飲食店向け情報 一覧

  • 飲食店の新型コロナ対策 集客と売上に影響を感じたらデリバリービジネスを考えよう【相談無料】
     2020年2月、全国の飲食店を対象におこなわれた、新型コロナウイルスが売上に与えた影響に関する意識調査があります。  この調査では、31.0%の店舗が「大きな影響が出ている」、20.0%の店舗が「多少の影響が出ている」と回答。「今後影響が出そうだ」(20.0%)という回答とあわせると、7割以上のお店が売上への影響を感じています。  新型肺炎の流行で外出を控える傾向が高まり、売上の減少に悩んでいるオーナーも少なくありません。そんななか、売上アップ戦略として、新たにデリバリーサービスを開始するお店が増えています。 デリバリーをはじめるメリット  新型コロナウイルスの流行は、いつ収まるのか予想がつきません。不要不急の外出を控え、食事もなるべく自宅で摂るようにしている方が増えています。この事態に悲鳴を上げているのが、飲食店のオーナーたち。相次ぐ予約のキャンセル、右肩下がりの売上…まさしく、先の見えないトンネルを歩かされている状況でしょう。  そんな状況の打開策となるのが、デリバリービジネスをはじめること。来客がなくても注文が入り、売上を確保できることが、デリバリーの最大のメリットです。  そしてデリバリーのさらなるメリットは、商圏を広げられることにあります。通常、飲食店とお客さまの接点は「店舗」しかありません。ところがデリバリーをはじめると、商圏外のお客さまにも料理を食べてもらうことができ、認知度がアップ。販売チャンスがさらに増えます。 『UberEATS』でデリバリーをはじめよう  「デリバリーをはじめたいけれど、配達員を雇うにも人件費がかかるし…」とあきらめていませんか?いま検討すべきは、アメリカ発のデリバリーサービス『UberEATS(ウーバーイーツ)』への出店です。  UberEATSは、日本では2016年にサービスが開始され、現在は東京、横浜、名古屋、大阪、京都、神戸、広島、福岡で利用可能です(2020年2月現在)。  UberEATSのサービスの特長をまとめてみました。 ①初期費用がかからない  UberEATSへの出店に、初期費用や月額利用料はかかりません。煩雑な手続きは必要なく、少ない初期投資でデリバリーをはじめられます。  受注用のタブレットがない場合は購入する必要がありますが、レンタル(月額1,700円)もできます。 ②配達員を雇う必要がない  UberEATSでは、お店側で配達員やバイクを用意する必要はありません。忙しい時間帯でも、スタッフを配達に行かせることなく店舗の業務に集中できます。配達員の給与はUberEATS側から支払われるため、人件費がかからないのもメリットです。 ③画面タップで簡単に受注  お客さまから注文が来るとタブレットにお知らせが届き、ボタンをタップするだけで受注ができます。  料理が完成するタイミングを見計らって「準備完了」のボタンをタップすると、近くにいる配達員とのマッチングがはじまります。あとは、配達員が料理を取りに来るのを待つだけ。お店のやるべきことは実質、注文品の準備だけなので難しくありません。 「UberEatsについてもっと知りたい!」 「出前をはじめたい」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう<<  ※開店ポータルBizは、UberEatsの正規代理店です 『UberEATS』って、どんな仕組み?   オーダーが入ってから、お客さまのもとへ料理が届くまでの仕組みは次の通りです。  ユーザー(①ご注文者)は、UberEatsのスマホアプリやウェブサイトから店名や料理を検索し、食べたいメニューを探します。オーダーが入ると、お店(②レストランパートナー)は、調理を開始。配達員(③配達パートナー)がお店に来て、商品をピックアップし、ユーザーのもとへ届けて完了です。 >>開店ポータルBizに無料相談する<<   ★UberEatsについてより詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめ★ UberEatsへの出店で赤字脱却!売上・集客力向上の仕組みと注意点【ご相談無料】 集客に悩んだら、開店ポータルBizに無料相談しよう  近年の飲食業界は、デリバリーをはじめ、ケータリング、レシピ提供、企業とのコラボ商品など、来店売上以外にも利益を得られるルートを切り開いています。  新型コロナウイルスの流行は、これまでの「来店売上オンリー」という飲食店のあり方を変える、強い後押しとなったのではないでしょうか。  店頭ではアルコール消毒やマスクの着用、手洗い・うがいを徹底しておこない、訪れるお客さまが安心して食事ができる環境をととのえる。そして、デリバリーという新しい販路を切り開き、売上をしっかり確保する。そんな2方向の努力で、流行が長引きそうな新型コロナウイルスの対策をとりましょう。  UberEatsに登録することで、より手軽に、より多くの潜在顧客の目に留まることができます。新型コロナウイルスの流行もいまが正念場。この機会にデリバリーサービスをはじめて、この窮地を乗り切りましょう。※開店ポータルBizは、UberEatsの正規代理店です。  開店ポータルBizでは、UberEatsの正規代理店として、サービスに関するお問い合わせや資料請求のほか、店舗運営にかかるコスト削減、資金調達サービス、地域やお店にあった集客方法・HPやSNS運用についてのご相談を承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください。
    開店ポータル編集部
    2020/02/27
  • 飲食店はテイクアウトを導入すべき?テイクアウト営業が抱える5つの課題
     テイクアウトは、店内でゆっくり食事をする時間がない人や小さな子ども連れのファミリー層などに人気です。また、家で食事を作る時間がない人にも支持されています。  飲食店にとっても、お店が満席でもテイクアウトがあることで売上につながるケースや店内で飲食をした人がお土産として持ち帰るケースなどがあるため、メリットの多い営業形態と言えます。  このように、双方にとって需要の高いテイクアウト営業。ですが、何ごとにも課題はつきものです。テイクアウト営業をするうえでの課題には、どのようなものがあるのでしょうか。 テイクアウト営業を行っている飲食店はどのくらい?  テイクアウト営業の課題について考える前に、まずはテイクアウトの実態から見てみましょう。  一般社団法人日本惣菜協会の「2018年度惣菜白書」によれば、惣菜の2017年の市場規模は10兆円の大台を突破。テイクアウトなどの中食産業は、毎年成長を続けています。  また、2017年11月に株式会社シンクロ・フードが飲食店.COM会員160名を対象に実施したアンケート調査で、45.6%の店舗がテイクアウト営業をおこなっていることがわかりました。  ちなみに、月商におけるテイクアウト営業の売上は、多くの店舗において約10%ほど。事前注文によって食品ロスが防げることやアイドルタイムの売上につながるなどテイクアウト営業を魅力に感じている飲食店が多いようです。 テイクアウト営業の課題とは?  メリットの多いテイクアウト営業ですが、大きくわけると5つの課題があります。 ①テイクアウトメニューの価格設定はどうするか ②容器代のコストがかかる ③テイクアウトメニューは限定される ④テイクアウトに適した立地か ⑤テイクアウト営業の手続きは必要?  以下で一つひとつみていきましょう。 ①テイクアウトメニューの価格設定はどうするか  テイクアウトは、店内で商品を提供するわけではありません。価格設定の問題は多くの飲食店経営者の頭を悩ませています。  たとえば、1,500円で提供している定食をお弁当容器に詰めて販売する場合、そのまま1,500円で販売すると割高感があります。価格帯の目安としては、一般社団法人日本惣菜協会の「2018年度惣菜白書」の消費者動向における月平均購入金額が参考になります。これによれば、惣菜の月平均購入金額は2,000円未満。購入する際の選択基準についても、美味しさの次に価格を重視することがわかっています。その地域に合わせた価格帯に販売価格を設定する必要がありますが、あまり高すぎると売上に結びつかず、赤字になることもあるので注意が必要です。 ②容器代のコストがかかる  店内であれば、お皿を洗って使いまわしができるため問題はありません。しかし、テイクアウトの場合、持ち帰り用の容器にコストがかかります。  容器は、箱の大きさや形状によって価格に差がありますが、一般的に1個20円~100円くらいで販売されています。持ち帰りのための袋が1円、箸が2円、ウェットティッシュ1円としても、テイクアウト商品1つに対して、24円~104円は必要です。 ③テイクアウトメニューは限定される  テイクアウトのメニューは、店内で提供するメニューとは異なり、冷めても味が変わらないことが鉄則です。時間が経ち冷めることでより味が染み込み、美味しくなる料理がテイクアウトに適しています。店舗によってはテイクアウトで販売する料理を新しく考案しなければならないこともあるでしょう。  ちなみに、一般社団法人日本惣菜協会の「2018年度惣菜白書」によれば、中食における人気メニューは「弁当」「おにぎり」「サンドイッチ」「コロッケ」です。弁当のおかずやおにぎりの具、サンドイッチの中身で他店と差別化をはかり、店ならではのインパクトのあるメニューで勝負しましょう。 ④テイクアウト営業に適した立地か  テイクアウト営業は、どの場所でおこなっても、売上が見込めるかというとそうではありません。  テイクアウト営業をおこなうにあたっては、店舗周辺の人通りを確認し、需要を見極める必要があります。ビジネス街であれば、店内に入って食事をする時間がない会社員の需要が見込めるでしょう。アプリなどを活用して、テイクアウトの予約サービスをおこなえば、あらかじめ用意ができるので、時間も有効に活用できます。 ⑤テイクアウト営業の手続きは必要?  もともと営業許可を受けている飲食店であっても、テイクアウトなどの新しいことをはじめる場合は別の種類の許可が必要になります。  たとえば、ランチとディナーの合間のアイドルタイムに、ケーキを販売する場合、新しく菓子製造業の許可が必要になります。テイクアウト営業を新しくはじめる場合は、店舗のある地域を管轄している保健所に相談しましょう。管轄する保健所によって判断基準が異なり、全国で統一はされていません。  ほかにも、店内でのオーダーと重なっているときに待たせてしまう問題や、持ち帰った後に、異物混入などのクレームがあっても、店側に問題があったかどうか判断が難しいなどさまざまな課題があります。 「テイクアウトや出前をはじめたい!」 「テイクアウト営業の手続きをサポートしてほしい」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう<< 店舗運営で悩んだら、開店ポータルBizに無料相談!  一日で飲食店が生み出せる売上は、席数による制限があります。テイクアウト営業にはさまざまな課題はありますが、席数の制限を超えて売上を上げるには有効な方法です。売上を上げるための施策として検討してみるのも一つの手ではないでしょうか。 【記事】新型コロナ 飲食店集客・売上対策!テイクアウトアプリ「menu」の仕組みとメリット 【記事】UberEatsへの出店で赤字脱却!売上・集客力向上の仕組みと注意点  開店ポータルBizでは、飲食業界に強い税理士探し、店舗運営にかかるコスト削減のほか、資金調達サービス、地域やお店にあった集客方法・HPやSNS運用についてのご相談を無料で承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください!  
    開店ポータル編集部
    2020/02/27
  • ラーメン屋開業 コストを抑えた始め方と必要な資金にいて
     ラーメン店は、飲食店の中でも比較的参入しやすい一方、廃業率も高い業態です。ラーメンのおいしさや、他店に埋もれないオリジナリティに加えて、生き残るお店になるために大切なことがもうひとつあります。それは、開業時にかかる初期費用をなるべく抑えること。手元に資金を多く残しておくことで、お店が軌道に乗るまでの間も資金繰りが安定し、経営破綻のリスクを回避できます。  本記事では、ラーメン店の開業にかかる費用の内訳と、低コストで開業するための方法をお伝えします。 ラーメン屋の開業には、どれくらいの開業資金が必要?  東京都内で10坪ほどの物件でラーメン店を開くとなると、物件取得費、内外装工事費、開業費(厨房機器、家具、備品、チラシ制作など)を合わせて1,000万円前後の費用がかかります。  しかし、開業資金がどれくらい必要になるかはケースバイケース。居抜き物件を探す、10坪以下の狭い店舗を選ぶ、立地に好条件を求めないといった工夫しだいで、100万~500万円程度の資金でまかなえる場合もあります。  開業資金は「設備資金」と「運転資金」に大きく分けられます。それぞれどのような費用が含まれているのかみていきましょう。 ラーメン屋開業時の設備資金について  設備資金とは、土地や建物、厨房機器などの固定資産を購入するための費用です。入居時に支払う保証金や仲介手数料などは「物件取得費」とよばれ、設備資金に含まれます。 保証金  保証金(敷金)は、退去時の壁の汚れ、床の傷などの修繕に充てる費用として入居時に支払うお金です。金額は家賃の6か月分が目安です。 礼金、仲介手数料  礼金は物件の管理者へ、仲介手数料は不動産会社へお礼として支払うお金です。礼金や仲介手数料は、ある物件とない物件があるので契約内容をよく確認しましょう。どちらも、家賃の1ヶ月分が目安です。 厨房機器  ラーメン店に必要な厨房機器は、冷凍冷蔵庫、シンク、ガスコンロ、作業台、製氷機、製麺機、麺茹で機、ローレンジ、炊飯器などです。新品で揃えるとかなりの高額になりますが、中古品やリースを利用することで初期費用を抑えることができます。 製麺機  自家製麺を売りにする場合は、製麺機が必要です。本格的なものだと数百万円するため初期費用がかさみますが、メーカーから麺を仕入れる場合も継続的に費用がかかります。  製麺機に初期投資するのと、麺の仕入れ代を支払い続けるのとどちらが負担が少ないか、検討しましょう。 券売機  券売機も安くはありませんが、導入することでレジが不要になり、人件費のカットにもつながります。1,000円札のみに対応しているものと、5,000円札や10,000円札にも対応しているものがあり、後者は高額になります。 内外装工事費  居抜き物件を選ぶと、前に営業していたお店の内装やテーブル、椅子などをそのまま使えるので、内外装工事費がかかりません。ただし、内装を引き継ぐための譲渡料を支払わなければならない場合もあります。 >>開業資金の調達について無料相談する<< ★資金繰に関する記事★ 個人経営の飲食店オーナーが資金繰りに苦しむ原因とその解決方法を調べてみた ラーメン屋開業時の運転資金について  運転資金は固定費とも呼ばれ、経営を続ける上で必要な家賃や水道光熱費、人件費などが含まれます。開業時はこれらの運転資金を、6ヶ月分を目安にストックしておきましょう。 家賃  家賃は、売上の10%以下に抑えることが望ましいとされています。出店場所によって大きく金額が変わり、駅前の一等地などではかなり高くなります。 水道光熱費  出店エリアや厨房の広さにもよりますが、1坪あたり1万円前後はかかります。ラーメン店ではスープの仕込みがあるので、ガス代と水道代はかなり高くなります。特にガス代は、月に10万円以上かかる場合もあるでしょう。  製麺機に水を供給し続ける必要があるため、自家製麺の場合は水道代も高くなります。 人件費  オーナー自ら厨房に立つ場合は、スタッフを1~2人ほど雇いたいところ。人件費には、毎月の給与のほかに交通費の手当、社会保険料なども含まれます。 リース料  製麺機、麺茹で機、冷凍冷蔵庫、ガスコンロ、食洗機などをリースする場合は、毎月リース料がかかります。契約期間を終えて不要になった場合、リース会社が引き取ってくれるので処分費用はかかりません。 材料費  麺、豚骨や鶏ガラ、チャーシュー用の肉、野菜、餃子の皮などの仕入れ代金です。麺や餃子の皮は、メーカーから仕入れるか自家製にするかで材料費が変動します。 広告宣伝費  グルメサイトへの掲載料、チラシ制作費、ホームページ制作費などが含まれます。 備品の購入費 調理器具…包丁、おたま、フライ返し、てぼなど 食器類…丼、皿、グラス、ジョッキ、レンゲなど 消耗品…紙ナプキン、おしぼり、割り箸など 事務用品…レジロール、伝票、カルトン、ペン、テープなど  先ほど「運転資金は6ヶ月分を目安にストックしておく」とお話ししました。その理由は、資金不足から経営を続けられなくなり、廃業に追い込まれるのを防ぐためです。  一般的に飲食店は、オープン景気が収まると客足が遠のき、思うように集客ができない日々が続きます。経営が軌道に乗るまで、半年から2年は赤字が続くことを覚悟しなければなりません。  そんなとき、手元にまとまった額の運転資金があれば、各種支払いに充てることができます。「資金が足りない」と焦って食材の質を下げたり、営業時間をコロコロ変えたりして、経営方針を見失うこともありません。 「開業コストを抑えたい」 >>開店ポータルに無料相談しよう<< ★はじめて飲食店を開業する方必見★ はじめて飲食店を開業する方必見 事業計画書の必要性を知ろう コストを抑えてラーメン店をはじめる方法  運転資金を確保するためには、初期費用を低く抑えることが大切です。ここでは、低コストでラーメン店を開業する5つの方法をご紹介します。 ①居抜き物件を借りる ②家賃の安い物件を選ぶ ③厨房機器を安く揃える ④自家製麺にこだわらない ⑤メニューを絞る ⑥フランチャイズで開業する ①居抜き物件を借りる  居抜き物件とは、以前そこで営業していた飲食店が、内装をスケルトンに戻さずに退去した物件。厨房機器や空調設備、テーブルや椅子などをそのまま使うことができます。  インターネット上には居抜き物件の検索サイトがいくつもあり、全国の居抜き物件を探すことができます。希望条件に合った物件を探してみましょう。  設備は無料で譲渡される場合もありますが、数十万円の造作譲渡料がかかる場合もあります。条件についての記載はよく確認しましょう。物件を探すときは、「造作譲渡料なし」という条件で絞り込むと安心です。 ②家賃の安い物件を選ぶ  家賃は、万が一病気やケガでお店を開けられなくなっても、かかり続ける費用です。そのため、いかに家賃の低い物件を借りられるかが、その後の資金繰りに大きく影響します。  たとえば、「駅の近く」「新築物件」「駐車場の台数が多い」といった好条件がそろうほど、家賃も高くなります。そのような立地条件にこだわらないことで、家賃の負担を少なくできます。可能であれば、自宅を改装してお店にするのもいいですね。  一般的にラーメン店は、リピータ―ができて口コミが広まれば、多少立地が悪くても集客が見込めます。まずは家賃の低い場所で開業し、事業を成長させてから立地のいい場所に進出する、というやり方も視野に入れてみてください。 >>店舗物件探しについて無料相談する<< ③厨房機器を安く揃える  ラーメン店には、スープの仕込みに使う寸胴鍋、麺を茹でるための釜、スープを温めるためのローレンジ、ガスコンロ、製氷機などさまざまな厨房機器が必要です。しかしすべてを新品で揃えると、とんでもない出費になってしまいます。  しかし業務用厨房機器は、リサイクルショップやネットオークションでかなりの数が販売されています。ラーメン店は開業も多ければ撤退も多いため、ほんの数年使っただけの厨房機器が下取りされ、多く出回っている現状です。  中古というとボロボロのイメージがありますが、コンディションのいい新品同然の商品にめぐり合えることも多いです。新品と違って納期が短いのも、忙しいオープン準備期間にはうれしいポイント。「つぶれたどこかのお店のものを使い回すなんて…」と敬遠せず、利用する価値は大いにあります。 >>厨房機器について無料相談する<< ④自家製麺にこだわらない  自家製麺を売りにする場合は、製麺機を購入しなければなりません。本格的なものであれば、少なくとも300万円はかかるでしょう。  自家製麺へのこだわりが特になければ、麺は外注することで初期費用を抑えられます。  そのかわりに、自家製麺以外でお客さまにアピールできるこだわりポイントをつくってみましょう。たとえば、ラーメンの種類に合わせて選りすぐった複数の麺を使う、メーカーと共同でお店オリジナルの麺を開発するなどです。 ⑤メニューを絞る  ラーメン一杯にかかる材料費は、種類によって変わります。一般的に、醤油ラーメンは200円、豚骨ラーメンは250円、味噌ラーメンは300円といわれています。  原価率の低い醤油ラーメンでも、月に30日お店を開けて一日100杯売るとすれば、200×100×30=ひと月あたり60万円の材料費がかかります。もちろん、ラーメンは一種類だけではないでしょうし、餃子やチャーハンなどのサイドメニュー、トッピングのチャーシューや煮卵にも材料費はかかります。  あれこれとメニューを増やさず、本当に食べてほしいラーメンと、サイドメニューをそれぞれ数種類に絞って勝負するとよいでしょう。メニューが少ないと一品一品のクオリティが上がり、お客さまを喜ばせることにつながります。 >>仕入れコストについて無料相談する<< ⑥フランチャイズで開業する  フランチャイズとは、本部と契約を結び、チェーン店のひとつとして開業することです。全国的に知られている『町田商店』や『らあめん花⽉嵐』や、『一竜』などがフランチャイズにあたります。 ★『町田商店』田川社長 取材記事★ 姉妹サイト開店ポータル 【東京・町田】ストーリーのある一杯を。『町田商店 本店』で垣間見たラーメン職人の熱き想い  フランチャイズ開業は、あらかじめ物件が指定されていることもあり、物件取得費などは本部が負担してくれる場合も。初期費用が抑えられるため、個人で開業する場合の半額以下の費用で済むこともあります。  オープン後も本部から経営ノウハウを教えてもらえるため、オーナー経験がない人や、ラーメン業界で働いたことのない人も不安なく経営ができます。すでに知名度のあるラーメンチェーンであれば、集客に困らないため軌道に乗るのが早いです。 ★フランチャイズ開業に関する記事はこちら★ FC開業「儲かるフランチャイズ」と「儲からないフランチャイズ」の見分け方 ラーメン店を開業したい!独立開業の悩みは、開店ポータルBizに無料相談!  コンセプト、物件や立地の条件、自家製麺か外注か。どこにこだわり、どこで出費を抑えるかの線引きをすることで、低コストでのラーメン店開業が叶います。  長く生き残るラーメン店にするには、よいスタートダッシュを切ることが肝心です。本記事を参考に初期費用を抑える工夫をし、気持ちに余裕のある経営を目指しましょう。  開店ポータルBizでは、ラーメン業界に強い税理士探し、ラーメン店運営にかかるコスト削減のほか、資金調達サービス、地域やお店にあった集客方法・HPやSNS運用についてのご相談を無料で承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください!  
    開店ポータル編集部
    2020/02/26
  • 飲食店経営「原価率」の計算の仕方と適切なコントロール方法を知ろう
     飲食店では、売上がそのままお店の利益になるわけではありません。カレーひと皿を売り上げても、そこにはお肉やじゃがいも、にんじん、スパイスなどさまざまな食材の原価が含まれているからです。  そのメニューにかかった食材の原価が売上に占める割合を、原価率といいます。原価率は、低ければよい、高ければ悪いといった単純なものではありません。原価率の計算方法とコントロール方法を知ることで、利益を確保しつつ、お客さまに選ばれるお店になることができます。 原価率の計算方法を知ろう  まずは、原価率の計算方法を確認しましょう。 原価率=売上原価÷売上高(売り上げた金額)×100  たとえば、800円で仕入れたものを1,000円で販売した場合の原価率は、800÷1000×100=80%となります。  原価率が高すぎると、クオリティの高い味を提供できる一方、経費が高くなり赤字を招きます。原価率を抑えれば利益は増えますが、お客さま満足度は高まりません。リピートにつながらず、売上自体を確保できなくなってしまいます。 トータルの原価率を調整しよう  飲食店の平均的な原価率は、30%前後といわれています。  しかし、適切な原価率は業態によって異なるため、一つひとつのメニューをこの平均に合わせる必要はありません。  大切なのは、原価率の高い商品と低い商品を組み合わせ、お店全体の原価率をコントロールすること。居酒屋などでは、新鮮な魚介にこだわるかわりに、原価の低いハイボールなどのドリンクを積極的に売って原価率をコントロールしています。 ①原価率の高い(利益率の低い)メニュー  原価率の高いメニューは味のクオリティも高く、多くのお客様に喜んでもらえます。多少のコストがかかっても、魅力的な看板メニューや目玉商品をいくつか用意し、来店につなげましょう。  しかし原価率が高いメニューは、利益率が下がります。そればかり売り出していたら、経営が苦しくなる可能性も。そこを助けてくれるのが、原価率の低いメニューです。 ②原価率の低い(利益率の高い)メニュー  原価率を抑えたメニューは利益が出やすいため、お店の経営を支える役割があります。コストパフォーマンスがよく、気軽に何品も頼めるようなメニューを多く用意しましょう。  コスト抑えめでも、調理や盛り付けの工夫しだいで、満足度の高いひと皿にすることも可能です。「この安さでこのクオリティはすごい!」と思ってもらえたらしめたもの。リピート率が上がり、売上そのものを上げることができるでしょう。  利益の出るメニューをより多く販売するには、次のような方法があります。 ・メニューブックの目立つ場所にまとめる ・太字にする、色をつける、丸で囲む ・「本日(〇月)のおすすめ」として別紙でメニューに挟みこむ ・料理と相性のよいドリンクを記載して、セットでのオーダーをうながす  「今日は大分県産のかぼすを使ったサワーがおすすめですよ」など、スタッフからの声かけもあわせておこなうと効果的です。 「店舗経営の悩み相談したい」 >>開店ポータルに無料相談しよう<<   食材ロスの削減も大切!  原価率をコントロールする上で、もうひとつ考えておきたい問題があります。  それは、次の3つの心がけによって廃棄(ロス)率を減らすこと。発注量を間違えて食材を余らせる、使いきれずに腐らせるなどのロスを防ぐことが、利益率アップにつながります。 1.使い切れる分を発注する 2.余った食材を活用する 3.オーバーポーションに気を付ける  一つずつ見ていきましょう。 1.使い切れる分を発注する  必要な分だけ食材を仕入れるのが、原価率を抑えるコツです。発注の前には必ず、冷蔵庫や棚の奥をチェックしましょう。手つかずの食材や使いかけの食材が眠っていた場合、ダブって注文してしまいます。  また、「安いから多めに買っておこう」「今日はお客さまがたくさん来るかもしれない」という気持ちで、余分な在庫をストックするのも避けましょう。使いきれなかった場合は泣く泣く廃棄となり、食品ロスを増やす原因となります。 ★仕入れコストの削減についてはこちらの記事がおすすめ★ 仕入れコストに悩む飲食店経営者がコストカットのためにすべき3つのこと 2.余った食材を活用する  料理に使わず捨てる部分など、「余る」食材はどのお店にもあります。お通しや付け合わせ、汁物の具材などに活用し、食品ロスを減らしましょう。  野菜くずやお肉の切れ端などは、じっくり煮込めばおいしいダシが出て、スープやカレーの具材になります。余り食材を使ったレシピのアイディアをためておきましょう。 ・フライ類 →卵でとじて丼ものに ・カレー →チーズをトッピングしてカレードリアに ・ポテトサラダ →つぶして丸めてコロッケに  このように、生ものだけでなく調理済みの食品もアレンジは無限大。ひと手間加えることでロスが防げるだけでなく、おいしく食べてもらえます。 「仕入れ費用を見直したい」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう<< 3.オーバーポーションに気を付ける  分量を量らないことによる食材のオーバーポーション(無駄づかい)は、原価率を上げる原因のひとつです。それぞれのメニューにレシピを付け、使う食材の分量を把握しましょう。  また、オーバーポーションをすると、料理によっては通常の量より多く提供することになります。それが標準の量だと思い込んだお客さまが、次回も同じメニューを頼んだときはどう感じるでしょう。たとえ本来の量であっても、「なんだか前より少ないな」と不信感を持たれ、サービスの印象が悪くなることもあります。 ★関連記事はこちら★ 個人経営の飲食店オーナーが資金繰りに苦しむ原因とその解決方法を調べてみた 資金繰りで悩んだら、開店ポータルBizに無料相談しよう  原価率はメニュー単位で考えるものではなく、お店全体で考えるものです。看板メニューとコストパフォーマンス重視のメニューとでメリハリをつけること。適切な量の仕入れやレシピへの分量明記によって、食品ロスを防ぐこと。これらは別々のようで、すべて原価率のコントロールにつながっています。  「お店は繁盛し、お客さまは満足できる」。双方にとって損のないメニューづくりや食材との付き合い方を、原価率の計算を通して模索していきましょう。  開店ポータルBizでは、飲食業界に強い税理士探し、店舗運営にかかるコスト削減のほか、資金調達サービス、地域やお店にあった集客方法・HPやSNS運用についてのご相談を無料で承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください!  
    開店ポータル編集部
    2020/02/25
  • 独立開業 フランチャイズ経営「儲かるFC」と「儲からないFC」とは?
     これから開業しようと考えている方の中には、フランチャイズでお店を持とうと考えている方もいるでしょう。しかし、一口にフランチャイズといっても、儲かるフランチャイズもあれば儲からないフランチャイズもあります。  フランチャイズは、きちんと加盟先を選ぶことができれば、非常に成功率の高い「儲かるビジネス」です。これからフランチャイズ開業を目指す人は、儲かるフランチャイズと儲からないフランチャイズの見分け方を知っておきましょう。 【独立開業】フランチャイズの仕組みを知ろう  フランチャイズとは、本部と加盟店が契約を結び、ビジネスをおこなう仕組みのことです。加盟店は毎月、本部にロイヤリティとよばれる加盟料を支払います。  ロイヤリティは、お店の看板(ブランド力)を借り、経営ノウハウを教えてもらうために、本部に支払うお金のことです。オーナーはロイヤリティを対価として、商品やサービスの開発、仕入れ、広告宣伝、集客、人材採用といった総合的なサポートを本部から受けることができます。  フランチャイズでの開業は、本部が倒産したり、ほかの加盟店が不祥事を起こしてブランドイメージが下がったりと、リスクもゼロではありません。しかし、未経験から独立開業するオーナーにはチャレンジしやすく、心強いシステムであるといえます。 【独立開業】フランチャイズのオーナーになるメリット  フランチャイズのお店と聞いてすぐに思い浮かぶのは、コンビニやファーストフード店ではないでしょうか。しかし近年では、学習塾やパソコン教室、介護施設、スポーツジムなど、さまざまな業種がフランチャイズに参入しています。  フランチャイズで開業するメリットは、大きく3つあります。 ①未経験でも開業しやすい  「自分のお店を開く」という情熱はあっても、何からやればいいかわからない…ということはよくあるでしょう。フランチャイズで開業する場合、開業や経営にかかわる基本的なノウハウは、本部から教えてもらえます。経営経験やその業界で働いた経験がない人でも開業しやすいというのが、フランチャイズの最大のメリットです。 ②集客に困らない  フランチャイズに加盟すると、独立した個人店ではなく、チェーン店のひとつとして営業することになります。知名度の高いブランドであれば、最初からお客さまがついているので、集客に困ることはありません。 ③収益モデルができあがっている  大規模なフランチャイズだと何百もの加盟店を持っており、利益が見込める事業計画や経営モデルをすでに持っています。その範囲内で経営できれば、ほぼ確実に利益を上げることができます。 ★フランチャイズ開業のメリット・デメリットに関する記事はこちら★ フランチャイズ開業のメリット・デメリットはどんなもの? 【独立開業】「儲かるフランチャイズ」を選べば確実に利益は出る?  「フランチャイズはロイヤリティが重くて、儲かりにくい」というのがフランチャイズ業界のイメージですが、実際にフランチャイズ経営をしている加盟店オーナーの中には、千万単位の利益を上げている人も少なくありません。  その秘密は、「儲かるフランチャイズを見極めたから」です。実は「儲かるフランチャイズ」と「儲からないフランチャイズ」には、それぞれ傾向があります。よく見極めて成功を掴みましょう。 【独立開業】儲かるフランチャイズの見分け方とは?  世の中には、コンビニ、カフェ、居酒屋、レストラン、クリーニング店、マッサージ店、スポーツジム、学習塾などさまざまな業種のフランチャイズがあります。  利益を上げやすい、儲かるフランチャイズの特徴を見ていきましょう。 ①儲かる業種を見極める 需要が高く、安定した収入が見込める業種  フランチャイズ開業で成功したいなら、一般的に需要が高い業種を選びましょう。  たとえば、コンビニ。初期費用とロイヤリティは比較的高めですが、地域を問わず需要があるため集客に困ることはなく、収入が安定しやすいです。年配の方にもはじめやすいため、人気の業種となっています。  また、ファーストフード店はコンビニよりもロイヤリティが低く、本部からのサポートも充実しています。こちらも全国で需要があるので、場所選びや集客に困りません。  知名度のある飲食チェーンは、広告宣伝費がかからず、サポート体制が手厚いためおすすめです。土日祝日には家族連れが多くなるため、客単価アップが期待できます。  ある大手チェーンの喫茶店は、食事メニューも充実していて客単価が高いうえ、ロイヤリティーが一律1,500円と安いため利益が出やすいと評判です。 ライバルの少ない地域密着型の業種  持ち帰り弁当店のように、地域に根差した営業ができる業種もストレスが少なくはじめやすいでしょう。フランチャイズ加盟店のうち半数以上は、10年以上営業を続けることができているようです。  食材の仕入れルートなどは本部が使っているものを踏襲すればいいので、経営に集中できます。夫婦ふたり、または家族で経営できるアットホームさも人気の業種です。 これまでの経験を活かせる業種  経験のある業種のフランチャイズを選ぶと、成功しやすくなります。  たとえば、エステやマッサージ、学習塾、パソコン教室など。本部のサポートに加え、自分の経験とスキルもメニューづくりに活かせればお客さま満足度の高いお店になります。  ただし大手の学習塾の場合、経験やスキルがなくてもフランチャイズ開業は可能。講師はアルバイトに任せられるうえ、ネームバリューによって集客ができるからです。 「初期費用はどれくらい?プロに相談したい」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう<< ②儲かるフランチャイズの条件 サポートと研修制度が充実している  安心して開業するためには、サポートの充実度を重視してフランチャイズを選びましょう。ほかの加盟店と交流する場を設け、オーナー同士で情報交換をさせてくれるようなフランチャイズだとなおいいです。  ハウスクリーニングなど、ある程度の知識とスキルが必要な業種では、研修制度が充実していることが重要です。担当者が作業に同行してくれて、現場でアドバイスを受けながら作業経験を積むことができると安心です。  業務スキルだけでなく、経営ノウハウやスタッフの育成方法などが学べる研修があるかどうかもチェックしてください。 資料の内容が濃い  気になるフランチャイズを見つけたら、ホームページから資料請求をしてみてください。フランチャイズの特徴や、契約の流れなどについて書かれた資料が送られてきます。  資料を受け取ったら、事業内容や強み、成功モデルなどが詳細に記載されているかをチェックしましょう。データもあいまいではなく、具体的な数字で示されていることが重要です。  儲かるフランチャイズは、資料に目を通したときに「中身が詰まっている」と感じます。配布された書類やホームページ、パンフレットなどにも、会社情報が詳しく記載されていることもポイントです。  儲からないフランチャイズは資料の内容からしてお粗末ですが、資料だけしっかり作って内容は嘘ばかりのフランチャイズもあります。説明会に足を運んだり、業界での口コミを確かめたりして、加盟すべきか否かを自分の目で見極めましょう。 ★良いフランチャイズの見分け方に関する記事はこちら★ 飲食店開業 良いフランチャイズ(FC)を見分ける7つのポイント 「開業を検討中!でも資金集めに困ってる」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう<< 儲からないフランチャイズの見分け方  では、儲からないフランチャイズはどう見分ければいいのでしょうか。 ①儲からない業種 その地域で需要が見込めない業種  フランチャイズで利益を出すには、「どんな業種で開業するか」がとても重要になります。その地域において、商品やサービスの需要が見込める業種でなければ成功しません。  需要があるのに儲からないパターンもあります。それは、ライバルの多い業種を選んだ場合。貴金属やバッグなどの買取店は専門知識がなくても開業できるため、フランチャイズのお店が増えてきています。しかし、出張買取をしているライバル店があれば、お客さまはわざわざ自店に足を運ばず、そちらに出張買取を依頼してしまう…というおそれもあります。 自分にないノウハウと経験が必要な業種  介護施設や保育施設は、高齢化や女性の社会進出が進む現代において、需要が高まっている業種です。そのため、フランチャイズ開業にはもってこいと考える方も多くいます。  しかし、どちらも生身の人間を相手にする仕事です。お年寄りが心地よく過ごせる環境づくりや介護のノウハウ、子どもたちを安心して預けられる環境をつくるスキル。これらはある程度経験を積んだ人でなければ持っていないもので、業界未経験者が成功させるのは難しいビジネスです。  また、これらの施設には受け入れ人数の上限があるため、どんなに努力しても売上の天井が見えています。  介護施設では利用者数に応じた職員数が必要なため、採用にお金がかかりすぎるのもデメリット。人手が足りずにオーナーが現場に出るようでは、経営業務に集中できません。 ②儲からない「悪徳フランチャイズ」  事業の成長よりも、加盟店からロイヤリティを受け取ることを目的とした悪徳フランチャイズもあります。次のようなフランチャイズには気をつけましょう。 契約後に加盟店を放置する  悪徳フランチャイズに加盟してしまうと、経営が苦しくなっても、本部は満足なサポートをしてくれません。  経営を立て直すための改善策も思いつかず、オーナーは途方に暮れるばかり。開業時に金融機関などから借入をしていれば、多額の借金を背負い、自己破産に追い込まれることに。そして追い打ちのように、本部から中途解約の違約金を請求される…ということもあります。  フランチャイズを選ぶときは、「ロイヤリティに見合った経営サポートを受けられるか」をしっかりチェックしてください。 ②経営リスクなど、重要事項の説明をしない  特に飲食店の場合、経営が軌道に乗るまで2~3年はかかるため、それまでは赤字があたり前です。未経験から開業するオーナーに対して、そのようなリスクをきちんと説明しないフランチャイズは信頼できません。  加盟金は無料だけれど研修費がかかる、経営状態によってロイヤリティの金額が変動するなどの重要事項を、あらかじめ伝えてくれないフランチャイズは要注意です。少しでも疑問点があれば、担当者に尋ねましょう。答えをにごされたり、十分な説明なしに加盟を急かされたりする場合、そのフランチャイズへの加盟は避けるべきです。  このほかにも、 ・経営計画書の内容(開業費用の内訳や金額)があいまい ・法廷開示書面を配布しない ・ホームページやパンフレットなどに会社情報が詳しく記載されていない ・インターネット上や業界での評判が悪い など、悪徳フランチャイズを見分けるポイントはいくつかあります。悪徳フランチャイズに加盟しないためにも、めぼしいフランチャイズ本部が見つかったら、経営のプロに的確なアドバイスをもらうことが大切です。  ✨Point✨開店ポータルBizでは、新規開業に関するご相談を無料で承っております。お気軽にお問い合わせください。 「良心的なフランチャイズ本部を見つけたい!」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう<<   ★フランチャイズ「メリットとデメリット」記事はこちら★ フランチャイズ開業のメリット・デメリットはどんなもの? 飲食店独立開業で悩んだら、開店ポータルBizに無料相談しよう!  フランチャイズに加盟して成功する確率と失敗する確率は半々という調査結果もあるほど、フランチャイズで成功するかどうかはやってみなければわかりません。成功も失敗も半々ならば、儲かる可能性の高いフランチャイズに加盟したいものです。フランチャイズ本部は、ロイヤリティさえ支払えば、かならずビジネスを成功させてくれる存在ではありません。本部が開催する説明会や研修に何度も足を運び、自らの目で「儲かるフランチャイズ」を選ぶことが成功の鍵です。 ★飲食店開業に関する記事はこちら★ はじめて飲食店を開業する方必見 事業計画書の必要性を知ろう【相談無料】  開店ポータルBizでは、新規開業に関するご相談のほか、開業後のインフラ周りのコスト削減や集客のご相談を無料で承っています。お気軽に下記フォームからご連絡ください。
    開店ポータル編集部
    2020/02/21
  • 飲食店の新型コロナウイルス対策「客と接触しない店舗運営方法」【相談無料】
     中国・湖北省で集団感染が起きたのを発端に、全世界に感染が拡大している新型コロナウイルス。2月13日には、神奈川県で日本初の死者を出しました。  中国への渡航歴がない方や感染者との濃厚接触のない方からも感染が確認されるようになったいま、対岸の火事のように思っていてはいけません。  飲食店においては、どの店舗も感染防止のための対策に追われていることでしょう。手洗いや消毒といった基本のウイルス対策はもちろんですが、もっとも有効な感染防止策は、「人的接触を避けること」です。  本記事では、新型コロナウイルスの感染を防ぐために、お客さまとの接触を避けながら店舗運営をする3つの方法を提案します。 飲食店の売上にも深刻な影響が  飲食業界特化の求人サイトを運営するクックビズ株式会社は、2020年2月、全国の飲食店を対象に新型コロナウイルスに関する意識調査をおこないました。  調査結果によると、新型コロナウイルスの感染者が出たことが報道されてから、「売上に大きな影響が出ている」と回答したのは31.0%。「多少の影響が出ている」(20.0%)、「今後影響が出そうだ」(20.0%)と回答した店舗とあわせると、全体の7割以上の飲食店が売上への影響を感じています。  また、同調査では、外国人と日本人それぞれの来客数の変化についても触れています。  外国人の来客数においては50.3%、日本人の来客数においては40.7%の店舗が「減少した」と回答しました。  これらの調査結果から見えてくるのは、食の衛生を管理する事業者として、飲食店は早急に新型コロナウイルスの感染対策に取り組むべきだということ。  ウイルス対策の徹底は、お店の売上をキープし、お客さまが安心して食事を楽しめる環境をととのえるために不可欠です。 ★対面せずに売上を作る方法とは?★ 飲食店の新型コロナ対策 集客と売上への影響を感じたらデリバリービジネスを考えよう【相談無料】 新型コロナウイルスの感染経路  新型コロナウイルスに感染すると、発熱、せき、くしゃみ、頭痛、からだの痛み、倦怠感、呼吸困難などの症状が出ます。これらの症状に頭痛や血痰、下痢などがともなうこともあり、重症化すると肺炎を引き起こして死に至ります。  感染経路ははっきりと分かっていませんが、次のふたつが考えられます。 ①飛沫感染  感染者のせきやくしゃみ、つばとともにウイルスが放出され、それを鼻や口から吸い込んだ人が感染します。 ②接触感染  感染者がせきやくしゃみを手で押さえ、その手で触れたものにウイルスが移ります。ほかの人がそこに触り、ウイルスの付着した手で自身の粘膜(目や鼻など)を触ることで感染します。  飛沫感染は、せきやくしゃみのマナーをそれぞれが守ることや、マスクの着用を心がけることである程度防止できます。しかし飲食店では、お客さまとの近距離のコミュニケーションが必要であるため、接触感染のリスクは避けきれません。  また、感染の確率が上がる「濃厚接触者」についても知っておきましょう。 ●濃厚接触者 ①患者と同じ住居に生活する者 ②感染予防策なしで患者に接触した医療従事者 ③患者の体液などに感染予防策なしで接触した者 ④手で触れること、会話することが可能な距離(目安として2メートル以内)で感染予防策なしで接触した者(30分以上の会話含む)  前述の調査では、飲食店がおこなっているウイルス対策として「手洗い・うがいの徹底」「消毒液の設置」がそれぞれ全体の8割以上でした。  しかしもっとも有効なのは、ウイルスを人からもらうリスクをなくすこと。つまり、お客さまと接触せずに店舗運営ができるよう、工夫することです。 人的接触による感染のリスクを減らそう  接客ありきの商売である飲食店では、お客さまとの接触なしに営業することは難しく思えます。しかし次のような方法を使えば、それが可能になります。 ①テーブルトップオーダーシステム ②キャッシュレス決済 ③食洗器  一つひとつ見ていきましょう。 ①テーブルトップオーダーシステム  テーブルトップオーダーシステムは、テーブルに設置された端末からメニューを選び、画面にタッチして注文するシステムです。回転寿司や居酒屋、カラオケなどではよく見かけるシステムなので、ご存知の方も多いでしょう。  お客さまがタッチパネル式の端末からメニューを選び、注文ボタンを押すとキッチンにオーダーが届きます。メニューを渡したり、オーダーを取りに行ったりする必要がないので、接触感染のリスクを減らすことができます。 ★テーブルトップオーダーシステムに関する記事はこちら★ 飲食店人手不足の救世主「テーブルトップオーダーシステム」とは 「テーブルトップオーダーシステムを導入したい」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう<< ②キャッシュレス決済  2017年にアメリカでおこなわれた研究によると、ニューヨークで流通する紙幣には、100種類以上の細菌が付着していたそうです。同様の研究は香港でもおこなわれ、細菌が紙幣に付着した状態で生存できることが明らかになりました。  日本も例外ではありません。お札や硬貨に新型コロナウイルスが付着し、会計時のお金の受け渡しをきっかけに感染してしまう可能性があります。  現金のやりとりをしなくて済むクレジットカード決済やQRコード決済を導入し、キャッシュレス化を進めましょう。 ★QRコード決済に関する記事はこちら★ 飲食店 最新決済方法「QRコード決済(スマホ決済)」って一体なに? 「キャッシュレス決済に対応したい」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう<< ③自動食器洗浄機  感染症を引き起こすウイルスの特徴として、熱に弱いことが挙げられます。自動食器洗浄機(食洗機)は、80℃もの高温と強い水圧によって一気に食器を洗い上げるため、衛生面での安心は人力で洗うのとは比べ物になりません。  お店で手洗いや消毒を徹底していても、来店したお客さまがウイルスに感染していた場合、下げられてきた食器やグラスにウイルスが付着しているかもしれません。  食洗機があれば、洗浄から乾燥まで衛生的におこなえるので、安心して次の料理を盛り付けることができます。 ★食洗器に関する記事はこちら★ 食洗機のメリットは業務効率UPとコスト削減だけじゃない!2020年おすすめ製品【相談無料】 「お店にあった食洗器を選びたい」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう<< 消毒の徹底が大事  テーブルトップオーダーシステムを導入すると、各テーブルにオーダー端末を設置することになります。  セルフオーダーのためスタッフとの接触はなくなりますが、ディスプレイには不特定多数の人が触れるため、お客さまからお客さまへとウイルスが移ってしまうおそれがあります。テーブルが空くたびに、端末をきちんとアルコール消毒しましょう。  また、クレジットカード決済では、暗証番号入力のための専用端末が必要になります。  キャッシュレス決済を導入すれば、現金を媒介にしたウイルス感染のリスクは減らせます。だからといって安心せず、決済端末のボタンやディスプレイなどもこまめに消毒してください。 ★クレンリネスに関する記事はこちら★ クレンリネスを習慣化!飲食店に必要なマニュアルとチェックリスト 店舗運営の相談は、開店ポータルBizに無料相談しよう  どんなに健康な人でも、いつどこで新型コロナウイルスに感染するかはわかりません。満員電車で誰かのくしゃみを浴び、不特定多数の人が触れるエレベーターのボタンを押し…と、外を歩けばリスクだらけ。スタッフもお客さまも、店内にウイルスを持ち込んでしまう可能性は十分にあります。  手洗いや消毒によって、ついてしまったウイルスを殺すことも大切です。しかし本記事で紹介したように、感染の大きなきっかけである「人的接触」を減らすことも、感染対策として有効です。  人命を脅かす恐ろしいウイルスの流行は、いつ収束するかわかりません。スタッフやお客さまの命、そして大切なお店を守るために、感染リスクを減らすための対策を今すぐはじめましょう。 ★デリバリービジネスをはじめよう★ UberEatsへの出店で赤字脱却!売上・集客力向上の仕組みと注意点  開店ポータルBizでは、テーブルトップオーダーシステムやキャッシュレス決済サービス、食洗器の導入のほか、インフラ周りのコスト削減、地域やお店にあった集客方法・HPやSNS運用についてのご相談を無料で承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください!  
    開店ポータル編集部
    2020/02/19
  • 飲食店集客|無料・割引き券発行の注意点は?クーポンに関する法律をチェックしよう
     飲食店が無料券や割引き券を発行する狙いは集客です。知らない店でも、お得に利用できる無料券や割引き券があれば、他の店と差別化され、来店のきっかけになります。  来店客にとってこれらの券はとても魅力的です。A店かB店か迷ったとき、人は「A店は飲み物が1杯無料だから、この店に決めよう」と思うもの。  もちろん、飲食店側としての狙いは、「無料、もしくは格安でサービスを提供すること」ではありません。無料にすることにより、新規顧客やリピーターを獲得し、そのほかの飲食によって売上を上げることが最終的な目標ですよね。そのため、無料券や割引券によって利益が出ないのであれば、発券を見直す必要があります。 >>【消費税総額表示】飲食店がすべきメニュー表示価格の変更と改定! ▶▶緊急事態宣言延長?デリバリー需要が更に拡大の可能性も 飲食店が「無料券・割引き券」を発券するのはどんなとき?  お客さまが少ないからといって、「とりあえず」無料券や割引券を大量に発券しても、残念ながら集客には繋がりません。  無料券や割引券があることで、来店のきっかけにはなりますが、それらの券があることが当たり前になると、「無料券や割引券が出たら行こう」「普段は高いから行かない」など逆効果になる場合もあります。  飲食店にとって無料券や割引券は、あくまでも来店のきっかけづくりにすぎません。リピーターになってもらうには工夫が必要です。  また、無料券・割引券については、「景品類の提供」とみなされるかどうかによって、景品規制の対象となるかどうかが決まります。飲食店で無料券や割引券を発見するときは、「無料券や割引券に関するルール」を理解した上で発券しましょう。 無料券・割引券に関する法律を知ろう  景品の提供による競争がエスカレートすれば、サービスを向上させるための努力をしなくなり、消費者にとって不利益を招きます。こうした悪循環を防ぐために「景品表示法」によって、景品類の最高額や総額が規制されています。  規制により、提供できる景品の限度額が定められているものは、以下の3つになります。 ①一般懸賞 …くじによる景品の提供 ②共同懸賞 …商店街などで複数の業者が参加して行う懸賞 ③総付景品 …懸賞によらずに提供される「景品」のこと  景品表示法がしめす「景品」とは、おまけや粗品だけでのことではありません。集客のために、サービスに付帯して提供されるもので、物品や金銭などは「景品」として扱われます。    飲食店において、来店客に対してもれなく提供する金品は、「総付景品」に当たり、景品規制の対象になります。  総付景品の限度額は以下の通りです。 取引価格 景品類の最高額 1,000円未満     200円 1,000円以上    取引価格の10分の2 規制の対象とならないものはある?  基本的に、集客のために、サービスに付帯して提供される物品や金銭などは、「景品」として扱われます。ただし、例外もあります。飲食店舗限定で使用できる割引券は、値引きとして扱われるため、景品規制の対象になりません。  たとえば、1000円のランチコースにおいて300円のスープをサービスしたい場合、景品の規制でスープの無料券はつけられません。  ただ、景品規制の対象にはならない、30%割引券の発行であれば、1000円のランチコースで、300円割引きが可能になります。  厳密にはスープサービスではありませんが、金額は同じです。規制に反することがないように、割引券や無料券を活用しましょう。 お店にとって効果的な集客方法ってなに? >>開店ポータルBizに無料相談しよう<< 景品表示法に違反した場合、どうなるか  300円のスープ無料券も、300円割引券も金額は同じです。それでも、1000円のランチに付帯する場合、スープ無料券として提供すると違反とみなされることがあります。  違反行為とみなされた場合、措置命令や課徴金の納付(不当な表示によって得た利益の3%の支払いが必要)などが命じられます。景品表示法に違反しないように注意が必要です。 いま一番使われている「クーポンツール」ってなに? >>開店ポータルBizに無料相談しよう<< 景品表示法に違反しないためには?  2018年12月現在、割引券によって、合計金額から割引きするサービスに関しては、限度額は定められていません。利益や他店と価格のバランスを考える必要はありますが、割引券によって景品表示法に違反することはありません。  1品サービスなどの無料券を発行する場合は、「何円以上ご利用の場合に限ります。」と明記すれば、違反を防ぐだけでなく、注文の追加に繋がるでしょう。 ★集客にお悩みの方はこちらの記事もおすすめ★ UberEatsへの出店で赤字脱却!売上・集客力向上の仕組みと注意点【ご相談無料】 【飲食店集客】売上がアップする無料券・割引き券ってどんなもの?  飲食店にとって効果的な無料券や割引き券のつくり方、配布の仕方にはいくつかコツがあります。  コツは他にもありますが最低限抑えておきたいポイントは以下の3つです。   ①割引券や無料券には有効期限をつける ②来店回数に応じた割引券にする ③時間や日時を特定した限定割引券にする  来店のきっかけになる無料券や割引き券ですが、いつも無料券や割引き券があるというイメージがつくと、「いつでも割引きになるから、今行かなくてもよい」と判断されてしまい、来店に結びつかなくなります。また、新規特典のクーポンばかりを発券していると、新規はお得でも、リピーターには、お得感がないと思われかねません。  ですから、新規にもリピーターにもお得だと思われるような割引券や無料券を効果的に発券する必要があります。  無料券や割引き券には、有効期限を設定し、「いつでもよい」と思わせないような工夫をしましょう。来店回数に応じた割引きとすることで、リピーターになることのお得感を与えるのもいいですね。  誕生日や女子会など特別な日限定割引券は、特別な印象を与えます。ほかにも、アイドルタイム限定の割引券によって、集客したい時間帯に来店を促しましょう。   【無料券や割引き サンプル】 ・20時以降来店で500円割引き ・2回目の来店でドリンク1杯無料 ・女子会限定「食後のアイス」無料 店舗経営・新規開業のお悩みは、開店ポータルBizにご相談ください  割引券や無料券は、来店のきっかけになり、工夫しだいでリピーターの確保に繋がります。  単なる無料提供ではなく、利益が上がるように配布の仕方を工夫し、割引きや無料になる条件を考えていきましょう。 ▼資金繰りにお悩みの方▼ 飲食店の経理・会計業務は自力厳禁!税理士にまかせる理由と見つけ方  開店ポータルBizでは、お店にあったクーポンツールなどの集客サービス、コスト削減方法を無料でご提案しています。下記フォームより、お気軽にお問い合わせください。
    開店ポータル編集部
    2020/02/19
  • 飲食店インバウンド集客 宗教別 口にしてはいけないNGな食べ物とは?
     インバウンドの波にのって、集客を考えている飲食店オーナーは多いでしょう。外国語メニューを用意したり、翻訳機を購入したり…外国人旅行客を受け入れられるように、店内環境を整えるお店をよく見かけるようになりました。    もちろん、そのように環境を整えることはとても大切なこと。でもその前に、海外からのお客さまを迎えるために、まず知っておかなければならないことがあります。それは、世界の宗教について知り、戒律によってどんな食材が禁じられているのかを知っておくこと。  世界の代表的な宗教とそれぞれの食事ルール、接客時のポイントをまとめました。 食のタブーを持つお客さまは、見た目で判断できない  飲食店オーナーの多くは、サリーやターバンを身に着けた外国人や、ヒジャブをつけた女性が入店したら、「食材に気を付けなくては…」と、意識を向けることが多いでしょう。  ところが、宗教上の理由で食べてはいけない食材を持っている人は、見た目で判断できないことがほとんどです。さらに、ベジタリアンやヴィーガンを含めると、もう見た目では判断できません。 インバウンド対策には、宗教について知ることが不可欠  世界には、さまざまな宗教を信仰する人たちがいます。既出のように、訪日外国人のなかには、宗教上の理由によって特定の食材を口にすることができないひとも多いです。  日本人は厳しい食事の戒律もなく、何でも好きなように食べられる人がほとんど。ですが、各国からやってくるお客さまの宗教では、どんな食材がタブーとされているのか、それをきちんと把握しておく必要があります。  宗教を生活の基礎とし、食事そのものを修行の一部ととらえている人もいます。飲食店のインバウンド対策には、宗教ごとに「食べることが禁じられている食材」、「食べることに嫌悪感を覚える食材」を知っておくことが必須です。予約・オーダー時には、これらの食材を避け、代わりの食材や調理法を提案する姿勢が求められるでしょう。 世界の代表的な宗教と、タブーとされる食材  世界のおもな宗教と、戒律によってどんな食品がタブーとされている(または、食べることに嫌悪感を示される)のかをまとめました。 ①イスラム教 ②キリスト教 ③仏教 ④ユダヤ教 ⑤ヒンドゥー教 ⑥ベジタリアン  一つずつ見ていきましょう。 ①イスラム教 【どんな宗教?】  キリスト教、仏教とともに、世界三大宗教に数えられるイスラム教。世界に18億人以上の信徒を持ち、おもにアジアや北アフリカ、中東などで信仰されています。  イスラム教では、戒律で食べることが禁じられた食材を「ハラーム」、食べてもよい食材を「ハラール」と呼びます。ハラーム、ハラールとはそれぞれ「禁じられている」「許可された」という意味で、生活全般に使われる言葉です。 【食事の戒律】  ハラーム(禁止)食材のうち、特に注意したいのは「豚肉」と「アルコール」です。  豚肉以外の肉は、神に祈りを捧げ、特別な方法で処理した動物の肉(ハラール・ミート)であれば食べることができます。 豚肉  豚肉は処理方法にかかわらず、すべてハラームとされます。肉そのものに加えて、ラード(豚脂)、ゼラチンやブイヨンなど(豚肉由来の成分が含まれる食品)も食べられません。スープのダシや、ゼラチンを使ったデザートなどは注意が必要です。また、豚肉を調理した鍋やフライパンで調理した料理もハラームとなり、口にしてはならないとされています。 アルコール  アルコールに関しては、ビールやワイン、焼酎などの飲み物はもちろん、料理酒やみりんなど調味料として使われるものもハラームです。日本食ではよく使われるものなので、気をつけましょう。 イカやタコ、うなぎ、貝類など  これらは戒律で禁じられている食材ではありませんが、食べることに嫌悪感を抱く人が多いです。料理に使うことは避けましょう。  イスラム教徒の多い東南アジア系のお客さまを集めるときは、「ハラール認証店」になることがお店の強みとなります。  イスラム団体をはじめとする各種機関によって、ハラール食品(原材料や製造工程に関して、イスラム教の基準をクリアした食品)を使っていること、そして適切な調理がされていることなどが認められると、ハラール認証を受けることができます。 【接客時のポイント】  イスラム教は食事に関する戒律が厳しい宗教です。どの料理に何が使われているのかがわからなければ、安心して食事をとることができません。メニューごとに原材料を説明できるようにし、食べられないものがないか確かめましょう。  また、イスラム教では豚は不浄の動物とされ、食べることはもちろん姿を見ることも嫌がられます。そのため、メニューに豚の写真やイラストを載せることも控えましょう。 「インバウンド集客に力をいれたい」 >>開店ポータルBizに無料相談する<< ②キリスト教 【どんな宗教?】  世界三大宗教のひとつに数えられるキリスト教は、イエス・キリストを救済者として信仰し、神の愛を説く宗教です。アメリカ大陸やヨーロッパに多くの信徒を抱えています。  カトリック教やモルモン教など、さまざまな宗派に分かれているのもキリスト教の特徴です。 【食事の戒律】  タブーとされている食材は基本的になく、多くの信徒は自由に食事を楽しんでいます。感謝祭やクリスマスといったキリスト教の行事でも、七面鳥や羊、魚などを使った料理がふるまわれていることからもそれがわかります。  ただ、次のように、宗派によって禁止されている食材や制限されている食材も存在します。 肉類  肉類はほとんど食べることができますが、宗派によっては特別なルールがあることも。カトリック教のように、一定期間の特定の曜日に肉を食べることを禁じる宗派もあれば、すべて禁止という宗派もあります。  魚介類は宗派によりますが、食べられないものはほとんどありません。卵や乳製品も同じです。 アルコール  お酒もほとんどの宗派で飲むことができますが、宗派のひとつであるモルモン教においては禁止されています。モルモン教ではお酒のほかに、コーヒーや紅茶、お茶などカフェインを含んだ飲み物も禁じられています。 【接客時のポイント】  キリスト教においてタブーとされる食材はあまりないので、ほかの宗教ほど神経質になる必要はありません。しかし、モルモン教やセブンスデー・アドベンチスト教会といった一部の宗派においては、食べられない食材があることも知っておいてください。  菜食が推奨されているセブンスデー・アドベンチスト教会の信者には、野菜や大豆製品を使ったメニューが喜ばれます。オーダー時には必ず、食べられない食材がないかお客さまに確認しましょう。 ③仏教 【どんな宗教?】  仏教は約2,500年以上前のインドにおいて、ブッダが開祖となって開かれました。仏教徒の9割以上は日本や中国、タイ、ベトナム、ミャンマー、スリランカといったアジア圏に住んでいます。  ブッダの教えに従いながら僧侶や信徒おのおのが修行にはげみ、悟りを開くことを目的としています。 【食事の戒律】   仏教にはさまざまな宗派があり、食事に関する戒律も宗派ごとに違います。「殺生をしてはいけない」という考えが根底にあるため、食事といえば肉や魚を使わない精進料理が一般的でした。  現代では肉を食べる人も増えていますが、食事そのものを修行ととらえ、戒律に従って食事をしている仏教徒もいます。  一部の僧侶や厳格な仏教徒が避ける食材には、次のものがあります。 肉類全般  肉食を避けるのは、不殺生の考え方からくるものです。動物由来の成分を使ったゼラチン、ブイヨン、ラード(豚脂)やヘット(牛脂)も避けます。 五葷(ごくん)  玉ねぎ、にんにく、ニラ、らっきょう、アサツキの5種類の野菜のことです。香りが強く、修行の妨げになるとされています。 【接客時のポイント】  仏教徒のお客さまには、厳格な信徒と、肉食も楽しむそれ以外の信徒がいます。信仰の強さによって、食べられるものと食べられないものが変わります。予約時やオーダー時に、食べられない食材がないかどうかしっかり確認すると間違いないでしょう。  厳格な仏教徒の場合、前述のように肉そのものだけでなく、動物の脂を使った料理も食べることができません。調理には植物性の油を使うようにしましょう。 「中国人旅行客の対応方法を教えてほしい」 >>開店ポータルBizに無料相談する<< ④ユダヤ教 【どんな宗教?】  イスラエルやアメリカ大陸、ヨーロッパの一部などで信仰されているユダヤ教は、イスラム教やキリスト教の原点となった宗教です。  約3,000年前にエジプトでつくられた「モーセの十戒」が、ユダヤ教徒の生活の基本となっています。 【食事の戒律】  ユダヤ教では、「カシュルート」と呼ばれる食事のルールがあります。ユダヤ人にとって適正な、神の教えに従った食べ物はコーシャ(適正)な食べ物と呼ばれ、コーシャでない次の食材はタブーとされています。 豚肉  ひづめがふたつに分かれていない動物(豚や馬、うさぎなど)の肉や、猛禽類をはじめとする24種の鳥の肉を食べることが禁じられています。ひづめが分かれている牛、鹿、羊などの肉は可とされますが、いずれも戒律に従い、特別な方法で処理された肉でなければ食べることはできません。  なお、卵はコーシャな鳥類の卵であれば食べることができます。 ヒレとうろこを両方持たない魚介類  ヒレとうろこを持たないタコやイカ、えび、かに、貝類などの魚介類もタブーとされます。 乳製品と肉の食べ合わせ  乳製品は、コーシャな動物の乳からつくられたもののみ食べることができます。  しかし、乳製品と肉の食べ合わせは禁じられています(肉を食べたあと、乳製品を食べていいのは6時間以上経ってから。逆の場合は、乳製品を食べて最低30分経ってから肉を食べる)。 アルコール  お酒に関しては、原材料や製造工程の基準があり、コーシャであると認められたものであれば飲むことができます。日本酒メーカーでは、認定機関からコーシャ認定を受ける動きが広がっています。 【接客時のポイント】  ユダヤ教徒は、コーシャでない食材を誤って食べてしまうのを恐れ、外食を避ける人も多くいます。  さらに日本では、ユダヤ教徒が安心して食べられる、適切な処理がなされた肉(コーシャミール)の入手が困難。野菜や魚介類を中心にしたメニューでおもてなしすると喜ばれるでしょう。  乳製品と肉の食べ合わせはできないため、肉の入ったグラタンやシチュー、チーズ入りのハンバーグなどはNGとなります。  また、血液は不浄なものと考えられています。ステーキや魚の焼き具合には十分に気をつけましょう。 ⑤ヒンドゥー教 【どんな宗教?】  ヒンドゥー教は、キリスト教、イスラム教に次いで世界で三番目に信徒の多い宗教といわれています。信徒の大多数はインドやネパールに住んでおり、日々の生活、社会機構、考え方などすべてにヒンドゥー教の教えが根付いています。 【食事の戒律】  不殺生の考え方が根底にあるので、肉食を避ける人が多く、ベジタリアン以外と食事を共にしない人もいるようです。  食事の戒律も厳しく、食材や調理法、食べる時間などに対してとても気をつかいます。タブーとなる食材の例を挙げました。 牛肉  もっとも注意が必要なのが牛肉です。ヒンドゥー教において牛は神聖な存在とされ、神話にも多く登場し、生活を支えてくれる大切な動物として敬われているからです。  牛乳由来の脂肪であるバター、ヘット(牛脂)を用いた料理もタブーとされます。 豚肉  崇拝対象となっている牛に対し、豚は不浄な動物と考えられているため、食べることはありません。  豚肉そのものだけでなく、ラード(豚脂)やゼラチン、ブイヨンなど(豚肉由来の成分が含まれる食品)が含まれた料理も食べることができません。 【接客時のポイント】  牛肉や豚肉以外にも、魚介類全般、卵、五葷(ごくん)と呼ばれる香りの強い野菜(ニンニク、ニラ、ラッキョウ、玉ねぎ、アサツキ)を避ける人もいます。  ヒンドゥー教徒は一般的に肉食を避けますが、鶏肉、羊肉、ヤギ肉に限って食べる人もいます。カースト(身分制度)によって食事のルールが異なるので、お客さまに確認しましょう。  また、ヒンドゥー教では、左手は用を足すときに使う不浄な手とされています。料理や飲み物をサーブするときは、右手を使うように心がけましょう。 ★インバウンド対策記事★ 訪日外国人観光客が日本の飲食店に求めていることとは? ⑥ベジタリアン 【どんな人たち?】  菜食主義者と訳されるベジタリアンは、肉類や魚介類などの動物性食品をとらない人たちです。ベジタリアンは世界中に住んでおり、それぞれの国の食文化や宗教に従って食事をしています。  宗教上の理由、動物愛護、環境保全、健康のためなど、ベジタリアンになる理由は人によってさまざま。何を食べるかによって、次のように種類が分かれます。 ヴィーガン  肉類、魚介類、卵、乳製品といった動物性食品を一切食べず、野菜や果物、豆といった植物性食品のみを口にする人たちです。はちみつやゼラチンも食べず、毛皮のコートや革製のバッグなど、動物の命を奪って作られるものも身に着けません。 ラクト・ベジタリアン  植物性食品に加え、動物性食品ではバターやチーズなどの乳製品のみ口にする人たちです。肉類や魚介類、卵は避けます。 ラクト・オボ・ベジタリアン  植物性食品と乳製品に加え、卵も食べる人たちです。国際ベジタリアン連合においては、ラクト・オボ・ベジタリアンが基本的なベジタリアンであるとされています。 フルータリアン  フルーツやナッツなどのみ口にする人たちです。「植物の命も大切にする」という考え方があるため、収穫しても木を死なせない「実」の部分を食べるのです。 【避ける食材】  いくつかの種類に分かれるベジタリアンですが、一般的には肉類や魚介類、卵が避けられています。乳製品は、健康上の理由からベジタリアンになった人が避ける傾向があります。  また、一部のベジタリアンは、「収穫するときに小さな昆虫などを殺してしまうから」という理由で、大根や人参などの根菜類や五葷(玉ねぎ、ニンニク、ニラ、ラッキョウ、アサツキ)なども口にしません。 【接客時のポイント】  「ベジタリアン=植物性食品であればすべてOK」というわけではありません。ヴィーガン、ラクト・ベジタリアンといったお客さまのタイプによって、食べるものと食べないものがあります。お客さまに尋ねて、食べられないものを確認しましょう。  おすすめは、大豆でできた加工食品「ソイミート」を使った料理です。ベジタリアンの多いアメリカではスーパーで簡単に手に入る食材で、ひき肉の代わりに使うことができます。  欧米で人気の豆腐ハンバーグのほか、ソイミートを使ったカレーや餃子、ミートソースなどもベジタリアンのお客さまに喜ばれるでしょう。 「外国語メニューブックを作成したい!」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう<< 外国人の受け入れ対策に悩んだら、開店ポータルBizに無料相談!  世界にはいくつもの宗教があり、食事に関する戒律もさまざまです。どんな宗教のお客さまにも安心して食事を楽しんでもらえるよう、それぞれの宗教で食べることができるもの、できないものを把握して接客にあたりましょう。  また、予約時やオーダー時に、食材や調理法の説明をしっかりできるようにすることも必要です。食べられない食材の代わりにどんな食材を使うのか、調理方法をどのように変えるのかといったことについても、アイデアを出しておくとよいでしょう。  訪日外国人が多いこのご時勢に、飲食店に求められるのは、「食べてはいけない食材はありますか?」と確認する姿勢です。世界の宗教と、食事のマナーや戒律について知識を深め、宗教にかかわらずどんな人でも楽しく食事ができる店づくりをしましょう。 >>インバウンド対策について無料相談する<< ★外国人観光客の受け入れ対策に関する記事はこちら★ 2020年の東京五輪までに導入しておきたい!外国人観光客の受け入れ対策5選  開店ポータルBizでは、訪日外国人の受け入れ対策のほか、インフラ周りのコスト削減、地域やお店にあった集客方法・HPやSNS運用についてのご相談を無料で承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください!
    開店ポータル編集部
    2020/02/18
  • 飲食店衛生管理 ネズミ・ゴキブリ対策 !害獣・害虫駆除を業者に依頼すべき理由【相談無料】
     飲食店経営者の頭を悩ませる招かれざる来客、害獣・害虫。特にネズミやゴキブリは、1匹見つけたら100匹は潜伏していると言われています。  飲食店にとってネズミやゴキブリは、切っても切れない縁にありますが、食中毒の原因となる菌やウィルスを運ぶため、徹底的に駆除したいところ。そんな時は専門業者に任せましょう。  今回は飲食店経営者が害獣・害虫駆除を業者に任せた方がいい理由についてご説明します。 飲食店はネズミやゴキブリの天国  ネズミやゴキブリにとって、住みやすい環境とは、いったいどのような場所でしょうか。それは、あたたかく餌が豊富で、暗く、湿度と水のある場所…まさに、飲食店の厨房にあたる環境です。  特に断熱性のあるコンクリート造りの店舗は要注意です。侵入経路は玄関、窓の隙間、換気扇の通風孔など、隙間があればどんなところからでも入り込み、見つかりにくいところに巣をつくります。  ネズミやゴキブリの巣はどこにあるのだろう…と、考えるだけでもぞっとしますね。 害獣・害虫による被害とは?  ネズミやゴキブリがいることで、どのような被害が発生するのでしょうか。  ネズミは衛生害獣、ゴキブリは衛生害虫と言われています。衛生害獣・衛生害虫とは、「人々に感染症をもたらし、人々を脅えさせる家屋等に浸入しやすい比較的小型の哺乳類・昆虫(及びダニ類)」のこと。  衛生害獣や衛生害虫は主に以下の菌を体中につけてまき散らしています。 ・サルモネラ菌 ・大腸菌 ・ピロリ菌 ・赤痢菌 ・チフス菌  ご存知でしょうが、どれも食中毒を引き起こす原因となる菌ばかりです。貯蔵している食材の上をネズミやゴキブリが這いまわったら…食材をかじったら…食品を汚染し、食中毒を発生させる確率はぐっと高まるでしょう。  さらにフンや死骸も不衛生。舞い上がった細かいフンのホコリを吸い込むと、アレルギー反応を引き起こします。  また、ネズミはげっ歯類なので、配線をかじってダメにしてしまうことも。電化製品の隙間にゴキブリが入り込み電線をショートさせ、火災が起きる場合もあります。  ちなみに、ネズミがかじるのは配線だけではありません。人間もかじってしまいます。菌を持ったネズミに噛まれることで、その傷口からスピリルム(またはストレプトバチルス)という原因菌が体内に入り鼠咬症(そこうしょう)にかかってしまうことも。これを発症すると、発熱や頭痛、震えなどの症状がみられ、最悪の場合は死に至ります。  また、ネズミやゴキブリが発生した場合、保健所に通報されてしまい、営業停止処分になることもあります。たかがネズミ、ゴキブリと侮っていては、大切なお店を手放さざるを得ない状況にもなり得るのです。 >>害虫駆除について無料相談したい<< 自己流は危険!専門業者に依頼しよう  ネズミやゴキブリを見つけたらすぐに退治しましょう!…と言いたいところですが、自己流の退治方法では、ネズミやゴキブリを根絶できません。  出てきたものを一匹ずつ叩いて殺すのでは繁殖力に負けてしまい、巣の中に潜んでいるネズミやゴキブリはどんどん増えてしまいます。また、ネズミは触れるだけで病原菌に感染してしまう恐れがあります。  「市販のスプレーで退治すればいいんでしょ?」という考えも危険です。きちんと換気がされていない中で火をつけてしまい、大爆発を起こす恐れがあるからです。  ではいったいどのようにすればよいでしょうか。その答えは一つです。害獣・害虫を駆除したい時には専門業者に依頼しましょう。専門業者ならば、効果の高いコーキング材(毒餌)を使えますし、ネズミやゴキブリの巣を発見し、根絶してくれます。さらに、「業者に駆除を依頼した」という事実が衛生対策をしている証明になり、保健所の監査の時にも有利になります。 衛生害獣(ネズミ)駆除業者の取り組み   ■捕獲  最も確実で安全な方法・粘着シートを使用します。ネズミが通りそうな場所に粘着シートを設置し、捕獲します。 ■毒餌・忌避剤の散布  ネズミ用の毒餌・ベイト剤をネズミに食べさせて退治します。あわせてネズミが嫌がるにおいを出す薬剤(忌避剤)をまくことによって、ネズミが入ってこられないようにします。 ■防鼠工事  ネズミは壁に穴をあけ、そこに巣を作ります。ネズミが発生した物件は工事をしないとどんどん食い荒らされてしまうのです。業者はそんな鼠穴を塞ぎ、入ってこられないように対策を施します。 ■万全のアフターケア  多くのネズミ駆除業者では無料でアフターケアをしてくれます。定期点検をして、再発を防ぎます。 >>店舗運営の悩みを無料相談する<< 衛生害虫(ゴキブリ)専門業者の取り組み ■清掃  店の隅々までゴミを掻き出しゴキブリの餌をなくすことで、ゴキブリが寄り付きにくい環境を整えます。 ■巣の撤去  ゴキブリの巣を見つけ洗浄します。卵を一つ残らず排除してくれるのもプロならではです。 ■コーキング材の散布  コーキング材という毒の餌を撒き、ゴキブリを死滅させます。専門業者であれば飲食店用に“環境や食品に優しい素材”でできたコーキング材を用意しています。飲食店にとって、人体に無害な薬品を使ってくれることは重要なポイント。1ヶ月ほど様子を見ながら時間をかけて確実にゴキブリを根絶します。 ■定期点検サポート  定期点検などのアフターサポートをしてくれます。 開店ポータルBizに無料相談しよう!  素人の対処ではなかなか効果が出にくい、害獣・害虫対策。人気店であってもネズミやゴキブリ騒動によって、閉店に追い込まれてしまうケースは少なくありません。  何を大げさに…と思いがちですが、最悪の場合保健所が立ち入り、営業停止に追い込まれる可能性もあります。  「飲食店なのだから害獣や外虫があらわれて当然」と考えていてはいけません。もしネズミやゴキブリを発見したら、すぐに駆除業者に依頼するなど衛生管理を徹底しましょう。 ★飲食店経営おすすめ記事★ 飲食店の経理・会計業務は自力厳禁!税理士にまかせる理由と見つけ方 ★飲食店経営おすすめ記事★ UberEatsへの出店で赤字脱却!売上・集客力向上の仕組みと注意点【ご相談無料】  
    開店ポータル編集部
    2020/02/18
  • 飲食店が税理士と契約した場合にかかる費用相場【相談無料】
     飲食店経営者の中には、「料理は得意だけど、売り上げや税金の計算は苦手だな」と感じている方も多いでしょう。できるのなら、わずらわしい会計業務を信頼できる人にお願いして、料理や接客、お店づくりに専念したいですよね。  とはいえ、会計業務を依頼するとなると、頼りになるのは税理士。「税理士と契約するのは、費用が高そう…」と、二の足を踏んでしまう方も多いはず。本記事では、税理士と契約した場合に受けられるメリットと、顧問料の相場についてご説明します。 飲食店経営に税理士は必要?  飲食店オーナーのなかには、経費節約のために自力で売上の計算や税金の処理を済ませようと考える方も多いでしょう。なかには「修業時代に経理の経験があるから大丈夫」と考える方もいるかもしれません。しかし、調理や接客、清掃、仕込み、従業員教育などをこなしながら、毎日帳簿をつけるのは時間的にも体力的にも厳しいものがあります。さらに従業員の給与計算や確定申告まで重なると、休むひまもありません。  「確定申告のときだけ、お世話になろうかな…」という考えは、やや甘いです。確定申告の時期は、税理士にとって一番の繁忙期。依頼が殺到するため、必然的に依頼料が割高になってしまいます。「もっと早く声を掛けていれば…」と後悔しても遅いのです。  飲食店オーナーは、なるべく早い段階で税理士と契約し、良好な関係を築いておくことが最良の策です。確定申告時の依頼料を抑えることもできますし、日々の資金繰りについて、プロ目線からの的確なアドバイスをもらうことができます。 「お店にあった税理士を見つけたい」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう<< 開業前に税理士と契約するのが得策  それでは、税理士と契約するのに最適な時期はいつでしょう?それはズバリ開業前です。それも金融機関から融資を受ける前。税理士を通すことで、融資を受けるさいに有利に事を進めることができます。事業計画書の策定や新創業融資制度の申請のときにアドバイスを受けられるだけでなく、中小企業経営力強化資金という融資制度も受けられるようになります。  「もう開店してしまったし、今からでは遅い?」と落ち込んでいる方もご安心ください。繁忙期をさけて契約すれば、比較的よい条件で契約を交わすことができるでしょう。目安としては「夏が終わる前に」税理士と契約するのが望ましいです。  開店ポータルBizでは業界最安値の税理士(月5,000円)をご紹介しています。気になる方、税理士をお探しの方は、お気軽にお問い合わせください。 税理士と契約するメリット    税理士と契約すると、飲食店経営者にとってメリットがたくさんあります。 ■開店前から契約していると受けられるメリット 事業計画書の策定時にアドバイスを受けられる  金融機関から開店資金の融資を受けるさい、事業計画書の策定が必要になります。しかし、初めての開業の場合は説得力のある事業計画書を書くのはなかなか難しいもの。内容に不備や矛盾があれば、融資を受けるのが難しくなります。こんなとき、経験豊富な税理士なら現実的で説得力のある事業計画書を作成してくれます。そのため、金融機関との交渉を有利に進めることができます。 新創業融資制度や中小企業経営力強化資金が受けられる  開業時にはさまざまな融資制度や助成金が受けられます。なかには、税理士に相談していると受けられる融資制度も。たとえば、中小企業経営力強化資金は、認定支援機関(経営革新等支援機関)の指導・助言を受けることが必須条件です。税理士を味方につけるとより多くの開業資金を集められます。 ■開店後に受けられるメリット 日々の記帳を代行してもらえる  飲食店オーナーは料理のプロであるとともに、経理のプロであることも求められます。しかし、どちらも完璧にこなせる人は、そうそういません。そんなときにパートナーとなって手助けしてくれるのが、税理士です。  記帳代行には追加料金を請求されることが多いですが、何より面倒な売り上げの計算をプロに任せられるのは大きなメリットです。 確定申告をまかせられる  日ごろからお付き合いのある税理士がいると、確定申告のときに優先的に対応してもらえます。めんどうな確定申告のときにだけ税理士を頼ろうとしても、引き受けてくれる税理士は見つからず、いざ見つかっても割高な報酬を請求されるケースがほとんどです。 経営のアドバイスをもらえる  どんぶり勘定で経営していると、キャッシュフローや経営の悪化になかなか気づけないものです。ところが税理士にこまめに経営状況を相談していると、経営が悪化していることにいち早く気付いてもらえます。経営をたて直すにはどうしたらいいか、資金繰りのプロの観点からアドバイスをもらえます。 ★税理士にまかせる理由と見つけ方に関する記事はこちら★ 飲食店の経理・会計業務は自力厳禁!税理士にまかせる理由と見つけ方 税理士と契約した場合にかかる費用【相談無料】  税理士の顧問料・報酬相場は年間売上高によって変わります。それは、売上高が上がれば税理士の作業量も増えるからです。  また、納税額も上がり、税理士の責任も重くなります。そのため、報酬も高く請求されるようになるのです。しかし、依頼料は税理士によってまちまち。安い依頼料で請け負ってくれる税理士もいれば、相場より高い税理士もいます。一般的に税理士の顧問料・報酬相場は下記のようになっています。 ■法人の場合の顧問料・報酬相場 「業界最安の税理士を紹介してほしい!」 >>開店ポータルBizに無料相談する<< ■個人事業主の場合の顧問料・報酬相場 開店ポータルBizなら5,000円/月からはじめられる!  開店ポータルBizでは、飲食業界・外食業界に特化した税理士をご紹介しています。さらに、開業準備や資金調達、日々の記帳や会計業務、プロによる集客対策など、あらゆる面から店舗経営をサポートします。  気になる費用はなんと5,000円/月。30日間の無料お試し期間を設けているので、試さないという選択はありませんよね。いま現在お世話になっている税理士を見直したいといった方も、ぜひお問い合わせください。 >>開店ポータルBizに無料相談しよう<< 開店ポータルBizで「業界最安値」の税理士と出会おう!  飲食店経営者にとって税理士と契約するメリットは非常に大きなもの。しかし、自力で税理士を見つけるのはなかなか難しいですよね。税理士の顧問料は小さな飲食店にとって決して安いものではありません。そんなときは開店ポータルBizに無料相談をしてください。開店ポータルBizなら、相場よりも安く、経験豊富な税理士をご紹介することができます。わずらわしい経理の仕事をプロに任せて、店舗経営の負担を軽くしましょう。 ★経営サポートサービスに関する記事はこちら★ 飲食店開業に税理士は必須? 資金調達・会計・財務・税務・経営の悩みを解決する方法  開店ポータルBizでは、飲食業界に強い税理士探し、店舗運営にかかるコスト削減のほか、資金調達サービス、地域やお店にあった集客方法・HPやSNS運用についてのご相談を無料で承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください!
    開店ポータル編集部
    2020/02/17