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飲食店に大切な“清潔感”を保つための”Cleanliness(クレンリネス)”

開店ポータル編集部
2018/04/22
 飲食店において清潔感はとても重要なもの。どれだけ料理やサービスに自信があっても、店内が汚れていては、お客様も寄りつかなくなってしまいます。
 飲食業界では、Quality(品質)Service(サービス)Cleanliness(清潔さ)を大切にすることが常識となっています。清潔感は、料理の味や接客と並ぶほど、欠かせない重要な要素なのです。では、そのために何をしたら良いのか、本記事では飲食店がおこなうべき“クレンリネス”について説明していきます。

“クレンリネス”とは?


 “クレンリネス”とは、清掃で綺麗にした清潔な状態を維持し、汚れや細菌が発生するのを防ぐことです。クレンリネスのほかに“クリンネス”という言葉を聞いたことがある方もいるかもしれません。どちらも清掃に関する言葉ですが、重きを置いているところが異なります。クリンネスは清掃をして綺麗にすること、クレンリネスは清掃をしたうえで、その状態を保つことです。
 たとえば、落ちているゴミを拾ったり汚れを落とすことはクリンネスにあたり、汚れていなくても清掃したり殺菌消毒で細菌の発生を防ぐことはクレンリネスとなります。

基本的なクレンリネスの作業


 未然に汚れや細菌の発生を防ぐために、日頃から心がけておくべきことはどのようなことでしょうか。“クレンリネス”の基本的な作業を4つ紹介します。

①手洗い

 手洗いは、クレンリネスの基本です。石鹸を使って手のひらや指の間、爪、腕、ひじまでしっかりと洗います。洗い終わった後はペーパータオルで水気をとりましょう。開店前や作業にとりかかる時、清掃作業前後、ゴミを出した後など、とにかくこまめに洗うことを心がけましょう。

②開店前・閉店後の清掃

 前日の閉店後から開店前の間にも、目に見えないほどの小さなほこりが発生しています。カウンターやテーブルを拭いたり、掃き掃除を済ませておきましょう。お客様に気持ち良く来店してもらうためにも、開店前の清掃はとても大切です。
 閉店後には営業で使った道具やドリンクサーバーなどの機械を洗浄し、殺菌消毒をします。洗い残しは細菌発生の原因なので、見落としのないように気を付けてください。エアコンや店外清掃、害虫駆除なども定期的におこないましょう。

③営業中の清掃

 一日営業を続けていれば、どうしても店内は汚れてきてしまいます。お客様がいない時間帯を見計らって清掃したり、“ゴミが落ちていたら拾う”、“汚れていたら拭く”と気付いた時に都度対応をしていきましょう。多くの人が触れるメニュー表などもクレンリネス重要度の高い箇所です。
 そして忘れてはいけないのがトイレです。いくら食事スペースが綺麗でも、トイレが汚ければ途端にお客様はがっかりしてしまいます。汚れやすい場所なので、こまめに清掃をして、常に清潔に保つよう努めましょう。そうすればお客様にも綺麗に使ってもらいやすくなります。

④キッチンや設備の清掃

 実際に調理をおこなうキッチン調理道具は直接食べ物に触れるため、クレンリネスの重要性がとても高くなります。細菌が発生しないよう、使用前後には洗浄や消毒で清潔な状態を保ちましょう。
 また、冷蔵庫や製氷機、グリストラップなどの設備の清掃は、毎日でなくても問題無いので、定期的におこなうよう心がけましょう。

 上記のクレンリネス作業は、継続することが大切です。

快適な空間づくり


 “清掃作業を毎日おこなわなければならないなんて”と、クレンリネスを面倒に感じる方もいるかもしれません。しかし、クレンリネスを怠ることは、お客様を不快にするだけではなく、食中毒を引き起こす原因にもなり得るのです。一度食中毒を発生させてしまった飲食店は、その信用を取り戻すことが出来ずに、閉業に追い込まれてしまう場合も。最悪の事態を防ぐためにも、従業員一人ひとりにクレンリネスの重要性を意識づけていくことが大切です。清掃方法のマニュアル化や、チェックリストを作成するのも良いでしょう。お客様も従業員も、みんなが気持ち良く過ごせるお店づくりをしていきましょう。

 
開店ポータル編集部
2018/04/22