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フリーペーパーでの求人募集は効果あり!? フリーペーパーで求人すべき地域とは?新聞折込、Webサイト、フリーペーパーなど求人を掲載する媒体が増えています。その一方で、飲食業界で働く人材は減少傾向にあります。「なかなか応募がこない…」という悩みは尽きません。どれを選ぶと効率がよいのか、求人の方法に迷う飲食店経営者も多いようです。Webサイトを利用した求人募集が主流となりつつある今、フリーペーパーでの求人募集は効果があるのでしょうか。また、フリーペーパー求人が向いている地域はあるのか調べてみました。 飲食店はフリーペーパーで求人すべき? フリーペーパーは、駅やコンビニ、スーパーなど人が集まる場所に設置されます。ですから、その地域で仕事を希望している人に情報が届きやすいという特徴があります。さらに、10代からシニアまで幅広い層へ向けたアプローチができるのもこの媒体ならでは。特に、10代から30代は、新聞折込広告と比べるとフリーペーパーを利用する人が多い世代です。また、フリーペーパーは、検索から希望職種を選ぶ求人サイトとは異なり、さまざまな仕事が掲載されているため、どんな仕事をしたいか決まっていない人へのアプローチが可能です。求めている人材の年齢層が該当する場合や、営業が深夜に及ぶなどで店舗周辺に住んでいる人を雇用したい場合、フリーペーパーは有効な手段と言えるでしょう。 フリーペーパーで求人すべき地域とは? 「仕事探しはWebサイトやアプリから。フリーペーパーはもう使われていない」というイメージを抱いている人もいるかもしれません。実際、求職者はどのような方法で求人情報を探しているのでしょうか。求職者が仕事を探す手段やフリーベーパーの特徴から、フリーペーパーで求人すべき地域を考えてみました。 ①主婦層が多く住む団地周辺 株式会社アイデム HP 平成28年度版パートタイマー白書 第二章 2-2: https://apj.aidem.co.jp/cgi/index.cgi?c=data_examine_pdf&pk=236 平成28年度版パートタイマー白書では、個人が仕事を探すさいに利用する情報媒体や方法についてアンケートを実施しています。上の表によれば、インターネットの求人サイトが59.2%で最も多く、ついでフリーペーパーが40.8%となっています。求人サイトと並行して、フリーペーパーでも仕事探しをしていることが伺えます。特に主婦層は、求人サイトとフリーペーパーの利用割合があまり変わりません。このことから、フリーペーパーを利用する主婦層が多く住む団地周辺地域は、フリーペーパーを使った求人募集が効果的だと言えます。 ②九州・沖縄地方 ジョブズリサーチセンター「求職者の動向・意識調査2017基本報告書」では、求職者が利用した求人情報源を地域別にみることができます。このグラフから、フリーペーパーの利用は、九州・沖縄が29.1%と最も多く、関東は21.5%と最も少なくなっています。また、応募、内定につながった地域も九州・沖縄が最も多い結果となっています。もちろん、このデータだけで断定することはできません。それでも選択肢の一つとして、九州、沖縄地方はフリーペーパーでの求人を検討してみる価値があると考えられます。 ③フリーペーパー求人がリーズナブルな地域 フリーペーパーの求人掲載料金は全国一律ではありません。たとえばタウンワークの場合、関東は1週間19,000円、関西・東海は1週間18,000円、北海道・東北・甲信越・北陸・中国・四国・九州は1週間10,000円です(2018年10月現在)。このように、求人広告の掲載料は、フリーペーパーによって差があります。求人サイトや新聞折込などの掲載料と比較して、フリーペーパーが安い地域は、フリーペーパーでの求人を検討してみるとよいでしょう。 フリーペーパー求人が向いていない地域はある? フリーペーパーならではの魅力があるものの、求人サイトの利用増加に伴い、以前のような効果は期待できなくなっています。このような背景から、フリーペーパーの発行社数は減少しています。幅広い地域で展開しているフリーペーパー「ワーキンフリー」は、東北・北陸地方と広島、大阪、和歌山のみで、関東地方にはありません。全国幅広く展開している「タウンワーク」でもフリーペーパーをすべての県と地域に設置しているわけではありません。そもそも、フリーペーパーがない地域では、求人を出すことはできません。フリーペーパーでの求人は、向いていない(できない)といえるでしょう。もちろん、フリーペーパーを発行しているのは、全国展開している求人広告会社だけではありません。各都道府県にはその地域に特化した情報を扱う求人広告会社があり、フリーペーパーを発行しています。これらのフリーペーパーは、地域密着型の求人量が多いことから、地元の人に利用されています。たとえば、北海道には「エスタニュース」や「経済の伝書鳩」など民間主体のフリーペーパーがいくつかあります。その地域にフリーペーパー求人を発行している会社がどのくらいあり、どのくらいの求人数があるのか検討する必要があるでしょう。 求人募集は「フリーペーパー」も視野に入れて検討すべき フリーペーパー発行社数は減り、求人サイトが主流になりつつあります。だからといって、フリーペーパーでの求人募集の効果がないわけではありません。人材不足が深刻な問題となっている飲食業界、その現状を肌で感じている飲食店オーナーも多いでしょう。求人媒体のなかでは、比較的安価に掲載できるフリーペーパー。掲載を決めたら、できるかぎり魅力的な求人記事を作成して、求職者の目に留まるよう工夫をすることが大切です。2018/10/30
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お客様満足度向上「料理提供時に気をつけるポイント」をまとめてみたサービス業である飲食店において、料理の味と同じくらい重要とされる接客の質。せっかく自慢の料理をおいしいと喜んでもらえても、サービスが悪ければお客さまはマイナスの印象を抱いてしまうでしょう。ほんの些細なことであっても、気配りがあるかないかでお客さま満足度は大きく変わります。席へ案内する時や注文を受ける時、会計をする時などお客さまと接するタイミングがさまざま。 本記事では「料理提供時に気を付ける注意点」をご説明します。 1.「お待たせいたしました」の一言を添える お客さまはみんながみんな、いつ料理が来るかを気にしながらスタッフを待ち構えているわけではありません。それぞれ思い思いに過ごしているため、料理を運んできたことに気付かない場合もあります。そのため、必ず「お待たせいたしました」と声をかけてから配膳しましょう。スタッフがそばにいることに気づかずにお客さまが立ち上がったり、身体を動かす可能性も十分に考えられます。もしもぶつかってしまったら衣類の汚れや火傷の原因となってしまいますよね。トラブル防止のためにも、この一言は欠かせません。 また、この一言は料理の提供までにお待たせしてしまったことに対するお詫びでもあります。無言で提供するのはサービス的にも失礼となるので、お客さまが気付いているかどうかは関係なく、接客の基本として欠かさずに伝えましょう。 2.注意喚起の一言を添える 飲食店によっては、例えばステーキやハンバーグ、グラタンなど容器が熱々の状態で料理を提供することもあるでしょう。その際には先述の「お待たせいたしました」に加えて「容器が熱くなっているのでお気を付けください」などと一言添えましょう。お客さまが知らずに触れて、火傷など怪我を負わせてしまわないよう未然に防ぐ必要があります。お客さまに安全に食事を楽しんでもらうためにも、例のようなケースだけに関わらず注意喚起の一言はとても大切です。 また、最近では味を好きに調節できるよう調味料一式を各テーブルに設置している店舗も珍しくありません。その場合には、「そちらのタレをお好みでかけてからお召し上がりください」などと伝えてあげることを忘れずに。店舗のオリジナルやおすすめの食べ方があれば、一言付け加えてあげることでお客さまは料理をより楽しめます。初めて行く店舗や初めて食べる料理でも、安心して食事できる環境づくりをしていきましょう。 3.無理のない配膳で、未然にミスを防ぐ 提供時に気を付けたいのが、料理やドリンクの「こぼし」です。ベテランのスタッフでもやりがちなミスであり、時にはお客さまに怪我を負わせたり賠償責任が発生したりと大きなトラブルに発展する可能性があります。そういった事態を避けるためにも、提供の際は細心の注意が必要です。効率を良くしようと無理して運ぶのは禁物。周囲に注意して、声をかけながら配膳していきましょう。 万が一こぼしてしまった時には謝罪してすぐに清潔なふきんを用意すること。起きてしまったミスに対してどのような対応ができるかで、店舗の印象をプラスに変えることも可能です。 4.キッチンとホールの連携で「同時同卓」を心がける おひとりさまの場合であればタイミングを心配する必要はあまりありませんが、気をつけたいのはグループでのお客さま。料理によって調理時間が異なるため、提供時間に差が出てしまうことももちろんあるでしょう。しかしその差があまりにも大きく、一人分だけ先に来て他の料理が来ない、または一人分だけなかなか来ないといったことがあると、お客さま満足度の低下に繋がる恐れがあります。そのため、同じテーブルのお客さま分はできるだけタイミングをあわせて提供してあげると良いです。 ただし、タイミングを意識しすぎて、熱いはずの料理が提供時に冷めていたり、冷たい料理がぬるくなっていては意味がありません。なるべく出来立ての状態を同時提供できるよう、キッチンとホールが工夫して上手く連携していくことが重要です。 5.キッズサイズの食器を用意する ファミリー客や大人から子どもまでの幅広い層をターゲットとしたお店の場合、小さな子どもにとっては大人と同じ食器やお箸だと食べにくいかもしれません。そのため、子ども連れのお客さまの場合にはキッズサイズのフォークやスプーン、お皿などを忘れずに出してあげましょう。特に要望がなかったとしても「良かったらお使いください」と一言添えて料理とあわせて出しておけば、配慮が行き届いているとお客さまにも喜んでもらえるはずです。 キッズサイズの食器がなければ、準備できる範囲で小さいサイズのものを出してみてください。日頃から子どもが多く来店する店舗であれば導入を検討するのもおすすめです。 6.ドリンクやデザートは提供のタイミングが大切 デザートやドリンクの注文が入った場合、食後に持ってきてほしいと頼まれることも多いはず。それらを提供するタイミングは、お客さまから頼まれる前にお店側から気づけると良いでしょう。客席に目を配り、タイミングを見て準備を整えておきます。 ただし、食事が終わったからといってお店のタイミングで勝手に出してしまうのはいけません。食後すぐに欲しい方もいれば少しゆっくりしたい方など、食べるタイミングは人によりさまざま。出しても問題ないか一言声をかけて確認し、それぞれのペースにあわせて提供するよう心がけましょう。こ さいごに 本記事でとりあげた6つのポイントは基本的なのものばかり。しかしこの基本がとても大切です。しっかりとできていればトラブルを防いでお店を守るだけでなく、お客さま満足度の向上にも繋がります。最初は意識的におこない、自然とできるように癖づけていきましょう。一つひとつは些細なことかもしれませんが、少しでもお客さまが快適に食事を楽しめるよう、スタッフ全員で徹底することが大切です。2018/10/29
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ブランディング写真と広告効果の高い写真の違いとは?飲食店の集客ツールとして活用されているInstagram。特に「インスタ映え」する写真はメディアなどで取り上げられ特集が組まれるほどです。見知らぬ人が撮影した写真が、来店のきっかけになることも珍しくありません。一方、写真には、店舗の雰囲気を連想させるブランディング効果があります。広告効果の高い写真をうまく活用するために、ブランディング写真と広告効果の高い写真の違いについて考えてみましょう。 ブランディングとは? ブランディングとは「〇〇といえばコレ!」というようなイメージを広く認識させることです。ブランディングは、シンボルマークやキャッチフレーズ、商標などさまざまなツールを使っておこないます。 もちろん、写真もブランディングにおけるツールの1つです。ブランディング写真とは、店のブランドイメージを認識させることができる写真のことです。では、具体的にどのような写真がブランディング写真なのかみてみましょう。 例えば、上記のカレーの写真。この写真をみてもどの店のカレーなのか認識することはできません。同じカレーの写真でも下記の写真はどうでしょうか。 Soup Stock Tokyo:https://www.facebook.com/ こちらは、カレーのほか、店のロゴが写真に入っていることでSoup Stock Tokyoのカレーであることが分かります。これが、店を連想させるブランディング写真です。 効果の高い写真とは? 一方、効果の高い写真とは、Webコンテンツなどに誘導し、集客につながる写真のことです。 写真には、一瞬で興味をひき、自然な流れで文章を読ませる効果があります。ですから、写真と文章が合っているかどうかは非常に重要です。一般的な消費行動のプロセスとして、消費者はまず店を認知し、店に興味と関心をもち、その情報を検索し、店を訪れ、その感想をSNSで共有するといわれています。 効果の高い写真は、「検索」した結果、店を訪れるかどうか決めるための重要な役割を果たします。「食べてみたい。」「行ってみたい。」と思わせることが店を訪れるきっかけになります。そのためにはまず、写真と文章を通して疑似体験させることが必要です。店を訪れ、美味しい料理を食べる姿が想像できれば「行ってみたい」から「予約する」という行動につながります。 ブランディング写真と効果の高い写真の違いとは? ブランディング写真は店のブランドをイメージさせる写真のこと。一方、効果の高い写真は、集客につながる写真を意味します。 SNSなどを利用して、店舗から情報を発信するさいに使う写真は、ブランディングを意識したものを前提に、効果の高い写真である必要があります。インパクトのある写真であっても、店のイメージとかけ離れた写真を使用すると、店のイメージが損なわれます。ですから、効果的な写真でありながら、ブランドイメージとマッチしている必要があるのです。 効果的なブランディング写真とは? 効果的な写真でありながら、ブランドイメージとマッチした写真とは、どのような写真でしょうか。写真を選定するさいに注意することはあるのでしょうか。 店舗用のInstagramやFacebookには、料理の写真だけでなく、定期的に店内の写真や店の名前が分かるもの、ロゴなどが入った写真を掲載しましょう。店のイメージが赤であれば、写真の背景や色味を赤に統一するのも1つの方法です。また、SNSに使用する写真に統一感をもたせるために、写真担当者を一人に決める方法も有効です。一人に決めるのが難しい場合は、写真のコンセプトをまとめたものを資料として共有し、統一するのがいいでしょう。 場所や被写体など、撮影のポイントは? 実際に写真を撮影するさい、どのように撮影するとよいのでしょうか。また、どのような写真であれば、効果的なブランディング写真が撮影できるのでしょうか。飲食店の写真撮影のポイントは、「雰囲気」「料理」「スタッフ」の3つです。 ・雰囲気を伝える写真 写真をみただけで、店に入ったような気持ちになり、店にいることが想像できることが大切。店舗の外観、看板、入り口のほか、お店の雰囲気を感じられる小物なども撮影しましょう。 ・美味しそうな料理写真 美味しそうな料理写真は店を選ぶ重要なポイントになります。 美味しそうな料理の写真とは、冷たい料理は冷たく、温かい料理は温かく感じられる写真のこと。たとえば、鉄板の上にのせられたステーキの場合、肉を焼く時の音が写真から聞こえてきそうな、みずみずしさのある写真です。 料理写真の撮影のコツは、晴れている日に、窓際で自然光を取り入れておこなうこと。写真加工アプリを使うと、より美味しそうな写真に加工できます。ただし、店舗写真に統一感を出すためにも、写真加工アプリは1つに決めましょう。 ・満足度を高めるスタッフ写真 店を訪れる前に、スタッフの顔が見えると安心できます。また、親近感も湧き、店への満足度も高まります。 来店のきっかけは、一枚の写真から 一枚の写真は来店のきっかけになります。そして来店客が満足できれば、リピーターになったり、SNSを通して情報を発信、拡散してくれることも。写真には店のイメージを定着させ、集客につながる力があります。効果はありそうでも、あまりにも店のイメージとかけ離れた写真を掲載すると、お客様を取りこぼすだけでなく、がっかりさせてしまうことにもつながります。 写真を掲載するさいは、店のイメージとズレがないか、店の雰囲気が伝わる写真か確認した上で、広告効果を追求しましょう。2018/10/26
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飲食店の「スタッフ育成・教育マニュアル」の作り方を知ろう働いているスタッフのイメージは、お店のイメージに直結します。スタッフが笑顔でテキパキと対応してくれるお店に対しては、誰もが良い印象を持ちますよね。あらゆる仕事を臨機応変にこなしつつ、営業を支えてくれるスタッフは、集客や売上にも貢献するお店の財産です。 長く続く繁盛店になるためには、スタッフに気持ちよく働いてもらいつつ、お客様満足度を高めていかなければなりません。そこで必要となるのが、業務の要点を押さえた、分かりやすい教育マニュアルです。 教育マニュアルをつくる目的 教育マニュアルをつくる最大の目的は、お店の目指す姿や、何の仕事をどうこなせばいいのかという基準をスタッフに示すことです。 まずは、お店のコンセプトや経営理念を明記しましょう。オーナーとスタッフ、そしてスタッフ同士の意識がズレていてはなりません。 たとえば、2軒のレストランを思い浮かべてみてください。一方はファミリー向けの賑やかなお店、もう一方は、デートや記念日に使える上品なお店です。元気よくてきぱきとした接客が望ましいのか、しっとりと落ち着いた接客が望ましいのか。業態は同じでも、コンセプトによって接客の仕方が異なるということが分かるでしょう。コンセプトを示してスタッフの意識を統一することは、お店のブランディングにもつながります。 ★おすすめ記事:お店の色にあったよりよい人材に育てる★ 新人教育に必要な飲食店の「人材育成マニュアル」の作り方 教育マニュアル作成の4つのステップとは? 教育マニュアルは、業務とその内容を「点」でリストアップし、「線」つまりオペレーション(業務の流れ)に落とし込むという手順で作成します。 具体的な流れをみてみましょう。 Step①:やるべき業務をリストアップする Step②:業務の内容を6W1Hを交えて説明する Step③:マニュアルをオペレーションに落とし込む Step④:イレギュラーな事態を想定する 以下で一つずつ見ていきましょう。 Step①:やるべき業務をリストアップする まずは、開店業務、仕込み、オーダー取り、接客、電話対応、片付け、清掃、閉店業務というように、やるべき業務をリストアップしましょう。 このとき、ホール業務とキッチン業務など、業務毎に分けておくのが望ましいです。開店業務であれば「客席の照明をつける」、「テーブルのナプキンや調味料を補充する」というように、さらに細かい業務に分けていきます。 Step②:業務の内容を6W1Hを交えて説明する 業務をリストアップしたら、備品補充であれば備品の種類や保管場所、調理であれば各メニューの仕込みや盛り付けの方法など、詳しい説明をします。このときにしておきたいのが、その仕事の意義を6W1Hで示すことです。 ハンバーグの仕込みを例にみてみましょう。 ①When=いつ ブロック肉が納品されたら ②Where=どこで 調理台の脇で ③Who=誰が キッチン責任者が ④What=何を ハンバーグに使う肉を挽く ⑤Why=なぜ 冷蔵庫のストックが少ないから ⑥Whom=誰に向けて ランチタイムに来店するお客様のために ⑦How=どのように 調理マニュアルを見ながら 「なぜその仕事をしなければならないのか」を理解していれば、雑に取り組んで失敗することもなくなります。分かりやすいように、写真やイラストを盛り込むとよいでしょう。 Step③:マニュアルをオペレーションに落とし込む ここまでくると、各業務とそのやり方が明確にされた「点」のマニュアルができあがっています。各マニュアルを次のようなオペレーションに落とし込み、「線」が見えるようにしましょう。 【ホール業務】 開店業務→お迎え→オーダー取り→料理のサーブ→会計→片付け→レジ締め→フロア清掃→閉店業務 【キッチン業務】 納品食材の確認→前日の在庫を確認→仕込み→調理→洗い物→キッチン清掃→棚卸し→ゴミ出し Step④:イレギュラーな事態を想定する 通常の業務以外にも、次のようなイレギュラーな事態に見舞われることがあります。 ・悪天候のため、食材の納品が開店に間に合わない ・料理をこぼし、お客様の衣服や持ち物を汚してしまった ・レジの金額が帳簿と合わない ・理不尽なクレームを受けた ・テイクアウト用の容器を営業中に切らしてしまった すぐに対応できるものから、経営を揺るがしかねない深刻なものまで、さまざまなトラブルを想定した対策を講じておきましょう。各部門の責任者は誰なのか、責任者が不在のときは誰に指示を仰ぐべきかを、明確にしなければなりません。 「うちのお店では、こんなことは起きない」という油断は禁物です。スタッフの混乱を防ぎ、お客様に不安を与えないためにも、イレギュラーな事態への対策は必須。スタッフがいつでも確認できるよう、休憩室やバックヤードなどにもマニュアルを置いておくとよいでしょう。 ★おすすめ記事:従業員が辞めない店づくりについて★ 従業員が辞めないカフェが実践しているスタッフ・アルバイトの育成方法 定期的な見直しで時代が求めるサービスを 教育マニュアルを作成したら、定期的に見直しをすることが大切です。時代の流れに応じて、お客様の求めるサービスに寄り沿ったマニュアルを考案しましょう。研修を終えたスタッフからフィードバックをもらったり、すでに活用しているスタッフの意見を取り入れて、改訂を重ねていくのもいいですね。 そして、マニュアルはあくまでお店の「基準」を示すもの。マニュアルに頼りきって、判断力や自主性が育たないのでは本末転倒です。基準をクリアにした後は、スタッフの人物面を尊重し、その人ならではの接客スタイルを磨いてもらいましょう。スタッフ一人ひとりのファンをつくることは、お店のファンを増やします。繁盛店になるための近道は、意外なところにあるのです。 開店ポータルBizでは、インフラ周りのコスト削減のほか、地域やお店にあった集客方法・HPやSNS運用についてのご相談を無料で承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください!2018/10/25
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お店のホームページを作ろう!制作会社を選ぶときに気をつけたい3つのポイントとは?飲食店を検索する際、まずはどのサイトの情報を見ますか?おそらくグルメサイトのレビュー欄や、店舗情報が第一に目につくかと思います。しかし、グルメサイトに登録するとなると掲載料が発生し、載せられる情報も決まってしまうなどのデメリットもあります。また、自身で登録するつもりがなくとも、知らない間にユーザーによって情報が載せられているということもありますよね。そこで重要なのは、ホームページを開設すること。しかし、実際にホームページを作成する際、素人がイメージ通りのものを一から作れるわけではなく、ほとんどの場合、制作会社へ依頼することになります。 本記事では、ホームページの制作会社を選ぶときに気をつけたい、3つのポイントをご紹介します。 ホームページ開設のタイミングは、なるべく早く! “まずは開店準備をして、ホームページは落ち着いてから開店後にゆっくりと…”そう考えているオーナーさまも多いのではないでしょうか。しかし、開店直後のお店はやることも多く、新店を楽しみにしていたお客さまがたくさん来店されるので、ホームページを作る余裕がないことも。 また、新店を探しているお客さまはグルメサイトのユーザーであることも多く、いつの間にかお店のプロフィールをまとめてレビューしているなんてこともあります。有名レビュアーによるクチコミは、そのほかのお客さまへの影響力が大きいものです。そこで重要となるのが、ホームページを作るタイミングです。ホームページは開店前に開設し、開店日とメインメニュー、お店の詳細プロフィールを公開したうえで開店当日を迎えたいところです。開店前からホームページでプロモーションをすることは、開店初日の集客にも繋がります。 制作会社を選ぶ際の注意点! 実際にホームページを作成する際、素人がイメージ通りのものを一から作れるわけではありません。そうなると、プロの手を借りることが一番です。そこで登場するのが“ホームページ制作会社”です。理想の会社を見つけるために、いくつか気を付けたいポイントがあります。 ■値段だけでは決めない! 制作会社を検索すると、格安でホームページのデザインを請け負ってくれる会社が沢山ヒットします。しかし、安く請け負ってくれる会社には、“安いなりの理由”があるのです。たとえば、ページ数に限りがあったり、クオリティが低く、他店と同じデザインの使いまわしだったりと、コストをかけない代わりに満足できないサービスも多くあります。 アフターケアも充実し、ページ数にゆとりのあるホームページの相場は20万円前後が一般的のようです。 ■“強み”で厳選をする! また、数多くある制作会社ですが、それぞれ強みがあります。飲食店を経営しているのなら、飲食店に特化したホームページ制作会社を選ぶことをおすすめします。その中でもデザインが得意な会社、集客に繋げることが得意な会社、検索で上位にあげることが得意な会社など、強みは会社によってさまざまです。お店のホームページをどうしたいか、そのコンセプトに合ったホームページを作ってくれる制作会社を選ぶことが重要です。 ■アフターフォローも充実しているか ホームページが完成したからといって、そこで満足してはいけません。ホームページは地道な更新を続けることで、お客さまとの信頼関係を作り、本来の集客ツールとしての力を発揮するものです。依頼の段階で、どのような更新方法なのか、自分自身で簡単に更新ができるのかを必ず確認しておきましょう。また、その後運用していくなかで出てきた問題や疑問に対応してくれる制作会社を選んだほうが良いでしょう。ホームページは作ることが目的ではなく、いかに運用していくかが大切です。アフターフォローもきちんと確認してから依頼をするようにしましょう。 ネット時代だからこその集客を 現代はインターネットを利用して、何でも情報が手に入る時代です。だからこそ、正確に分かりやすく必要な情報が手に入るホームページが重要になっています。開店準備と並行して制作会社に依頼し、ホームページを作っておくことで、開店を楽しみにしてくれるお客様を獲得できるかもしれません。プロの手を借りて、魅力的なホームページを制作しましょう。2018/10/23
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飲食店 人材不足の3つの原因とスタッフが辞めない店が実践している取り組みとは「アルバイトがすぐに辞めてしまう」「優秀な人材が集まらない」――こんな悩みを抱えていませんか? 帝国データバンクが2018年4月に実施した調査において、正社員が不足している企業の割合は約49%、非正社員においても約32%は不足を感じているという結果になりました。なかでも飲食店における非正社員の雇用については、7割を超える企業が人材不足を認識しています。飲食店業界全体が人材不足に悩んでいるという状況ですが、解決策はあるのでしょうか。人材不足になる原因と解消する方法について考えてみました。 飲食店における人材不足の原因とは? 人材不足となる原因としては、次の3つが考えられます。 1.給料の問題 2.労働環境の問題 3.従業員の意識 ①給料の問題 製造業や医療、福祉などさまざまな業種がありますが、飲食サービス業は男女ともに賃金が最も低くなっています。 産業別に賃金を比較すると男性の場合、最も高いのは、保険業で467万円です。飲食サービス業の271万円と比較すると、196万円以上の差になります。飲食業界全体の給料が低いことも人材不足になる原因の1つです。また、アルバイトの場合、求人などで時給は1200円となっていても、研修期間の時給は980円。おまけに研修期間が長いところも少なくありません。研修期間中に辞めてしまう人も多いようです。 ②労働環境の問題 飲食店などのサービス業は、土・日や祝日、年末年始が繁忙期です。一般の会社が休みのときに休めないことも、人が集まりにくい原因になっています。居酒屋やファミリーレストランなど深夜まで営業している店も多く、正社員が少ない飲食店の場合、アルバイトの仕事が増える傾向にあります。長く続けていると、シフトの作成やアルバイトの面接まで任されることもあり、それでも給料が変わるわけではないので負担になります。 ③従業員の意識 店側がアルバイトに求めることと、アルバイトの仕事に対する意識にはズレがあります。 店側は利益を考えて、ミスなく効率よく仕事をする人材を求めています。シフトの融通がきき、店の都合や利益を優先して動いてくれる人であればなおよいでしょう。しかし、アルバイトは基本的に「お金が必要である」という理由で働いています。なかには、料理や接客のスキルを学ぶために働いている人もいますが、店にはこだわっていない人がほとんどです。仕事内容によっては、アルバイトにとって重荷となり離職につながっています。 「店舗運営について、相談したい!」 >>開店ポータルBizに無料相談する<< 人材不足を解消する方法とは? では、人材不足を解消するためには、どのような取り組みをすればよいのでしょうか。 次の2つの視点からみていきましょう。 1.給料や働く環境を改善する 2.積極的に求人募集をする ①給料や働く環境を改善する 実際に人材不足の解消に向けて、原因を解決し、従業員が辞めない環境作りに取り組んでいる例をみてみましょう。飲食業界では働き方を改善し、従業員の確保に取り組んでいる店舗が数多くあります。そのなかから具体的に2つ、ご紹介します。 『ドトールコーヒー』 大手コーヒーチェーンのドトールコーヒーでは、2017年から社会保険に加入し、週30時間以上勤務している非正規雇用者を対象に退職金制度を導入しています。従業員の声に耳を傾け、安心して長く働ける環境の改善に努めています。 『有限会社えん家』 海鮮系の居酒屋や焼き鳥店などを経営するえん家。えん家では、週2日から勤務可能などアルバイトに働きやすい環境を提供しています。また、育児休暇制度や社会保険などを完備し社員の離職率が低い会社でもあります。 給料を上げることも離職を防ぐ方法の1つですが、従業員の声を聞き、どのような働き方を求めているのか、どのような制度があると働く意欲が高まるのか、まずは知ることが大切です。学生の場合、お盆やお正月は帰省したいと考えている人が多いです。有給休暇やボーナスがほしいと思っているアルバイトもいるかもしれません。給料の支払い方法についても日払いや週払いなど希望があるはずです。面接の段階で不安に思っていることや希望を聞いておきましょう。 ②積極的に求人募集をする 給料や環境の改善だけでなく、求める人材の幅を広げて、広く募集しましょう。 外国人労働者の採用を検討してみるのも1つの方法です。外国人労働者は、日本人にくらべて就労意欲が高いといわれています。就労意欲の高い外国人労働者の存在が刺激となり、日本人アルバイトの意識に変化がおこる可能性もあります。 インバウンドにより日本を訪れる外国人観光客の数は増加しています。外国語が堪能な外国人労働者によって、来店客とのコミュニケーションの問題も解決するでしょう。外国人労働者が外国人を集客するよい方法を知っていることもあります。日本語や日本文化を教えるというだけでなく、外国人労働者から学ぶことも多いはずです。ある程度、日本語が話せる必要はありますが、積極的に採用を検討してみましょう。 >>求人について無料相談する<< ★こちらの記事もおすすめ★ 飲食店経営の会計処理で押さえる勘定科目・仕訳方法について調べた 人材不足による閉店を防ぐために 一人でも切り盛りできる店は別として、ある程度広いの店の場合、人材不足は閉店につながります。料理の美味しさはもちろん大切ですが、調理場から客席へ料理を運ぶスタッフは必要不可欠な存在です。店が繁盛していても、人材不足によってサービスの質が低下し客足が離れていくことはあります。人材不足解消に向けて、できることからはじめましょう。 >>店舗経営の悩みを無料相談する<< ★こちらの記事もおすすめ★ UberEatsへの出店で赤字脱却!売上・集客力向上の仕組みと注意点【ご相談無料】 開店ポータルBizでは、飲食業界に強い税理士探し、店舗運営にかかるコスト削減のほか、資金調達サービス、地域やお店にあった集客方法・HPやSNS運用についてのご相談を無料で承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください!2018/10/12
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飲食店経営で大切な「閉店を決断するタイミング」オープンしたばかりのお店も、長くお客さまに愛されてきた老舗も、さまざまな理由から経営を続けられなくなる場合があります。 「一年以上赤字が続いている」、「人を雇う余裕がなくお店をまわせない」…そんな状態が続いたときによぎるのは、閉店の二文字。まして、お店は繁盛しているのに、後継者の不在や健康上の理由などで閉店を余儀なくされた場合は、より悲しいものです。 しかし、悲しんでばかりはいられません。閉店を決めた瞬間から、費用や手間のかかるたくさんの手続きが待っています。本記事では、お金と時間という2つの側面から、飲食店が余裕を持って閉店するためのタイミングを考えていきます。 余裕を持って閉店するための「タイミング」 ①お金 閉店のタイミングを考える第一のポイントは、「お金」です。 閉店時には、開店時と同じようにさまざまな費用がかかるため、お店の資金が尽きる寸前まで営業を続けるのは望ましくありません。以下に挙げる費用にお金を充てる余裕があるうちに、閉店の決断をしましょう。 ポイント「まずは閉店時に必要な費用を整理する」 ①解雇予告期間の家賃 ②保証金の償却費 ③原状回復工事費 ②時間 閉店のタイミングを考える第二のポイントは、「時間」です。 スケルトンに戻すか、居抜きで明け渡すかのどちらを選ぶかが鍵となり、閉店スケジュールが変動します。工事の見積もり依頼や、居抜きの場合は次の借主を探す時間を考えた上で、閉店日を決めましょう。 ポイント「まずは余裕を持った閉店スケジュールを立てる」 ①居抜きで明け渡す場合 ②原状回復工事をする場合 ③その他のやるべきこと 以下で一つずつ見ていきましょう。 ★立ち退き問題に関する記事はこちら★ 都市開発による立ち退き問題!飲食店が優位に事を運ぶ為に知っておくべきポイントとは 「お金」について ①解約予告期間の家賃 閉店を決めたからといって、すぐに店舗を出ることはできません。物件を解約するには、解約届を退去の3か月前~半年前に提出しておく必要があります。解約届を提出してから退去までの期間(解約予告期間)は、今まで通り家賃を払い続けなければなりません。ただし、次の借り手がすぐに見つかった場合は、支払い期間が短くなる場合もあります。 ②保証金の償却費 保証金は、入居時に、家賃滞納時の充てん用や退去後の修復費用として貸主に預けるお金です。退去時には、それらにあてた分を差し引いたお金が戻ってきます。 しかし、契約書に“保証金償却”が設定されている場合は注意が必要です。返ってくるはずの金額から、償却額に応じた金額が減っていくのです。そのため、“保証金を閉店費用に充てようと考えていたのに、お金が足りなかった”という事態に陥ることも。 償却の方法については、“年に〇%償却”、“〇か月借りたら全額償却”などのパターンがあるので、契約書を確認しておきましょう。 ③原状回復工事費 退去時に原状回復をして明け渡すことが契約書に定められている場合、原状回復工事をしなければなりません。その費用は閉店費用の中でもっとも金額が大きく、小さな店舗でも50~100万円はかかります。 「閉店について相談したい」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう<< 「時間」について ①居抜きで明け渡す場合 原状回復の義務がある物件でも、交渉次第では居抜きでの明け渡しができることも。費用がかからない上、譲渡益を得られる場合もあるためメリットは大きいです。 その場合は、新しい借主を見つけてから貸主に交渉しましょう。次の借主がいない状態で設備を残したまま退去されるのはリスクが高く、貸主が了承してくれない可能性もあるからです。次の借主が見つかるまで、最低1か月はかかると見込んでおいてください。知人や同業者に声をかける、不動産会社に依頼するなどして積極的に動きましょう。 「いつまでに次の借主が見つからなければ、原状回復する」という期日を決めておくことも大切です。閉店日の1か月前を目安に次の借主が見つからなければ、速やかに着工できるように手配しておきましょう。 ②原状回復工事をする場合 原状回復にかかる費用は、業者によって10~20万円の変動があります。安く抑えるには、複数の業者から見積もりを取る時間が必要です。 スケルトンに戻す際は、不要になった厨房機器を処分しなければなりませんが、製造後10年未満のものであれば買取金額が付く可能性も。査定業者や、買取金額がつかない場合に処分を依頼する業者を探しておきましょう。 ③その他のやるべきこと 他にも、スケジュールに入れておくべき閉店準備はたくさんあります。従業員の解雇通知は、遅くとも閉店日の1か月前までに済ませましょう。閉店後も、日本年金機構や公共職業安定所、労働基準監督署などへの届出が待っています。電気、ガス、水道業者へ解約日を伝えることや、お世話になったお客さまに閉店のお知らせをすることも忘れてはなりません。 「お店を譲りたい」 「閉店サポートを受けたい」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう<< 時間とお金、そして気持ちに余裕をもった「閉店」を お店への思い入れが強いほど、オーナーは少しでも長く経営を続けたいと願うもの。しかし、厳しい経営状況が続けば、資金も心もギリギリまで追い詰められてしまいます。お客さまのことを考えた上でも、そのような綱渡りの経営は避けたいところ。お金と時間に余裕のあるタイミングで、早めに閉店の決断をしたいですね。「立つ鳥あとを濁さず」の心で、次のステップに進むための閉店スケジュールをしっかり立てていきましょう。 ★こちらの記事もおすすめ★ 飲食店閉店時に必要な行政機関への届出・手続きには何がある? 開店ポータルBizでは、「店舗売却・事業譲渡・業態転換・業務委託」に関するご相談を無料で承っています。閉店費用にお悩みの方、大切なお店を任せられる後継者が見つからなくてお困りの方は、下記のフォームからお気軽にご連絡ください。2018/10/10
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CMで話題!翻訳機ポケトークWがインバウンド集客・売上UPに繋がる理由昨今の訪日外国人数は増加の一途をたどり、2017年には年間2,800万人を超え、2018年は8月の段階で既に2,000万人を上回ったとの内閣官房長官の発表がありました。訪日外国人が増えると立ちはだかるのが言葉の壁です。日本に訪れた外国人が、みんな日本語を話せるわけではありません。また、国籍もさまざまで、英語を話すことができれば解決するという問題でもないのです。そこで、おすすめしたいのがいまCMでも話題となっているポケトーク。ポケトークは、ボタン一つで通訳をしてくれる自動翻訳機です。2018年9月には最新機種“ポケトークW”が発売され、ますます注目を集めています。 ポケトークって何? 2017年12月にソースネクスト株式会社から発売され、夢の双方向翻訳機として世間から注目を浴びたのが、IoT小型翻訳機・ポケトークです。使い方はとても簡単で、ボタンを押して本体に向かって話すだけ。クラウド通信を介して、音声と画面に表示された文章で通訳をします。話したい相手もまた、ボタンを押しながら本体に話しかけるだけでこちらの言語に翻訳されるので、ストレスなくコミュニケーションが取れます。2018年9月7日に新機種・ポケトークWが発売され、さらに使いやすくなりました。 ポケトークとポケトークWは何が違う? ■対応言語が63言語から74言語に 従来のポケトークは63言語対応でしたが、ポケトークWでは11言語増え、74言語に対応します。また、インド英語やブラジルポルトガル語などの方言にも対応。微妙なアクセントの違いも拾って正確に翻訳します。 ■1.3インチディスプレイが2.4インチの大画面に! 初代ポケトークは1.3インチの丸型でしたが、ポケトークWでは画面が大きく角型の2.4インチに。これにより長文も表示できるようになりました。 また、タッチパネルを採用し、操作性も大きく改善されています。こちらから話しかける際に押すボタン、話し相手が押すボタンが分かれ、使いやすくなりました。 ■言語の切り替えが簡単に 「日本語」「中国語」「スペイン語」など、話しかけるだけで言語を切り替えられるようになったので、急な多言語にも簡単に対応ができるようになりました。 ■4Gに通信速度がアップ。内蔵SIMで追加料金もかからない 通信環境が3Gから4G/LTEにグレードアップしたので、翻訳スピードが速くなりました。SIMカード内蔵で、2年間使い放題、追加費用はかかりません。 「インバウンドイン対応したい」 「使いやすい翻訳機を教えて!」 >>開店ポータルBizに無料相談する!<< おすすめは「ポケトークW」 ポケトークを進化させたポケトークW。価格はどちらも29,800円(SIM付)と変わりありません。これから購入するのであれば、断然、対応言語やディスプレイなどの性能面が向上したポケトークWがおすすめです。 ★こちらの記事もすすめ★ 外国人観光客と親しくなれる!飲食店の「簡単接客法」 気になるスペックはこちら。 ■ポケトークW■ メモリ 8GB(ROM)/1GB(RAM) ディスプレイ 角型2.4インチ、タッチパネル ワイヤレス通信 802.11a/b/n/g、2.4GHz/5GHz帯 SIMカードスロット nano-SIM Bluetooth Bluetooth 4.0 Wi-Fi 802.11a/b/n/g 2.4GHz/5GHz帯 連続待ち受け時間 約240時間 連続翻訳時間 約7時間 充電時間 約135分 マイク ノイズキャンセル機能搭載の内蔵デュアルマイク オーディオ 内蔵ダイナミックスピーカー 動作時間 待機時約5日間/連続翻訳時約6時間 寸法 110mm × 59.8mm × 15.8 mm 重さ 約100g ストラップホール あり 「翻訳機を導入したい」 「インバウンド集客について相談したい」 >>開店ポータルBizに無料相談する<< まずは開店ポータルBizに無料相談しよう 訪日旅行客が増加している今、飲食店や小売店にとってインバウンド集客は無視できません。そのためには、言葉の壁を越える必要があります。従業員が多言語を修得しているのに越したことはありませんが、それもなかなか難しいこと。ポケトークWがあれば、お客さまの複雑なオーダーに対応できるだけでなく、お客さまへの注意も容易になります。さまざまな国の方とコミュニケーションを円滑にとることで、グローバルな視野を手に入れて、より良いお店づくりをしていきましょう。 ★こちらの記事もおすすめ★ 翻訳機eTalk5を検証!どのようにして外国人と円滑なコミュニケーションをとるのか? 開店ポータルでは、ポケトークWに関するお問い合わせやご相談のほか、インバウンド集客に関するご相談を受け付けています。ぜひお気軽に、ご連絡ください。2018/10/09
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飲食業界で倒産しやすい「酒場・ビアホール」閉業を回避する施策はなにか2017年、飲食店の倒産件数が過去最多となり話題になりました。2018年はどうなるのでしょうか。 倒産件数から見る最も倒産しやすい業態の実態や、回避するための方法についてまとめました。 最も倒産しやすい業態とは? 2017年、外食産業の倒産件数は707件で過去最多となり話題になりました。(帝国データバンク調べ) 業態別に見ると、居酒屋や焼き鳥屋といった「酒場、ビアホール」が最多で177件。焼き肉やラーメン、餃子などの「中華料理店、その他の東洋料理店」が104件、イタリアン、フランス料理などの「西洋料理店」が84件でした。 では、2018年はどうでしょうか。2018年9月の全体の倒産件数は621件で前年の同月と比べると減少傾向にあります。業種別に見ても、建設業や製造業、不動産業などは倒産件数が減っています。 しかし、サービス業については前年の同月と同数で196件。産業別に見ても倒産件数が多いことがわかります。さらに、サービス業のなかでも飲食業は、49件から58件と増加傾向にあります。 倒産しやすい業種は、飲食業などのサービス業であり、飲食業のなかでも「酒場、ビアホール」系の業態は倒産しやすいようです。今後も、個人経営の酒場やビアホール系の飲食店は倒産が続くと予想されます。 なぜ倒産するのか? 飲食店の倒産の理由について、全体の8割が「販売不振」です。そして、残り2割は事業の失敗や赤字累積などが占めています。 多くの飲食店が、販売不振に陥り倒産したことを考えると、オープンした当初は、目新しいメニューやビジネスモデルで集客に成功しても、客が飽きるのが早く、次第に客足が遠のいていくという状況が見えてきます。 そのうえ、仕入価格の高騰や人手不足による人件費の増加により経営状態は苦しくなります。飲食業界などの参入障壁が低い業界は、新しいライバルが出現しやすい業界です。ライバル店に勝つための施策を考える必要があります。 倒産を防ぐ3つの施策とは 倒産しやすい飲食業界ですが、どうすれば倒産を防ぐことができるのでしょうか。 倒産を防ぐ基本的な施策としては「キャッシュフロー」「メニュー開発」「宣伝」の3つがあります。 ①キャッシュフロー キャッシュフローとは、資金の流れや現金の収支のこと。例えば、キャッシュカード決済の場合、すぐに、現金が入ってくるわけではありません。利益が上がっていれば、大丈夫だと安心してしまうものです。 しかし、現金が手元にいくらあるかわからなければ、従業員の給料や仕入れ先への支払い、賃料などを滞りなく支払うことができません。そこで今手元にいくらあるか(キャッシュフロー)を把握しておくことが必要になります。 ★黒字倒産を防ぐためには?★ 資金繰りに苦しむ飲食店経営者の為の黒字倒産を防ぐキャッシュフローとは ②メニュー開発 メニューにトレンドを取り入れることは大切です。しかし、それだけではトレンドが終わった途端、集客が見込めなくなってしまいます。トレンドを取り入れつつ、店の看板メニューとなる個性的なメニューを開発する必要があります。 個性的なメニューとは、その地域において、その店でしか食べられない料理もしくは味のこと。酒屋やビアホールが倒産しやすいのは、メニューに個性を出しにくいからです。この店でしか出していない味、目玉メニューなどを開発しましょう。 ③宣伝 どんなにすばらしいサービスやおいしい料理を提供する店であっても店があることを知ってもらわなければ、新規顧客は獲得できません。友人や知人からの口コミで開店当初はある程度集客できます。しかし、それだけでは行き詰まります。多くの人が店を探すさい、インターネットで検索をします。店の場所、電話番号、駐車場の有無、営業日や営業時間、メニュー表などネットの情報は常に最新の状態にしておきましょう。 また、季節限定メニューやイベントなどはSNSを活用して広く宣伝することが必要です。宣伝にコストをかける余裕がない場合は、無料でできるものをなるべく活用しましょう。 「効果のある集客方法を知りたい」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう<< 万が一に備える「経営セーフティ共済」の活用を 自分の店の経営状態が良い場合でも、仕入れ先など取引先の倒産によって、資金繰りが悪化し、倒産してしまうケースもあります。経営セーフティ共済は、このような連鎖倒産を防ぐための制度です。具体的には、無担保、保証人なしで掛け金の最高10倍(上限8,000万円)まで借り入れができます。1カ月の掛け金は5,000円から20万円の間で自由に選択可能です。 さらに確定申告のさいは、掛け金を損金または必要経費として算入でき、節税対策になります。共済を途中で解約する場合は、解約手当金を受け取れます。掛け金を12カ月以上納めていれば掛け金の8割以上が戻り、40カ月以上であれば全額返金される仕組みです。ただし、12カ月未満の場合は掛け捨てとなります。また、取引先の倒産ではなく、臨時に事業資金が必要となったときに、一時貸付金として解約手当の95%を上限に借り入れできます。 「資金繰りについて、プロの意見が聞きたい!」 >>開店ポータルBizに無料相談する<< 新規開業・店舗運営のサポートは、開店ポータルBizにお任せください! 酒場やビアホールの倒産を防ぐためには、「キャッシュフロー」「メニュー開発」「宣伝」の3つの施策が必要です。そして万が一に備えて「経営セーフティ共済」への加入も検討しましょう。倒産が多い業態のなかでも、成功している店はあります。今は問題なくても5年先、10年先を見据えて経営戦略を練ることが求められています。 ★売上を作りたい飲食店にはこちらの記事がおすすめ★ UberEatsへの出店で赤字脱却!売上・集客力向上の仕組みと注意点【ご相談無料】 開店ポータルBizでは、飲食業界に強い税理士探し、店舗運営にかかるコスト削減のほか、資金調達サービス、地域やお店にあった集客方法・HPやSNS運用についてのご相談を無料で承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください!2018/10/06
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その保険加入は節税になっていますか?法人保険の選び方と見直しのコツ保険加入は節税対策になるとされていますが、選び方を間違えると節税になるどころか経営状態の悪化を招いたり、節税効果がなかったりすることもあります。口コミがよく他の会社に合う保険でも自社に適したものとは限りません。 本記事では、保険の種類や節税対策に向けた保険の見直しのポイントについて紹介します。 節税にならない保険もある 法人保険とは、会社を契約者として保険料を払うタイプの保険のことです。経営者の保障や会社の福利厚生、退職金の準備などに利用されています。さらに、金額を損金として計上できる法人保険に加入した場合、税金控除の対象となり、法人税を軽減できます。 ただし、法人保険であればすべて節税になるかというとそうではありません。保険と一口にいっても、支払った保険料の全額が経費になる「全額損金」から、半分だけ経費として計上できる「2分の1損金」までさまざまです。 法人保険の種類別「節税効果の違い」 まず法人保険には、企業経営に関する「経営者保険」と、役員や従業員に対する「福利厚生保険」の2種類があります。それぞれについて、支払った保険料のどこまでを損金として処理できるのか確認しましょう。 経営者保険 契約者は法人で経営者や役員を被保険者とするタイプの保険です。 長期平準定期保険 定期保険のなかでも保険期間が長い生命保険で、積立性が高い保険。保険料の2分の1を損金として処理できます。一時的に資金が必要になったとき、解約返戻金を担保に借入できます。 逓増定期保険 契約後、保険期間満了までに契約当初の金額よりも5倍以内まで増加する定期保険。被保険者の年齢や加入期間により差はありますが、概ね支払った保険料の2分の1を損金として処理できます。 生活障害定期保険 経営者や役員が要介護状態や危篤状態になった場合の保障です。急に資金が必要になった場合の緊急予備資金としても活用できまます。一定の要件を満たせば、保険金を全額損金として処理できます。 福利厚生保険 会社を契約者として従業員を被保険者とするタイプの保険です。 養老保険 従業員の退職金、見舞金の確保に適した保険。保険期間を設定し、死亡した場合は死亡保険金が満期の場合は、満期保険金が支払われます。福利厚生費として保険料の2分の1を損金として処理できます。 がん保険(終身) 従業員の退職金やがんの保障に適した保険。役員または従業員ががんになった場合、会社に給付金が支払われます。従業員が退職した場合は、途中で解約し退職金にできます。また、保険料の2分の1を損金として処理できます。 医療保険 従業員が病気や怪我をしたさいに備える保険。従業員が病気や怪我をしたさい、会社が給付金を受け取り、従業員に見舞金として支払うことができます。掛け捨てタイプの場合、保険料の全額を損金として処理できます。ただし、掛け捨ての場合、解約返戻金がないため、退職金の準備にはなりません。 見直しのポイント 解約返戻金を従業員の退職金として活用でき、支払った保険料の全額または一部を損金として計上することで節税になる法人保険は、経営者にとって数多くのメリットがあります。しかしその一方で、デメリットもあります。デメリットを理解しておくことが、保険を見直す上で重要となってきます。 ①保険料の支払い 保険料が損金として多く計上できるからという理由だけで「得」というわけではありません。保険料は1回払うと終わりというわけではないからです。支払うために、毎月・毎年定期的にお金が必要です。新規事業の投資などで資金が必要なとき、保険料が負担になることもあります。法人保険を見直すさい、キャッシュフローの試算が必要です。 ②保険料解約について 掛け捨てではない保険の場合、解約のタイミングによって解約返戻金の額が異なります。たとえば、10年後に解約すると100%以上の返金率でも、5年後に解約すると30%の返金率になることもあります。またすべての保険が、100%の返金率とも限りません。見直しのさいは、解約返戻金が100%またはそれ以上になる時期を確認する必要があります。 ③解約返戻金の使い道に注意する 損金に計上することで節税になった保険料ですが、解約返戻金を受け取る場合は益金となり、法人税が課されます。そうならないために、解約返戻金を設備投資や退職金にあてるなど上手く使う必要があります。 節税対策に使える保険は 比較、検討が大切! >>開店ポータルBizに無料相談しよう<< 「保険の見直し」、まずは無料相談からはじめよう! 節税できるという理由で保険の保険料が経営を圧迫するほど負担になるというのは本末転倒です。そしてもちろん、法人保険に入っていれば節税になるわけではありません。節税対策のためには、全額損金や2分の1損金といった入り口の部分だけでなく、解約返戻金を受け取るタイミングや何に使うのかといった出口の部分も考える必要があります。 ★節税の方法に悩んだらこちらの記事がおすすめ★ 個人飲食店の「節税対策」といきすぎた節税が招くリスク 保険会社20社以上の保険商品から要望に応じて最適なプランを提案する無料相談窓口もあります。法人向け保険の選任コンサルタントが担当し、不明点や不安を解決します。今後の経営状況を見据えて、保険を見直してみませんか?お気軽に下記よりご連絡ください。2018/10/04