施工
飲食店開業|施工会社に依頼をする前に理想の店舗イメージを文書化しよう
店舗の施工を、すべて施工会社任せにしていると、イメージと違う仕上がりになってしまうことがあります。図面やパース、担当者の説明が専門的でよくわからないという理由で曖昧なまま工事を進めるのはトラブルのもとに。理想の店舗を手に入れるためには、店舗イメージを文書化して、施工会社と共有しておく必要があります。
施工会社との打ち合わせの際には、イメージをまとめて文書化したものを持参しましょう。記載する項目には、“店舗の概要”“要望”“物件情報”“スケジュール”“支払い”などを盛り込みましょう。
【飲食店開業】施工会社への依頼前にすべきこと「イメージを文書化する」
施工会社との打ち合わせの際には、イメージをまとめて文書化したものを持参しましょう。記載する項目には、“店舗の概要”“要望”“物件情報”“スケジュール”“支払い”などを盛り込みましょう。
1. 店舗の概要
飲食店の場合、中華・カフェ・焼き肉・そばなどの業態も記載します。「こだわりのコーヒーが飲めるカフェ。自家栽培のフルーツを使用したフレンチトーストを提供予定です。」などイメージが伝わるように、概要をまとめましょう。既存店舗の図面やイメージの写真があるとわかりやすいでしょう。
また、新規店舗なのか、改装なのか、修繕なのかによって工事が異なります。設計のみなのか、施工のみなのか、設計施工までなのかも明記します。
また、新規店舗なのか、改装なのか、修繕なのかによって工事が異なります。設計のみなのか、施工のみなのか、設計施工までなのかも明記します。
2.依頼する会社への要望について
「天井は高く開放的に。テラス席も用意。ゆったりと寛げる空間にしたい。」など、要望はわかりやすく箇条書きにしておきましょう。配線など時間がかかりそうな工事があれば、あらかじめ伝えておくと安心です。
3.物件情報について
特に飲食店の場合、電気、ガス、空調などの設備の状況によって工事費用が大きく変わります。物件の広さ、席数、天井高、ビルイン店舗か路面店かなど店の形態や住所などの情報を詳しく記載しましょう。
4.希望スケジュールについて
オープン日はもちろん、施工見積もりの日、決定の連絡、着工、竣工検査の日など、あらかじめ希望のスケジュールを立てしましょう。だいたい、オープン日の3ヶ月前には依頼が出せるようにしておくとよいです。
5.支払いや融資について
“着手時に50%を支払う”などの支払い条件や、現金払いなどの支払い方法、融資の有無などを記載しておきましょう。
項目を確認し、お店のコンセプトやオープンまでの流れをまとめておくことが大切です。文書化することによって、オーナーと施工会社のそれぞれが共通の認識を持ちながら取り組むことができます。
予算に関しては、オーバーしても問題のないように余裕をもたせた金額を伝えておくとよいでしょう。図面やパースで確認をする際は、厨房やお手洗いのほか待ち席スペースなど細かい点もチェックしてください。
【飲食店開業】店舗工事はトラブルが多い!?未然に防ぐ方法とは
事前の打ち合わせや事前準備ができていないと、さまざまなトラブルがおこります。具体的には、厨房などの設備の不備や追加オーダーで工事費がかかりすぎるトラブル、予定日までに間に合わないといったトラブルも実際によく起きています。口頭でしっかりとイメージを伝えたつもりでいたものの、実際にはあまり伝わっておらず、全くイメージとは違うものに仕上がっていたという事例も。こうした問題は、共有したい情報を文書化し、打ち合わせを重ねることで防ぐことが可能です。着工前に、イメージとのズレがないように話し合いをしましょう。
【飲食店開業】施工管理会社の選び方のポイント
施工会社を選ぶ際は、複数社から見積もりを出してもらい、検討をするのが一般的です。どの会社に依頼したらよいのか迷ったときには、以下の2つを基準に選ぶと失敗が少なくなります。
1. 店舗工事の経験が豊富であるか
多くの施工実績があれば、技術力も高いと言えます。店舗の形態に適したレイアウトなど、経験が多いほど、的確な提案を受けられるでしょう。
こちらの予算や要望をあまり確認しない会社の場合、工事費がかかりすぎる恐れがあります。見積書を確認した際に、内容が細かく記載されていない会社の場合、追加工事費を別途請求される可能性が高くなります。どの工事に対して、どのくらいの予算が必要なのか、追加工事になった場合はいくらかかるのか、費用相場が明確となっている会社がよいでしょう。
【関連】飲食店の「開業届」の書き方を知ろう
2.予算や要望を考慮した設計ができるか
こちらの予算や要望をあまり確認しない会社の場合、工事費がかかりすぎる恐れがあります。見積書を確認した際に、内容が細かく記載されていない会社の場合、追加工事費を別途請求される可能性が高くなります。どの工事に対して、どのくらいの予算が必要なのか、追加工事になった場合はいくらかかるのか、費用相場が明確となっている会社がよいでしょう。
【関連】飲食店の「開業届」の書き方を知ろう
【飲食店開業】着工後の注意点について
実際に、工事がはじまってからも、ときどき現場を見に行きましょう。打ち合わせ通りに進んでいるか、理想に近い形になっているかなど、目視することでわかることもあります。疑問点があれば、その都度、確認することが大切です。
開店ポータルBizでは、新規開業・店舗経営に関するご相談を無料で承っているほか、地域の見積もり相場が安い内装業者を、無料でご紹介しています。気になる方は、お気軽に下記フォームよりお問い合わせください。
開店ポータルBizでは、新規開業・店舗経営に関するご相談を無料で承っているほか、地域の見積もり相場が安い内装業者を、無料でご紹介しています。気になる方は、お気軽に下記フォームよりお問い合わせください。