飲食店向け情報 一覧

  • 飲食店集客facebookページの作り方とその機能
     現在インターネットユーザーのほとんどが利用しているSNS。なかでも経済的自立を果たしている30代から40代の世代に人気のSNSと言えば、facebookです。  このfacebook、実は飲食店のHPとして運用するとメリットがたくさんあります。 【飲食店集客】個人アカウントとfacebookページの違いは?  まずは通常のfacebookアカウントと、facebookページの違いについてみていきましょう。  通常のfacebook個人アカウントは、ログイン中のユーザーにのみ、ページの情報が見られます。また、繋がるには「友達」として承認してもらわなければならず、その友達も5,000人迄と上限が決まっています。また、アカウントは一人につき一つしか持てず、そのアカウントの管理者はアカウント作成である本人だけです。  一方で、facebookページは企業や商店、アーティストなどがファンと繋がるためのページです。ページを作成する際は、facebookアカウントを持っていなければなりませんが、閲覧のみの場合は、facebookアカウントを持っていない人でも見られるページとなっています。ページをみた人が個人アカウントを持っている場合もは、「いいね」や「フォロー」をしてもらうことで繋がりが持てるのも特徴です。  また、ページは複数人で管理ができ、ページ上に広告を出したり、アプリを追加したりすることもできます。  つまり、facebookページは、facebookの個人アカウントを持った人が開設できるホームページの役割を持っているのです。 【飲食店集客】「facebookページ」の主な機能 ■コールトゥアクションボタン  ユーザーから「予約連絡」や「問い合わせ」をスムーズに受けられるボタンです。 ・予約する ・お問い合わせ ・購入する  など、数種類の項目がありますが、ボタンは一つしか設置できないので、飲食店の場合は“予約する”に選択しておくとよいでしょう。外部予約ページのURLを設定し、リンクさせることができます。小売店の場合は“購入する”を選択し、Web販売ページのURLを設定しておくとよいですね。 ■Messengerとの連携  facebookページを作成すると、Messengerを使用してメッセージのやり取りができます。インスタント返信をオンにし、メッセージを設定しておくことで、折り返しの連絡をする旨などを自動返信することができます。返信をすぐに届けることは、お店の信頼度を高めることにも繋がります。 ■チェックイン機能  チェックイン機能とは、現在地についてお知らせする機能です。モバイル端末からfacebookにログインしているユーザーがチェックインすることができます。チェックインするとその店舗の情報が拡散されるため、お店の宣伝に繋がります。  チェックインの方法は簡単。モバイル端末のGPS機能を利用して周辺の店舗情報一覧からあなたのお店を検索してもらい、チェックインをタップするだけ。この時、コメントも一緒に入力することができます。 ■店舗の評価機能  お店の評価を5段階の星で評価してもらうことができます。評価が高ければ高いほど、ユーザーはお店に足をはこびやすくなります。もちろん、評価が気になる場合はこの機能を外すことも可能です。 ■クーポン機能  50人以上から「いいね!」をもらっているfacebookページの場合は、クーポンを発行することができます。このクーポンは枚数制限をつけたり、クーポンの発行を停止することもできます。 ■ノート機能  長文を書いたり写真を挿入したり、ブログのように利用できる機能です。このノートの記事はアーカイブしていつでも見ることができるため、タイムラインをさかのぼることなく表示させることができます。飲食店の場合は、メニューの誕生秘話やお店のコラムなどをノートにまとめておくのがおすすめです。「いいね!」やコメントをもらうことで、ユーザーとコミュニケーションを深めることもできます。 【飲食店集客】facebookページは、無料で運用できるホームページ  飲食店におすすめしたいfacebookページ。facebookページには、お店の様子や料理の写真を投稿するほかにも、さまざまな機能があります。ホームページの制作に費用をかけたくない方には特におすすめです。また、複数人でページを管理することができるのもうれしいポイントですよね。  「複数のSNSにログインして、それぞれ更新するのがめんどくさい」そんな時には、Instagramやツイッターと連携させてみるのもよいでしょう。そうすることでリアルタイムな出来事を自動で投稿することができます。かしこく運用してお店のファンを増やし、しっかりと集客に繋げていきましょう。 【関連記事】SNS(Twitter、Instagram、Facebook)の特徴と集客に効果的な活用法     開店ポータルBizでは、インフラ周りのコスト削減のほか、地域やお店にあった集客方法・HPやSNS運用についてのご相談を無料で承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください!
    開店ポータル編集部
    2018/05/28
  • 飲食店開業時の手続き「深夜における酒類提供飲食店営業開始届出」【警察署編】
     飲食店を開業するにあたって待ちうける、さまざまな手続き。税務署に届け出るもの、保健所に届け出るもの、消防署に届け出るもの…それだけで安心してはいけません。あなたのお店では、どんなサービスを提供しますか?営業は何時までおこないますか?  本記事では、午前0時以降にお酒を提供するお店が警察署に届け出なければならない「深夜における酒類提供飲食店営業開始届出」や、守らなければならないルールについてみていきましょう。 「深夜における酒類提供飲食店営業開始届出」とは  午前0時以降もお酒を提供する飲食店の場合、飲食店営業許可(保健所へ届出)にプラスして、「深夜における酒類提供飲食店営業の開始届出」が必要になります。風営法では深夜の定義は「午前0時から午前6時」。この届出は、深夜営業を行っており、かつ酒類をメインで提供している場合に必要な届出になります。 ■届出が必要な飲食店  居酒屋やバー、スナックは、多くの場合、午前0時を過ぎてもお酒を提供します。そのようなお店の場合には、提出が必須となります。該当する場合には、営業を始める10日前までには届出書を管轄の警察署へ提出しましょう。   ■届出不要の飲食店  もちろん、営業時間が午前0時を越えない飲食店であれば、届出の必要はありません。営業時間が夜11時までであったり、またはドリンクのラストオーダーが夜11時30分までのお店などは、届出不要です。  また、営業時間が午前0時を超える場合でも、届出の必要がないケースもあります。通常、「主食」とされる食事を中心に提供している飲食店は届出が不要の扱いとなります。主食とは、米や麺、パンなどをメインとして提供している飲食店が該当します。例えば定食店やラーメン店、ファミリーレストランなどです。  ここで気を付けなくてはいけないのが、「主食を中心に扱う飲食店であるかどうか」の判断です。明確な線引きがあるわけではないので、必ず事前に管轄の警察署に問い合わせをするようにしましょう。 守らなければいけないルール  深夜にアルコールを提供するお店を始めたい時には、ただ届出を提出すれば良いというだけではありません。守らなければならないルールがあります。 ①用途地域によっては深夜酒類営業ができない  「用途地域」とは、都市計画法により住居や商業、工業など土地の利用方法を定められたもので、12種類に分類されています。用途地域に関しては、各自治体のホームページなどで確認することができます。 <深夜酒類営業可能地域>  ・商業地域  ・近隣商業地域  (・準工業地域・工業地域・工業専用地域) <深夜酒類営業一部可能地域>  ・第一種住居地域  ・第二種住居地域  ・準住居地域 <深夜酒類営業禁止地域>  ・第一種低層住居専用地域  ・第二種低層住居専用地域  ・第一種中高層住居専用地域  ・第二種中高層住居専用地域  基本的には、商業地域や近隣商業地域であれば営業は可能です。工業系地域でも可能ですが、そこに店を構えることはまずないでしょう。住居地域では一部の地域では営業できるよう、条例が定められている場合もあります。また、住居専用地域では深夜酒類営業はできません。物件を探す際に、不動産屋へ必ず聞くようにしてください。 ②内装や設備などの基準を満たさなければならない  店内についても細かい基準が設けられています。内装を設計する際には、事前に管轄の警察署へ確認することを忘れないようにしてください。届け出る際はもちろん、営業を続ける限り維持していかなければなりません。 <基準例>  ・客室の床面積は、1部屋あたり9.5平方メートル以上あること  ・客室の内部に、見通しを妨げる設備を置かないこと  ・善良な風俗を害する恐れがある写真やポスター、装飾設備がないこと  ・客室の出入り口に施錠設備がないこと  ・客室の照度が20ルクス以上であること  ・騒音や振動の数値が、条例で定める基準値以下であること ③営業所には従業者名簿を備えておく  営業所ごとに、本人確認書類と共に従業者名簿を備えておかなければなりません。従業員が退職した日から、3年間は店舗で保管しておく義務(風営法)があるので、きちんと作成しましょう。実際の名簿を作成するにあたっては、風営法や内閣府令、施行規則等をしっかりと読み込み、不備のないようにしてください。 <必須記載事項>  ・氏名  ・住所  ・性別  ・生年月日  ・採用年月日  ・業務内容  ・退職または解雇の年月日(解雇理由)  ・死亡年月日(原因) <本人確認書類(日本人)>  ・生年月日と本籍地の都道府県名が記載された住民票記載事項証明書  ・パスポート  ・生年月日および本籍地都道府県名が記載された観光庁発行の書類その他これに類するもの <本人確認書類(外国人)>  ・在留カード  ・パスポート、難民旅行証明書等 ④午前0時以降に「遊興させる」のはNG  午前0時以降は、お客様に遊興させてはいけないというルールがあります。お客様が自発的に遊興するのではなく、お店側が積極的にすすめる形でお客様に遊興させることを禁じています。お客様同士で行う分には遊興にはあたりません。 <遊興例>  ・不特定多数のお客様に、歌やダンス、映画などの興行等を見せる行為  ・生バンドの演奏などをお客様に聞かせる行為  ・不特定のお客様にカラオケを歌うことをすすめる行為 など ⑤接待行為の禁止  風営法上、“接待“とは“歓楽的雰囲気を醸し出す方法により客をもてなすこと”と定められています。以下に具体例を挙げましょう。 <接待例>  ・特定のお客様の席について継続して話をしたり、お酌をしたりする行為  ・特定のお客様に歌や踊りを聞かせたり見せたりする行為  ・特定のお客様に歌を歌うよう勧めたり、歌っているときに手拍子や楽器で盛り上げたりするような行為  ・お客様と一緒にゲームや競技をする行為  ・お客様と身体を密着させたりする行為  これらの「接待」を行う場合は、必ず風俗営業許可が必要になるので注意が必要です。 必要書類と提出方法  必要な書類を揃えたら、店舗所在地を管轄する警察署へ提出します。郵送やインターネットでの受付はしていません。直接警察署の窓口での手続きが必要になります。また、一般的に事務手続きに手数料はかかりません。 <必要書類>  ・深夜における酒類提供飲食店営業開始届出書  ・営業内容に関する書類  ・店舗の平面図  ・届出者の本籍地記載がある住民票の写し  ・定款、法人登記事項証明書と全役員の住民票(法人の場合)  (風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律に基づく許可申請書の添付書類等に関する内閣府令第24条) ルールを守った店舗運営を      このように、午前0時を超えてアルコール類の提供をメインとする飲食店の場合、警察署への届出が必要なことに加えて、さまざまなルールが存在します。違反行為があった場合は、罰金刑を科せられることも。また、接待をおこなっていた場合は“風俗営業”を無許可で行っていたとして摘発され、その場で逮捕されるというケースもあります。  あなたのお店では、どのようなサービスを提供しますか?営業は何時までおこないますか?お店を開く場所は深夜営業が可能な地域ですか?開店後にトラブルが起こらないように、届出を提出し規定を守りながら店舗運営をおこないましょう。   
    開店ポータル編集部
    2018/05/23
  • 経営初心者向け「フランチャイズ」加盟で受けられるサポートとは?
     店舗経営をしたことがないオーナーがお店を一年続けられる割合は40%、10年続けられる割合はたったの6%という厳しい現実があります。「独立開業をしたいけれど、ノウハウが無くて不安だな…」そうお考えの方にぜひ知って欲しいのが、大手チェーン店のフランチャイズ加盟という方法です。  フランチャイズに加盟すると、店舗経営を経験したことがない人でも、手厚いサポートのもとでお店を経営することができます。では、フランチャイズに加盟することで受けられるサポートには、どのようなものがあるのか、詳しく見ていきましょう。 フランチャイズ加盟で得られるもの ①店舗技術指導・経営技術指導などのノウハウが手に入る  まずは何と言っても成功している企業のノウハウが手に入ることです。店舗経営のノウハウの基礎を研修で学ぶことができるため、経営者としての自覚をやしなうことができます。  大元の経営会社をフランチャイザー、加盟店をフランチャイジーと呼びますが、フランチャイザーの「多くの人から愛されている味」をフランチャイジーはそのまま引き継ぐことができるので、調理経験の浅い料理人でもベテランの調理技術を手に入れることができます。 ②事業計画書作成サポートが受けられる  事業計画書の作成は、店舗経営のない方には骨の折れる作業です。フランチャイズに加盟すると事業計画書の作成方法をレクチャーしてもらえます。難しい計算式や予測のつかない計画もフランチャイザーは独自のノウハウで導き出してくれます。  事業計画書は銀行から融資を受ける際などにも必要な書類となるので、あらかじめ作成しておけば開店作業をスムーズに運ぶことができます。   ③物件に関するアドバイスをもらえる  フランチャイザーは豊富なノウハウで、「人が集まる立地」を見極めることができます。飲食店にとって立地選びは何よりも重要な要素です。  お客さまにも「この近くに○○店ができたら便利なのにな」と思っている場所があります。リサーチして得た情報からアドバイスをもらえるので、最適な場所にお店を構えることができます。 ④研修プログラムで指導を受けられる  フランチャイズ契約を結んだあとは、研修プログラムに参加することになります。研修では、お店についての基本知識や集客術、接客、店舗清掃などのほか、レジの使い方やクレーム対応なども学ぶことができます。  フランチャイズ展開するフランチャイザーの指導のもと、飲食店を運営するためのさまざまなスキルが身に付けられるのはうれしいですね。  ⑤オープン後の支援体制が整っている  フランチャイズに加盟して受けられるサポートは開店後も続きます。開店後は適宜相談に乗ってくれるので、万全の態勢で運営ができるよう、フォロー体制が整っています。  常に売り上げをチェックし、足りない部分はどこか、もっと業績を上げるにはどうすれば良いかなど、お店を繁盛させるために継続的な支援をしてくれます。 ⑥メニューの研究・開発をおこなってくれる  新メニューの研究・開発もフランチャイザーがおこなってくれます。加盟店によっては、その店舗にしかない自由なメニュー開発を認めてくれる場合もあるようです。食材の仕入れに関してもフランチャイザーがおこなってくれるため、個人店にくらべてコストをおさえることも可能です。 経営初心者の強い味方  これまでは、フランチャイズに加盟することで受けられるサポートについてみてきました。経営者にとって嬉しい条件だらけのように思われますが、もちろん、気を付けたいこともあります。それは、フランチャイジーは、何でも自由にできるわけではないという点です。ブランドイメージを損なっていないか、経営が上手くいっているか、スーパーバイザーや覆面調査員が派遣され、指導が入ることもあります。  スーパーバイザーは定期的にやってきて視察していきますが、覆面調査員はどこで目を光らせているかわかりません。しかし、“常に見られている”という自覚を持つことで、引き締まった店舗経営を心がけることができるのも、フランチャイズならではのメリットといえるでしょう。 ★あわせて読みたい記事はこちら★ フランチャイズ開業のメリット・デメリットはどんなもの?  「いずれ自分の店を繁盛させたい!」という夢があるのなら、独立開業の前にワンクッション、フランチャイズに加盟して経験を積むことを検討してみてはいかがでしょうか。  開店ポータルBizでは、新規開業・店舗運営のサポートをしています。相談は無料です。まずはお気軽に下記フォームよりご連絡ください!
    開店ポータル編集部
    2018/05/23
  • 2020年の東京五輪までに導入しておきたい!外国人観光客の受け入れ対策5選
     2020年、“第32回東京オリンピック競技大会”が開催されます。東京五輪と略称されてはいますが、開催地は東京に限らず北海道、静岡、埼玉、神奈川など日本各地でおこなわれます。オリンピックは世界的な大会のため、国内だけでなく国外からもたくさんの観光客が集まります。そこで必要となるのが、外国人観光客の受け入れ対策です。特に飲食店は大勢の観光客に利用される場所なので、万全の態勢でお迎えしたいですよね。本記事では、はやめに検討しておきたい外国人観光客の受け入れ対策を5つ、ご紹介します。 1.英語対策 ■接客マニュアルを作成する  何と言っても言葉の壁の問題は最重要課題です。世界には7,000以上の言語が存在します。そのなかでも英語は、日本と同じように学校で勉強する国が多く、世界の共通言語とされています。まずは、英語での接客を覚えておきましょう。  とはいえ、“英語が苦手…”と感じている従業員も多いはず。すべての従業員が英語で対応できるように、接客マニュアルを作成しましょう。マニュアルには、席までのご案内やオーダーの取り方、メニュー説明、会計時などに使うフレーズを記載しておくと良いでしょう。大切なのは発音の“上手さ”ではなくて、きちんとおもてなしをする姿勢です。一生懸命さはどの国の人にも伝わるはずですよ。   ■英語のメニューリストを作成する  日本語が読めないお客様のために英語のメニューリストを作りましょう。その際、写真を一緒に載せるとどのようなメニューなのかをより理解してもらいやすくなります。  見たことも食べたこともない料理の写真と名前だけでは、その料理にどのような食材が使用されていてどのような味なのかを知ることはできません。料理名と併せて、食材の説明も載せるなどの心遣いを見せたいですね。 ★簡単接客法に関する記事はこちら★ 外国人観光客と親しくなれる!飲食店の「簡単接客法」 2.たばこ対策  日本では分煙化の動きが多くみられていますが、欧米諸国では、全面禁煙とするお店がほとんどです。その理由としては、壁や床に付着した有害物質の影響や、受動喫煙を懸念していることが挙げられます。タバコの害について意識の髙い欧米諸国の方々は、喫煙できるお店を避ける傾向にあるようです。そのため、外国人観光客が過ごしやすいお店づくりを念頭に置く際には、全面禁煙化を取り入れることが望ましいでしょう。 ★受動喫煙防止対策に関する記事はこちら★ 受動喫煙防止対策で飲食店がとるべき対応とは?喫煙・禁煙について考える 3.ハラール、ヴィーガン向けのメニューづくり  宗教上の理由で食べてはいけない食品がある場合も。ムスリムのハラールや、ヒンズー教、完全菜食主義のヴィーガンと呼ばれる人などがその例にあたります。外国人観光客が多く訪れる立地にお店がある場合は、ハラールやヴィーガン向けのメニューを開発するなどの対応をしましょう。  特に仏教徒やヒンズー教徒のなかには、肉類全般を口にしないだけでなく、ニンニクや玉ねぎなども禁止している人々がいます。また、ヴィーガンの場合は肉類以外に卵や牛乳、蜂蜜などを禁止している場合も。該当するお客様が来られた場合は、食べられない食材を抜くなど柔軟に対応する必要があります。 ★口にしてはいけない食べ物に関する記事はこちら★ インバウンド集客 宗教別 口にしてはいけない食べ物を理解しよう 4.FREE Wi-Fiの設置  現在、世界中でスマートフォンやタブレットが普及しています。外国である日本でインターネット通信をするにはWi-Fi接続ができないことには始まりません。地図を検索するにも、日本語を母国語に翻訳するにも、飲食店情報を検索するにもインターネットが必須です。お客様が気軽に接続ができるようにFREE Wi-Fiを設置しましょう。お店のHPやSNSなどにもWi-Fi設置店であることを謳っておきましょう。  Wi-Fiの設備が整ったら入り口に“Wi-Fi”と表記することを忘れないでください。座席の片隅にWi-Fiアドレスとパスワードが載ったポップを記載したり、壁に貼るなどすると親切です。 ★Wi-Fi導入に関する記事はこちら★ 導入は常識!?飲食店がWi-Fiを設置する7つのメリット!【相談無料】   >>Wi-Fiの導入について無料相談する<<   5.クレジットカード対応  現金主義の日本では考えづらいことかもしれませんが、海外では、クレジットカードでの支払いが主流となっています。既に紙幣や硬貨を何年も見ていないということがあるほど、外国人は現金を持ち歩きません。さまざまなカードに対応できるよう、決済端末の導入をしておきましょう。導入が済んだら、HPやSNSにカード対応店であることを謳っておきましょう。そうすることで、安心してお店に訪れることができ、集客に繋げることができます。 ★決済端末・Squareに関する記事はこちら★ CMで話題!デザインも機能もスマートな決済端末「Square(スクエア)」について調べてみた ✨Point✨  複数のキャッシュレス決済サービスの導入を検討している場合、一つひとつのキャリアに申請・手続き・申し込みをするのは、とても面倒ですよね。開店ポータルBizは、複数のキャッシュレス決済サービスの販売代理店です!店舗オーナーさまにとってご面倒なお手続きを無料でサポートしています。キャッシュレス決済サービスの導入をご検討中の方、より手軽にはじめたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください! >>キャッシュレス決済の導入について無料相談する<< まとめ  2020年の東京オリンピックにむけて、外国人観光客に対応できるお店となるよう設備を整えることは、国際化がすすんでいるいま、店舗づくりを見直す良いきっかけとなるはず。最初は慣れないことで、難しく感じることも多いでしょう。サービスを豊かにすることは大切ですが、それよりも大切なのは従業員の“笑顔と誠意”です。たとえ言葉が通じないお客様でも、笑顔と誠意を持って接客をすれば、その思いはしっかりと伝わります。精いっぱいのおもてなしの心をもって外国からのお客様をお迎えしたいですね。  開店ポータルBizでは、Wi-Fiやキャッシュレス決済の導入やインフラ周りのコスト削減のほか、地域やお店にあった集客方法・HPやSNS運用についてのご相談を無料で承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください!  
    開店ポータル編集部
    2018/05/21
  • 冷蔵庫グリストラップ製氷機ドリンクディスペンサーのクリンネス方法を知ろう
     飲食店には飲食店ならではの特別な設備や機器が多くあります。清潔な店舗づくりのためには基本的なクリンネスの箇所である床やトイレとは別に、それらのクリンネスも重要です。一般家庭でも使われている冷蔵庫や製氷機も、家庭用と業務用ではつくりが異なり、クリンネス方法も変わってきます。そのため“正しいクリンネス方法がわからない”と頭を悩ませている経営者も多いのではないでしょうか。そんな経営者のみなさまに、本記事では飲食店ならではの設備についてのクリンネス方法をお伝えしていきます。 飲店ならではの主な4つの設備  ここでご説明するのは、ほとんどの飲食店に設置されているグリストラップや冷蔵庫・冷凍庫、製氷機、ドリンクディスペンサーといった設備のクリンネス方法です。  お店の構造にもよりますが、お客様の目に入る機会はほとんどないでしょう。だからと言ってクリンネスを怠ってしまうと菌が繁殖し最悪の場合は食中毒を引き起こす事態にもなりかねません。衛生面が重要視される飲食店において、バックヤードにある設備も清潔に保っておく必要があります。 1.グリストラップ  正式名称を油水分離阻集器と言い、シンクに流した油や汚水が下水道にそのまま流れないようせきとめる役割を持っています。 ■クリンネスに使用する道具■ ・ゴミ袋 ・ブラシ ・油吸着シート ・アルコール ・グリストラップ専用洗剤 ・ゴム手袋  グリストラップ内には鋭利な箇所があり、また、油や細菌で不衛生です。怪我や菌感染防止のためにゴム手袋を装着して取り組んでください。プレパイ工業株式会社  グリース阻集器ステンレス側溝流入地中埋没型 HP:http://www.purepai.co.jp/guri.html    中は3つの部屋にわかれており、左端の部屋にはバスケットが設置されています。ここには残飯などのカスが溜まるので、毎日取り出して中身を捨ててください。網目に詰まったカスはブラシを使うと取りやすいです。また、バスケット自体も清潔に保つため、アルコールを吹きかけて、カスを取りながら本体も磨いておきましょう。  真ん中の部屋はシンクから流れてきた油が浮いている状態なので、これを全てすくいとります。そのままだと取りづらいので、専用の吸着シートで油を吸い込ませると簡単です。シートが無ければ、氷を入れて固めるのも取りやすくする方法の一つです。底には、バスケットでとりきれなかった沈殿物が溜まっています。油を取り終えたらあわせてすくいとっていきましょう。  右端の部屋にある“トラップ管”は、前2つの部屋で取りきれなかったカスや油をひっかける役割なので、細かいゴミが溜まります。トラップ管の大きさにあわせたブラシを差し込んでこすり落としましょう。  どれだけ油を使うかでグリストラップの汚れ具合は変わってきます。基本的には週1回程度のクリンネスで大丈夫ですが、多く油を使ったり臭いが気になるようであれば都度行うと良いでしょう。洗剤や油吸着シート、沈殿物をすくう機具は、グリストラップ専用のものもあるので、チェックしてみてください。 2.冷蔵庫・冷凍庫  汚れを放置してしまうと冷却機能が低下する恐れがあるため、冷蔵庫や冷凍庫のクリンネスも重要です。 ■クリンネスに使用する道具■ ・たわし ・スポンジ ・アルコール ・柔らかい素材のふきん ・中性洗剤  まずはアルコールと柔らかい素材のふきんを使って冷蔵庫・冷凍庫の内外部を拭いていきます。食材を管理している場所なので、アルコールで落とせない頑固な汚れには中性洗剤など刺激の弱いものを使用してください。傷がつくとサビの原因となるのでふきんは柔らかい布のものを選びましょう。取っ手は多くの人が必ず触れるところなので、こまめに拭くと良いでしょう。  内部を拭く時には、扉ついているゴム部分・パッキンも忘れずに。汚れやカビによって破損してしまうと、扉が密閉されなくなります。内外部と同様にアルコールと水拭きで汚れを落としましょう。溶性洗剤は破損の原因となるので、使用は避けてください。長期間の使用による劣化も故障の原因なので、クリンネス時にはパッキンに異常がないかチェックしながら行うと良いです。  冷凍庫内にもし霜がついていたら、それもまた冷却機能低下の原因となります。内部を傷つけないように注意しながら氷用のスコップなどで削り落としておきましょう。  機械室パネルを開けるとコンデンサーと呼ばれる装置があり、フィルターがついています。そこにほこりがたまると冷蔵・冷凍機能の低下に繋がります。週に1回程度はフィルターを取り外して、ほこりがなくなるまで水とたわしでこすり洗いをしましょう。しっかりと乾燥させてからコンデンサーに戻すことが大切です。濡れていると故障の原因になります。  冷蔵庫や冷凍庫のクリンネスは、拭く作業がメインとなるので、あまり手間にならず、取り組みやすい箇所です。フィルター以外はできるだけ毎日行うと、カビや菌の発生を防いでより清潔に保ちやすくなります。 3.製氷機  製氷機が正常に作動しないといびつな形で不透明な氷に仕上がってしまいます。一週間に一度のペースでクリンネスを行いましょう。 ■クリンネスに使用する道具■ ・乾拭き用のふきん ・たわしやスポンジ ・ブラシ ・アルコール ・逆性石けん  製氷機にもフィルターがあります。冷蔵庫・冷凍庫の時と同様に、たわしやスポンジと水でこすり洗いをしましょう。また、外部も冷蔵庫・冷凍庫と同様の方法で拭いてください。  内部を掃除するときには、中の氷を全て取り出して空にします。逆性石けんと清潔なふきんやスポンジで洗っていきます。最後は洗剤が残らないようによく水で洗い流してください。その際には、水がちゃんと流れるかどうか排水口をチェックしておきましょう。カビが繁殖しやすい箇所であり、詰まると製氷機内に水が溜まってしまいます。流れが悪ければ細めのブラシを使って排水口内部の汚れを落としてください。 4.ドリンクディスペンサー  ドリンクディスペンサーの種類によりやり方が異なりますが、クリンネスは、基本的に営業後毎日行う必要があります。メニューにドリンクバーを扱っている飲食店なら、多くの人が使う分、特に汚れやすい箇所です。そのため、営業中にもアルコールとふきんで本体や注ぎ口を拭いたり、受け皿に溜まったドリンクを捨てるなどのこまめなクリンネスが必要となります。 ■クリンネスに使用する道具■ ・乾拭き用のふきん ・スポンジ ・アルコール ・中性洗剤  営業後、ノズルや受け皿、ドリンクが入っている容器など取り外せる部品を全て外し、中性洗剤とスポンジを使って一つひとつの部品を洗っていきます。部品には繊細なものや細かいものがあるので、壊したり失くしたりしないよう丁寧に扱いましょう。ディスペンサーによっては“リンス”という機能が備わっており、ボタンを押すだけで内部の洗浄を行うこともできます。 一人ひとりの意識と全員の協力  本記事では、飲食店ならではの設備、グリストラップ、冷蔵庫・冷凍庫、製氷機、ドリンクディスペンサーについてのクリンネス方法をお伝えしてきました。どの設備も、メーカーによってクリンネス方法が異なることがあるので、取扱説明書を確認したうえで本記事を参考にしてください。  業務用設備のクリンネスと聞くと、大がかりなものを想像して後回しにしがちかもしれません。ひどい汚れや、箇所によっては少々大変な場合もありますが、どれも拭き掃除や洗浄といった基本の作業ばかりなので、アイドルタイムや営業後の時間を利用すれば簡単に行えます。それでも、どうしても行えない場合は、コストがかかってしまいますが専門の清掃業者に頼むのも一つの手段です。従業員全員で協力しあい、清潔な店舗づくりをしていきましょう。  
    開店ポータル編集部
    2018/05/21
  • 折込チラシはもう古い!?宣伝効果絶大!折込チラシのメリットとは?
     数ある広告手法の中の一つ、“折込チラシ”。新聞を取っている家庭では、昔から馴染みのある身近な広告ですよね。しかし、インターネットから情報を得ることが主流になった今では、その効果に疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。それでも、折込チラシがなくならないのは、その地域性や特性が広告手法として活き続けているからです。まだまだ宣伝効果は高いと言えるでしょう。  本記事では、折込チラシのメリットについてご紹介します。 折込チラシのメリット  “折込チラシ”は、家庭に配達される新聞に折り込まれている広告のことです。新聞販売店や新聞折込会社に依頼をすることで新聞にチラシを折り込んでもらえます。その際に、新聞社や地域、日付などを指定できるため、新規開店の日程に合わせた広告や地元の方に向けての広告など、的を絞った情報発信ができる手法になります。さまざまなメリットについて詳しく見ていきましょう。   1.特定の地域へ効率よく販促ができる  折込チラシの最大のメリットと言えるのが、ターゲット地域に向けて情報を効率よく発信できる点です。飲食店の経営者にとっては、近隣に住まわれているお客様こそ、一番に獲得したいものです。「近所だから分かるだろう。」とアプローチを怠ってはいけません。近所でも新店オープンに気付かない方もいます。チラシには、店舗の地図を載せることを忘れないでください。近隣住民の方へ、効率よく情報発信を行い常連さんの獲得を目指しましょう。   2.新規顧客を獲得できる  近年はインターネットの普及で、必要な情報は検索をすればすぐに手に入れることができるようになりました。自身で検索をするということは、既にある程度興味を持っている方ということになります。一方で折込チラシは、毎日目にする新聞と共に、日常の中で目に入ってくるというメリットがあります。つまり、今までとは違った層のお客様を獲得するチャンスが広がります。 3.信用度が高い  折込チラシは、社会的な信用度が高い新聞と一緒に配達されます。そのため、読者にとって手に取りやすく、信用性の高い情報としてインプットされるでしょう。実際に、広告内容が適正かどうか、新聞販売店独自の基準でチェックが入ります。基準は取り扱う販売店により異なりますが、一定の基準をクリアしているという安心感と共に、情報をお届けすることができます。   4.保存ができる  手軽に保存ができる点もメリットです。気になった広告を冷蔵庫に貼っておいたり、折りたたんで手帳に挟んだりすることもできます。常に目に付く場所に保存しておけるので、開店日やセールの日付、クーポンの期限などを手軽にチェックすることもできますね。そういったクーポンをチラシに載せるなど、紙面の利用法や見せ方も工夫すると、よりお客様の目に留まりやすくなるでしょう。 5.消費行動に繋がりやすい  折込チラシは、配達日を指定し、一気に各家庭へ情報を届けることができます。その為、開店日やセールなどのイベント直前に配布することで、お客様の消費行動に繋がりやすくなります。狙ったタイミングで効率良く集客ができるツールなのです。また、折込チラシは自宅に直接届けられます。手元にチラシがあることで、じっくり検討することもでき、家庭で話題にしやすい環境が生まれます。ファミリー層をターゲットとした飲食店にとっては、より効果的と言えるでしょう。   6.予算に合わせた宣伝ができる  配達地域や部数を指定できるため、予算に合わせた無理のない宣伝ができます。自店では、どのような層や生活圏の方をターゲットとするかをあらかじめ整理し、配布エリアの特性や住民層をしっかり把握してから戦略的な配布を行うことが望ましいです。特に生活の導線はとても重要です。ターゲットが、若いファミリー層であれば小学校の近隣住宅へ配布、高齢者層であれば商店街の近くや戸建てが密集している地域への配布など、予算に合わせた絞り込みができます。   7.低コスト  折込チラシは、ポスティングに比べて低予算になります。印刷代と折込代を併せて、1枚約5円ほどに抑えられるものもあります。ポスティングも特定の地域に向けての販促ができるので有効な手段ですが、折込チラシの場合は、低コストでより多くの家庭に配布ができます。 折込チラシを導入し新規顧客獲得へ  「新規のお客様になかなか繋がらない。」「もっとご年配の方にも来て欲しい。」といった悩みをお持ちのお店に、折込チラシは非常に効果的です。また、新規開店の際には開店日に合わせた戦略的な配布が可能です。  SNSが流行しているいま、昔ながらの広告手法といって選択肢から外していませんか?  今までとは違った層へのアプローチもできる折込チラシで、新規顧客の開拓、集客アップを目指しましょう。  
    開店ポータル編集部
    2018/05/20
  • 【飲食店の受動喫煙対策】適切な分煙環境の作り方を知ろう
     飲食店にとって、避けて通れない課題のひとつに受動喫煙対策が挙げられます。全面禁煙店舗も増えている一方、居酒屋やカフェなどでは、多くのお店が分煙のスタイルを取り入れています。分煙環境はお客さまがお店を選ぶ際の基準にもなり満足度にもかかわってくるため、しっかりとした対策が必要です。  分煙には、店舗規模やコストによってもさまざまな方法があります。すでに店舗をお持ちの方も、これから開店準備を進める方も、今求められている受動喫煙対策を見直してみましょう。本記事では、どのような分煙環境が望ましいか、その作り方を取り上げていきます。 オリンピック開催に向けた禁煙化の動き   目前に迫っている、2020年開催の東京オリンピック。国際オリンピック委員会や世界保健機関はタバコのないオリンピックを目指しており、これまでも開催地では、公共施設や飲食店での屋内禁煙を実施し、法律や条例を定めてきました。  日本でも受動喫煙対策法案が国会で議論されており、2020年4月の全面施行を目指しています。どのような規制となるのか、飲食店にとっては大きな問題です。今から正しい分煙の知識を持ち、対策を進めていきましょう。 分煙の基礎知識   さまざまな分煙方法をご紹介する前に、知っておきたい分煙の基礎から見ていきましょう。  タバコの煙や臭いは、壁や天井の換気扇で排気だけをおこなっても換気はできません。必ず、給気口を設置し空気を取り入れ、排気口へ流すという一方向の空気の流れが必要です。せっかく喫煙スペースと、非喫煙スペースを分けたとしても、適切な換気をおこなわなければタバコの煙や臭いが漏れてしまうことになりかねません。  また、タバコの煙は上昇しながら拡散する性質をもっており、壁や天井、テーブルなどの物体の表面を、伝っていきます。店舗の構造をしっかり把握し、その環境を利用しながら、適切な分煙をおこなうことが重要です。 日本たばこ産業株式会社HP:https://www.jti.co.jp/tobacco/bunen/knowledge/about/index.html 分煙方法 ①時間帯で分ける   ランチタイムやディナータイムなどによって、喫煙と非喫煙の時間を分ける方法です。小規模の個人店やバーなど、夜の時間にお酒を提供する場合によくこの方法を採用しています。メリットとしては、コストがかからずに必要最低限の対策ができる点です。一方、時間帯で句切るとはいえ、同じ空間で喫煙することになるので、天井や壁などに臭いや汚れが付いてしまうというデメリットもあります。時間帯分煙を取り入れる際にはしっかりと換気をおこない、臭いや汚れへの配慮を怠らないようにしましょう。   ②屋外に喫煙スペースを設ける   店舗の外に灰皿を設置するなどし、喫煙スペースを屋外に設ける方法です。店内のスペースが狭く、屋内に喫煙スペースを設けられない場合に有効です。費用もかからず手軽にできるので、導入がしやすいでしょう。気を付けたいのは、近隣の方や通行人の迷惑にならないようにすることです。きちんと環境を整える必要がありますね。 ③エリアで分ける  ホール内に、喫煙スペースと非喫煙スペースを設けて区切る方法です。カフェやファミリーレストランでよく見かけますね。分け方は喫煙スペース付近にその旨の掲示をする方法と、物理的に壁で区切る方法とがあります。後者の場合、個室になるので新たに工事が必要となりますが、個室化することで高い分煙効果が期待でき、双方のお客様満足度も高まること間違いありません。その際には、個室内の環境も整える必要があります。煙や臭いがこもらないよう、換気設備を導入しましょう。  また、個室を設けるための広さや資金がない場合は、パーテーションや観葉植物を設置して分けることもできます。ただし、完全に仕切られているわけではないので注意が必要です。喫煙スペースから非喫煙スペースへ煙や臭いが漏れていかないよう、喫煙スペースには“局所排気設備”の設置をおすすめします。タバコの煙が上昇、拡散する前に排気することがポイントです。 ④フロアごとに分ける   喫煙スペースと非喫煙スペースを、各フロアで分ける方法です。タバコの煙は上へ流れていくという性質を踏まえて、上層階を喫煙フロアにすると、より分煙効果が高まります。また、お客様がそれぞれのフロアだけで過ごせるよう、フロアごとにお手洗いを設置する配慮があるとなお良いでしょう。カフェやファストフード店に多く見られる分煙方法です。お客様が安心して長居できるよう、フロアごとに快適な環境を整えましょう。 日本たばこ産業株式会社HP: https://www.jti.co.jp/tobacco/bunen/knowledge/about/index.html 助成金制度を上手く活用しよう!   いざ分煙環境を整えようと動き出したとき、かかる費用に頭を抱えることも多いと思います。そんな時は、分煙対策を進める企業が利用できる助成金や補助金を活用しましょう。   ■受動喫煙防止対策助成金制度(厚生労働省) 概要: 受動喫煙防止対策を推進することを目的として、中小企業主が喫煙室の設置等をする取組みに対して助成するもの。 対象: 労働者災害補償保険の適用事業主であって、中小企業事業主(※)であること。 ※飲食店の場合、常時雇用する労働者数は50人以下、資本金は5,000万円以下 内容: 助成率・助成額は、費用の1/2(上限100万円) ※飲食店の場合は2/3    「受動喫煙防止対策助成金制度」は、喫煙室の設置などにかかる工費、設備費、備品費などが助成対象になります。喫煙室設置の際の細かい要件もあるので、きちんと確認してから申請をするようにしましょう。  ほかにも、東京都産業労働局による飲食店と宿泊施設を対象とした分煙環境整備補助金制度などもあります。こちらは2018年度の受付はまだ始まっておりません。こういった、助成金や補助金の情報にも敏感に反応できるようにしておきましょう。   「店で使える助成金・補助金について知りたい」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう<< 快適な分煙環境で繁盛店へ  分煙方法は、店舗の広さや構造、コストなどによってさまざまです。自店にあった分煙方法を取り入れることで、非喫煙者はもちろん、最近ではすっかり肩身が狭くなっている喫煙者も周りに気を遣わずに来店でき、お客さま満足度の高い店づくりを実現できます。お客さまが気持ちよく過ごせる環境あってこその繁盛店。分煙の正しい知識を持って、快適な分煙環境づくりを目指しましょう。 【記事】飲食店に求められる喫煙・禁煙・分煙への対応「受動喫煙防止対策」で店は何をすべき? 【記事】禁煙すべき?料理人がタバコを吸わない方が良い3つの理由  開店ポータルBizでは、分煙設備設置に関するご相談のほか、インフラ周りのコスト削減、集客のご相談を無料で承っております。お気軽に下記フォームよりご連絡ください!
    開店ポータル編集部
    2018/05/17
  • 飲食店開業|調理機器「リース契約」ってどんな契約?
     調理をするうえで必要なガスコンロや冷蔵庫、オーブンなどの設備。オープン時に全ての機器を買い揃えようと思うと初期費用の負担額がとても大きくなってしまいます。そんな時に助けとなってくれるのがリース契約です。リース会社に代理で購入してもらい、そこから借りることで、初期段階の出費を大幅に抑えることができます。本記事ではリース契約についてご説明していきます。 【飲食店開業】リース契約には2種類ある  リース契約には、オペレーティングリースとファイナンスリースの2種類があります。 ①オペレーティングリースとは  オペレーティングリースの場合は、契約期間が満了してリース料を払いきってもリース品は自分の物にならず、所有者であるリース会社に返却しなければなりません。  もし引き続き使用したい場合は契約延長となり再リースをすることになります。再リースをおこなう場合は、リース品の購入額よりもリース料は安く済みます。  オペレーティングリースの場合、故障などの際にかかる費用は、すべて貸主であるリース会社が負担することになります。また、資産として計上する必要もありません。 ②ファイナンスリースとは  ファイナンスリースは拘束の強い契約となっており、契約期間の設定や途中解約をすることができません。また、リース品の購入額を全額負担する義務があります。  メリットとしては、契約満了後、リース品によっては店舗の所有物にすることが可能です。所有権を移転できるかどうかで、契約は所有権移転ファイナンスリースと所有権移転外ファイナンスリースの2つに分かれます。 【飲食店開業】リース契約のメリット ①初期投資を大幅に削減できる  初期投資に費用がかけられない場合、その費用を抑えることができます。冷蔵庫や製氷機、オーブンなどの厨房設備は、購入すると一度にまとまったお金がなくなってしまいます。リースをすると、月々わずかな支払でそれらの設備が利用できます。 ②節税できる  オペレーティングリースの場合、所有者はリース会社となるため、固定資産税などの税金が発生しません。さらに、月々の支払いは経費として落とすこともできます。 【飲食店経営】リース契約のデメリット ①総支払額が購入時より高くなる  月々の支払いで初期投資費用を大幅に削減できる分、毎月の支払いには、リース会社の手数料が入っているため、総額は購入するよりも高くなってしまいます。 ②途中解約ができない  リース契約は6年で結ばれることが一般的です。そのため、1~2年で閉店した場合も、残額を支払わなければなりません。 【関連】飲食店開業|厨房機器「業務用冷蔵庫」の選び方と種類について 【飲食店開業】リース品利用までの流れとは?  機器を購入するリース会社としては、毎月滞らずに支払いをしてもらえるかどうかが契約締結の肝となります。そのため契約時には審査があり、財務諸表や会社経歴書などの書類提出が必要です。ここで支払い能力があると信用してもらえれば、無事契約を結ぶことができます。  ▼リースの流れ▼ ①リースをしたい機器の選定 ↓ ②リース会社に機器購入を依頼・見積もりをもらう ↓ ③リース会社に申込み後、審査・締結 ↓ ④リース会社がメーカーから購入 ↓ ⑤月々リース会社にリース料を支払い、機器を利用 【関連】飲食店|製氷機の選び方 サイズや種類は「席数」で決めよう! 厨房機器のリースでお悩みの方は、お気軽にご相談ください  リース品を利用すると節税や初期費用を抑えられるなどの効果があり、一見メリットばかりのように思えます。しかし、支払総額は購入するよりも高くなってしまうなどのデメリットもしっかりと頭にいれておきましょう。  一言でリースといっても、オペレーティングリース、所有権移転ファイナンスリース、所有権移転外ファイナンスリースなどさまざまな契約があります。契約内容をしっかりと確認し、店舗経営をおこなっていきましょう。    開店ポータルBizでは、お店のサイズや予算にあった業務用製氷機、厨房機器をご提案いたします。相見積もりもおまかせください!まずはお気軽に下記フォームよりご連絡ください。
    開店ポータル編集部
    2018/05/17
  • 飲食店が Facebookを続けるべき3つの理由とは?
     近年、スマートフォンの普及に併せて多くの飲食店がSNS(Social Networking Service)を利用した集客をおこなっています。LINEやTwitterなどが集客ツールとしてメジャーとなっている一方で、このままFacebookを続けるべきかどうか、悩んでいるオーナーも多いのではないでしょうか。さまざまなSNSがありますが、Facebookには、Facebookならではの集客力があります。 飲食店にFacebookが必要な理由とは 開店ポータル Facebookページ:https://www.facebook.com/kaitenportal/  近年、FacebookやLINE、TwitterなどのSNS利用者は、スマートフォンの普及とともに増加しています。なかでも、もっとも利用者が多いとされているSNSはLINEです。次にTwitter、Facebookと続いています。  利用者数の多いLINEは、お店に置かれたQRコードを読み取り、“お友だち登録”をしてもらうことが前提となるため、リピーターの確保に有効な手段といえます。また、Twitterは、拡散の速さが期待できるのが特徴です。では、Facebookはどうでしょうか。実は、飲食店の集客を目的とする場合には、Facebookが向いているのです。その理由は以下の3つになります。 1.実名登録の利用者が多い  Facebookは基本的に実名登録です。SNS上の関係というよりは、実際の友達や仕事関係、ある程度の面識がある人が繋がっています。そのため、投稿された情報の信頼度が高いのです。Facebook の利用者の大多数は、30代から40代以上。この年代をターゲットとした飲食店は、言うまでもなく今後も続けていくべきでしょう。 2.Web検索で上位に表示されやすい  他のSNSにくらべても掲載できる情報量が多く、Web検索で上位に表示されやすいという魅力があります。Facebookを利用して、googleやYahooなどの検索順位を上げる対策“Facebook SEO”が可能です。 3.ホームページの代わりになる  ホームページがない場合、Facebookページはホームページの代わりになります。さらに、顧客と個別にやり取りができるメッセンジャーアプリを使った無料通話機能や、予約・問い合わせができるコールトゥアクション機能が付いているため、商用利用に適しています。  コールトゥアクション機能は、Facebookのカバー画面に設置されているボタンのことで、“予約する”“お問い合わせ”“動画を見る”などの項目があります。飲食店の場合は“予約する”を選択し、予約用のウェブサイトを入力しておくことで、顧客がスムーズに予約できる動線をつくることができます。他にも、YouTubeライブのように生配信できる機能や、Instagram、Twitter、ブログとの連携も可能です。お客さまの来店を知らせるチェックイン機能やキャンペーン機能も利用しましょう。 Facebookを使った成功事例はあるの?  Facebookは、実名投稿による信頼度が高いことやホームページ代わりに使えるという魅力があることは、何となく分かったものの、Facebookを開設しても特に変化はなく、もう閉鎖してもよいのではないかと考えている人もいるかもしれません。  Facebookによる効果を実感できていないのは、残念ながらただ開設しただけで終わっているから。Facebookをはじめたつもりでも、実はまだ何もはじまっていない可能性があります。実際に、Facebookを上手に活用している事例を紹介します。   ■FaceBookの活用事例■ CHEESE STAND  できたてのチーズが味わえるお店としてメディアなどで話題のCHEESE STANDもFacebookを活用しています。これから発売予定のメニューの予告やオンラインショップの案内などをFacebookで行っているようです。また、メニューの案内だけでなく、店で使われている食材の紹介や看板犬、店の様子が分かる写真とコメントを随時掲載。ただ料理を提供するだけではなく、様々な繋がりや背景をFacebookで見せています。 CHEESE STAND Facebook:https://www.facebook.com/CHEESESTAND/ キルフェボン  Twitterには文字数制限がありますが、Facebookには文字数の制限がありません。そのため、画像と組み合わせて、食材の説明やメニューを詳しく説明できます。また、限定販売の案内などのお知らせにも適しています。例えば、女性に人気が高いスイーツを販売しているキルフェボンでは、美味しそうなメニューの画像と併せて、そのメニューについての詳しい説明を記載しています。文章の最後に、ホームページのURLを記載しているの点もポイントです。 キルフェボン Facebook:https://www.facebook.com/quil.fait.bon.official/   Facebookを続ける上でのポイントは?  Facebookページでは、店舗の住所や営業時間などの店舗情報を詳しく掲載できます。この情報はなるべく丁寧に記載しましょう。ランチやディナーの情報やテイクアウトなどのサービス、最寄りの公共機関、駐車場の有無、支払方法、メニューなども掲載しましょう。店舗情報について、Facebookを見ればすべて分かるようにしておくことがポイントです。  ご紹介したように、FacebookでFacebookページを作成し、宣伝に利用することは有効な販促手段です。しかし、あくまでもFacebookはSNS。コミュニケーションの場であることを忘れないようにしたいものです。コメントがあった場合は、必ず返信。シェアをしてくれたら、お礼のメッセージを送ると良いでしょう。また、言うまでもなく更新は定期的に行うことが大切です。  
    開店ポータル編集部
    2018/05/16
  • 個人事業主が知っておくべき【白色申告】と【青色申告】 その違いとは?
     会社が年末調整をおこなってくれるサラリーマンと違い、個人事業主は、自分で確定申告をしなければなりません。個人事業主の確定申告には“青色申告”と“白色申告”の2種類がありますが “どちらを選べばいいの?”、“そもそも、どういった違いがあるの?”と、疑問に思っている方も多いでしょう。本記事では、青色申告と白色申告の違いや、それぞれの特徴についてご説明します。 1.白色申告とは?  白色申告は、“開業したばかりで、節税するほど所得が高くない”という場合や、会計に詳しくない方に適した確定申告です。実は白色申告というものはなく、青色申告の必要資格を満たさない場合に“青色申告以外の方法で行う申告”を、“白色申告”と表現しているのです。すなわち、青色申告の手続きを行わない場合は、自動的に白色申告を行うことになります。  白色申告のメリットは、誰でも記入できるフォーマットを使って単式簿記で記帳するため、会計業務が簡単なことです。 たとえば、 5月1日、食材代5,000円を現金で支払った →「5月1日 食材代5,000円」を支出の欄に記入 5月3日、現金で15,000円の売上があった →「5月3日 現金15,000円」を収入の欄に記入  このように、収入は収入、支出は支出で取引がまとまるので、総収入額から総支出額を差し引けば、所得額が分かります。確定申告時に提出する書類が少なく、手続きが簡単なのもメリットといえるでしょう。 2.青色申告とは?  一方、青色申告は、一定以上の事業収入がある方に適した確定申告です。申請書を提出して税務署の承認を受ける、帳簿の記入は複式簿記で行うなどの条件をクリアすると、青色申告が行えます。最大のメリットは、総収入額から65万円(単式簿記の場合には10万円)を差し引く特別控除があり、大幅な節税ができるという点です。  それでは実際に、【年間収入500万、必要経費150万、各種控除額35万】として、白色申告の場合と青色申告の場合に分けて所得税額を計算してみましょう。  確定申告の際に必要となる所得税額は、以下の式で求めます。 年間収入―必要経費―各種控除額=課税対象所得額 課税対象所得額×税率―課税控除額=所得税額  ※税率と課税控除額は、課税対象所得額によって異なります。 白色申告の場合 500万―150万―35万=課税対象所得額315万円 315万×10%―97,500=所得税額217,500円 青色申告の場合 500万―150万―35万―控除65万=課税対象所得額250万円 250万×10%―97,500=所得税額152,500円  このケースを見ると、白色申告に比べ、65,000円の節税が可能になります。  青色申告が持つ節税効果は、上記だけにとどまりません。特別控除以外にも、以下のような特典が用意されています。 ①家族の給与を経費として計上  家族経営のお店の場合、従業員の給与(配偶者なら86万円まで、その他親族なら1人あたり50万まで)を経費とし、所得額から差し引くことができます。 ②赤字の3年間繰り越し  赤字による損失額分を、翌年から3年間繰り越して控除できます。また、前年も青色申告をおこなっていれば、赤字損失額を前年の所得金額に繰り戻して控除し、前年の所得税額の還付を受けることも可能です。 ③減価償却費の一括計上  通常では何年かに分けて償却する経費を、購入時の経費として300万円まで一括計上することができます。  ※一つひとつが10万円以上、30万円未満の固定資産に限る ④貸倒引当金の利用  取引先の倒産などで売掛金が回収できなくなるリスクを想定し、用意しておくお金が貸倒引当金です。青色申告では、この貸倒引当金のうち5.5%を経費として計上できます。 良いことづくめの青色申告。でもちょっと待って!  どちらかといえば、“節税効果があって良いことばかりだし、青色申告にしよう”と考える方が多いのではないでしょうか。ですが、安易に青色申告を選ぶのは適切ではありません。先ほど白色申告で提示した取引を、複式簿記に直してみましょう。 5月1日、食材代5,000円を現金で支払った →「5月1日 食材代5,000円 現金5,000円」と記入 5月3日、現金で15,000の売上(収入)があった →「5月3日 現金15,000円 売上15,000円」と記入  青色申告では、“現金”、“仕入”、“売上”、“買掛金”、“通信費”など細分化された勘定項目を仕訳する複式簿記で記帳しなければならないだけでなく、損益計算書や貸借対照表も作成しなければなりません。そのため、会計の専門知識がない方にとっては、骨の折れるものとなります。 あなたに最適な確定申告を選ぼう  白色申告から青色申告への切り替えを考える場合、申告書を提出する前年の3月15日迄に、所轄の税務署に“青色申告の承認申請書”を提出することで変更ができます。  専門知識がなければ、記帳が難しい青色申告。税理士に依頼する手段もありますが、その場合は、その分のコストがかかるというデメリットをおさえておかなければなりません。とはいえ、初心者でも気軽に使える会計ソフトもあります。会計ソフトについては、会計帳簿にお悩みの方必見!個人経営の飲食店にFreeeを勧める5つの理由をチェックしてみてください。   “白色申告”と“青色申告”、それぞれの特徴をしっかりと確認し、あなたにあったものを選びましょう。  
    開店ポータル編集部
    2018/05/15