開業手続き

アニマルカフェ開業に必要な動物取扱責任者ってどんな資格?

開店ポータル編集部
2019/09/09
この記事の目次 [表示する]
 ここ数年、人気沸騰中のアニマルカフェ。よく見かける猫カフェだけではなく、ウサギやフクロウ、犬、小鳥などさまざまなアニマルカフェが見られます。

 起業をこころざす人の中には、アニマルカフェを視野に入れている人も多いでしょう。

 アニマルカフェを営業するには、「動物取扱責任者」を配置しなければなりません。動物取扱責任者とはいったいどのようなのものなのか、確認していきましょう。

動物取扱責任者とは?

 アニマルカフェを始める際、店舗を第一種動物取扱業として自治体の登録を受ける必要があります。

 第一種動物取扱業の登録申請をする際には、店舗ごとに専属の動物取扱責任者を選任しなければなりません。常勤の従業員であれば誰でもなることができますが、他店との掛け持ちは禁止されているので、注意しましょう。

動物取扱責任者になるためには?


 動物を取り扱う仕事にも販売、保管、貸出、訓練、展示、競りあっせんなどさまざまな種別があります。

 猫カフェやフクロウカフェといった、個体の販売や貸出等を目的としないアニマルカフェの場合には、展示にあたる場合がほとんどです。責任者は次の3つのうち、いずれかの要件を満たすことが求められています。

①申請したい第一種動物取扱業の種別についての、半年以上の実務経験があること
②申請したい第一種動物取扱業の種別についての、専門学校・スクール(一年以上)を卒業していること
③申請したい第一種動物取扱業の種別についての、民間が営む独自の資格を有していること

動物取扱責任者の役割とは?

 動物取扱責任者には主に2つの役割があります。

①動物愛護管理法等をきちんと守れているか、従業員を指導し正しい方向を示す
②管理が足りてない、動物を扱う上で誤っている部分を見つけた場合、改善などを提案する


 特に動物を扱うカフェでは衛生面も配慮しなければなりません。動物の排泄物などの管理もしっかりとおこなえる環境づくりを提案することも大切です。

 また、選任された動物取扱責任者には、一年に1回、動物取扱責任者研修の受講の義務があります。

研修内容例
①動物の愛護及び管理に関する法令
②飼養施設の管理に関する方法
③動物の管理に関する方法
④動物取扱業の業務の実施に関すること

 研修時間は、おおよそ3時間ほどになります。店舗にとって重要な役割であることが分かりますね。

動物を守るための責任者

 犬や猫、フクロウやウサギなどさまざまな動物を扱うアニマルカフェが増えている昨今。
 動物を扱うお店を開業するのであれば、そこで過ごす“アニマルスタッフ”が快適に過ごせる環境を整えることが、なによりも大切になります。
 
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 常勤の従業員であれば誰でもなることができる動物取扱責任者ですが、店舗に常駐する店長もしくはオーナーから選任するのが望ましいでしょう。

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2019/09/09