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クレカ決済とQR決済の違いは?集客・売上アップを叶えるおすすめQR3選!

開店ポータル編集部
2020/06/02
 キャッシュレス化が進む現代では、現金払い以外にもさまざまな決済方法を選べるようになりました。従来のキャッシュレス決済といえばクレジットカードが一般的でしたが、最近では、各社から次々と登場するQRコード決済が多くの店舗に導入されています。

 近年、急速に浸透しているQRコード決済は、クレジットカード決済と具体的にどう違うのでしょうか。本記事では両者の違いと、大手QRコード決済サービス3社をご紹介します。

キャッシュレス対応の有無で「客数」は変わる


 キャッシュレス決済とは、現金のやり取りをおこなわない決済方法のこと。2019年10月の消費税増税にともなうポイント還元キャンペーンが各社でおこなわれたこともあり、より注目されるようになりました。

 「キャッシュレス決済ができるか否か」は、今やユーザーにとって重要なお店選びの基準となっています。現金決済のみの店舗とキャッシュレスに対応している店舗では、後者を選ぶ人が増えてきているのです。そのような背景から、キャッシュレス決済の導入は、集客アップ・売上アップを狙うお店にとって必須の取り組みであるといえるでしょう。

「クレジットカード決済」と「QRコード決済」の大きな違いは?

 キャッシュレス決済にはいくつか種類がありますが、特に多くの店舗に導入されているのが、クレジットカード決済とQRコード決済(スマートフォン決済)です。それぞれの概要は次のとおりです。

□クレジットカード決済

 日本のキャッシュレス決済の代表格といえるのが、クレジットカードです。クレジットカードは昔から使われてきた決済方法で、国内・海外を問わず使うことができます。ポイントやマイルを貯めることもできるため、普段の買い物や外食だけでなく、旅行時にも欠かせない存在となっています。
 クレジットカードは基本的に「後払い」の決済方法で、カード会社が定めた日にちに、登録した口座から代金が引き落とされるシステムです。「ボーナス一括払い」「リボ払い」などの支払い方法や、支払い回数を選べるのも魅力のひとつでしょう。

□QRコード決済

 ユーザー数が右肩上がりに増えているのが、『PayPay』『楽天ペイ』などに代表されるQRコード決済です。近年では各社からさまざまなQRコード決済サービスが登場しており、2019年は「QRコード決済元年」と呼ばれました。メジャーな決済方法であるクレジットカードと大きく違う点は次のとおりです。

クレジットカード決済とQRコード決済はココが違う!

・QRコード決済は専用端末が不要!
 クレジットカード決済を導入する場合は、カードを読み取るための専用端末を購入しなければなりません。
 一方、QRコード決済の場合は専用端末が不要です。手持ちのスマートフォンやタブレットにアプリをダウンロードすれば、そのまま決済用端末として使うことができます。スマートフォンやタブレットさえあれば、初期費用0円で導入できるのです。※ただし、LINE Payのように、サービスによっては専用端末に対応しているものもあります

・QRコード決済は共通規格がある!
 クレジットカード決済を導入する場合は、JCB、VISA、マスターカードなど、それぞれの「カードブランド」に対応しなければなりません。お客さまによって、持っているクレジットカードのブランドが違うからです。
 一方、QRコード決済にも『PayPay』『楽天ペイ』『LINE Pay』『d払い』『au Pay』などの種類があります。それぞれのQRコード決済は、クレジットカードでいう「カードブランド」のような考え方で扱われています。
 
 QRコード決済需要が高まるいま、総務省では経済産業省と連携して「一般社団法人キャッシュレス推進協議会」が策定した決済用統一QRコード「JPQR」の普及に向けた実証事業をすすめています。
 これは複数あるQRコード決済サービスをひとつのQRにまとめ、店舗さまやユーザーにとってスムーズな支払いを実現するための国の取り組みです。2019年度は5県が先駆けで導入を開始、2020年度6月中旬より、全国の店舗を対象にJPQRを普及していくことが決定しています。

▼店舗提示型JPQR対応コード決済サービスはこちら▼
atone
au PAY
UnionPay(銀聯)
commoney
J-Coin Pay
d払い
Fami Pay
PayPay
メルペイ
ゆうちょPay
YOKA! Pay※福岡銀行のみ対象
LINE Pay
楽天ペイ(アプリ決済)
 
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QRコード決済を導入するメリット


 キャッシュレス決済を選ぶ消費者が増えるなか、大きな集客効果を発揮するQRコード決済への対応。QRコード決済を導入すると、お店側には次のようなメリットがあります。

□決済に時間がかからない

 クレジットカード決済では、カードを端末に通したり、お客さまに暗証番号を入力してもらったりといった手順が必要で、決済に時間がかかります。一方QRコード決済は、次のふたつのパターンで簡単に決済が完了します。
①お客さまがスマートフォンアプリでQRコードを表示し、お店側で読み取る
②お店側でQRコードを提示し、お客さまがスマートフォンアプリで読み取る


 決済が終わると、アプリに紐づけたお客さまの口座から、代金が後日引き落とされます。現金のやり取りがないのはクレジットカードと同様ですが、QRコード決済ならさらに簡単な操作で、短時間で決済を済ませられます。

□決済手数料が安い

 クレジットカード決済は、一会計ごとにカード会社に対する決済手数料が4~7%ほど発生します。しかしQRコード決済では、カードよりも決済手数料が安く、決済額の3.24%~3.95%ほどとなっています。初期費用は基本的に無料で、お客さまがQRコードで支払うたびにお店側に決済手数料が発生するというイメージです。決済手数料が期間限定で無料になるキャンペーンがおこなわれているサービスもあり、そのような会社を選べばさらにお得にキャッシュレスをはじめられます。

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おすすめのQRコード決済サービス3選!

 日本でユーザー数の多い、人気のQRコード決済サービス3社を紹介します。各社の特長をつかんでみてください。

①PayPay (ペイペイ)

 『PayPay』は、ソフトバンクとヤフーの合同会社・PayPay株式会社が提供するQRコード決済サービスです。2020年6月現在、導入店舗は220万店を超えており、QRコード決済利用率はナンバー1。キャッシュレス対応をはじめるならまずはPayPayへの加盟をおすすめします。

 2021年9月末まで決済手数料が無料になるキャンペーンがおこなわれており、振込口座がジャパンネット銀行であれば、入金手数料は永年無料です。初期費用もかからず、0円で導入できるのがうれしいですね。
 入金サイクルが早いのもPayPayのおすすめポイント。売上金額にかかわらず、最短で翌日に入金(ジャパンネット銀行以外の場合は最短で翌々営業日に入金)されるため、資金繰りが楽になります。

②LINE Pay

  「LINE Pay』は、メッセージアプリ・LINEに付属したQRコード決済サービスです。LINEは月間アクティブユーザー数8400万人以上、日本人の2人に1人が使っているツール。LINE Payでの支払いに対応することで、あらゆる層のお客さまにアピールできます。

 決済方法は、お客さまが提示したQRコードをお店側で読み取る方法、もしくはプラカードで提示したQRコードをお客さまに読み取ってもらう方法の2パターンがあります。
 お店のLINE公式アカウントを友だち登録したお客さまに、メッセージやクーポンを配信できるのも特長です。LINE Pay決済を通して増えた友だちは、実際に訪れたお客さまであるため、高い確率でリピーターになってくれるでしょう。

③楽天ペイ

 『楽天ペイ』は、全国1億人以上の楽天会員にアプローチできるQRコード決済アプリ。「楽天ポイントが使える・貯められるQRコード決済アプリ」として注目されています。

 決済時は、お客さまが表示したQRコードをお店側で読み取る方法と、レジに提示したQRコードをお客さまのスマートフォンで読み取ってもらう方法が選べます。振込口座を楽天銀行にすれば最短で翌日入金となるため、現金感覚で運用できる点もメリットです。

 また、楽天ペイを導入すると、QRコード決済に加え、クレジットカードやデビットカード、電子マネーでの支払いもできるようになります。さまざまな支払い方法のニーズに応えることができ、キャッシュレス決済対応店としてのアピール力が高まります。

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 海外ではキャッシュレス決済の比率が40~60%と一般的ですが、日本では約20%にとどまっている状況です。政府は2025年までにキャッシュレス決済の比率を40%にする目標を掲げており、今後もキャッシュレス化が進んでいくことが予想されます。

 そんな中、近年では各社から「〇〇ペイ」といったQRコード決済サービスが登場しています。キャッシュレスといえばクレジットカードが一般的だった世の中が、大きく変わりはじめているのです。QRコード決済とクレジットカード決済、両者の違いを認識して、キャッシュレスの導入に向けて動きはじめましょう。

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