経理・会計

小規模飲食店におすすめのタブレットPOSレジ7選

開店ポータル編集部
2023/02/13

飲食店を運営するにあたり、必要不可欠なものの一つに「レジ」があります。近年様々な種類のレジが進出しており、「タブレットPOSレジ」を導入する飲食店も増えました。その便利さから、小規模飲食店での利用も増えています。しかし、様々な種類の中からお店に合ったものを選ぶことに、難しいと感じる方も多くいるのではないでしょうか。

 

本記事では、タブレットPOSレジの機能やメリットを解説し、小規模飲食店においてのおすすめを紹介していきます。


 

タブレットPOSレジとは

タブレットPOSレジとは、タブレット端末にレジ機能と販売データの記録や集積機能を兼ね備えたレジのことです。「POS」とは、日本語で「販売時点情報管理」を意味しています。持ち運び可能で、大きな場所を取らずに使用でき、小規模飲食店に向いているのも特徴の一つです。

 

売り上げや在庫の管理をリアルタイムで行うことができるため、従業員人数が比較的少ない小規模飲食店において、負担を軽減してくれるでしょう。

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タブレットPOSレジのメリット

では、タブレットPOSレジを導入することで、どのようなメリットがあるのでしょうか。紹介していきます。

 

場所を選ばない

まずタブレットPOSレジの魅力魅力として押さえておきたいのは、場所を選ばず使用できることです。

 

従来のレジは一定の場所に留まり、そこから動かすことはできませんでした。しかしタブレットPOSレジは、端末を持ち運んで使用することができます。

 

お客様の席で会計ができ、レジまで移動してもらう必要がなくなります。また、スペースを取らないため元々レジがあった場所に席数を増やすなど、上手く空間を活用することもできるでしょう。

 

低コスト

従来のPOSレジは、置き型タイプのパソコンが主流となっていました。初期費用だけでも40万円近くかかり、その後の月額や保守費用などでも大きなコストがかかっていたのです。

 

その点タブレットPOSレジは、初期費用や月額費用が無料で導入できるものもあり、大幅なコスト削減が期待できます。月額費用が必要な場合でも1万円程度、その他、周辺機器の購入費用を含めても、初期費用10万円~25万円程度で導入可能でしょう。

 

操作性の簡易さ

どれだけ便利でも、操作が複雑では魅力は感じられません。タブレットPOSレジはスマートフォンと大差ない操作で利用可能です。

 

特に、操作性が似ているため、日ごろからiPhoneを使用している人はiPadを利用することでより簡単に利用することが期待できます。


 

 

タブレットPOSレジのデメリット

一方で、もちろんデメリットも存在します。どんなものがあるのか紹介していきます。

 

周辺機器設置の必要性

タブレットPOSレジは、利用方法によっては周辺機器を別途用意する必要があります。

例えば、レシートプリンターやインターネットに接続するためのネット回線、その他会計システムなどです。

 

従来のガチャレジにはレジ自体に付随していた機能も、別途揃えなければならない点が、タブレットPOSレジのデメリットと言えるでしょう。

 

停電や電波障害に弱い

POSシステムは、コンピューターで制御されています。そのため、地震や台風など外的要因によって電力供給が止まってしまった場合、システムが使用できなくなってしまう可能性もゼロではありません。

 

すべてのデータを失わないよう、記録紙を自動で印字し、保管しておくのも1つの対策です。
 

 

小規模飲食店のタブレットPOSレジにあると便利な機能

 

タブレットPOSレジは様々な機能が搭載されていますが、大企業向け、チェーン店向け、複数店舗向けのレジも多く、小規模飲食店ではどんな機能があると便利なのか分からないという方も多いのではないでしょうか。

ここからは、小規模飲食店にフォーカスを当てて、小規模飲食店に導入するPOSレジにあると便利な機能を紹介していきます。

売り上げ分析

1つは売上分析です。

どの商品が売れたのか、自動で分析できることで、従業員の多くない小規模飲食店にとって、業務の効率化や新商品のスムーズな開発、またメニューの取捨選択につながります。

 

売れ筋分析からおすすめの商品を促し、さらに販売促進に繋げることもできるでしょう。

 

クレジットカード決済

小規模飲食店は、料理を運んだり、作ったり、接客をしたり、メニュー開発をしたりという、売上に繋がる業務以外の業務をいかに効率的に行うかというところが肝心です。

 

その点、タブレットPOSレジには、クレジットカード決済機能がついているので、迅速に決済処理を行うことができるのも魅力でしょう。

忙しいときでも金額の入力ミスを防ぎ、且つスピーディな会計で、少ない従業員でも顧客対応の質を落とさず運営できるはずです。

 

レシートプリンタと連携できる機能

現状小規模店舗の中には、レシートを発行していない店舗もあるかもしれませんが、何かトラブルがあったときの証拠ともなりうるため、レシートプリンターはあると便利な機能です。

 

タブレットPOSレジには付随されていないので、レシートプリンターと連携しやすいタブレットPOSレジを選ぶとよいでしょう。

小規模飲食店におすすめのタブレットPOSレジ7選

タブレットPOSレジについて導入部分の基礎知識を紹介してきましたが、実際にどのようなタブレットPOSレジがあるのでしょうか。小規模飲食店にフォーカスを当て、厳選した7点をご紹介します。

CASHIER

株式会社ユニエイムが提供する「CASHIER」は、飲食店や小売店での利用に特化した 高機能Android型クラウドPOSレジ です。
 

初期費用0円から導入することができるため、 初めてのPOSレジでも気軽に始められる ことはもちろん、キャッシュレスやモバイルオーダーに対応しているのもポイントです。


また、セルフレジ、自動釣銭機、マルチ決済端末など、レジに付随してほしいハードウェアも、豊富にラインナップされているため、店舗の運用に合わせて自由自在に設計できます。

【導入できるハードウェア】

  • プリンター 一体型 POS レジ
  • タブレット POS レジ
  • セルフレジ
  • 自動釣銭機
  • タッチパネル型券売機
  • マルチ決済端末
     
プラン名 スターター
プロフェッショナル
モバイルオーダー
初期導入費 0円 0円 0円
月額利用料 0円/1台 4,400円/1台 3,000円
ハード(6800UA)
一括購入
128,000円 128,000円 不要
月額レンタル 8,400円 8,400円 不要
ハード(タブレット)
一括購入
79,800円 79,800円 不要
月額レンタル レンタルなし レンタルなし 不要

※表示価格はすべて税込


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ユビレジ


(画像出典:ユビレジ

まずご紹介するのはタブレットPOSレジ界において、最も早くサービスを始めた「ユビレジ」です。

知名度が高く、利用者の約99%が継続するという高い数字を誇っています。

(出典:ユビレジ


 

特徴

・売上データをリアルタイムで管理ができる

・単品での商品管理が可能

・QRやバーコード決済可能

 

サポート体制

・専任のコンサルタントが付き、 導入前と導入後に限らずご案内。

・電話やメールサポートあり

・訪問での操作講習

料金

・ユビレジプレミアムプラン 6,900円/月

・飲食店向けオプション 8,400円/月

・小売店向けオプション 11,400円/月

 

stera pack POS


stera pack POS(ステラパックポス)とは、SMBC GMO PAYMENTが提供するPOSレジパッケージプランです。

初期費用0円で三井住友カードのオールインワン決済端末「stera terminal(ステラターミナル)」と、三井住友ファイナンス&リースが提供するPOSレジアプリ「assetforce for stera(アセットフォース・フォー・ステラ)」をセットで導入することができます。

POSレジ機能をはじめ、クレジットカードや電⼦マネー、コード決済などのキャッシュレス決済や、現金決済に端末1台で対応できます。レジ周りの業務を1台で完結できるのでお店にゆとりが生まれるという、魅力的なサービスです。
 

特徴

・デュアルスクリーンのオールインワン端末(レシートプリンタ内蔵)
・お客さま側スクリーンから、電子サインや暗証番号入力が可能
・専用マーケットから、各種業務アプリのダウンロードが可能

サポート体制

・24時間365日のヘルプデスク
・故障や修理対応可能

料金

POSレジ1台につき、月額9,900円で利用可能です。
今なら、2ヶ月間月額利用料無料キャンペーンを実施しています。

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Airレジ


(画像出典:AirREGI

リクルート社が提供する「Airレジ」は無料で使えるPOSレジのアプリです。

iPhoneやiPad、またインターネット環境があればご利用いただけます。

アプリ自体は無料ですが、周辺機器を自身で揃える必要があります。

 

特徴

・売上データをグラフで確認できる

・iPhoneやiPadがあれば無料ですぐに利用可能

・Airペイ利用でキャッシュレスにも対応可能

サポート体制

・チャットやメール、電話での相談窓口

・店舗で実際に相談をしながら購入可能

料金

・基本のレジアプリ「0円」

・iPad 34,800円

・プリンター内蔵ドロア 54,800円

・レシートプリンター 36,900円

・キャッシュドロア 7,980円

 

blaynレジ(ブレインレジ)


(画像出典:blayn
 

「blaynレジ」は、飲食店専用のタブレットPOSレジです。利用店舗数は5,000を超え、飲食店に特化したPOSレジとして注目を集めています。

個別会計機能や合算会計機能など、他のタブレットPOSレジにはない飲食店ならではの機能も搭載されているのも、魅力の一つです。

24時間サポートが付いているため、開店が早い店舗や、閉店が遅い店舗でも営業後にしっかりと問い合わせをすることができます。

 

特徴

・飲食店に特化したPOSシステムを搭載

・クーポン利用が可能

・レジの締め作業が1分で完了する

サポート体制

・24時間365日の電話サポート

料金

・POSシステムのみの無料プラン 0円/月

・複数店舗管理や、電話サポートが付いたスタンダードプラン 2,800円/月

・ハンディシステムやプリンターなどが付いたプレミアムプラン 9,800円/月

スマレジ


(画像出典:スマレジ
 

「スマレジ」はiPadやiPhone、iPod touchアプリを用い、無料で使えるPOSシステムです。

実際に見て体感できるショールームだけでなく、オンライン相談も行っています。

業種、業態や規模に限らず、全国に38000店舗以上のアクティブ店舗があります。

 

特徴

・無料で利用可能(1店舗のみのアプリだけの利用)

・オフラインでも蓄積される販売情報

・販売業務だけでなく、豊富な管理機能搭載

サポート体制

・導入後の無料のメールサポート

・365日電話受付可能のスマレジ・ヘルプデスク(有料)

・オンラインでの無料相談や、実際に見て触れるショールーム

料金

・スタンダード 0円/月

・プレミアム 1店舗に付き 5,500円/月

・プレミアムプラス 1店舗に付き 8,800円/月

・フードビジネス 1店舗に付き 12,100円/月

・リテールビジネス 1店舗に付き 15,400円/月

 

USENレジFOOD


(画像出典:USENレジFOOD
 

USENが提供する「USENレジFOOD」はiPadを利用するタブレットPOSレジです。

リアルタイムで集計管理ができるのはもちろんのこと、それを一目で確認できる分析機能を搭載しています。

レジだけでなく、iPhoneを利用したハンディやセルフオーダーシステムなど、多岐に渡って利用可能です。

 

特徴

・顧客管理機能搭載

・レジ以外に、ハンディやセルフオーダー端末など

様々な機能の利用が可能。

・豊富なキャンペーン(期間限定)

サポート体制

・365日年中無休の手厚いサポート

・事前打ち合わせから導入まで、スタッフが訪問

・全国148拠点からの緊急時駆け付けサポート

料金

POSレジ1台につき、月額9,980円から利用可能です。

レジの基本機能のほか、オプションでハンディ端末や

セルフオーダーシステムを付けることもできます。


 

小規模飲食店におけるタブレットPOSレジの選び方

タブレットPOSレジを様々な角度で紹介してきました。とはいえ、お店の形態や、付随させるシステムによっては選ぶべきタブレットPOSレジも変わってきます。

 

そこでここからは、小規模飲食店が最低限押さえておきたいタブレットPOSレジを選ぶ時のポイントを解説していきましょう。

 

導入費用がかからないもの

コスト削減は、とても大切なポイントになってくるのではないでしょうか。導入費用がかからないもの、補助金や助成金を活用できるものなど、様々なタブレットPOSレジがあります。

少しでもコスト削減ができるものを選ぶことをおすすめします。

 

操作性

スタッフが少ない、もしくは1人親方の店舗も多い小規模飲食店にとって、スタッフが簡単に操作できることも、重要です。

便利な機能を兼ね備えたタブレットPOSレジを導入しても、使い方が分からず未使用となってしまっては意味がありません。

 

誰もが簡単に操作できるタブレットPOSレジを選ぶことで、利用方法がわからずお客様に迷惑をかけたり、他システムを導入するときに上手く接続ができなかったりすることがなくなるでしょう。
 

導入時に活用できる助成金や補助金・助成金

タブレットPOSレジはいくら低コストと言っても、ある程度の費用がかかってしまうのも事実です。そこが気になり、導入に一歩踏み込めない方も多くいるのではないでしょうか。

補助金や助成金を活用することで、導入時のコストを抑えることが可能となります。

 

小規模持続化補助金

小規模持続化補助金は、POSレジの導入やECサイトの構築などに使うことができ、従業員数20名以下の小規模店舗のみ利用可能な補助金です。最大50万円の支給が可能となっています。下記にて内容を確認し、詳細は公式ホームページをご覧ください。

■対象事業主

・従業員数20名以下の小規模事業者の方

・資本金や出資金が5億円以上の法人に、100%の株式を保有されていない方

・直近過去3年分の年平均額が、15億円を超えていないこと。

・申請対象外の事業者でない方

詳細は小規模事業者持続化補助金をご確認ください。

 

■補助額

最大50万円

■申請期間

第5回: 2021年6月4日(金)(締切日当日消印有効)

第6回:2021年10月1日(金)(締切日当日消印有効)

第7回:2022年2月4日(金)(締切日当日消印有効)

■申請方法

日本商工会議所のホームページより書類をダウンロードした後に、郵送にて申請できます。

■公式HP

小規模事業者持続化補助金


 

IT導入補助金

I導入補助金は、最大450万円の支給が可能です。下記にて内容を確認し、詳細は公式ホームページをご覧ください。

■対象事業主

・交付時点で日本で事業をしている方

・gBizIDプライムを取得している方(「gBizID」ホームページにて取得可)

・申請対象外の事業者でない方

詳細はIT導入補助金2021をご確認ください。

 

補助額

導入するIT商材により異なります。

 

■申請期間

・中小企業・小規模事業者の方

一次締め切り:2021年5月14日(金)17:00(予定)

・ITベンダー・サービス事業者の方

2021年6月30日(水)17:00(予定)

 

■申請方法

「gBizIDプライム」アカウントの取得をした後、マイページから申請書を送ります。

 

■公式HP

IT導入補助金2021

 

※支給開始まで「1ヵ月」かかり、補助対象期間は「1年間」のみと、注意が必要です。

>>【2021年最新版】飲食店向け開業時に使える助成金・補助金!申請すべきなのはどれ?

まとめ

今回は、小規模飲食店にフォーカスを当てて、おすすめのタブレットPOSレジやタブレットPOSレジにあると便利な機能について解説しました。

 

小規模飲食店は、チェーンの飲食店や従業員が多数いる飲食店にくらべて、業務リソースが少ない可能性が多くあります。そのため、お客様に料理を提供する、メニュー開発をするなどの業務以外の業務をいかに効率的に行うかというところが、将来的な売上アップに繋がることも考えられるのではないでしょうか。

 

そうした点では、便利なタブレットPOSレジを導入することで思わぬ繁盛につながる事もあるかもしれません。

 

タブレットPOSレジの導入を費用面で懸念されている方は補助金等を活用するのも1つの手です。

開店ポータルBizではタブレットPOSレジの導入やそれに伴う補助金の活用サポートを行っています。ご相談は無料で承っていますので是非下記のお問い合わせ窓口からお気軽にご相談ください。

開店ポータル編集部
2023/02/13