経営支援

2号店のオープンで倒産リスクを回避!飲食店多店舗展開のメリットとは

開店ポータル編集部
2019/09/11
 念願叶って開いたお店が軌道に乗り、うれしく思っているオーナーの皆さんの中には、次なる目標として多店舗展開を考えている方も多いのではないでしょうか。

 店舗展開は、経営者なら誰もが抱く大きな目標。でも、それだけではありません。2号店、3号店があれば、本店が経営不振や人手不足に陥ったときも、サポートすることができます。

 本記事では、店舗展開をすることのメリットについてまとめました。

お店の可能性を広げる店舗展開


 「売上を増やしたい」「新しい業態にチャレンジしたい」と、オーナーが店舗展開を決める理由は様々です。オープンからしばらく経ち、経営が軌道に乗ると、視野に入れはじめる方も多いでしょう。

 2号店、3号店をオープンするときには、本店と同じかそれ以上の資金が必要となるため、決して失敗はできません。でも成功すれば、販路拡大や新しいお客様の獲得、ブランド力の強化などのメリットがもたらされ、倒産リスクの回避につながります。

 では、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

店舗展開のメリットは?

①お店の認知度を上げ、商圏を拡大できる​​​​​​
 同じ屋号やブランドで店舗展開をすることで、その地域での認知度を上げ、新規のお客様を獲得することができます。

 1店舗だけだと、どうしても商圏が限定されてしまうもの。2号店、3号店をつくると、現在の商圏の外にいるお客様にもお店を知ってもらえるので、ブランド力の向上が期待できます。

②環境の変化による経営不振に対応できる
 開通した道路にライバル店が続々オープンしたり、新しくできたショッピング施設にお客様を取られてしまったり。お店の周辺の環境は、いつどのように変わるかわかりません。

 店舗展開をしておけば、万が一本店が経営不振に陥ったとしても、2号店、3号店の売上でカバーすることができます。また、ある店舗で人手が足りなければ、別の店舗からヘルプに駆けつけることもできるでしょう。売上不振や人手不足など、経営上のリスクを分散できるのが心強いところです。

③スタッフのキャリアパスが明確になる
 お店がひとつしかないと、役職はアルバイトとパート、そしてオーナーのみという場合が多く、長く勤めてもキャリアアップが見込めないこともあるでしょう。

 店舗展開をすることで、2号店、3号店のマネジメントをおこなう店長が必要になります。スタッフからリーダー、店長へと進むキャリアパスや昇給制度を設定すれば、スタッフのモチベーションも高まります。アルバイトにも社員登用のチャンスがめぐってくるので、やりがいにつながります。

④仕入れ単価が下がる
 同じ食材でも、仕入れる量が少ないより、多いほうが単価が下がります。店舗を増やすことで仕入れの量が多くなると、食材の原価が下がり、利益率を上げることができます。

 それは食材に限らず、文房具や掃除用具などの備品、制服のレンタル料なども同じです。営業を続ける限り継続的に仕入れるものなので、コストカットができるのはありがたいですね。

店舗展開に踏み切るその前に…

 店舗展開に踏み切る前には、次のことを確認しなければなりません。
 タイミングを誤ると、経営が立ち行かなくなり、本店と共倒れになってしまう可能性もあります。

 ①本店は繁盛しているか
 ランチやディナーなどのピーク時に満席であったり、お客様が並んでいる状態であれば、繁盛しているといえます。
 これは、本店の名前が知れ渡っていて、展開先での需要も期待できるということ。2号店、3号店をオープンすれば、「こっちにも〇〇ができたんだ!」と、たくさんのお客様に喜んでもらえるでしょう。

 新しいお店が軌道に乗るまで、多少の不安はあるかもしれません。ですが、本店が繁盛していれば、そちらの利益で支えることができるので安心です。

 ②お店を任せても安心なレベルまで、スタッフが育ったか
 店舗展開をするには、オーナーに負けない経営への熱意と、スキルを持ったスタッフが必要です。オーナーひとりで、複数の店舗の管理をするのは難しいからです。

 教育の行き届いていないスタッフにお店を任せると、2号店でトラブルがあった際、オーナーが対応に追われることになります。その結果、本店の経営が手につかなくなり、営業継続ができなくなるおそれも…。そんな事態を避けるためにも、安心してお店を任せられるスタッフを育ててから、多店舗展開に目を向けましょう。

③店舗展開にかける資金はあるか?

 本店をオープンしたときと同じように、店舗展開をする際にも、数百~数千万円の費用がかかります。
 金融機関から融資の許可が下りれば、手元に資金がある状態でオープンできます。しかし、そうでなければ、今あるお金を削りながらのチャレンジになります。
 本店をオープンしたときの借入金の返済が残っているなら、それも足かせになるでしょう。追加で借り入れをすれば、二重の借金に苦しむことになります。

 追加の融資を受けることはできるのか、2号店、3号店のオープンにかかる経費や借入金の返済が利益を上回らないか、よく考えたうえで決断しましょう。

タイミングを見極めて、新店の準備に着手しよう


 資金繰りが大変になる、スタッフの確保や教育にコストがかかるなど、店舗展開にはデメリットもあります。

 しかし、販路を広げられる、ブランドイメージを強化できる、店舗同士で支え合えるといったメリットを考えると、取り組む価値は十分にあります。

 決断のタイミングを誤らなければ、店舗展開は倒産リスクを回避するためのベストな選択といえます。新店を任せられる心強い人材と、業務のマニュアルを計画的につくっていきましょう。

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開店ポータル編集部
2019/09/11