開業手続き

サロン 独立開業に必要な7つのステップを知ろう

開店ポータル編集部
2018/05/24
美容業界で働く人にとって、自分のサロンを持つことは誰しもが抱く目標のひとつ。

 たとえば美容師の場合、アシスタントとしての長い下積み期間を経て、スタイリストとしてデビューした後に、「そろそろ自分のお店を持ちたいな」と考える方も多いでしょう。しかし、実際に動き出すとなると、漠然としたイメージではなく、より具体的なコンセプトや事業計画が必要になります。

 今回は、開業までに必要なポイントを、分かりやすく7つのステップにまとめました。
 大まかな開業までの道筋を把握して、着実に目標達成に向かって歩いていきましょう!

サロン開業までの「7つのステップ」

ステップ1.自己資金を貯める
ステップ2.店のコンセプトを考える
ステップ3.物件を探す
ステップ4.事業計画書を作成する
ステップ5.物件の申し込みをする
ステップ6.融資の申し込みをする
ステップ7.営業準備をする


 大まかな流れは上記になります。
 では、一つひとつをみていきましょう!

ステップ1. 自己資金を貯める

 サロン開業には、一般的に約1,000万円の開業資金が必要と言われています(面積から試算する場合は1坪約100万円)。ただし、マンションの一室や自宅で開業可能な職種であれば、平均100~300万円程度で済む場合もあります。

 とはいえ、その後の営業のことを考えると、自分の貯金のみで開業するのは難しいところ。そこで必要なのは金融機関からの融資です。

 金融機関は開業資金だけでなく、開業後も長くお世話になることができる心強い味方です。まずは、金融機関に融資をお願いする際の説得材料となる自己資金を用意しましょう。その額は、開業資金に必要な額の1/3以上を用意するのが相場と言われています。1,200万円の開業資金が必要であれば、用意する自己資金は400万円以上というわけです。

 自己資金が多ければ多いほど、開業後の経営は楽になります。自己資金を貯める期間も、サロンでの下積みを経験したり、経営に関わる会社で働いたりと、開業に有利なスキルを磨きながら過ごしましょう。

ステップ2.店のコンセプトを考える

 開業資金を貯めながら進めていきたいのが、コンセプト作りです。

 このコンセプトは、後述の事業計画書を作成する際にも重要になるので、具体的に綿密なコンセプトを立てる必要があります。

 業種・業態、出店エリア、ターゲット、セールスポイント、客単価、店舗規模、家賃、営業時間、定休日、従業員数、メニューなど具体的なモデルを細かく計画しましょう。

ステップ3.物件を探す

 コンセプトが固まったら、物件を探しましょう。

 自己資金を貯めながらの物件探しは時間がかかるものです。候補がいくつか見つかったら、近隣の土地柄、最寄りの交通機関からの利便性、通行量、ターゲット層の人数などを研究しましょう。

 店全体の規模が業務形態に適しているか、提供するサービスと合っているか、コンセプトに掲げた店舗運営が可能かどうかをよく吟味することが重要です。

 アイラッシュサロンやネイルサロン、エステサロンなどの場合は、空きテナントだけではなくマンションの一室もチェックしておくのがおすすめです。毎月の経営に大きく関わる賃料を抑えることができます。

ステップ4.事業計画書を作成する


④創業計画書  ここからは金融機関や役所に提出する書類を、沢山作ることになります。

 まずは、事業計画書の作成です。事業計画書とは、①創業計画書、②事業概況、③売上高・人件費予測、④損益計算書、⑤資金繰表、の5つの書類をさします。
 この書類は金融機関ごとにフォーマットはさまざまですが、内容はほぼ同じです。開業の動機、どんな商品やサービスを扱うか、経験の有無、資金調達の内訳、売上高予測・事業の見通しなどを細かく記載することになります。

 コンセプト作りをする際にまとめておくと、よりスムーズに作成できるでしょう。
日本政策金融公庫 HP:https://www.jfc.go.jp/n/service/dl_kokumin.html

ステップ5.物件の申し込みをする

 ここまでくると、かなり具体的な営業モデルが見えてきます。いよいよ物件を申し込み、工事に入りましょう。

 施工会社によっては、ここまでのステップをトータルでプロデュースしてくれるところもあります。ある程度の費用が必要となるのは言うまでもありませんが、プロの手を借りながら進めるのもひとつです。

ステップ6.融資の申し込みをする

 「このタイミングで?」と疑問を持つ方がいるかもしれませんが、原則として、融資の申し込みは物件契約後にするのが通例です。

 金融機関に事業計画書を持ち込み、融資の相談をしましょう。融資には大きく分けて2つの種類があります。銀行など民間の金融機関によるものと、政府系の金融機関によるもの

 未経験からのスタートの場合、銀行などの融資は受けづらいのが現実です。その場合、政府系の金融機関の方が積極的に支援してくれるので、環境に合わせて融資先を選定しましょう。書類の不備があると作り直しになるので、開業の半年前までには申し込みを済ませることをおすすめします。この段階で、利用できる助成金や補助金があれば、申請しておくのも良いですね。

ステップ7.営業準備をする

 店舗が完成するまでに、メニューや営業形態に抜かりが無いよう、入念に準備を進めましょう。

 店舗が完成したらプレオープンをするなどし、修正すべき点が無いかどうかを確認する期間があると望ましいです。
 この段階で広告を打ったり、SNSで発信したりしておくと、オープン日の集客も期待できますよ。

開業がスタートライン

 開業のために最低限必要なのは、開業資金の1/3以上の自己資金コンセプト作り事業計画書開業資金物件綿密な経営モデルの計算であることがわかりました。

 ここで厳しい現実も見ておきましょう。新規開業したサロンのほとんどが、3年以内に閉店するというデータがあります。やっと手にした自分のお店を手放さないためにも、事前の計画は時間と費用に余裕をもって立てましょう。

 長い準備期間を乗り越えて、辿り着くことができるサロン開業。そこがスタートラインです。是非、あなただけの素敵なサロンを作って、多くのお客様に愛されるお店づくりをしてくださいね。
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2018/05/24