集客方法・HP制作

東京の集客方法はNG!地方飲食店が取り組むべき3つの集客方法を解説

開店ポータル編集部
2018/09/10
この記事の目次 [表示する]
 「何を試しても、集客が上手くいかない」と悩んでいませんか?もしかしたら、あなたの地域にその集客方法があっていないことが原因かもしれません。
 実は、東京と地方では集客方法が違います。今回は、地方向けの集客方法を紹介します。

地方は東京よりも集客が大変?

 人口の多い東京は集客に苦労をせず、人口の少ない地方は集客に苦労する…なんて、思っていませんか?
 実際は、そうではありません。総務省統計局が2015年から2017年にかけて実施した外食費用ランキングの1位~10位までを見ると、岐阜市、奈良市、高知市といった人口が100万人を下回る地方都市が複数ランクインしています。地方の人は、外食をしないわけでも、地方だから集客できないわけでもないのです。

 集客がうまくいかない原因の多くは、その「方法」に問題があるようです
 
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東京と地方の「違い」とは?

 東京と地方では人口に差があります。東京では、チーズ専門店やシュリンプ専門店などそれだけで経営が成り立つ専門店が数多く存在します。この理由は、東京には人口が多いため、半年や1年に1回行けば満足するような店でも経営は成立するからです。

 しかし、地方の場合は人口が少ないため、リピート率が重要になります。何度も同じ人に来てもらえるように、ランチや夕食、飲み会などさまざまなシチュエーションに合わせたサービスの提供が必要です。東京と同じ集客方法を行っても、あるいは東京で人気だからと似たような店をオープンさせても失敗するのはこのためです。
 
 では地方飲食店は、どのように集客するとよいのでしょうか。

地方飲食店がやるべき3つの集客法

 地方飲食店がやるべき集客のポイントは、
ターゲットを絞らない
東京ではできない体験の提供
地元の人に愛される店作りの3つです。

 一つずつ見ていきましょう。

①ターゲットを絞らない

 「ターゲットを絞る」のは集客の常識ではありますが、人口が少ない地域の場合、ターゲットを絞るのではなく、幅広いターゲットに受け入れられる店にする必要があります。地域に愛される店づくりを目指す飲食店は多いですが、地域に限定するのではなく、都会にも目を向けてより多くの人に愛される店にするべきです。

②ここでしか味わえない食事と体験を提供する

 普段暮らしていると当たり前のことでも、そこに暮らしていない人にとっては珍しいことはたくさんあります。灯りを消して星空を眺めながら、地元で作られたワインが楽しめる「天体観測イベント」や収穫体験の後、とれた野菜でピザを味わえる「収穫体験イベント」などは、都会では体験できないため人気があります。

③地元の人にうれしいサービスを提供する

 地方の場合、首都圏とは異なり交通網が発達していません。駐車場を設置し、車で気軽に来店できるように、駐車場のある路面に店舗を作りましょう。その上、公共交通機関利用者も来店できるように、最寄り駅から徒歩15分以内の場所であればなお良いでしょう。
 他にも、歓送迎会シーズンには無料で送迎サービスを行う、主婦層向けにランチを提供する、法事や慶事などの宴席にも対応するなど、さまざまなニーズに対応します。
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田舎にあるのに行列ができる店

  田舎でも繁盛している店は、上記3つの集客方法を上手く取り入れています。では、実際にどのような店なのか具体的に見てみましょう。

岡山県 食堂かめっちHP

 お店があるのは岡山県久米郡美咲町。近くにある養鶏場の産みたてたまごを提供しています。
 人気メニューは、350円の黄福定食。生卵・漬物・ごはん・味噌汁が付いています。350円でありながら、たまかけご飯のおかわりは自由。他にも、オムレツや卵とじなど卵料理を提供しています。

奈良県 くるみの木HP

 奈良県に奈良県産の野菜を使った体にやさしい「おばんざい」が魅力のお店です。雑貨店「カージュ」服飾「ノワ・ラ・スール」を併設しており、手作りの衣服や器の常設展示や料理会などのイベントを随時開催しています。地元の人はもちろん、奈良県の観光スポットとしても人気があります。

宣伝方法はネット?それとも紙媒体?

 地方の飲食店の場合、ネット広告がよいのかそれとも折込チラシなど紙媒体がよいのか悩むこともあるでしょう。広告手段としては、次の6つの方法があります。

①テレビやラジオ
②折込チラシ
③ポスティング
④雑誌掲載
⑤自社サイトや動画
⑥SNS


 ポイントは、ターゲットが利用する宣伝方法を探すことです。クックビズ総研の調べによれば、東京とそれ以外の地域ではインターネットの利用に大きな差があります。また、地方でも関西や九州は、グルメサイトの利用者が多いこともわかっています。その地域に合わせた紙媒体の宣伝を行うのはもちろん、地元だけでなく、首都圏に向けてターゲットを広げるためにも、自社サイトやSNSなどで積極的に発信しましょう。

 日本国内の携帯電話、パソコンの普及率は95%です。グルメサイト検索の有無にかかわらずほとんどの人が、携帯電話やパソコンを使っています。アンケートなどでメールアドレスや店の感想などを収集しましょう。メールで店の情報を定期的に発信できれば、リピート率も上がります。また、店の感想は、サービスの向上に繋がり、自社サイトに掲載することで、来店を検討している人の参考にもなるでしょう。
 
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 地方飲食店でも3つの集客法を実践し、インターネットやその土地に合わせた宣伝を行えば、集客ができるのです。田舎にあるけれど行列ができる店の多くは、これらを実践しています。

 ポイントは東京の真似ではなく、地方のよさを見つけること。あなたのまわりにはあるけれど、東京にはないものが必ずあります。集客を成功させるために、まずはそれを探してみてください。

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