飲食店向け情報 一覧
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飲食店家族経営|個人店が長く続く為に気を付けたいポイントとは?お店を開業するにあたり、家族に手伝ってもらったり、夫婦二人三脚ではじめたりと、家族で経営するケースが多く見られます。新しく何かをはじめるとき、家族の精神的支えは大きな安心材料になりますよね。 信頼もでき安心感のある家族と一緒に運営できるなんて、とても心づよいこと。経費の面からも、従業員の人件費を丸ごと家庭の収入にできるうえ、持ち家ならば家賃もかからないなど、経営者にとっては良いことがたくさんあります。しかし、お客さまや従業員から見ると気になってしまうこともあるようです。長く続く個人店が気をつけているポイントをご紹介します。 【飲食店家族経営のポイント①】一見さんが入りにくい雰囲気を作らない 気心の知れた家族と、あうんの呼吸で切り盛りしていけるのが家族経営最大の魅力です。ご主人が厨房で腕を振るい、奥さまがホールで接客をする場合、和気あいあいとした雰囲気と息の合った夫婦のやり取りは、他人同士ではなかなか生み出せないもの。しかし裏を返すと、この和やかな空気が閉鎖的な空間をつくってしまい、昔からの知人や親戚などの身内しか寄せつけない雰囲気を作ってしまうこともあります。内輪で盛り上がる関係ができてしまうと、新規のお客さまは居心地の悪い思いをしてしまいます。営業中は業務に徹して、一定の緊張感を維持することが大切です。 【飲食店家族経営のポイント②】家族喧嘩を店に持ち込まない 家族仲が良すぎても気のゆるみが生まれますが、悪すぎる場合は目も当てられません。どんなに仲が悪くても家族でお店に立つ以上、仕事としてやり取りをしなければなりません。家族間の仲が悪くなると、つい口が悪くなり、横柄な態度をとってしまいがちです。 飲食店は食事をするだけでなく、お客さま同士のコミュニケーションの場でもあります。店員同士の険悪なムードの中では、お客さまが気持ちよく食事し、円滑なコミュニケーションが取れるはずもありません。家族喧嘩が起きた場合は早めに解決し、職場にわだかまりを持ち込まないよう公私を分けて業務に徹しましょう。 【飲食店家族経営のポイント③】緊張感を持たせる 特に持ち家で家族経営をする場合は通勤時間が無いため、オンとオフの切り替えが無くなり、緊張感が薄くなる可能性があります。身内のすることに甘くなり、衛生面やサービス面で気が緩みがちです。 そういったときには、オンとオフのスイッチを切り替えるポイントを設定しましょう。制服を導入したり、職場では「お父さん・お母さん」などの呼称は使わず「店長・女将さん・オーナー・シェフ」などの役職で呼びあいましょう。家族であっても敬語を使用することで緊張感が生まれ、仕事への意識が生まれます。 【飲食店家族経営のポイント④】従業員の扱いには「平等」を心がける これは家族以外にも従業員を雇っている場合に起こりやすいトラブルですが、身内に対して甘くなったり、また、逆に身内をないがしろにりするケースがあります。第三者である従業員が入ることによって格差が生まれ、お互いに不満を抱きやすくなってしまうのです。 給与面に関しても、身内の給与を高くしたり、また不当に安くしたりするのは問題です。職場である以上、身内か他人かで線引きをして差をつけるのは好ましくありません。店舗内では一人ひとり独立した従業員と雇い主という立場を維持し、お互いを尊重し合いましょう。 ■代替わり・事業継承時の注意点 親であるオーナーがリタイアし、親から子に代替わりする場合、そのまま経営を続けることはできません。親であるオーナーは廃業届を提出し、子である譲渡先は開業届を提出し、営業に一旦区切りをつける必要があります。 子に無償で譲渡する場合は贈与税が発生しますし、子に売却する場合も、子は親の資産を買い取るために契約を交わす必要があります。無届で経営者を変えたまま営業することは、たとえ親子間での代替わりであっても無許可営業とみなされ、2年以下の懲役刑や200万円以下の罰金が発生します。あくまで、個人事業主同士の契約を進める認識で、きちんと手続きをおこないましょう。 【関連】飲食店事業譲渡での注意点 目的・条件・マイナス面・業者について 新規開業・店舗恵瓊英のお悩みは、開店ポータルBizにご相談ください 気心の知れた家族だからこそ生まれやすい、家族経営のトラブルやさまざまな注意点。仲が良くとも悪くとも、職場である店内ではお互い独立したスタッフの一人です。 他の従業員と差をつけたり、家族間の問題をお店に持ち込むことのないよう、公私をきちんと分けましょう。しかし、苦しい時も支え合えるのが家族経営の良いところ。お互いを尊重し、気持ちのいい関係でお店を経営していきましょう。 開店ポータルBizでは、インフラ周りのコスト削減のほか、地域やお店にあった集客方法・HPやSNS運用についてのご相談を無料で承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください!2020/09/15
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飲食店で使う業務用「氷」の種類と特徴・用途、調達方法を知ろう飲食店を営業するにあたり、なにかと欠かせない氷。ドリンクに入れるだけでなく、食材や料理を冷やすときにも使います。 ひとことで氷といっても、氷には、種類があり大きさや形もさまざま。それぞれに得意な役割・最適な用途があります。 飲食店で氷を扱うさいには、それぞれの特徴を活かして使うことが大切です。本記事ではそんな氷の種類や特徴についてご説明します。 【飲食店】使われている氷は主に8種類 氷は形状によって種類が異なります。一般家庭でもよく見かけるものから、飲食用として使われているもの、冷却用として使われているものなど、さまざまです。使われる機会の多い、8種類の氷をご紹介します。 ①キューブアイス ②ハーフキューブアイス ③フレークアイス ④チップアイス ⑤異形アイス ⑥丸氷(まるごおり) ⑦ブロックアイス ⑧純氷(じゅんぴょう) それぞれの特徴や、主な用途を見てみましょう。 【飲食店で使う氷】①キューブアイス 【特徴】 最もポピュラーな氷が、キューブアイスです。名前の通りキューブ型(立方体型)をしており、ダイヤアイスと呼ばれることもあります。透明度が高くて硬く、溶けにくいのが特徴です。大きさは、一辺が3cm前後。家庭用の冷蔵庫でも製氷できるため、一般家庭でもよく使用されています。 飲食店で使用する際には、「氷は○個入れること」と、オペレーションがしやすいメリットがあります。 【用途】 キューブアイスは、主にドリンクに入れて提供します。溶けにくいため、味を薄めてしまうことなく冷やせます。それ以外にも、かき氷用の氷として使ったり食材を冷やしたりと、幅広いシーンで利用可能です。 【飲食店で使う氷】②ハーフキューブアイス 【特徴】 ハーフキューブアイスは、一辺が1.4~2cm前後のキューブ型の氷です。キューブアイスの半分くらいの大きさのため、ハーフキューブアイスと呼ばれます。主な特徴はキューブアイスと同様で、透明度が高くて硬く、溶けにくいことです。 【用途】 使用方法もキューブアイスとほぼ同じです。ドリンクに入れたり食材を冷やしたりと、飲食用としても冷却用としても使用されます。一つの氷のサイズが小さいため、特に小さなお子さまや女性のお客さまが多いお店におすすめです。 また、袋につめやすいので、火傷をした際などのアイシングにも適しています。 【飲食店で使う氷】③フレークアイス 【特徴】 フレークアイスとはガラスの破片のような見た目の、不定形の氷です。厚さが2mmほどと薄くて、小さいのが特徴。ほかの氷よりも、低コストでたくさんの量を製氷できるメリットがあります。 【用途】 主に鮮魚やお肉など食材の冷却用として、アイスベッドなどに使われます。粒が薄くて小さいため細かい隙間に入りやすく、食材を傷つけることなく素早く冷却できます。 【飲食店で使う氷】④チップアイス 【特徴】 チップアイスとは、フレークアイスを固めてつくった氷のこと。紙コップなどに入れた際の“シャラシャラ”とした音には、清涼感があって人気です。表面積が大きいため、ほかの氷よりも溶けやすいという難点がありますが、冷却には適しています。 【用途】 飲料用としてドリンクに入れたり、冷却用、料理の演出をかねたアイスベッドとして使われることが多いです。素早く冷やせるので、海鮮食材などを扱うお店におすすめです。 【飲食店で使う氷】⑤異形アイス 【特徴】 異形アイスとはハートや三日月、星など、さまざまな形をした氷です。見た目から楽しむことができ、料理やドリンクの見栄えが良くなります。 【用途】 バーや喫茶店、居酒屋などでドリンクに入れて提供するのがおすすめです。異形アイスを使えば、普通のドリンクも最近流行りのフォトジェニックなものに早変わり。また、冷たいデザートなどに添えるなど、チップアイスのように保冷と演出をかねた使い方もあります。 予算にあった製氷機を比較・検討したい! >>開店ポータルBizに無料相談する<< 【飲食店で使う氷】⑥丸氷(まるごおり) 【特徴】 丸氷は、バーや居酒屋などお酒を扱うお店で使われている球体の氷です。表面がツルツルしたものとデコボコしたものがあり、ツルツルであるほど溶けにくくなっています。 【用途】 お酒用として、ロックグラスなどに入れて提供することがほとんどです。溶けにくいうえに表面積が大きいため、ドリンクを薄めることなくしっかりと冷やせます。 【飲食店で使う氷】⑦ブロックアイス 【特徴】 ブロックアイスは名前の通り、ブロック型の氷で、角氷(かくごおり)や貫目氷(かんめごおり)とも呼ばれます。カット次第でさまざまな用途に利用でき、とても便利で使い勝手が良いです。大きなサイズのものになると、通常の業務用製氷機では製氷できないため、購入するのが一般的です。 【用途】 砕いたり加工をすれば、かき氷用の氷やかちわり氷、丸氷などとして利用可能です。カットせずに“どぶ漬け”として使う方法もあります。イベントなどでドリンクを保冷するのに最適です。 お店にあった製氷機を比較・検討したい! >>開店ポータルBizに無料相談する<< 【飲食店で使う氷】⑧純氷(じゅんぴょう) 【特徴】 純氷とは製氷機ではなく氷屋がつくった氷で、カルキなどの不純物を含んでいません。水を丁寧にろ過した後、じっくりと時間をかけて凍らせているため、透明度が高くてとても硬くなっています。手間をかけている分、質も良く、高級なお店で使われることが多いです。 【用途】 料理やドリンクなどの食用として、鮮魚などの冷却用として、どちらにも使えます。不純物を含まないため氷自体に味が全くなく、食材の味を損なうことなく提供できます。 氷の調達方法にはなにがある? 氷の主な調達方法は、製氷機を導入して毎日お店で製氷するか、氷屋から都度仕入れるかの2パターンです。そのお店の業態や、来客数、一日に使う氷の量、使う氷の種類などによって、どちらの方法がおすすめかは異なります。 製氷機と氷屋それぞれのメリットとデメリットを見てみましょう。 飲食店の厨房に製氷機を設置するメリットとは? 製氷機を導入して氷を使うときの主なメリットとデメリットは、以下の通りです 【製氷機を置くメリット】 ・仕入れの手間が省ける ・一度に大量の氷がつくれる ・必要なときにすぐ使える 【製氷機を置くデメリット】 ・氷屋のものに比べて質が劣る ・ランニングコストがかかる ・清掃の手間がかかる 居酒屋やカフェのようにドリンクメニューが多いお店や氷を毎日たくさん使うお店、どちらかといえば質よりも量が重視なお店は製氷機の導入がおすすめです。 製氷機にもいろいろ種類があり、使用するものによって製氷方式や製氷できる氷の種類は異なります。また、同じ種類の氷でも、メーカーによって大きさや形状が微妙に異なることも。 どのような氷がつくれるのかよく確認したうえで、お店にあったものを選びましょう。 「お店にあった製氷機を比較・検討したい!」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう<< ★製氷機の選び方に関する記事はこちら★ 飲食店の必需品 製氷機はお店の「席数」で決めよう! 製氷機を設置せずに、氷屋から購入するメリットとは? 続いて、氷屋で仕入れて使うときの主なメリットとデメリットです。 【氷屋から購入するメリット】 ・氷の質が良い ・必要なときに必要な分だけ仕入れられる ・さまざまな種類の氷を仕入れられる 【氷屋から購入するデメリット】 ・仕入れの手間がかかる ・在庫切れになる可能性がある ・注文してから使えるまでにタイムラグが生じる 高級料亭や三ツ星レストランのように品質にこだわるお店や、量的にも頻度的にもあまり氷を使わないお店などは氷屋で調達するのが良いでしょう。 氷屋によって、扱っている氷の種類や質、価格は異なります。また、配達の方法や頻度、要する時間なども違うため、比較して納得いくところを選びましょう。 ★厨房機器に関する記事はこちら★ 飲食店開業前に揃えるべき厨房機器・調理器具について調べてみた 製氷機選びで悩んだら、開店ポータルBizに無料相談しよう 形状によって用途も変わる氷。なんとなく選ぶのではなく、それぞれの特徴を活かしながら使うことが大切です。氷も料理や装飾の一部と考えてみてください。見た目も楽しくなるように工夫して使えば、お客さまからもきっと喜ばれるはず!氷を買うのにもコストがかかります。製氷機を選ぶさいや仕入れのさいには、用途に適したものを選んで、賢く使っていきましょう。 ★食材の仕入れに関する記事はこちら★ 業者・直接仕入・ネット…お店にあった仕入れ方法を見つけよう! 開店ポータルBizでは、お店のサイズや予算にあった業務用製氷機、厨房機器のご提案のほか、インフラ周りのコスト削減、集客のご相談を無料で承っています。お気軽に下記フォームよりご連絡ください。2020/09/08
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飲食店独立開業|経営時に発生する8つの税金について税金には、個人が納税すべきものや企業が納税すべきものなど、さまざまな種類があります。その中には、飲食店を開業するのなら、知っておかなければならない税金も。納税額を考慮せずに資金計画を立ててしまうと、想定外の出費が発生してしまいます。 あとになって困ることがないように、飲食店を開業する前に知っておきたい8つの税金をしっかり抑えておきましょう。 飲食店を開業する前に知っておきたい「8つの税金」 本記事では、以下の8つの税金についてみていきます。どれも飲食店経営にかかわるものです。 1.法人税 2.法人事業税 3.法人住民税 4.償却資産税 5.固定資産税 6.消費税 7.印紙税 8.自動車税・軽自動車税 一つずつ見ていきましょう。 【飲食店経営】1.法人税 数ある税金のなかで最も代表的な法人税。この法人税は、法人として得た所得に課される国税です。ここで言う所得とは、利益とは少し違い、法人税法上で収益をあらわす益金(えききん)から、費用である損金(そんきん)をマイナスしたものを指しています。 法人税額は基本的に所得×法人税率の式で算出され、法人税率は企業の規模や資本金などによって変わります。所得に基づいた税金なので、所得が少なければ税額も少なく、多ければその分税額も多くなる仕組みです。もし、所得が0円なのであれば、法人税額も0円となります。 【飲食店経営】2.法人事業税 法人税と同様に、法人事業税も企業の所得に掛かる税金です。法人事業税の算出方法は、所得×法人事業税率。そのため法人税と同様に、所得が0円であれば法人事業税も0円となります。 法人事業税率は所得税額によっても変わります。法人税が国税であるのに対して、法人事業税は地方税にあたるため、納付先は各都道府県の市区町村となります。資本金が1億円を超える場合は外形標準課税が適用されることを頭に置いておきましょう。 また、個人事業の場合は、個人事業税の名称に変わりますが、税金の内容としては同じものとなります。 【飲食店経営】3.法人住民税 法人住民税は、法人事業税と同様に地方税であり、各都道府県の市区町村に納付する税金です。 地方住民税の内訳は、法人税額に住民税率をかけて算出される法人税割に加えて、資本金や従業員数によって変わる一定額の均等割が含まれます。つまり、たとえ法人税額が0円であったとしても均等割分の税額があるので、法人住民税は必ず発生する税金ということになるのです。 法人住民税率は国によって定められていますが、自治体によって多少の差があります。正確な税率は納付先の各自治体に確認しておきましょう。 【関連】資金繰りに苦しむ飲食店経営者の為の黒字倒産を防ぐキャッシュフローとは 【飲食店経営】4.償却資産税 事業に使用する設備や家具、備品などに掛かる地方税が償却資産税です。基本的には入手時の価格が10万円以上のものに課されますが、店舗内の償却資産税額の合計が150万円に満たない場合は課税対象外となります。 償却資産の価値は経過年数によって変わるので、それに伴い税額も変動します。申請先は店舗のある市区町村となります。基本的には、市区町村より提示された額に税率1.4%を掛けた額が償却資産税額となりますが、税率が異なる地域もあるので、申請先の市区町村にあらかじめ確認をしておきましょう。 「資金繰りが上手くいかない…」 >>開店ポータルBizに経営の悩みを無料相談しよう<< 【飲食店経営】5.固定資産税 固定資産税とは、償却資産を含む土地や家などの固定資産を所有している場合に課される税金です。国土交通省によって定められた固定資産税評価額に税率1.4%をかけた額が固定資産税となります。 地価によっても評価額は変わるため、同じ建物だからといってずっと一定の額というわけではありません。1月1日の時点で所有している場合に発生するので、売却を考えている場合は時期に注意する必要があります。 また、固定資産を所有している人に納税義務があるもので、店舗が賃貸物件であればこの税金は発生しません。 【関連】その家賃払いすぎかも!? 実質0円「賃料適正化サービス」について調べてみた 【飲食店経営】6.消費税 消費税とは、商品購入時に発生する消費者が払う税金です。これは、飲食店の場合、お客さまが支払った税金をお店が一時的に預かり、代理で国に納付しているものです。あくまでも預かっているだけであり、お店の売上金ではないことに注意して資金のやりくりをする必要があります。 お客さまが支払った税額とお店が仕入れ業者に支払った税額の差が、納税すべき消費税額となります。1つ例を挙げてみましょう。 [例] 仕入れ額:100円+8円(消費税)=108円 消費者の購入額:1,000円+80円(消費税)=1,080円 納税すべき消費税額:80円-8円=72円 このように108円で仕入れたものを1,080円で販売した場合、80円から2円を引いた72円が、店舗が国に納めるべき消費税額となります。 【関連】飲食店経営者が知っておくべき、軽減税率の基本 【飲食店経営】7.印紙税 印紙税とは、領収書や契約書など、印紙税法で定められた文書に対して発生する税金です。飲食店では、主に、領収書を使用したさいに課されます。お客さまが領収書をきる金額が5万円未満であれば対象外となりますが、5万円から100万円の場合には、1回につき200円の税金が発生します。 印紙税は収入印紙の貼り付けによって納税をします。貼り忘れてしまうと、通常の印紙税額の3倍を課されてしまうこともあるので気を付けましょう。 【飲食店経営】8.自動車税・軽自動車税 最近は出前や宅配サービスが充実し、車やバイクを所有している飲食店が増えています。そういった店舗が注意しなければならないのが、自動車や軽自動車に対して課される自動車税・軽自動車税です。税額は車両の用途や重量、排気量によって異なります。導入を検討している場合は、その点も考慮して車選びをしましょう。 万が一不要になって廃車や譲渡をする場合には、余分に税金が発生しないよう、登録の消去や変更の手続き忘れずに行いましょう。 【関連記事】飲食店開業に税理士は必須 資金調達・会計・財務…営業の悩みを解決する方法と、経営サポートサービス『クロスポイント』 税金を念頭に置いて、事業計画を立てよう! 法人税、法人事業税、法人住民税、償却資産税、固定資産税、消費税、印紙税、自動車税など、飲食店経営にかかわる8つの税金をご紹介しました。 あらかじめ把握していたものや、見落としていたものもあったのではないでしょうか。どれも開業するにあたって、避けては通れない税金です。店舗に掛かる税額を把握して、それを踏まえたうえで資金計画を立てていきましょう。 【関連記事】飲食店の事業計画書に必要な資金計画とは?作り方を知ろう 開店ポータルBizでは、飲食業界に強い「業界最安値」税理士のご紹介のほか、地域やお店にあった集客方法・HPやSNS運用についてのご提案を無料で承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください!2020/09/05
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個人経営飲食店の節税対策とやりすぎが招く廃業リスクについて調べてみた!一般的なサラリーマンの場合、本人に代わって会社が税務申告をしてくれますが、飲食店のオーナーは個人事業主。つまり、自分で税務申告をしなければなりません。 余裕のある経営を続けるには、売上を伸ばすことだけでなく、節税をして出ていくお金を減らすことも大切です。本記事では、飲食店が取り組める節税対策の方法と、節税のしすぎが招くリスクについてお伝えします。 【飲食店経営】節税とは「所得税」の額を抑えること! 飲食店オーナーにとっての節税とは、国に治める税金である所得税を安く抑えることです。 所得とは、1月1日から12月31日までの間にお店を営業して得た収入(売上)から、経費を引いたもの。そして、所得に対してかかる税金を所得税といいます。 【所得税の計算式】 所得税=課税所得(収入-経費-所得控除)×税率-税額控除 課税所得 収入から、経費と所得控除を引いたお金 所得控除 「納税者それぞれの事情に配慮して、公平に課税しよう」という考えがベースの制度 生命保険料控除、医療費控除、扶養控除などいろいろな種類がある 税率 所得の額に応じて決まっており、所得が多いほど税率が上がる(累進課税制度) 税額控除 算出された所得税(納めるべき所得税額)から差し引くお金 代表的なのは、住宅ローンの残高に応じて差し引かれる「住宅ローン控除」 上記の計算式をみると、「収入を減らす」もしくは「経費を増やす」ことが、節税のポイントであるとわかります。 では、具体的な節税対策には、どんなものがあるのでしょうか。 【飲食店経営】個人事業主が取り組める節税対策とは? 個人事業主が取り組める節税対策はいくつかあります。 ①配偶者などに所得分配する ②経費にできるものがないかチェックする ③青色申告制度を利用する ④法人化を検討する 一つずつ見ていきましょう。 【飲食店経営】節税対策①配偶者などに所得分散する 日本には「累進課税制度」があり、所得の多い人ほど税金を多く納めるシステムになっています。つまりこれは、「誰かに所得を分散することができれば、税負担を減らせる」ということ。 所得を900万円と想定し、所得分散をしない場合とする場合の税金を計算してみました。 【所得分散をしない場合】 課税所得900万円×税率23%-控除額636,000円=所得税額1,434,000万円 【所得分散をする場合】 配偶者に300万円の給与を支払う場合、 自分:課税所得600万円×税率20%―控除額427,500円=所得税額772,500円 配偶者:課税所得300万円×税率10%-控除額97,500円=所得税額202,500円 ⇒自分:所得税額772,500円+配偶者:所得税額202,500円=所得税額975,000円 このように所得分散をした場合、しない場合と比較して459,000円安くなることになります。 事業所得をすべてを自分のものとして処理してしまっているオーナーも多くいます。配偶者や子ども、兄弟姉妹と一緒にお店を経営しているのであれば、所得分散をしないのはもったいないでしょう。 【飲食店経営】節税対策②経費にできるものがないかチェックする 個人事業主は、経費としてカウントできる支出の幅が法人よりも多いです。水道光熱費や家賃など、はっきり経費とわかるもの以外に、意外な支出が経費として認められる場合も。たとえば、次の4つです。 ①接待交際費 お世話になっている仕入れ先や常連さんなどと飲食をした場合は、「接待交際費」となります。 「事業として利益を出すのに必要なお金」であれば、接待交際費として認められます。将来取引をするかもしれない業者や、経営のアドバイスをくれる友人などとの飲食も含めてよいでしょう。 ただし、仕事に関係のある飲食代であることを税務署に証明できなければなりません。領収書の裏に、日付や相手の氏名、会社名、会った目的などをメモしておきましょう。 ②車両関連費 オーナーの自家用車を事業用として、仕入れや配達に使っていることもあるでしょう。その場合、ガソリン代、車検費用、自動車保険料などを経費としてカウントできます。 ただし「家事按分(かじあんぶん)」といって、プライベートと事業で何対何の割合で使ったかを自己申告しなければなりません。 ガソリン代で按分比率を求める場合は、次の方法があります。 ・走行距離 仕事で〇km走り、残り〇kmをプライベートで走った場合、〇:〇の比率で計上 ・使用日数 一週間に営業日数が6日あり、その日だけ事業用として使う場合、6/7で計上 ③研究開発費 セミナーや試飲会・試食会など、飲食店向けのイベントに参加することもあると思います。 これらにかかる受講料や参加料は、経営のノウハウを学んだり、アイディアを得たりするために必要な経費です。そのため、「研究開発費」とすることができます。 ちなみに、市場調査やメニュー立案のために他店で食べ歩きをした場合にも、研究開発費となります。 ④福利厚生費 スタッフの歓送迎会や、信頼関係を深めるためにおこなう食事会、慰労旅行などは、「福利厚生費」となります。休憩スペースに置いているお茶やコーヒー、まかない代なども福利厚生費に含めることができます ただし、これらを福利厚生費とするには「スタッフ全員を対象とし、金額がおおむね一律であること」「高額すぎず、社会通念上相当の金額であること」などの条件があります。 このほかにも、サービス費(客席に置く新聞や雑誌など)、衛生費(制服のクリーニング代など)など、経費にできるものがないかチェックしてみましょう。 【飲食店経営】節税対策③青色申告制度を利用する ■65万円の特別控除を受ける 「所得税の青色申告承認申請書」を税務署に提出すると、課税所得から65万円を差し引くことができます。 所得を600万円、経費を200万円と想定し、青色申告をしない場合とした場合の税金を計算してみました(ここでは、扶養控除などは抜きで考えています)。 【青色申告をしない場合】 課税所得=収入600万円-経費200万円=400万円 課税所得400万円×税率20%-控除額427,500円=所得税額372,500円 【青色申告をする場合】 課税所得=収入600万円-経費200万円-青色申告特別控除65万円=335万円 課税所得335万円×税率20%-控除額427,500円=所得税額242,500円 このように、青色申告をすることで13万円の節税につながります。 ただし、65万円の特別控除を受けるためには、「単式簿記」ではなく、すこし複雑な「複式簿記」で記帳をしなければなりません。税理士に依頼する、もしくは『freee』などのクラウド会計ソフトを利用するのがおすすめです。会計ソフトを利用すれば、毎日の記帳だけでなく、税額の計算や確定申告書類の作成なども自動でおこなえます。 ▼freeeについてはこちら▼ 個人経営の飲食店に会計ソフトFreee(フリー)を勧める5つの理由を徹底解説 ■専従者制度を使う 「青色申告の専従者制度」を使うと、配偶者や家族に支払っているお給料を全額経費にできます。次の条件を満たしているかチェックしてみましょう。 1.青色申告をした本人と、生計をともにする親族であること 2.当該年度の12月31日の時点で、15歳以上であること 3.青色申告をした人の事業に、6か月を超える期間従事していること 1と2にあてはまっていても、高校生や大学生の場合には適用されません。くわしくは下記の記事をチェックしてみてください。 ▼「青色申告」について知りたい方はこちら▼ 青色事業専従者給与に関する届出書について 【飲食店経営】節税対策④法人化を検討する 事業がうまくいけば利益が増え、所得も高くなります。既出のように、日本では累進課税制度がとられているので、お店が繁盛するほど税金の負担も増えてしまいます。 所得が900万円を超える場合には、法人化を検討しましょう。法人税は、所得800万円までは税率15%、800万円を超える部分は23.2%で一律なので、税負担を抑えることができます。事業所得の一部を自分のお給料にすれば、給与所得控除を受けられるのもメリットです。 ただし、会社設立や廃業の手続き、法人税の申告手続きなどが複雑です。かえって税負担が増えてしまうため、事業が成長していない場合は、法人化するのは避けましょう。 ▼関連記事▼ 2号店オープンで倒産リスクを回避!飲食店多店舗展開のメリットを知ろう 節税のしすぎはNG!やりすぎた節税が招く3つのリスク これまで節税の方法について触れてきましたが、節税にはげむあまり所得を減らしすぎるのは危険です。個人事業主として大切な、「社会からの信用度」が下がってしまうからです。いきすぎた節税が招く、3つのリスクについても知っておきましょう。 ①融資の審査に通らない 「事業がうまくいけば、店舗展開をしたい」と考えるオーナーも多いでしょう。ところが節税をしすぎると、いざ資金が必要になったとき、銀行からお金を借りにくくなります。 融資を受けるためには、収入のわかる「所得証明書」が必要です。そこに記載された所得金額があまりにも低いと、銀行に「このお店には返済能力がない」と判断され、審査で落とされてしまう可能性が高まります。 同じ理由で、キャッシング機能(お金を借りる機能)をつけたクレジットカードをつくるときにも、審査に通りにくくなります。 ②入居審査に通らない お店を移転して、新しい物件を借りる場合もあるかもしれません。そのとき、管理会社や大家さんから所得証明書の提出を求められることがあります。 理屈は、銀行から融資を受けるときの審査と同じ。「この人は、きちんと家賃を支払えるのか?」という部分を見られ、所得があまりにも少ないと入居を断られてしまいます。 入居審査の基準は物件によって異なりますが、ひと月の家賃が所得の30%を超えると難しくなります。家賃15万円の物件を借りるには、年間所得が600万円(15万円×12か月÷30%)なければ厳しいということです。 ③休業補償の保険金がもらえない 思わぬケガや病気によって、長い間お店を開けられなくなる場合もあります。休業によって収入を得られなくなるリスクにそなえて、休業補償(所得補償)保険に加入している方も多いと思います。 休業補償の保険金は「平均月間所得金額」がベースになっており、「平均月間所得金額×休業月数」といった式で求められます。極論ではありますが、所得金額がゼロであれば、万一のときにもらえる保険金もゼロ。節税のしすぎで所得金額が低くなると、いざというときに休業補償がもらえなくなる(受け取れる金額が少なくなる)リスクがあります。 また、控除を増やすために不要な保険に加入したり、「経費で落とせるから」とむやみにお金を使ったりすれば、手元の現金が減ってしまいます。これでは節税の意味がありません。 目先の税負担を減らそうとするあまり、長い目で見たときの損失にならないように気をつけましょう。 「資金繰り、節税について教えてほしい」 >>開店ポータルBizに無料相談する<< 賢く節税するなら経営サポートサービス『クロスポイント』がおすすめ! クロスポイント株式会社 HP:https://x-p.jp/ 「忙しくて、節税対策についてゆっくり考えられない」「税金の知識にうとくて、考えただけで頭が痛い」。そんな方はひとりで悩まず、プロの税理士の力を借りてみてください。 おすすめは、飲食店向けのトータル経営サポートサービス『クロスポイント』。税理士のほかにも、弁護士や会計士といったプロフェッショナルが在籍しており、さまざまな面から経営相談に乗ってくれます。 「クロスポイント」だからできること ・月々の記帳業務 所得を把握し、正しく税金を納めるためには、日々のお金の出入りをきちんと把握しておかなければなりません。とはいえ、たまったレシートや伝票を整理し、ひとつひとつの取引を帳簿に書きこむ作業は骨が折れます。 クロスポイントでは、会計ソフト『freee』などと連携し、煩雑な会計作業を代行しています。会計作業をプロに任せてしまえば、メニューやサービスの改善、スタッフ教育といった「本業」に力を注ぐことができます。 ・税務相談 飲食店のオーナーが支払う税金は、所得税のほかにも、住民税、消費税など複数あります。 税金の知識がないのに、無理に個人で手続きをすると、重大なミスによって営業どころではなくなる可能性も。 クロスポイントを利用すると、不安な税務関係の処理も、税理士のアドバイスのもとで安心しておこなえます。経営状況やオーナーの生活状況に合わせて、節税対策も提案してくれます。 ・税務申告書の作成 個人事業主は、前年1月1日から12月31日までの所得を把握し、翌年2月16日から3月15日までの間に確定申告を済ませなければなりません。 会計ソフトを使って帳簿をつけていれば、自動でデータができあがっていくので、税務申告書をつくるときも困りません。 しかし、実際に提出する書類は手書きで記入しなければならないため、金額の計算が大変。クロスポイントなら、税務申告書の作成まで代行してくれるので安心です。 また、税務関連のサポートのほかにも、次のようなサービスを利用できます。 …月次決算報告の作成 タイムリーに経営状況がわかり、サービスや利益率の向上につなげられる …マネジメント診断 四半期ごとにつくるレポートによって、長いスパンで見た経営状況をつかめる …集客アドバイス お店のそのときの状況にマッチする集客戦略を、プロの目線から提案 【料金プラン】 税理士に相談するとなると、心配なのが費用。クロスポイントは、月額5,000円からという業界最安値の料金で利用できます。 ベーシックプランは業界最安値の5,000円。飲食店経営のタイムリーな状態の把握から、効果的な施策によるムダの見直しが可能になります。どのプランにも、30日間の無料お試し期間があるのもうれしいところでしょう。 会計業務や資金調達、クロスポイントについてより詳しく知りたい方はこちらからお問い合わせください! ▼税理士費用相場について▼ 飲食店が税理士と契約した場合にかかる費用相場【相談無料】 店舗経営・資金繰り・節税のお悩みは、開店ポータルBizにご相談ください! お店を続ける限り、税金は毎年納めなければなりません。節税対策をまったくしていない場合、必要な額よりもかなり多くの税金を支払っている可能性もあります。税金の負担が減れば、手元に残るお金も増えるので、気持ちに余裕のある経営ができるようになりますよね。とはいえ、独断で節税にはげむと、所得の減少によって社会的信用度も下がってしまいます。プロに相談しながら、お店の状況に合わせた節税対策をしていきましょう。 ▼関連記事▼ その保険、節税になっていますか?保険の見直しで節税対策を! 開店ポータルBizでは、資金調達や会計業務、節税、コスト削減、地域やお店にあった集客方法に関するご相談を無料で承っております。下記のフォームから、お気軽にご連絡ください。✨2020/09/03
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ゴーストレストラン開業|クラウドキッチン開業に必要な許可や資格とは?飲食店開業時にネックとなる高額な初期費用。飲食店を開こうと思えば、物件取得費や内装工事費、厨房機器の購入代など莫大なお金が必要になります。 そんななか、初期費用を抑えて開業できるといま注目されているのが、「ゴーストレストラン」や「クラウドキッチン」という営業スタイル。ゴーストレストランやクラウドキッチンは、整ったキッチンさえあれば、開業できるため、開業にかかる費用だけでなく運用コストも大きく抑えられます。 ゴーストレストランやクラウドキッチンは通常の飲食店とは違うため、開業時に特別な営業許可が必要に思えますが、実際はどうなのでしょうか。本記事で確認していきましょう。 >>【ゴーストレストラン開業】自宅のキッチンをつかって営業は可能!? ゴーストレストラン・クラウドキッチン開業に必要な資格・許可とは? 【通常の飲食店と同じ許可が必要】 ゴーストレストランは実店舗を持たず、デリバリーやケータリングに特化して営業するスタイルです。 しかし、ゴーストレストランならではの許可は特になく、開業時に必須となる資格・許可は通常の飲食店と同じです。 ①食品衛生責任者 まず必要なのは「食品衛生責任者」の資格です。こちらは実店舗を持つ・持たないにかかわらず、食品や飲み物を販売する場合は必ず取得しなければなりません。 ▼食品衛生責任者とは? 食品衛生責任者の資格は、各都道府県の食品衛生協会が開く講習(受講料は10,000円ほど)を受けると取得できます。 講習の内容は「衛生法規」「公衆衛生学」「食品衛生学」の3つに分かれており、休憩をはさんで6時間で終了します。講習の最後にはテストがありますが、非常に易しく、講習をきちんと聞いていればほぼ合格できるでしょう。 講習は定期的に開かれており、保健所のホームページなどから開催スケジュールをチェックできます。調理師や栄養士、製菓衛生士などの資格を持っている場合は、食品衛生責任者の講習は免除されます。 【人気記事】飲食店経営におすすめ!Instagramを活用した集客法と効果的な運用ツール【相談無料】 ②飲食店営業許可 次に必要なのが、保健所からもらう「飲食店営業許可」です。こちらも食品衛生責任者の資格と同様、ゴーストレストランとして開業する場合も取得しなければなりません。 飲食店営業許可を取得できる条件は、「①食品衛生責任者がいること」と、「②保健所の検査をクリアし、営業許可証を取得すること」です。 調理場やシンクなどの設備が、保健所が定める一定の基準を満たしていなければならないため、自宅のキッチンでゴーストレストランを開業することはできません。 新規で飲食店営業許可を取得するとなると、保健所への事前相談、申請、立ち入り調査といった手順があり非効率的です。間借り先を探すときは、必ず「飲食店営業許可をすでに取得している店舗や施設」を選ぶようにしましょう。 開店ポータルBizは、ゴーストレストラン開業に必要な「レジシステム」「電話番号」「HPやデリバリー代行アプリ」の3点セットをまるっとご用意いたします!ご相談に費用はいただいておりませんので、まずはお気軽にご相談ください。 販売メニューによっては、食品製造許可や免許が必要! ゴーストレストランに限った話ではありませんが、販売するメニューによっては、次のような食品製造許可が必要になります。 自分のお店ではどんな許可が必要か、保健所や地区の食品衛生協会に問い合わせてみるとよいでしょう。 ▼①菓子製造業 ケーキなどのデザート類や、クッキーなどのお菓子を販売する場合は、飲食店営業許可のほかに「菓子製造業許可」が必要です。 さらに細かく分けると、アイスクリームやシャーベットなどを販売する場合は「アイスクリーム類製造業」、自家製のあんこを使った和菓子を販売するなら「あん類製造業」といった許可が必要です。 ▼②そうざい製造業 コロッケやとんかつなどの揚げ物、肉じゃがなどの煮物、その他蒸し物、和え物などのお惣菜を販売する場合は、飲食店営業許可のほかに「そうざい製造業許可」が必要です。 ▼③食肉製品製造業 自家製のハムやソーセージ、ベーコンなどの肉製品を販売する場合は、飲食店営業許可のほかに「食肉製品製造業」の許可が必要です。 ▼④乳製品製造業 自家製のバターやチーズ、ヨーグルトなどを販売する場合は、飲食店営業許可のほかに「乳製品製造業」の許可が必要です。 ▼⑤酒類販売業免許 樽やボトルから注いだお酒を販売する場合は飲食店営業許可の範囲内となり、新たな許可を取得する必要はありません。しかしゴーストレストランにおいて、デリバリーで酒類を販売する場合は「酒類販売業免許」が必要です。 【関連】テイクアウト販売に保健所の許可は必要?消費期限や原材料名の記載は? ゴーストレストラン開業のお悩みは、開店ポータルBizにご相談ください! ゴーストレストラン開業に必須の許可は「食品衛生責任者」の資格と「飲食店営業許可」のふたつで、これは通常の飲食店と変わりません。このほか販売するメニューによって異なる営業許可が必要で、間借り先を選ぶときには、必要な営業許可をすべて取得済みの施設を選ぶと効率的です。 【関連】ゴーストレストラン開業|必要設備、人気のジャンル・集客アプリをまとめてみた! 実店舗を持たないゴーストレストランやクラウドキッチンなら、初期費用を大幅に抑えて開業できますし、ある程度繁盛してきたら晴れて実店舗を構える、といった目標設定もできます。これから飲食店を開業する方は、可能性に満ちたこのスタイルもぜひ検討してみてください! 開店ポータルBizは、ゴーストレストラン開業に必要な「レジシステム」「電話番号」「HPやデリバリー代行アプリ」の3点セットをまるっとご用意いたします!ご相談に費用はいただいておりませんので、まずはお気軽にご相談ください。2020/09/02
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独立開業|キッチンカー(移動販売)営業に必要な許可、注意点をまとめてみた【相談無料】キッチンカーで移動販売をはじめるには、どのような資格や届け出が必要なのでしょうか。 本記事では、キッチンカーで移動販売のお店を開くときに必要なことや注意しておきたいこと、開業までの流れなどをまとめました。ぜひ参考にしてみてください。 【ゴーストレストラン開業】自宅のキッチンをつかって営業は可能!? 【コロナ禍で飲食店開業】本当に危険?あえてオープンするメリットや避けておきたい物件を解説! キッチンカーがコロナ禍で注目? コロナの影響により、飲食店では時短営業要請などで来店するお客様が減っています。 また、徹底した感染防止策が求められ、3密空間になりやすい店舗は敬遠されています。 キッチンカーがコロナ禍で注目を集めています。移動販売は3密空間になりにくく、実店舗を持たずにメニューを提供できる販売形態がコロナ禍のニーズとマッチしています。 キッチンカーでの開業や業務転換は、自治体による支援も積極的に行われており、助成金や補助金も活用できるため、コロナ禍の現在は人気が高まっています 【独立開業】キッチンカーにも「営業許可証」は必要? 飲食店を開くときには、保健所から営業許可証をもらわなければなりません。これは店舗をかまえる場合だけでなく、キッチンカーで移動販売をする場合も同じです。 営業許可証は、調理加工や販売をおこなう施設、つまりキッチンカーそのものに付与されます。したがって、キッチンカーを3台所有する場合は、3台ぶんの営業許可証が必要です。 注意したいのが、営業許可証は、都道府県ではなく「地域」ごとの保健所で取得する必要があるということ。出店エリアを拡大する場合、その地域の保健所でもあたらしく営業許可をもらわなければなりません。 【無料相談】キッチンカーや店舗などの新規開業・店舗運営でお困りの方 【独立開業】販売メニューに合わせて「営業許可」を取る 営業許可の種類は、販売するメニューによって「食品営業自動車」「食品移動自動車」のふたつに分けられます。 ▼①食品営業自動車(調理営業) 自動車に施設を設け、車内で調理、加工および販売する形態です。生ものの提供はできません。 営業許可は、食事系メニューを販売する「飲食店営業」、スイーツ系メニューを販売する「菓子製造業」、ドリンクやアイスクリームなどを販売する「喫茶店営業」の3つに分かれます。 たこ焼きとクレープを一緒に販売する場合、たこ焼きに対しては「飲食店営業」、クレープに対しては「菓子製造業」と、ふたつの営業許可が必要となります。保健所によっては、どちらか一方しか取得できないなどの制限があります。出店エリアの保健所ではどんな決まりになっているか、確かめておきましょう。 ▼②食品移動自動車(販売業) 自動車に施設を設け、移動して食品を販売する形態です。移動スーパーや移動コンビニなどが代表的です。包装された食品の販売のみ可能で、加熱調理や盛り付けといった行為は調理したとみなされ、許可されていません。 包装されたパンやおにぎりなどを販売する「食料品等販売業」、包装された鳥獣の肉を販売する「食肉販売業」、包装された牛乳、乳飲料を販売する「乳類販売業」、包装された魚介類を販売する「魚介類販売業」の4つに分類されます。 【独立開業】キッチンカー(移動販売車)に必要な設備 ①手洗い等洗浄用シンク ②給水タンク・排水タンク ③冷蔵庫・冷凍庫 ④換気扇 ⑤運転席とキッチン部分を仕切る間仕切り ⑥食品や調理器具を保管するための蓋つきの容器 ⑦アルコールスプレー・手洗い石けん ⑧ゴミ箱 ⑨仕込み場所 詳しくは以下を確認してください。 ①手洗い等洗浄用シンク キッチンカーには手洗い専用シンク1台、調理器具洗浄用シンク1台の設置が義務づけられています。大きなスペースが確保できない場合は、キャンプ用品として小型のシンクが販売されています。 ②給水タンク・排水タンク シンクが必要となると、給水用、排水用のタンクも必要になります。営業許可証の種類や保健所によって搭載すべき水の量が規定されています。何リットルぶんのものを用意すべきか確認しましょう。 ③冷蔵庫・冷凍庫 食材に保冷が必要なものがあるならば冷蔵庫・冷凍庫の設置は必須です。調理台としても使えるコンパクトな冷蔵庫を用意すると、省スペースになります。 ここで重要なのが、走行中も電源を供給できる設備があるかという点です。走行中も冷蔵庫の電源を入れておけるように、発電設備を用意する必要があります。 飲食店「業務用冷蔵庫」の選び方・おすすめのメーカー2社【ホシザキ・Fukushima】 ④運転席とキッチン部分を仕切る間仕切り 運転席とキッチン部分は、完全に仕切られていなければなりません。ワンボックスカーなど、運転席と後部が仕切られていない車を使用する場合は、改造して仕切りを取り付ける必要があります。キッチンカーが完成してから取り付けるのは大変です。業者に相談しつつ、製作段階で取り付けてもらうとよいでしょう。 ⑤換気扇 加熱調理の必要がある場合には設置しましょう。「車の窓を開ければ換気になるから大丈夫」と考えていてはいけません。換気扇のないキッチンカーには、営業許可が下りません。換気扇の設置に加えて、穴から虫やゴミが入らないように、網戸を貼るなどの工夫をしておきましょう。 ⑥食品や調理器具を保管するための蓋つきの容器 販売するための食品や調理器具の収納には、蓋つきの容器や保管場所が必要になります。これをおろそかにすると許可が下りません。「きちんと扉がついた棚か」「扉は虫が入らないレベルで隙間なく閉まるか」などをチェックされます。 ⑦アルコールスプレー・手洗い石けん 手洗い設備にはこの2つも必要になります。コンパクトなものでよいので、忘れずに用意しましょう。 ⑧ゴミ箱 蓋つきのゴミ箱も忘れずに用意しましょう。 ⑨仕込み場所 詳しくは後述しますが、移動販売には必ずキッチンカー以外の場所で仕込みをする必要がでてきます。仕込みに使用する施設は自宅キッチンでは許可されません。自宅とキッチンカー以外に仕込み場所を用意し、仕込み場所として許可が必要になります。 「厨房機器をメーカー小売り価格よりも安く購入したい」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう<< 【独立開業】見落としがちな「仕込み場所」について キッチンカー(移動販売)の営業許可をもらうためさいの重要なポイントに、「仕込み場所の確保」があります。 キッチンカー内で、簡単な調理をすることはできます。しかし、たこ焼きの生地を混ぜ合わせる、お好み焼きのキャベツを刻むといった仕込み作業は、別の施設でおこなわなければなりません。キッチンカーは、店舗と比較すると設備が不完全で、衛生管理が万全であるとは言い切れないからです。 仕込みのいらないメニューを販売する場合も、給水タンクに水を補給するために「仕込み場所」を用意する必要があります。 仕込み場所として使えるのは、営業許可を取得した飲食店や各種施設です。よって、自宅での仕込みはできません。友人や知人に飲食店を経営している方がいれば、キッチンを使わせてもらうのも手です。キッチンつき施設のレンタルサービスなどを利用してもよいでしょう。 ただし保健所によっては、キッチンカー内での仕込みが許可される場合もあります。出店先の保健所に確認してみましょう。そのさいは、「どんなメニューを売るのか」を明確にして、説明できるようにしておいてください。 【独立開業】キッチンカー(移動販売店)開業の流れ Step①事業計画と開業資金を準備する Step②車両の購入と改造計画の相談をする Step③食品衛生責任者の資格を取る Step④車両の改造、8ナンバーの交付を受ける Step⑤営業許可の申請をおこなう Step⑥営業許可証を受け取り、営業開始 不備がないように、保健所に確認を取りながら準備していくのがよいでしょう。 以下で詳しくみていきましょう。 >>新規開業・店舗運営の悩みを無料相談する<< Step①事業計画と開業資金を準備する まずは、「いつお店をオープンし、どの地域に何を売りに行くのか」といった事業計画を立てましょう。 開業資金の調達についてですが、おすすめは「創業補助金」を利用すること。開業にかかる経費の2分の1以内を、国や地方自治体が補助する制度です。募集条件を満たして審査に通ることで、返済不要の資金を受け取ることができます。ただし、審査に通ったからといってすぐに受け取れるわけではありません。補助対象期間6ヶ月ののち、さらに数ヶ月後の後払いとなるので要注意です。 Step②車両の購入と改造計画の相談をする 車を購入し、キッチンカーとして使えるよう改造します。 キッチンカーの製作前には必ず、改造計画を立てて保健所に相談しましょう。独断で改造すると、営業許可が下りるための条件を満たせず、開業できない場合があります。 Step③食品衛生責任者の資格を取る 食品衛生責任者は、食品を取り扱うお店であれば必ずひとり置かなければなりません。 食品衛生責任者の資格は、飲食業界での経験の有無にかかわらず、各都道府県がおこなう6時間以上の講習を受けることで取得できます。 栄養士、調理師、製菓衛生師などの資格を持っている方は講習が免除となるので、申請だけで大丈夫です。 飲食店を開業時に持っておきたい・持っていなければならない資格とは? Step④車両の改造、8ナンバーの交付を受ける 改造計画が認められたら、キッチンカーの製作に入ります。そのさいは、専門業者に依頼するほうが安心でしょう。販売するメニューに合わせた設計や、改造方法について熟知したプロだからです。 1ナンバー(普通車)や4ナンバー(小型車)で営業しても問題ありませんが、移動販売におすすめなのは8ナンバー(特別用途自動車)。1年ごとの車検を2年ごとに伸ばせます。車内設備や荷物を載せたまま車検を受けられるのも、8ナンバーのメリットです。 Step⑤営業許可の申請をおこなう キッチンカーが完成したら、営業許可の申請日を決めましょう。保健所に相談のうえ、申請日を決定してください。当日は、必要なものをキッチンカーにすべて積み込んで保健所に向かいます。 保健所に到着したらキッチンカーの調理場をセッティングし、営業をはじめても問題ないかを職員にチェックしてもらいます。 申請書類に関してですが、はじめての方は事前に記入しないほうがいいでしょう。当日に保健所で書類を受け取り、職員の指導を受けながら書いていくほうが安心です。 Step⑥営業許可証を受け取り、営業開始 申請後、遅くとも3週間以内には営業許可証が届き、営業をはじめることができます。 出店場所によっては、道路使用3号許可(路上で営業する場合)、国土交通省の許可(公園内で営業する場合)などを別途取得する必要があります。 【独立開業】キッチンカー(移動販売店)で使える補助金・助成金は? 利用できる助成金や補助金について触れてみます。該当する場合は申請してみましょう。 ▼トライアル雇用助成金 スタッフとして試験的に新しい人材を雇う場合、1ヶ月に4万円、最大3ヶ月間支給される助成金です。ハローワークに登録されている就職が困難な求職者を試験的に雇いたい場合に適用されます。父子家庭の父親、母子家庭の母親の場合は6万円が支給されます。 ▼創業補助金 創業時にかかった資金の50%が支給される補助金です。助成金と異なり、必ず受けられるものではありませんが、申請しておいたほうがいいでしょう。 ▼地域雇用開発助成金 雇用機会の少ない地域で新たに雇用を創出した企業に5~800万円が支給されるという助成金です。離島や過疎化の進んだ地域で地域の人を雇用する場合は申請してみましょう。 ▼人材開発支援助成金 事業主が雇用した従業員に対して労働の訓練をおこなった場合に支給される助成金です。例えばチラシを作らせた、メニュー表を作らせた、など、特定の技能を身に着けさせた場合に支給されます。 ▼IT補助金 スマートレジなど業務のIT化を行った場合に、必要な経費を補助してもらえる補助金です。IT機器で業務の効率化を検討しているなら申請してみましょう。 >>使える補助金・助成金について無料相談する<< 【関連記事】飲食店・個人事業主にピッタリな助成金について調べてみた! 新規開業・店舗運営のお悩みは開店ポータルBizにご相談ください 人の集まりやすい場所で自由に活動できるのが移動販売の最大のメリットです。営業許可が下りる基準は保健所によって異なります。出店エリアの保健所にわからないことを相談しながら、設備を万全にととのえたうえで開業できるようにしましょう。 【人気記事】ゴーストレストラン開業|必要設備、人気のジャンル・集客アプリをまとめてみた! 開店ポータルBizでは、インフラ周りのコスト削減のほか、地域やお店にあった集客方法・HPやSNS運用についてのご相談を無料で承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください。2020/08/28
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飲食店開業|スマホへの転送が無料!予約電話録音もできるクラウドフォンの特徴・料金をチェック!お店にかかってきた電話を手持ちのスマートフォンに転送できる「転送電話サービス」。転送電話サービスは便利な反面、転送通話料が高く、お店の電話とプライベートの電話を判別できないといったマイナス面もあります。このマイナス面に、頭を悩ませている店舗オーナーも多いでしょう。 実は、そんな店舗オーナーの抱える課題を解決する転送電話サービスがあるんです。それが、インターネット上に電話交換機を配置した転送サービス『CLOUD PHONE(クラウドフォン)』! 本記事では、従来の転送電話サービスの特徴とあわせて、飲食店オーナーにおすすめしたいCLOUD PHONE(クラウドフォン)の魅力をお伝えします! 飲食店にもお客さまにもメリットあり!転送電話サービスとは? お店が忙しかったり、買い出しのために外出していたりして、お客さまからの電話に出られないこともありますよね。 電話がつながらない場合、時間をおいて再度かけてくれる方もいますが、あきらめてほかのお店を探しはじめる方もいます。電話に出られないと、せっかくの予約を取り逃し、ビジネスチャンスを失うこともあるのです。 それを解決するのが、「転送電話サービス」。お店にかかってきた電話を、オーナーや店長のスマートフォンに転送されるように設定できるものです。この転送電話サービスを使うと、外出先でも電話対応ができるようになり、予約の取りこぼしや他店への流出を防止できます。 また、営業時間や定休日を気にせずスマートに予約ができるため、お客さまを待たせることもありません。お店の信頼獲得にもつながる優れたサービスと言えるでしょう。 【人気記事】名前の付け方「流行る名前」と「流行らない名前」 飲食店経営者は見逃せない意外な落とし穴!転送電話サービスのデメリット 転送電話サービスは大変便利な一方、次のようなデメリットも抱えています。知らずに導入すると、無駄なコストがかかり、業務効率の悪化を招くことがあります。きちんと理解しておきましょう。 ①電話に出られなくても通話料が発生する 転送電話サービスは、自分の都合に関係なく、お店に電話がかかってきた時点でそれをスマートフォンに転送します。もし、転送された電話に出られなくても、おかまいなしに転送通話料が発生してしまいます。 ②迷惑電話にも通話料が発生する お店には時おり営業や勧誘などの迷惑電話がかかってきます。転送電話サービスはそんな迷惑電話もすべてスマートフォンに転送してしまい、無駄な転送通話料が発生してしまいます。 ③お店あての電話かプライベートの電話かわからない 転送電話サービスで電話がかかってきたとき、スマートフォンには相手の番号が表示されません。お店にかかってきた電話なのか、プライベートの電話なのか分からず、第一声の対応に困ってしまいます。 ④スマートフォンの番号からしか発信できない 転送電話に出られなかった場合にはあとで折り返すことになりますが、発信はスマートフォンの番号からとなる場合がほとんど。先方の端末には、お店の電話番号ではなくプライベートで使用しているスマートフォンの番号が表示されてしまいます。 従来の転送電話サービスのデメリットを解消!クラウドPBX『CLOUD PHONE(クラウドフォン)』 先述のように、転送電話サービスにはいくつか気になるデメリットがあります。とはいえ、転送電話サービスを利用しなければ予約を取りこぼしたり、業者からの大切な連絡を受けられないなんてことも。 そこで従来の転送電話サービスから乗り換えを検討したいのが、『CLOUD PHONE(クラウドフォン)』です。クラウドフォンは、電話の転送に必要なPBX(電話交換機)をインターネット上に置いた「クラウドPBX」で、インターネット環境さえあれば利用できる優れものです。 もっとわかりやすく言えば、「手持ちのスマートフォンがお店の固定電話の子機になる」というのが、このクラウドフォンというサービス。外出先でも、お店にかかってきた予約や問い合わせの電話をスマートフォンで受けることができ、折り返しもお店の番号から発信できます。 クラウドフォンがいかに優れた転送電話サービスなのか、以下にまとめました! ①お店の番号で発信・折り返しができる! クラウドフォンを導入すると、お店の電話番号とプライベートの電話番号を一台で使い分けられます。お店にかかってきた予約電話を手持ちのスマートフォンで受けられるため、外出先や営業時間外でも予約を取りこぼすことがありません。 また、先方に対して、スマートフォンから「お店の番号で」折り返しができるのもうれしいポイント。お客さまや取引先の端末には、お店の番号が表示されるため、安心して電話に出てもらえます。 ②「仕事の電話」か「プライベートの電話」か分かりやすい! クラウドフォンが従来の転送電話サービスと違うのは、相手の番号がきちんと表示されること。そのため、お店にかかってきた電話なのかプライベートの電話なのか分かりやすく、ひとこと目の対応にも困りません。 お客さまからの電話と気づかず、「もしもし?」とぶっきらぼうな対応をしてしまう…といった失敗がなくなります。 ③転送通話料がかからない! クラウドフォンを使うと、お店の固定電話を介さず、手持ちのスマートフォンで直接電話を受けることができます。つまり、「転送」という概念がないということ。そのため転送通話料はかかりません。 お店用の電話番号さえ作れば、店舗に固定電話を置く必要すらなくなります。 ④店舗間や本部との内線のやりとりも無料! インターネット環境があれば、クラウドフォンによって姉妹店同士や本部と店舗をつなぐことができます。店舗間や、本部から店舗への連絡事項があるときも、内線通話が無料でできるので通信料の削減につながります。 ⑤場所を取らない! クラウドフォンは、PBX(電話交換機)をインターネット上に置いたサービスなので、お店にPBXを設置する必要がなく、省スペースにつながります。 手持ちのスマートフォンはインターネット回線を通じてPBXへつながっているため、配線もシンプルです。 ⑥設置工事がないから導入コストが安い! 前述のとおり、クラウドフォンにおけるPBXはインターネット上にあります。そのためPBXの設置工事は必要なく、工事費や設備の導入などの高額な初期投資がありません。PBXのメンテナンスやビジネスフォンのリース契約も不要なので、コストを抑えて導入できますよ。 ⑦録音機能が使える! 外出先で対応するさいにあると嬉しい機能が、会話内容を録音する機能。飲食店の場合は予約内容の確認のためにも録音機能の有無はサービスを選ぶ上で特に重要となるポイントです。 従来の転送電話サービスであれば設備を整える必要があった録音機能ですが、クラウドフォンでは追加の設備投資が不要!コストをかけずに使える録音機能により、お客さま対応品質を高められます。 ⑧同じ都道府県内なら電話番号の引き継ぎができる! 同じ都道府県内であれば、現在使っているお店の電話番号をそのまま引き継ぐことができます。お客さまや取引先へ、「電話番号が変わりました」と連絡する手間が省けます。 予約受付用の電話番号を作るなど、新たに電話番号を設定する場合は、最短で翌営業日に電話番号が発行されます。ちなみに、電話番号の発行数には制限がありません。 CLOUD PHONE(クラウドフォン)の料金と利用開始方法は? ここで気になるのが、クラウドフォンの料金です。 クラウドフォンの利用料金は月額10,000円からで、いまなら期間限定で半額の5,000円から利用できます。(2020年8月現在) ▼クラウドフォンの利用開始方法は? お申し込み後はサーバーや電話機を設定済の状態で届くので、電話機をLANにつなぐだけですぐに使えます。 利用を開始できるのは、申し込みから最短で7営業日後。転送サービスのみの場合は、最短で2営業日後からとなります。まだインターネット回線を契約していない場合でも、お得な手配方法をご提案しているので不安はありません・ 細かなプランや料金、手続き、配線方式などは地域によって異なる場合があります。詳しくはお問い合わせください。 >>お問い合わせ・資料請求はこちらから<< 店舗経営・新規開業のお悩みは、開店ポータルBizにご相談ください! お客さまがせっかく予約の電話を入れてくれても、忙しい時間帯だったり、外出中だったりして、電話に出られないこともありますよね。ですが、それが何度も続くとどうなるでしょうか。ほとんどのお客さまは他店に流れてしまうでしょう。電話対応ひとつでビジネスチャンスを失ってしまうのは、もったいないですよね。 従来の転送電話サービスのデメリットを解消した『CLOUD PHONE(クラウドフォン)』は、個人のスマートフォンを子機のようにして、いつでもどこでも電話対応ができるようにしてくれます。 ビジネス上で、お客さまとの電話のやりとりは欠かせないもの。すみやかで気持ちのいい電話対応によって、売上アップとリピーターづくりに貢献する本サービスをぜひ利用してみてください。 【関連】飲食店経営におすすめのインターネット回線・光シリーズ3選と選び方 CLOUD PHONE(クラウドフォン)のご利用には、インターネット環境が必要です。開店ポータルBizでは、CLOUD PHONE(クラウドフォン)のご案内とともに、お店にあったインターネット回線のご提案も承っております。ぜひお気軽にご相談ください。2020/08/24
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飲食店開業|厨房機器「業務用冷蔵庫」の選び方と種類について新規開業時の冷蔵庫選びはとても重要なポイント。24時間稼働させる冷蔵庫は、光熱費に大きく関わる設備のひとつです。 提供するメニューやキッチンの規模に合わせて、最適な冷蔵庫を慎重に選びたいですよね。 本記事では、業務用冷蔵庫の特徴や選び方のポイントをご紹介します。しっかりポイントをおさえて、ランニングコストの削減も意識しましょう。 【飲食店開業】業務用冷蔵庫とは? 飲食店のキッチンには欠かせない、業務用冷蔵庫。初期費用を抑えることを考えたら家庭用冷蔵庫を使用することも可能ですが、耐久性・収容力などの面から、「業務用冷蔵庫」の導入はおすすめです。 業務用冷蔵庫の最大の特徴は、ステンレスを使っているため耐久性が高いことが挙げられます。さびにくく耐熱性も高いため、終始水や火を扱う飲食店のキッチンにおいては、大きなメリットといえるでしょう。 業務用冷蔵庫は高い買い物です。高さ・横幅・奥行はもちろん、扉を開いた状態の計測も忘れてはいけません。購入前には、機能性も含めキッチンに見合った物かどうかを十分にチェックしましょう。 【飲食店開業】業務用冷蔵庫の種類 業務用冷蔵庫は、主に縦型冷凍冷蔵庫とコールドテーブルの2種類に分けられます。 ▼縦型冷凍冷蔵庫 業務用冷蔵庫と聞いて頭に浮かぶ、大きな扉のステンレス製の冷蔵庫、それが“縦型冷凍冷蔵庫”です。 高さも横幅もかなりの大きさになります。その分、容量が大きいのがメリットです。 >>厨房機器の選び方が知りたい!<< ▼コールドテーブル(横型) 個人経営の飲食店やカフェなどで主流となっているのが、横型の“コールドテーブル”です。こちらはほとんどのメーカーで、調理台と同じ高さに統一されており、高さ80cm、横幅や奥行でいくつかのサイズパターンが展開されています。冷蔵庫の上部が作業台として利用できたり、カウンター下に収納できたりと、スペース確保に優れていることから、台下冷蔵庫とも呼ばれることもあります。 【飲食店開業】業務用冷蔵庫を購入する際のポイント では、実際に業務用冷蔵庫を選ぶ際のチェックポイントをご紹介します。 ▼ポイント①機能と使い勝手 取り扱う食材は、業態によって異なります。そうなると冷蔵庫に求める機能も変わってきますよね。お店で使う食材によって使い勝手をチェックしておく必要があります。 コールドテーブルには、通常2枚の扉の真ん中に仕切りがありますが、魚や肉などの大きな食材をそのまま入れるのに適したセンターフリー型というものもあります。冷蔵室の並びや形、仕切りの数なども細かく見ていきましょう。 また、扉の開け閉めの頻度も重要なチェックポイントです。開閉の頻度が高い場合はそれだけ外気を取り込んでしまい、庫内の上がってしまった温度を一定に保つために電力を消費することになります。対策としては、扉の数が多いものを選びましょう。使用頻度の高いものを1つの扉にまとめるなど庫内の整理整頓を心掛けましょう。 ▼ポイント②サイズ感 業務用冷蔵庫は、非常に大きいです。キッチンの広さに適したサイズかどうかをしっかり確認してから購入しましょう。カタログを取り寄せて機種選定をするのが望ましいです。 また、冷蔵庫本体だけではなく、扉を開けた時の寸法まで把握しておいてください。キッチンの通路は余裕を持たせた方が、業務効率は上がります。調理の際の動線を考慮しながら検討しましょう。 ▼ポイント③電源とコンセントの形状 業務用冷蔵庫の電源には単相100V、三相200Vの2種類があります。 それぞれ、コンセントプラグの形状が異なるので、必ず確認をしましょう。 ▼ポイント④排水設備 業務用冷凍庫は定期的に霜取りをする必要があります。その際には、沢山の排水が出ます。これは冷蔵庫の下に受け皿を設置することで対応することが可能です。 専用の排水設備を用意することで受け皿に溜まった水を流す手間が省けるので、設計の際に検討してみてください。事前にメーカーへ排水量を確認するのも忘れないでくださいね。 ▼ポイント⑤省エネ性 サイズが大きい分、毎月の電気代もそれなりに掛かる業務用冷蔵庫。新しい機種は省エネ性が高くなっているため、月々の光熱費を考えるのであれば、中古の冷蔵庫ではなく、新しい機種に目を向ける必要があります。 冷蔵庫内のコンプレッサーの寿命は5~10年程度。扉のパッキンも劣化すると気密性が悪くなり、温度を保てなくなってしまいます。省エネ性に優れた新しい機種の導入を検討しましょう。 厨房機器選びでお悩みの方は、開店ポータルBizにご相談ください! 業務用冷蔵庫を選ぶ際には、長いスパンで使用するということを念頭に置く必要があります。開店前の準備はとても忙しいので、早く手に入りやすいものを基準に選びがちですが、業務用冷蔵庫は高い買い物になります。掃除の方法や保証など細かいところまでしっかりと確認をしましょう。値段だけではなく、機能性や使いやすさ、設備との相性も含めて、自分のお店に合った業務冷蔵庫を選びましょう。 【関連記事】食用油約50%削減!酸化抑制・油煙、油臭を激減させるカラット君の秘密 【関連記事】飲食店|製氷機の選び方 サイズや種類は「席数」で決めよう! 開店ポータルBizでは、お店のサイズや予算にあった業務用冷蔵庫、厨房機器のご提案のほか、インフラ周りのコスト削減、集客のご相談を無料で承っています。お気軽にご連絡ください。2020/08/21
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飲食店|防犯・監視カメラのメリットは盗難防止だけじゃない?設置場所のポイントを知ろう生活の中でよく目にする「防犯カメラ」。店舗経営者の方は、犯罪防止のために設置するケースが多いですよね。 防犯カメラは、防犯対策に留まらず様々な役割を果たすことをご存知でしょうか。 今回は、防犯カメラの活用方法、飲食店におすすめしたい防犯カメラをお伝えします。設置している方もまだしていない方も、必見です! 【防犯対策】飲食店で起こり得る犯罪とは まずはじめに、飲食店で起こる犯罪とはどのようなものがあるのでしょうか。 飲食店は、一般家庭やオフィスに比べて窃盗犯に狙われやすい傾向にあります。定休日や閉店後に窓ガラスを破って侵入される被害が最も多く、人通りが少なくなる深夜ほど多発しています。 客になりすまして営業時間内に「下見」を済ませているケースも多く、なかには店内の様子をよく知っている従業員による犯行も少なくありません。こうした犯罪は年々増加しており、店舗の大小を問わず防犯体制の強化が求められています。 飲食店に防犯・監視カメラを設置する必要性とは? ① 犯罪を未然に防ぐ レジの金銭のずれは身近な問題です。従業員との信頼や、お客さまとの信頼関係を築くために設置することが重要です。 また、飲食店内で犯罪が起きればお店の評判は落ち、そして大量の金銭が盗まれれば経営に重大な支障をきたします。そうすると、安定した店舗経営が難しくなる場合もあります。 防犯という本来の役割を考えると、防犯カメラを設置する必要性は非常に高いです。 ② 従業員の監視 従業員が不正を働かないためにも一定の監視は必要ですが、それ以外にも従業員の監視にはメリットがあります。それが、業務の改善や教育につなげられるということ。 しっかりとマニュアル通りに動けているのか、あるいは何かしらのトラブルが起きていないかなどの監視をすることができるようになるのです。また、経営者や店長がいない間、しっかりと誠意を持って働いているかなどを確認する手段にもなります。 ③ 衛生管理 開店前、閉店後、消費者の目が厳しくなっているからこそ、どこでもチェックできる体制が必要になってきます。 犯罪や不正を未然に防ぐという本来の役割も大事ですが、店内に設置するのであれば、経営にも活かさない手はありません。 本来の防犯という役割からカメラを設置する必要性もかなり高いものですが、設置したカメラを経営に役立てることも可能なのです。 ★関連記事★ 飲食店開業にあわせて知っておくべき防犯カメラの設置目的とその法律 飲食店における防犯・監視カメラの活用方法 ① お客さまの入り状況の確認 店舗の従業員とお客さまの多さが適合しているか。といった点を確認し、適正な人員での運営ができます。 また、レジでの対応などを見直し、良い対応があれば従業員と共有するなど、人材育成にも生かすことができます。 ② 食品の安全性 食品への異物混入が話題になった時期もあり、飲食店内での防止策、安全性の証明が求められています。お客さまから、指摘があった場合に映像を確認したり「防犯カメラでしっかり撮影しています」と告知することが、安全性へのアピールにもつながります。 ③ レジでの金銭授受のトラブル防止 お釣りの受け渡し間違いや、クレジットカードの返却漏れ、お客さまの勘違いなど、様々なトラブルが起こるのがレジ周辺です。防犯カメラを設置することで映像が残り、事実の究明を迅速に行うことができ、またマイクも併用することで、より確実性の高いデータを残すことが可能です。 ④ お店駐車場などでのトラブル防止 食事中は車から離れる一定の時間があることが予想しやすいため、夜間などは特に車上荒らしの被害に遭いやすいポイントでもあります。防犯カメラがあることで、車上荒らしを遠ざける効果も期待できます。 ⑤ 複数店舗の様子をパソコンやスマートフォンからチェック 遠隔監視をすることで、現地に行く手間を省き移動コストも削減できます。そして、忙しい時間帯の店舗の様子も随時チェックができるように。 映像をもとに時間別の来店客層や家族構成などを確認し、マーケティング戦略に役立てるというような使い方もできます。 「おすすめ機種を教えてほしい!」 >>開店ポータルBizに無料相談する<< 飲食店におすすめなのは「ドーム型カメラ」 飲食店では、圧迫感が出ないドーム型のスタイリッシュなカメラが人気です。 ドーム型は、撮られているということをあまり意識させることなく使用できます。撮影されていることに居心地の悪さを感じる人もいるので、お客さま あっての飲食店ではこのような配慮も必要になってきます。 ▼RD-CA211 AHDドームカメラ▼ RD-CA211 AHDドームカメラの最大の特徴はなんといっても、フルハイビジョン画質を実現しているところ。 220万画素の超高画質のため、レジ付近に設置した場合、ズームをしても手元まではっきりと判別可能です。 AHDとは、“Analog High Definition”の略で、HD映像に対応したアナログ映像を伝送できる新技術のこと。AHDレコーダーは既存の配線と繋げるため、これまで使用していたアナログカメラとの接続も可能となります。 従来の監視システムを残したまま、新たにレジ周りだけAHDカメラによるハイビジョン監視映像システムを導入できます。 店舗経営・新規開業のお悩みは、開店ポータルBizにご相談ください! 防犯対策はもちろんのこと、スタッフの教育やマーケティング戦略にも役立つ防犯カメラ。とくにおすすめなのが、ドーム型タイプです。 導入がお済みでない方は、ぜひこの機会に検討してみてはいかがでしょうか。 開店ポータルBizでは、お店の規模や予算にあわせた防犯カメラのご提案を無料でおこなっております。 インターネット回線が必要なクラウドカメラをご検討中の方もご安心ください!しっかりとご希望をヒヤリングしたうえで、お店にあった快適なインターネット回線をご提案いたします。お気軽に、下記のフォームよりお問い合わせください。2020/08/18
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飲食店経営|パート・アルバイト面接時の採用のコツ・見極め方とは?飲食店にとって、人材の確保は重要事項であり、大きな課題でもあります。昨今の人材不足は、一向に改善の兆しはありません。自店で働いてもらうパート・アルバイトの方には、長く戦力として活躍してもらいたいものです。では、採用に際して気を付けるポイントにはどんなものがあるでしょう。どのような人材を採用すればいいのか、応募書類や面接でのチェックポイントをご紹介します。 飲食店採用|応募書類(履歴書など)で見るべきポイント 人材の募集を行う際、必ず応募書類や履歴書は持参してもらうようにしましょう。書類の書き方ひとつをとっても、採用のポイントがあります。 ■見た目の印象 まずは書類全体の見た目から判断しましょう。美文字とまでいかなくとも、癖字であっても丁寧に心を込めて書かれているかを冷静に見極めましょう。修正ペンや修正テープで直されていないか、二度書きしていないかなどの点で、応募者の性格や本気度が見えてきます。 また、顔写真はビジネス用に撮影されたものか、きちんと枠内からはみ出さずに貼り付けられているかなど、仕事の丁寧さに通じる部分をチェックしましょう。 ■学歴・職歴 経験してきた仕事内容を見ましょう。これまでの経験で自店に有益な経験を持っているか、新卒や学生の場合はどんな勉強をしてきたのかが大切です。転職回数が多い場合、採用してもすぐに辞めてしまう可能性があります。どんな理由で転職してきたのか面接で確認しましょう。また無職期間が長い場合も、その期間どう過ごしてきたのか確認しておく必要があります。 ■志望動機 自己アピール欄は、どの企業にも使いまわせそうなテンプレート文でないかどうかはチェックすべき項目です。自店のために心を込めて書いているか、よく見極めましょう。当り障りのない文章、熱意の感じられない文章の場合は、面接で本気度を確認する必要があります。 飲食店採用|面接で見るべきポイント どのような仕事でもコミュニケーション能力は重要になってきます。特に飲食店は、お客様とのコミュニケーションはもちろん、スタッフ同士のコミュニケーションも求められます。会話がスムーズにできるか、こちらが求めている質問に対してきちんと答えられているかなど、コミュニケーション能力を発揮する場として、面接での対応を見ていきましょう。 ■第一印象 第一印象は、お客様と接することが多い飲食店にとっては、とても重要なチェックポイントです。店舗スタッフは、清潔感、明るいイメージ、TPOに応じた身なりができているかが最低条件です。初対面の人に対しての印象は、態度や振る舞い、服装などの見た目の印象が半分以上と言われています。スタッフへの第一印象は、そのままお店のイメージに繋がります。面接時の第一印象で、自店のカラーに合うか合わないかをしっかりと見極めましょう。 ■所作・動作・笑顔・言動 歩き方、椅子の座り方、身振り手振りなどを見ることで、キビキビしているか、やる気があるかを判断できます。店舗スタッフは肉体労働でもあるので、動作が緩慢でだらしがないようだと、仕事についていくのは厳しいでしょう。挨拶や返事に明るい印象があるか、声のトーンや大きさにも注目しましょう。言葉遣いが乱暴、または敬語が適切に使えていない場合は、お客様とのトラブルの元になりかねません。慎重に見極める必要が必要あります。 ■ルールを守れるか 働くうえで、さまざまな基本的ルールを守れるかどうかも重要なポイントです。面接時間に遅れてくるなど、時間を守れない人は、採用後の勤務態度にも不安を感じるものです。遅刻や無断欠勤、せっかく採用したのにすぐ辞めてしまうなどの可能性が高い人材と言えるでしょう。これまでのアルバイト経験や社会人経験など、どのような働き方をしてきて、どうして辞めたのかなど細かく聞くようにしましょう。 ■長期で働いてくれる人材か 人材確保が難しい昨今、採用したスタッフには長期で働いてもらうことが、お店にとっては大きなメリットとなります。パート・アルバイトであっても、飲食店の仕事は多岐に渡り、覚えることもたくさんあります。入ってきたばかりの新人が半人前なのは当たり前。膨大なメニューを扱うお店では、各料理を覚えるだけでも時間がかかるものです。オーダーの取り方や配膳、飲み物の提供の仕方などお店によって違うので、最初の数ヶ月はさまざまなことを覚えてもらう教育の期間です。戦力が増えれば、周りのスタッフへの業務負担も軽減でき、働きやすい環境が生まれます。採用の際には、長期で働いてくれる人材が望ましいでしょう。 ■最初の段階で伝えるべきこと 面接の結果に関わらず、採用後の時給や条件、働くうえでお店として守って欲しいことは最初の時点で伝えるようにしましょう。採用後に「聞いていない。」との理由から、お店を辞めるなどのトラブルを防ぐためです。採用後は、教育や訓練など一人前に育てるための投資をすることになります。最初の段階でそれに見合った人材かどうかを見極めることが大切です。 第一印象だけではなく、総合的に働いてもらって大丈夫かどうかを判断しましょう。給与面やシフトの要望、服装、髪、メイクなどに不都合はないか、応募者の話もよく聞いたうえで、自店のカラーに合うかどうか、よく考えましょう。 【人気記事】資金繰りに苦しむ飲食店経営者が黒字倒産を防ぐキャッシュフローとは 飲食店採用|不採用の場合の対応方法 残念ながら自店のカラーに合わない場合や、条件が合わないなどの理由で不採用を通告しなければならない場合もあります。その際には決してぞんざいに扱ってはいけません。 自店で働きたいと応募をしてきてくれたわけですから、最大限の礼儀を尽くしてお断りの連絡をしましょう。それがきっかけとなり、お客様として通ってくれる場合もあります。SNSが盛んな現在、お店のイメージや印象は容易に拡散され、それによってお店の人気は左右されるもの。口コミであっても同様です。お互い気持ちよく面接を終えましょう。 【人気記事】貰えるお金「助成金」飲食店経営者が申請すべきはどの種類?【相談無料】 飲食店採用|お店の色に合った人材を 店舗スタッフは、お店の顔になります。「人手が足りなくて、応募してくれるだけでありがたい」という場合でも、人をよく見てから採用することが重要です。飲食業は決して楽な仕事ではありません。それはパートやアルバイトの方も同じです。他のスタッフとの相性やターゲット層のお客様との相性なども見極め、自店に合った人材を採用していきましょう。 開店ポータルBizでは、店舗運営に関するお悩みのご相談を無料で承っております。あわせて、固定コストの大幅削減方法をご提案しているほか、地域やお店にあった集客方法をご提案いたします。相談費用はかかりませんので、まずはお気軽に、下記フォームよりお問い合わせください。2020/08/17