集客方法・HP制作

再来店促進・固定客化のプロモーションとは?飲食店のリピーター集客!

開店ポータル編集部
2019/01/06
 「とにかく、新規のお客さまを集めなければ」。これは、お店を繁盛させたいオーナーが陥りがちな考えです。繁盛店の売上を支えているのは、新規のお客さまではありません。お店の味や雰囲気、スタッフが好きで通いつめるファン…つまり、リピーターです。

 新規のお客さまを集めることに特化した集客には、かなりのコストがかかります。しかし、この集客コストも、リピーターを増やすことで削減が可能に。なぜなら、リピーターは口コミを広めることで、新たにお客さまを呼び込んでくれるからです。

 一度訪れたお客さまを再来店に導き、リピーターに育てるためにはどうしたらよいのでしょうか。

「リピーター」までのフローを理解しよう

 まずは、お客さまがお店を知って足を運び、通うようになるまでのフローを理解しましょう。

Step1:認知興味

 お客さまはまずお店の存在を知り、メニュー、価格、アクセスの良さなどをきっかけに興味を持ちます。
 ほとんどのお店では、各媒体でお店の存在を認知させ、クーポンや値引きで興味を持たせるという、来店までの流れは完成しています。

Step2:来店体験、記憶

 訪れたお客さまは、食事、スタッフの対応、店内で過ごす時間など、さまざまな体験をします。この体験を通して、お店が提供する価値に共感してもらうことが、再来店のきっかけとなります。
 あたたかい接客、盛り付けのうつくしいデザートなど、ひとつでも「また、あのお店に行こう」と思い出してもらえる記憶を作らなければなりません。

Step3:再来店固定客化

 一般的に、新規のお客さまのうち、2回目に来店してくれる方の割合は40%ほどと言われています。しかしこれは、Step3の体験や、「また行きたい」と思える価値を提供できなかった場合です。

 そして、2回来店した方の3回目の来店率は80%、3回来店した方の4回目の来店率は90%にまで上がるというデータも。つまり、2回目の来店にさえつなげられれば、そのお客さまがリピーターになってくれる可能性は十分にあるということです。

リピーターづくりは来店前から

 再来店を促し、リピーターになってもらうためのプロモーションを、先ほどのフローに当てはめて考えていきましょう。

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Step1:認知→興味の段階でお店がやるべきこと
「お店ならではの体験をアピールする」

⇒「コーヒー1杯無料券」「〇%OFF券」などは、よく集客に使われるクーポンです。しかし、ただお得なだけでは、目的を持ってお店を探している(=リピーターになる可能性が高い)お客さまの心は掴めません。お店の存在を知ってもらう段階では、安さではなく、そのお店ならではの「体験」ができることをアピールしましょう。

 ドルチェのおいしいパスタ専門店なら、「パスタをご注文の方には、イタリア産マスカルポーネを使った当店自慢のティラミスをプレゼント!」など、いち押しのメニューを無料で味わってもらうのもいいですね。「このお店に行けばこれが食べられる」「こんなことができる」という提案は、来店を迷うお客さまの背中を押してくれます。


Step2:来店→体験、記憶の段階でお店がやるべきこと
「記憶に残るうれしいサービスでもてなす」

⇒リピーターを育てるためのプロモーションは、「来店してから」が本番です。上記で説明したお店ならではの体験に加え、記憶に残るうれしいサービスを提供しましょう。冬であれば、ブランケットを用意する、温かいスープをサービスするなどの工夫ができます。

 「料理は楽しんでいただけましたか?」「空調の温度はいかがですか?」とさりげなく話しかけたり、丁寧にお見送りをしたりすると喜ばれます。「来月は旬のかぼちゃを使ったグラタンが出ますので…」と帰りぎわにひとこと、案内を添えるのもよいでしょう。

 同じような業態であれば、お客さまは少しでもうれしい思い出の多いお店を選びます。「カフェに行くならあのお店だな」と、真っ先に思い出されるお店になりましょう。


Step3:再来店→固定客化の段階でお店がやるべきこと
「お客さまとコンタクトを取り続ける」


⇒リピーターがつかないお店は、「お客さまに無関心」です。2度、3度と来店してくれたからといって何も働きかけずにいると、離れてしまうお客さまもいます。

 2回目以降の来店時には、「メールマガジン・ダイレクトメールへの登録」をすすめてみましょう。新メニューのお知らせや、特典のご案内などとともに、あいさつを送るのです。定期的なあいさつがお店を思い出してもらうきっかけとなり、お客さまとのつながりを保ってくれます。開店ポータルbizでは効果的にお客さまとコンタクトをとれるツールをご提案しているので、気になる方はこちらからご連絡ください。

 何度も来店してくれるようになったら、その人のざっくりとしたプロフィールや好きなメニューを覚えて、気軽に話しかけてみるのもいいですね。お店やスタッフへの親近感が増し、ますますお店を好きになってもらえますよ。

リピーターはお店のファン!大切に育てて安定した経営を

 新規のお客さまを集める努力をするのも、大切なこと。しかし、ある程度お店が認知されてきたら、一度来てくれたお客さまをリピーターに育てることに目を向けましょう。

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 ここでしかできない体験を通して、お店が提供する価値を感じてもらうこと。「また行こう」と思い出してもらえる記憶を作ること。そして、定期的なあいさつや日々のコミュニケーションで、つながりを保ち続けること。これが、再来店を促進する秘訣です。

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開店ポータル編集部
2019/01/06