、月々わずかな支払でそれらの設備が利用できます。

②節税できる

 オペレーティングリースの場合、所有者はリース会社となるため、固定資産税などの税金が発生しません。さらに、月々の支払いは経費として落とすこともできます。

【飲食店経営】リース契約のデメリット

①総支払額が購入時より高くなる

 月々の支払いで初期投資費用を大幅に削減できる分、毎月の支払いには、リース会社の手数料が入っているため、総額は購入するよりも高くなってしまいます。

②途中解約ができない

 リース契約は6年で結ばれることが一般的です。そのため、1~2年で閉店した場合も、残額を支払わなければなりません。

【関連】飲食店開業|厨房機器「業務用冷蔵庫」の選び方と種類について

【飲食店開業】リース品利用までの流れとは?

 機器を購入するリース会社としては、毎月滞らずに支払いをしてもらえるかどうかが契約締結の肝となります。そのため契約時には審査があり、財務諸表や会社経歴書などの書類提出が必要です。ここで支払い能力があると信用してもらえれば、無事契約を結ぶことができます。 

▼リースの流れ▼

①リースをしたい機器の選定

②リース会社に機器購入を依頼・見積もりをもらう

③リース会社に申込み後、審査・締結

④リース会社がメーカーから購入

⑤月々リース会社にリース料を支払い、機器を利用


【関連】飲食店|製氷機の選び方 サイズや種類は「席数」で決めよう!

厨房機器のリースでお悩みの方は、お気軽にご相談ください

 リース品を利用すると節税や初期費用を抑えられるなどの効果があり、一見メリットばかりのように思えます。しかし、支払総額は購入するよりも高くなってしまうなどのデメリットもしっかりと頭にいれておきましょう。
 一言でリースといっても、オペレーティングリース、所有権移転ファイナンスリース、所有権移転外ファイナンスリースなどさまざまな契約があります。契約内容をしっかりと確認し、店舗経営をおこなっていきましょう。
 
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2018/05/17