経営支援

UberEatsは危ない!?お料理を安全に運んでもらうための対策

開店ポータル編集部
2021/04/09

コロナ禍でデリバリーサービスの需要が増え、中でもデリバリーサービスの代名詞ともいえるUberEatsを導入している飲食店が増えています。そんな特需の裏で、UberEatsの配達時のトラブルや料理の安全性に関するニュースが注目され、よりお客様に安心してデリバリーサービスを提供したいと模索している飲食店経営者も多いのではないでしょうか。

 

そこで今回は、UberEatsの配達員に、料理を安全に運んでもらうための対策をご紹介いたします。しっかりと対策を行い、自店舗のメニューをお客様のもとに届けてくれる重要な役割を担う配達員との連携を強化させていきましょう!

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UberEatsの配達員の仕組み

都市部を中心に、現在は全国的に展開されているUberEatsですが、基本的な仕組みを確認していきましょう。

 

デリバリーを利用したいUberEatsのユーザーがアプリなどから店舗を検索して料理を注文すると、注文情報がUber Eatsを経由して店舗に届きます。ユーザーと店舗が直接やり取りするわけではなく、注文や決済は基本的にUber Eatsが仲介するという仕組みです。注文を受けた店舗は調理や商品の準備を開始し、再びUber Eatsを経由して「配達パートナー」と呼ばれる配達員に配達を依頼します。

 

依頼を受けた配達員は店舗で商品を受け取り、自転車や原付バイクで注文者のユーザーのもとまで配達されるということです。


(参考:appllio https://appllio.com/how-to-use-uber-eats)

 

UberEatsに登録したパートナーが配達

UberEatsの配達員とは、料理をレストラン(飲食店)から注文者の元まで運ぶ仕事です。パートナー配達員は、UberEatsに登録した一般の人で、空いた時間を利用して配達業務を行っている配達員は、年々増加しています。自分のスケジュールで自由に働ける、簡単にお小遣い稼ぎができることから配達員を目指す人が多い一方、UberEat側は身分証明書の確認や審査など条件も定めています。
 

希望すれば誰しもが配達員になれるわけではなく、説明会に参加することはもちろん、

・18歳以上か

・使用するスクーターは保険に加入しているのか

などの条件をクリアし、審査に通過後に「パートナー配達員」の登録が完了します。

その後、配達用の専用の保温・保冷バッグやスマートフォン用のバッテリー、ホルダーが支給されます。

UberEats配達時のトラブルも・・・


UberEatsの商品配達時に起こるトラブルの事例を見ていきましょう。

・お料理がこぼれていた

届いたお料理がこぼれていたり、ぐちゃぐちゃの状態になっていたという事例です。UberEatsの配達員は、蕎麦屋や寿司屋の出前のように、専門の「おかもち」で平行保ちながら運んでいるわけではなく、自転車やバイクに乗り背中のリュックに入れて運んでいるので、どうしても傾いてしまうのは避けられません。

 

また自転車は路面の段差などで衝撃を受けやすくなります。ただ明らかに乱暴な運び方をした場合や、途中で転倒するなどの事故が発生した場合は、お客様がUberEatsアプリからサポートに連絡し、再度の配達か返金を求めるケースもあるようです。

 

・お料理が冷えていた

まず、料理が冷めてしまうのは、商品をお店から受け取ってから配達に時間がかかってしまうケースが考えられます。単純に出来立てアツアツの料理であっても配達するのに時間がかかってしまえば料理は当然ながら冷えてしまいます。

 

また、配達パートナーに原因がある場合もあります。配達する際のバッグは保冷バッグをみなさん背負っているのですが、配達パートナーがバッグに入れなかったりすると当然、料理は冷めやすくなるでしょう。次項の料理の温度対策についてをチェックしてください。

・お料理が届かない

お料理が届かないケースで稀にあるのが、お客様の住所記載が誤っているケースです。

予定時刻になっても料理が届かない場合は、お客様自身で現在地を確認したり、メッセージや電話で配達員に連絡を取る事が可能です。これに関してはお客様サイドの問題でもあるので仕方のないケースもあるでしょう。

・配達員と受取人のトラブルも

Uber Eatsについての口コミでは「配達パートナーの質の悪さ」が話題に上がることがあります。配達パートナーには、特に接客マニュアルがあるわけでもなく、あくまで一般ユーザーなので、愛想が悪い人や挨拶もあまりできない人、一般的な接客マナーがわからないという人も少なからずいるようです。

 

お店側もお客様も配達員を選ぶことはできませんので、これに関してはUberEatsの仕組み上、ある程度は仕方ない部分ではありますが、都度出会う配達員との人間関係の構築を心がけることで、配達員の成長や意識の向上につながっていくのではないでしょうか。

飲食店がUberEats配達員に安全にお料理を運んでもらうために


もしも、悪い状態でメニューを配達することになれば、配達員だけでなく店舗の信用も著しく失ってしまいます。そうならないために、店舗側の対策を強化していきましょう!

・配達しやすい梱包にする

UberEatsの配達スタイルは、支給されるUberEatsバッグをリュックのように背負い自転車やバイクで配達する形にになります。

振動がある運搬中に、バッグやリュックの中で料理が遊んだり揺れたりしないかの事前確認をし、タオルや発砲ビニル等を準備しておくと良いでしょう。

・自転車での配達を想定した梱包方法

デリバリーを常としない飲食店がUberEatsを始めた場合、汁ものやドリンクを含め、梱包のノウハウを持っていないことは大いにあることです。

現在は、汁ものがが漏れにくく冷めにくい構造の容器も増えていますので、自店舗のメニューに合った容器を何点か試してみることをおすすめします。

・料理の温度対策

店舗で調理した料理を、できるだけ冷めずに配達できることは店舗側の願いでもあり、お客様の希望でもあります。バイクや自転車での配達は、道路が混雑していたり、数件掛け持ちをするなどで、料理によっては若干冷めて味が落ちてしまうことがあります。

仕上げの手前まで仕込み段階で調理を行うなどの調理オペレーションの工夫と、配達員の方の待機場所の確保など、余裕を持った時間の逆算が重要となります。


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今回は、UberEatsの配達員に、料理を安全に運んでもらうための対策をご紹介いたしました。

UberEatsの配達員は一般の人であることは広く認知されており、ある一定のラインまではお客様も許容範囲と捉えていることが多いですが、自店舗の料理を届けるという重要な役割を担っています。お客様に、美味しい状態で料理を召し上がっていただくためにも、トラブルを未然に防げる対策は入念に行っていくべきです。

 

開店ポータルBizでも随時デリバリーサービスに関するご相談を承っておりますので、お気軽にご相談ください。

開店ポータル編集部
2021/04/09