集客方法・HP制作

訪日外国人観光客が日本の飲食店に求めていることとは?

開店ポータル編集部
2019/07/01
この記事の目次 [表示する]
 近年、どんどん増えている訪日外国人観光客の数。2020年には東京オリンピックを控えており、今後はさらに増加することが予想されます。これは飲食店にとって、稼ぎ時となる絶好のチャンス。しっかりと準備を整え、受け入れ体制を万全にしておきたいところですよね。

 とはいえ、なにから手をつけたら良いかわからない経営者も多いことでしょう。体制をつくるにはまず、ニーズを知る必要があります。そこで、本記事では外国人観光客が日本の飲食店に求めていることと、その対策についてご説明します。

外国人観光客の増加推移


 日本に訪れる外国人観光客の数は年々、増加の一途をたどっています。
 日本政府観光局の発表によると、2019年1月から5月の訪日外国人は約1,300万人以上。これは2013年の年間総人数に匹敵する数です。
 
 そして、その割合の大半を占めるのは、中国や韓国、台湾を筆頭に、香港やタイなどのアジア圏の国々。次いで、アメリカやヨーロッパ圏といった順になっています。

 この増加の背景には、円安やLCC航空の普及によって低コストで旅行できるようになったことや、日本の文化や食への関心の高まりがあると考えられています。

外国人観光客が求めていることとは?

 外国人観光客が日本の飲食店に訪れる一番の目的は、おいしい和食を楽しむこと

 そのため、納得のいくお店選びができることや、スムーズに注文や会計ができること、待ち時間を有意義に過ごせることなど、快適に食事ができる環境を求めています。

 外国人観光客が求めていることに対する対策を、環境編メニュー表編インターネット編に分けてみていきましょう。
 

【環境編】
快適に過ごせる空間づくりにはWi-Fi・決済端末の導入が不可欠!

 Wi-Fiや、クレジットカードやQR決済の端末導入は、外国人観光客だけでなく日本人にとってもメリットとなります。
 集客アップにも繋がるうえ、特に決済端末は手間なく導入できるものもあるのでおすすめです。

①Wi-Fiを提供する


 快適な空間づくりに欠かせないWi-Fiは、あるだけでも入店率を高める効果があります。調べものをしたり動画を見たりと、待ち時間を有意義に過ごせるため、お客様満足度の向上も期待できるでしょう。その際、店内や料理を、FacebookやInstagramなどのSNSでシェアしてもらえれば宣伝にも繋がります。

 また、Wi-Fiがあると滞在時間が長くなる傾向があります。その分注文の増加が見込めるため、売上アップの効果も。お客様だけでなく店舗側にもメリットがあります。

②クレジットカード決済端末を導入する


Times Pay HP:https://www.timesclub.jp/lp/credit/
 海外は、日本に比べてカード決済が普及しているため、クレジットカード決済端末の導入は必須です。おすすめは“Times Pay(タイムズペイ)”。コインパーキングやカーシェアリングを運営する、パーク24株式会社が提供しているサービスです。

 VISA、Master、JCBなど主要の6ブランドに対応しており、決済手手数料は3.24%~とお手頃なのがポイント。手のひらサイズの端末のため、持ち運びも簡単です。席会計にも柔軟に対応できますよ。

③QR決済に対応する


 クレジットカード決済端末とあわせて“PayPay”や“starpay”を導入し、QR決済にも対応できるようにしておきましょう。

PayPay
 2018年10月にサービス提供を開始したPayPay。今なら初期導入費や決済手数料、入金手数料が0円で、負担なく始められます。申し込みから利用開始まで一週間程度とスムーズなのも、気軽に始めやすいポイントです。ただし、この決済手数料は2021年9月30日まで、ジャパンネット銀行以外の入金手数料は2020年6月30日までと、無料期間が定められているので注意してください。
starpay
 マルチ決済サービスのstarpayなら、PayPayやLINE Pay、楽天ペイ、Wechat Pay にALIPAYなど、複数の決済ブランドを一つの端末で対応可能です。従来通り、お客さまのQRコードを読み込むだけで決済が完了できるため、複雑な操作はありません。オペレーションの効率化にも繋がります。
✨Point✨
 複数のキャッシュレス決済サービスの導入を検討している場合、一つひとつのキャリアに申請・手続き・申し込みをするのは、とても面倒ですよね。開店ポータルBizは、複数のキャッシュレス決済サービスの販売代理店です!店舗オーナーさまにとってご面倒なお手続きを無料でサポートしています。キャッシュレス決済サービスの導入をご検討中の方、より手軽にはじめたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!

④通訳サービスを導入する


 そして、円滑なコミュニケーションをとるために、重要となってくるのが通訳サービス。

 現在は無料で使える翻訳アプリがいくつもリリースされています。コストを抑えたい店舗は手始めに利用してみましょう。

 翻訳精度が高いものであれば、“クラウド型AI通訳サービス”がおすすめです。
 クラウド型AI通訳サービスは、音声認識による通訳はもちろんのこと、テレビ電話のようなかたちでオペレーターによる対人通訳も可能です。スマートフォンやタブレット端末があれば簡単に導入できるため、手間もかかりません。  

【メニュー表編】
わかりやすさを意識したひと手間が大切!

 注文時に欠かせないメニュー表。たとえ言葉が通じなくても、デザイン次第でミスなくスムーズに注文をとることができます。

 メニュー表で一番大切なのは、わかりやすいこと。誰が見ても誤解なく伝わるように工夫を凝らして作ってみましょう。

①多言語化対応する


 日本語以外にも、英語や中国語、韓国語、フランス語、イタリア語など、複数の言語に対応したメニュー表を用意しておきましょう。
 会話ができずとも、母国語のメニュー表があれば安心して注文してもらえます。

 ただし、日本語メニューをそのままアルファベット表記にしたり、直訳してしまわないよう注意が必要です。
 食材や調理法を交えながら、どのような料理かを伝えることが大切です。

②写真の貼り付けて、番号を振り分ける


 メニュー表には、できるだけ料理写真を貼っておきましょう。味や食感など言葉だけではわかりにくい料理も、写真があればイメージしやすいです。

 また、写真とあわせてそれぞれに番号を振っておくのもおすすめです。言葉が通じない場合、聞き間違えによるオーダーミスも起こりかねません。その点、番号を伝えるだけなら間違いにくく、注文もしやすいですよね。

③食材を明記する

 外国人観光客向けのメニューで、特に注意しなければならないのが食材を明記しておくことです。

 好き嫌いで食べられない場合以外に、アレルギーや宗教上の理由で特定の食材を食べられない方もいます。大きな字や赤文字で目立つようにしたりイラストを入れたりと、ぱっと見てわかるようにしておくと良いでしょう。

 最近ではベジタリアンやハラル専門の飲食店もありますが、そうでないところでも安心して食事をしてもらうための配慮が大切です。

★宗教別 口にしてはいけない食べ物に関する記事はこちら★
インバウンド集客 宗教別 口にしてはいけない食べ物を理解しよう

【インターネット編】
お店選びは口コミ重視!外国人観光客向けメディアに掲載しよう!

 どの飲食店に入ろうか決めるとき、外国人観光客も日本人と同様にグルメサイトや情報サイトの口コミを参考にしています。そのため、外国人観光客向けサイトへの登録は欠かせません。

 店舗選びの際に、口コミはとても重要なものとなってきます。お店のスタイルやターゲット層にあわせてサイトを選んで登録してみましょう。

①SAVOR JAPAN


SAVOR JAPAN HP:https://savorjapan.com/
 全国の飲食店をエリアや業種別に検索できる、外国人観光客人気No.1のグルメサイトです。

 基本情報からクレジットカード対応の可否やWi-Fiの有無など細かい情報まで掲載可能となっています。言語は英語、中国語、台湾語、韓国語に対応しており、翻訳はプロの手による手動翻訳。細かい部分まで、お店のこだわりをしっかりと伝えられます。

 また、SAVOR JAPANではお店の紹介だけでなく、日本食のマナーや文化、食べ方などさまざまな情報も配信しています。日本食をより楽しんで食べてもらいたいという、おもてなしの心からきているようです。

②トリップアドバイザー


トリップアドバイザーFacebook:
https://www.facebook.com/TripAdvisor.jp/

 飲食店だけでなく、宿泊施設や観光名所などさまざまな施設やスポットの情報が掲載されている、世界最大の口コミサイトです。大手だけあって、月間訪問者数は4億超え。掲載するだけで、お店を知ってもらえる確率がぐんとアップします。

 オーナー登録をすれば写真の投稿やお店の詳細情報が掲載可能で、写真や情報は最新のものに都度変更することもできます。

 情報更新代行サービスもあるので、忙しくて余裕がない方はぜひこちらをご活用ください。
大衆点評HP:http://dianping-jcc.jp/
 中国で最大規模を誇る口コミサイト、大衆点評。トリップアドバイザー同様に、ショップやホテル、サロンなどさまざまな店舗や施設の情報と口コミが掲載されています。

 中華圏のほとんどの方々が見ているといわれているため、その層をターゲットとしている店舗や外国人観光客の中でもその割合が高いところは、掲載しておくのがおすすめです。

 登録件数が多いため、お店を見つけてもらいやすいよう、キーワード検索優先表示やバナー表示といった、広告プロモーションも用意しています。より効果的な集客をおこないたい方は、こちらもチェックしてみてください。  

外国人観光客のニーズに応えたお店づくりを


 新たなサービスの導入やひと手間加えたメニュー表の作成、グルメサイトや口コミサイトへの登録など、できることはたくさんあります。なかにはコストがかかるものもあるため、それぞれお店の状況にあわせて、一つずつ取り組んでいってください。

 自分が海外旅行に行ったとき、飲食店でどのような工夫がされていたら利用したくなるか、居心地が良いと思えるかを想像してみると良いでしょう。そこで思いついたことこそ、外国人観光客が日本の飲食店に求めていることに繋がっていくかもしれません。相手の立場に立って考えることが大切です。

 開店ポータルBizでは、Wi-Fiやキャッシュレス決済の導入や、グルメサイトへの登録、インフラ周りのコスト削減のほか、地域やお店にあった集客方法・HPやSNS運用についてのご相談を無料で承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください!

 

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