集客方法・HP制作

ブランディング写真と広告効果の高い写真の違いとは?

開店ポータル編集部
2018/10/26
 飲食店の集客ツールとして活用されているInstagram。特に「インスタ映え」する写真はメディアなどで取り上げられ特集が組まれるほどです。見知らぬ人が撮影した写真が、来店のきっかけになることも珍しくありません。一方、写真には、店舗の雰囲気を連想させるブランディング効果があります。広告効果の高い写真をうまく活用するために、ブランディング写真と広告効果の高い写真の違いについて考えてみましょう。


ブランディングとは?

 ブランディングとは「〇〇といえばコレ!」というようなイメージを広く認識させることです。ブランディングは、シンボルマークやキャッチフレーズ、商標などさまざまなツールを使っておこないます。
 もちろん、写真もブランディングにおけるツールの1つです。ブランディング写真とは、店のブランドイメージを認識させることができる写真のことです。では、具体的にどのような写真がブランディング写真なのかみてみましょう。
 
 例えば、上記のカレーの写真。この写真をみてもどの店のカレーなのか認識することはできません。同じカレーの写真でも下記の写真はどうでしょうか。
 
Soup Stock Tokyo:https://www.facebook.com/
 こちらは、カレーのほか、店のロゴが写真に入っていることでSoup Stock Tokyoのカレーであることが分かります。これが、店を連想させるブランディング写真です。

効果の高い写真とは?

 一方、効果の高い写真とは、Webコンテンツなどに誘導し、集客につながる写真のことです。
 写真には、一瞬で興味をひき、自然な流れで文章を読ませる効果があります。ですから、写真と文章が合っているかどうかは非常に重要です。一般的な消費行動のプロセスとして、消費者はまず店を認知し、店に興味と関心をもち、その情報を検索し、店を訪れ、その感想をSNSで共有するといわれています。

 効果の高い写真は、「検索」した結果、店を訪れるかどうか決めるための重要な役割を果たします。「食べてみたい。」「行ってみたい。」と思わせることが店を訪れるきっかけになります。そのためにはまず、写真と文章を通して疑似体験させることが必要です。店を訪れ、美味しい料理を食べる姿が想像できれば「行ってみたい」から「予約する」という行動につながります。

ブランディング写真と効果の高い写真の違いとは?

 ブランディング写真は店のブランドをイメージさせる写真のこと。一方、効果の高い写真は、集客につながる写真を意味します。
 SNSなどを利用して、店舗から情報を発信するさいに使う写真は、ブランディングを意識したものを前提に、効果の高い写真である必要があります。インパクトのある写真であっても、店のイメージとかけ離れた写真を使用すると、店のイメージが損なわれます。ですから、効果的な写真でありながら、ブランドイメージとマッチしている必要があるのです。

効果的なブランディング写真とは?

 効果的な写真でありながら、ブランドイメージとマッチした写真とは、どのような写真でしょうか。写真を選定するさいに注意することはあるのでしょうか。
 店舗用のInstagramやFacebookには、料理の写真だけでなく、定期的に店内の写真や店の名前が分かるもの、ロゴなどが入った写真を掲載しましょう。店のイメージが赤であれば、写真の背景や色味を赤に統一するのも1つの方法です。また、SNSに使用する写真に統一感をもたせるために、写真担当者を一人に決める方法も有効です。一人に決めるのが難しい場合は、写真のコンセプトをまとめたものを資料として共有し、統一するのがいいでしょう。

場所や被写体など、撮影のポイントは?

 実際に写真を撮影するさい、どのように撮影するとよいのでしょうか。また、どのような写真であれば、効果的なブランディング写真が撮影できるのでしょうか。飲食店の写真撮影のポイントは、「雰囲気」「料理」「スタッフ」の3つです。

・雰囲気を伝える写真

 写真をみただけで、店に入ったような気持ちになり、店にいることが想像できることが大切。店舗の外観、看板、入り口のほか、お店の雰囲気を感じられる小物なども撮影しましょう。

・美味しそうな料理写真

 美味しそうな料理写真は店を選ぶ重要なポイントになります。
 美味しそうな料理の写真とは、冷たい料理は冷たく、温かい料理は温かく感じられる写真のこと。たとえば、鉄板の上にのせられたステーキの場合、肉を焼く時の音が写真から聞こえてきそうな、みずみずしさのある写真です。
 料理写真の撮影のコツは、晴れている日に、窓際で自然光を取り入れておこなうこと。写真加工アプリを使うと、より美味しそうな写真に加工できます。ただし、店舗写真に統一感を出すためにも、写真加工アプリは1つに決めましょう。

・満足度を高めるスタッフ写真

 店を訪れる前に、スタッフの顔が見えると安心できます。また、親近感も湧き、店への満足度も高まります。
 

来店のきっかけは、一枚の写真から

 一枚の写真は来店のきっかけになります。そして来店客が満足できれば、リピーターになったり、SNSを通して情報を発信、拡散してくれることも。写真には店のイメージを定着させ、集客につながる力があります。効果はありそうでも、あまりにも店のイメージとかけ離れた写真を掲載すると、お客様を取りこぼすだけでなく、がっかりさせてしまうことにもつながります。
 写真を掲載するさいは、店のイメージとズレがないか、店の雰囲気が伝わる写真か確認した上で、広告効果を追求しましょう。

 
開店ポータル編集部
2018/10/26